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涙たちの物語2 『旅の続き』
1 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:20 [ 2t./LLiI ]
涙たちの物語 『旅は終わらない』
http://mst.s1.xrea.com/test/read.cgi?bbs=ff11&key=042463790

前スレ涙たちの物語 『旅は終わらない』
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1048778787

倉庫
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4886/index.html

2 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:21 [ d3kt6c2A ]
乙

2ゲットー

3 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:35 [ JP4q5Fjo ]
3げとー

4 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:36 [ UlTpmwvo ]
4ゲッツ

5 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:52 [ 4pxc.3LQ ]
うはwww5げっとwwwwおkkkkkwwwwwww

6 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 08:53 [ UidmlYUs ]
おつかれ
6げと

7 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 13:19 [ y2XNVPow ]
   | \
   |Д`) ダレモイナイ
   |⊂     オドルナライマノウチ
   |


     ♪  ∩
   ♪   / \  ランタ タン
      ヽ(´Д`;)ノ   ランタ タン
         (  へ)    ランタ ランタ
          く       タン


   ♪    ∩
     ♪  / \   ランタ ランタ
      ヽ(;´Д`)ノ  ランタ タン
         (へ  )    ランタ タンタ
             >    タン

8 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 15:14 [ y2XNVPow ]



http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/red_room1.swf

9 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 15:29 [ y2XNVPow ]
http://jbbs.shitaraba.com/game/2626/

10 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 16:01 [ KlJCotBo ]
>>7
┃∀・)ミタヨ

11 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 16:26 [ y2XNVPow ]
<
<  うがぁぁぁ   み 見られてた ぁぁぁぁっぁあ   age
<
  ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\  /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
          /:|.       | |     /:|   
        /  .:::|     ○ ∨    /  :::|     
        |  ...:::::|    (       /   ::::|     
       i       ̄ ̄⌒゙゙^――/    ::::::::|    
      /_,,___       . _,,,,__,_     :::::::::::\    
      /   ゙^\ヽ..  , /゙   ¨\,.-z   ::::::::::\   
      「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\   
     /i,.      .,ノ .l|  《       ..|´_ilト    ::::::::::\  
    / \___,,,,,_/ .'″  ^=u,,,,_ v/..       :::::::::::::l!  
    |        ●   ̄ ,,、         i し./::::::::.}   
   |  /  ,,____ _,/ ̄ \ \      ノ (  ::::::::::|   
    |  |.. | /└└└└\../\  \    '~ヽ ::::::::::::::}   
    |   .∨.|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|           ::::::::::{   
    |    |.|llllllllllll;/⌒/⌒  〕          :::::::::::}   
     |   |.|lllllllll;   ./ .   . |          ::::::::::[   
     .|   |.|llllll|′  /    . |    .|      :::::::::::|  
     .|   |.|llll|    |     .∧〔   /    :::::::::::::/   
    / }.∧lll    |    ../ /  /   :::::::::::::::::\
   /   /| \┌┌┌┌┌/./ /:::      :::::::::::::::::\
      ( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄ /:::::::::::         ::::::::::\
       ヽー─¬ー〜ー――― :::::::::::::

12 名前: ネビムナイト 投稿日: 2003/05/29(木) 17:37 [ wLjm6JNE ]
  /       l___l   \         ||i
  |      ●  |    |  ●  |         |||i
  |         ヽ  /     |          ||||i
  \         ヽ/     /           ||||i    ガッ
 /               \            |||||i
/                  |            ||||||i
|   /\ /       _    |           |||||||i
ヽ_/   Y      / /   /      ∧   ||||||||i
        ヽ    /__//  ノ       / 丶  ||||||||||i
        ヽ  .(_______ノ ヽ      /  丶||||||||||i
       /   / /    ノ     ノ    丶||||||ii     ↓>>11
      /    / /    /    ノ      ヽ
     /    / /    /    <        >       /\        /"""ヾ
   /   / / /    ノ      \      /::.::.____/:::::::ヽ、      /;:;;:::''' |
 /   / / / |    |    |||||||||iヽ    /::.   ______.:::::::::::::  __ヽ_    |    .|
⊂__/  / /  |   ./  ||||||||||||||||||i\  ./ ::::::::/ __。\_ヽv // 。\   .|     |
       / /   ヽ_/  ||||||||||||||||||||||i ヽ // ̄ ̄√  ___丶  ̄ ̄\|   |     .|
      / /      ||||||||||||||||||||||||||||iヽ  ∨| ::::::::: / /   tーーー|ヽ  .::::: ::|  |     .|
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 三三||||||||||||||||||||||||||||i  ヽ  | .:::::.  ..:   |    |ヽ  ..::::::| /     .|
/          三三|||||||||||||||||||||||i    \ .| :::      | |ヽニ⊃| |   ..::::::|ノ      /
ヽ         三三||||||||||||ii \        | :      | | |:::::T:: | !.  ..::::/      /
 ヽ_____三三||||||iii     \       \:      ト--^^^^^┤   /      /

おちつけ

13 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 18:34 [ CEYqVdo. ]
>>11-12
ワロタ

14 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/05/29(木) 18:54 [ jQ9rDCZs ]
いいように遊び場になってて素敵。

テンプレに追加。
忙しい倉庫管理人に代わって作られてるミラーがあります。

byあぷるる氏
http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

あと、簡単に管理しやすくするように
●名前欄にはわかりやすい名前を付ける(タイトル・作者とか)
●作品名はしっかりつける

ってとこでどうでそう。

みんな、あとはノリで行こうぜ。基本はマターリさ

15 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/29(木) 19:44 [ 15CEKjxU ]
そうそう、
タイトルとか何話目かとか入れといてもらえるとスレ検索するのに助かるのぅ。

うはwwww***の5話どこだよwwwww(つД`)モマー

ってこと良くあるから。俺が。

16 名前: 戦死38才痛風持ち 投稿日: 2003/05/29(木) 19:55 [ TDnH4RLc ]
新スレおめ&乙wwwwwwwwwwww

17 名前: 空に奏でる君の歌14 投稿日: 2003/05/29(木) 23:42 [ i7P3HbkU ]

――さて、と。
男は思案に暮れていた。
今度の『客』どもは思っていた以上に動ける連中だった。
しかし、それが通用するのもここまでだ。
この先に住まう獣人をねじ伏せるのは、自分達の力量からすると荷が重い。
かといって、それらの目を盗んで通り抜けるには、四人という人数は少し多かった。
彼の逆立つ赤い髪が、先程から風にたなびいて揺れている。
いくら考えたところで埒はあかない、か。
男は見えぬ所で息をつくと、おもむろに両手を広げて振り返る。
「――よぅし、お嬢さん方。ここらでお楽しみのお弁当タイムだぁ!」
彼の新しい仲間は無邪気に歓声を上げた。




ブブリム半島。
薄紅い砂を乗せた潮風が、僻地一面に吹きすさんでいる。
奇妙にそそり立つ鉱石の塔を眺めている内、苦い気持ちが記憶の奥から蘇ってきて、
ビアナナは顔をしかめた。
魔法学校時代、ハイクラスに在籍していたビアナナは、この地でテストと称する狩り
をさせられたことがある。
三人一組で倒したモンスターの数を競うのだ。
ビアナナの魔法力は当時から群を抜いており、それにあやかるべく多くの者が彼女と
のパーティを希望した。
悶着の末、その中の二人が僥倖を掴んだが、結果彼らは最低点に甘んじるという屈辱
を味わうこととなる。
――ビアナナは、一匹も敵を倒すことが出来なかったのである。
怖かった。
敵に襲われることではなく、その敵を容易く殺せる自分達の能力が。
点数の為に嬉々として敵を殺すクラスメイトが。
震える足で立ちすくむ彼女を仲間は弱虫となじり、罵声を浴びせる。
そして――裏切り者。
他テストとの総合点で一人だけ成績上位に残った彼女を、クラスメイトはこぞって
そう呼んだ。



「……ビアナナ?」
ひらひらとチリリが手を振って呼びかけている。
我に返り、ビアナナは薄く笑った。
「どしたの、疲れた?」
「平気。それより、どうだった?」
「うん。ビアナナの言ってた通り、あいつら出歩いてもいないみたい。」
ゴブリンは眼がいい。
遠く離れたわずかな影の動きでさえ、奴等は見逃すことがない。
しかしその分、他感覚には若干疎くている。
彼女たちが狙ったのはそこだ。
視界が悪ければ、多少なりともゴブリンの感知をくらますことが出来るかもしれない。
連中に見つからなければ、ここにも厄介な敵はない。

ブブリム半島強行突破。

半ば無謀とも言える作戦だったが、この風と砂塵の中なら活路と化す気がした。






つづく。新スレ立て乙。

18 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 03:43 [ hB2jjZf6 ]
下がりすぎ

age

19 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 09:54 [ 58B7Wbiw ]
がんばって書いてみました。
目汚しだったらすいません。
書き込み失敗したらごめんなさい(;´д⊂)


パルブロ鉱山-------

「ん、何か来そうだよ?」
ヒールをしていたヒュムが片目を開けながら言った。
「むっ、そうか?」
足元にいたタルタルはすくっと立ちあがり、長い耳をぴくぴくさせる。
ミスリル鉱生成機の音にまぎれて足音が聞こえる、それも多数の足音が…。
「まあ、いつのもあれかな」
「さっきもあったよな、頻繁にあるのかここは…」
遠くの音が地鳴りを帯びはじめたころ、ヒュムも立ちあがる。

ドドドド・・・・

予想通りだ。目の前に現れたのはグゥダフという獣人を引き連れた冒険者。
さすがバストゥーク出身のヒュム、彼には慣れたことなんだろう。
「助けるかい?」
「もち」
ヒュムの声に短く答えたタルタルは、体に似合わない剣を抜く。
目前まで迫ったグゥダフ、鉱山の少ない光源に照らされてよけいに不気味さが増している。
血走った目で獲物を追うその姿は誰もが避けて通りたいように思えた。
「ていっ!」
短い掛け声と共に剣を群れの一匹に叩きおろす。
「たすけてっ!」
剣がグゥダフに命中したとほぼ同時、追われていた冒険者が叫んだ。
その声はヒュムに向けられたもので、タルタルには気づいてないようだった。
まあ、そんなもんだよな。と思いつつタルタルは剣を振り続ける。
タルタルの剣技はなかなか慣れたものがったが、普通の戦い方とは少し違った。
相手の攻撃をくらいつつ、相手を叩き続ける戦士の戦い方とは違う。
小さな体を踊らすように攻撃を避け、剣を叩きおろす、我流の戦い方だ。
「つったってないで、たすけないさいよッ!」
お?とばかりにタル戦士は冒険者とヒュムの方を振り返った。
女であることには驚いたが、なんとまあ勝気な。タル戦士はくすっと笑う。
ヒュムは苦笑いしながらハンマーを抜く。
「ってあんた、白なのね!」
抜いたハンマーが鈍い音をたててグゥダフにあたるより早く彼女が言った。
普通は装備を見てわかりそうなのだがと、タル戦士とヒュム白は目を合わせながら苦笑い。
「あんたが、ハンマー抜いたの今はじめて見たぞ」
「まあね」
タル戦士のにやりと笑った顔に、ヒュム白はさらりと答えた。
タル戦士の声でやっと気づいたのか彼女は大声を出す。
「あああああ、しかももう一人いたと思ったら、タル戦士ッ!」
「あ! お、おまえ、今露骨にいやな顔しただろ〜」
「だってあんたタルだし…」
「くぅっ〜」
タル戦士はヒュム白のケアルを受けつつ、言い返せずにげんなり。

20 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 09:55 [ 58B7Wbiw ]
おっと、忘れちゃいけない、交戦中。
3匹目のグゥダフを沈めたタル戦士は、汗と血を拭いつつ次にとりかかった。
遅れて戦いに参加し始めた彼女、ハンマーを振り下ろしつつケアルするヒュム白。
あと2匹、楽な戦いではなかった。
「くそっ」
大きなダメージを受けたタル戦士は、肩口を押さえながら剣を振る。
ヒュム白も疲れて座り込みケアルも期待できない。けっこうピンチだ。
ここで逃げ出せばまたトレインと呼ばれる亀行列を作り出すのは必至。
正直タル戦士ももう剣を振るのだけで精一杯。
「あと、2匹…どうすっかな」
グゥダフにつぶやく、グゥダフはにやりと笑ったように見えた。
自分がタルでなかったら…、いつもピンチの時に思う。
くやしさ、あきらめマイナスの感情がうずまく。
戦闘中のマイナス思考は死につながる、わかってるはずなのに。
剣が鈍る、動きが切れ味を失う。逃げるわけにはいかない。
「ちょっと、しっかりしてよね!」
威勢のいい声と共に光が降り注いだ、ケアルだ。
その声がマイナスの感情を打ち消してくれた。
あらためて、思う、なぜケアルがつかえる?
「おお?お前赤か?」
助けること戦うことに必死になって彼女は戦士だと思い込んでいた。
剣、魔法ともに使いこなす赤魔導士。その可能性を考えていなかった。
見たら彼女も1匹のグゥダフと戦える一人前の赤魔道士だ。
「いいから、前見て戦うのよ!」
「へいへい」
もう一度気合を入れなおし、剣を握りなおす。

「ふあああ」
最後の1匹を倒したタル戦士は剣もしまず地面に大の字になる。
ヒュム白はふぅとため息をつきつつヒールを続けた。
赤の彼女は剣をおさめつつ、ありがとう!と微笑んだ。
「んで、君はこんなところになにをしに?」
ヒュム白がやさしい口調で彼女に聞いた。
彼女は、バストゥークで仲間の「銀の認識票」があったら探してほしいといわれた事。
赤なので一人で最低限のことはできる、仲間のいない自分には失う辛さもわからない。
話を聞いていたたまれなくて早く探してあげたいと、一人でここに来たことを話した。
「そうかそうか」
「大変だったんだね」
どう声をかけていいか判らないタル戦士より、
ヒュム白はいくらかこの手の話に慣れているようだった。
バストゥークで「ミスリル鉱」を取りに行きたいと叫んでいたタル戦士だったが、
つき合ってくれたのはこのヒュム白だけだった…。
なぜ、このヒュム白はこんなにやさしいのだろうか…。
タル戦士の考えは突然の大声でかき消される。
「ああああああ!!」
彼女の視線の先にはタル戦士の愛用している剣があった。
まだ血も拭きとられていない剣の柄には「銀の認識票」が絡み付いている。
「おや」
「最後の1匹が持ってやがったんだな、ほれ」
タル戦士が柄からほどいて彼女に投げ渡す。
彼女は満面の笑みでまた、ありがとうと言った。
気の強い彼女とは思えないような、少女の笑み。
タル戦士は慣れないありがとうという言葉ににやけながら頭をかく。
ヒュム白は満足気に微笑んだ。

「さて!帰るか!」
「あれ?あなたたちの用はいいの?」
「おう!」
タル戦士は、親指でその場にあったミスリル生成機を指した。
「ほら、置いてくぞ!」
「ああん、待ちなさいよ!」
先頭を歩き出したタル戦士に彼女が続く、その後ろをヒュム白が歩き出した。
昼か夜かもわからないパルブロ鉱山。
外に出たときには果たして晴れているのだろうか。

「あ、そうだ。私の名前は…」

21 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 10:08 [ bEfUeu3k ]
おもしろいよ〜

続きが見たいです
あと題名教えて

22 名前: 20です。 投稿日: 2003/05/30(金) 10:25 [ 58B7Wbiw ]
レスありがとうございます('◇')ゞ
あう、タイトルは考えてませんでした。
すいません(;´д⊂)

23 名前: 20です。 投稿日: 2003/05/30(金) 11:15 [ 58B7Wbiw ]
名前考えるのが苦手でしょうがないんで、
名前なしで書いちゃいました(;´д⊂)

もし続き書けそうだったら書きたいので、
タル戦士(男)、ヒュム白(男)、ヒュム赤(女)の
名前募集してもいいでしょうか?(;´д⊂)

タイトル名は「晴れたらいいね」でおねがいしやす('∇')

24 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 11:46 [ 7lfIa9G. ]
>>20

い い タ イ ト ル だ な !

で、名前なんだが、ヒュム赤女が速攻で黒髪ヒュム♀のイメージになった。
Ayameたんみたいに、和名はどうだろう?
もじって、Ayase、とか(゚∀゚)

25 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 12:08 [ je3NDayo ]
漏れもアジアンテイストの名前が好きだけどやっぱり書いてる本人が書いたほうがつけた
ほうがいいと思う

期待してます

26 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 12:23 [ yvXBeqwg ]
>>23
グッジョブ!
面白かった!自分も続きが早く読みたいです。
名前考えるのって、意外と大変ですよね
FFやるとき、子一時間以上はずっと考えてましたよw

27 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 15:56 [ /itLRnhQ ]
>19・20
(o^-')b グッ!

いいよ、こういう話。
でかく、長い話もいいけど、サクッと読める短編もね(^_^)

それから名前は、大変でも自分でつけたほうがいいよ
まあ、「名無しの話」のようにあえて固有名を出さないという、手もある。

次回作を期待して待つ

28 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 16:16 [ SqP82gSQ ]
あげあげ

29 名前: 白狼 投稿日: 2003/05/30(金) 19:20 [ nR0bI0MM ]
>>23
名前募集ってなことなんで今回も考えてみたいと思います。
参考程度に見てくださいな。

タル戦士
1、ウィル 2、テッド 3、ドルアクセア

ヒュム白
1、ジェス 2、フィート 3、アイン

ヒュム赤
1、エレビア 2、シーナ 3、ハヅキ

他の人のレスとかも入れて考えてみました。
あー、あんま気にしないでお好きなようにお付けください。名無しでも面白そうだしね。

30 名前: 白狼 投稿日: 2003/05/30(金) 19:20 [ nR0bI0MM ]

   白狼 −5−


 ゆっくりとガルカは起き上がると、その目をギラギラと輝かせ男を睨みつける。喉元を押さえひとしきり咳き込むと重い声で言った。

「貴様……」
「大事ないな?」

 男はガルカを無視し、シェリルに声をかける。

「は、はい……」
「バストゥーク銃士はいないか?」

 そう言われ、ジェッドは我に返る。人込みの中から脱け出るとシェリルの元へ向かった。

「銃士か?」
「あ、ああ。非公式だが、銃士だ」
「なら後の処理は任せたぞ」

 たまらなく緊張していた。理由は分からない。今まで様々な人と出会ったが、ここまで威圧感のある人間はいなかった。ヒュームでありながらガルカの様だ。

「シェリル、もう大丈夫だ」

 ジェッドがそう声をかけると、シェリルはぺたんとその場に腰を着いた。

「スライ、シェリルを頼む。俺はあのガルカの身柄を確保する」

 その声でスライも我に返ったのだろう。はっとした顔を見せると「分かった」と言いシェリルの介抱にかかる。
 ジェッドは周りの野次馬の方を向くと他の銃士を呼んでくるよう声をかけた。

「さて……」

 身を引き締め集中すると、ジェッドはガルカに近寄った。

「動くなよ? 動けば罪が重くなるだけだ。お前のこれからの処分だが――」

 ガスン! と言う大きな音を立ててジェッドはクラウツ橋の縁まで吹き飛ばされる。ぐぅ、とうめいてジェッドは身をよじった。ガルカの大きな手で払い飛ばされたのだ。意識こそ失いはしなかったが、すぐ動けそうもない。

(しくった……)

 かすむ目にガルカを捉え、そう思った。

「貴様、どう言う意味だ」

 男は肩越しにガルカを見やる。

「何のことだ?」
「ふざけるな!」

 激昂の声が響く。

「それがどうした、だと? 言い分は分かる、だと?」

 落ちた剣を拾い上げる。

「お前に何が分かる!!」

 一瞬にして場の空気が緊張する。しかし、その男は嘆息すると何も感じていない風に言った。

「騒ぐのが好きなヤツだな」
「な……んだと?」
「何かを達さんがために自分が動く。なるほど、いいことだ」

 彼は体をガルカの方に向けると続けた。

「だがそれもやり方を間違えば愚行でしかない。盲目的な行動はやがて自らを滅ぼすだろう」
「貴様……何を……」
「冷静になって今一度己を省みるがいい。時間だ」

 ドン! と辺りに一際大きな音が響く。ガルカは一瞬目を見開くと、声もなくその場にくず折れた。その背後にはシェリルの側にいたはずのスライが立っていた。

「…………ふぅ」

 息をつくと、スライは緊張を解いた。不意打ち、である。

「殺ったのか?」

 男は平然として言った。

「冗談じゃない。気絶してるだけだよ」

 見事なコンビネーションである。

31 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 19:22 [ n1XfQqZk ]
ageeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!

32 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 19:44 [ oMKNUEgs ]
実際のヴァナの内情を若干改造したストーリーの物語を展開したら、
ネタバレだからマズイ・・・ですか?(汗

33 名前: 20です。 投稿日: 2003/05/30(金) 20:20 [ 58B7Wbiw ]
名前ありがとうございました、感謝感激です(;´д⊂)
素敵な名前なんで下の名前使わせていただきます('∇')

タル戦士 ウィル
ヒュム白 フィート
ヒュム赤 ハヅキ

毎回楽しみに読んでます、これからもがんばってください^^

34 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 20:23 [ f3f5gEQ2 ]
>>32
あぷるる氏のうぴた使うよろし(・∀・)

35 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 21:33 [ 9ptZRpDI ]
>>19-20
こういう話好きです。
続きも楽しみに待ってます。

36 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 23:27 [ oMKNUEgs ]
>>34さん
うぴた、って・・・なんですか??(;゚Д゚)

37 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 00:13 [ j4zd/W7c ]
はうwwwwUP板の間違いwwwwwww(つД`)

38 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 00:25 [ oMKNUEgs ]
はぅw では今度は・・・ UP板ってなんでしか・・・(´・ω・`)

39 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 00:40 [ SqP82gSQ ]
age

40 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 01:20 [ /itLRnhQ ]
>32
あのな、>14にアドレス張ってるから行ってみ
いままでの物語たちが、ひしめき合っているから

そこに、各種ファイルをアップロードできるBBSがある。
そのことをUP板というのだよ。

41 名前: 白狼 投稿日: 2003/05/31(土) 02:53 [ nR0bI0MM ]
>>33
おお採用された! 名前考えるの好きなんです。
使ってくれてありがとう。

>>毎回楽しみに読んでます、これからもがんばってください^^

初めて言われた! こちらこそ感謝感激です(;´д⊂)
続き楽しみに待っておりますぞ。

42 名前: 晴れたらいいね  第二話 投稿日: 2003/05/31(土) 13:17 [ 58B7Wbiw ]

第二話 「大羊パニック!」

オーディン風が吹き抜ける。コンシュタット高地のド真ん中。
この風が風車を回し続け、おいしい小麦粉ができるのだと聞いた。
突然、前をりっくりっくと歩いていたタル戦士が立ち止まる。
「なあ、おまえらいつまでついてくんの?」
それにつられて後ろの二人も立ち止まり顔を見合わせた。
なんでだろうっと疑問の表情を浮かべ理由を探しているよう。
「あたしの行きたいほうにウィルが行くの!
あたしもサンドリアなのよねドラゴンが!
 それにアクスプレゼントしたじゃないのよお礼に!」
理由になっていないような理由だが、タル戦士のウィルはうっと言葉につまる。
確かにウィルの腰にはおもちゃのようなアクスがぶら下がっていた。
「まあまあ、人数は多いほうが楽しいよ。さあ、日が暮れる前にここを抜けよう」
ヒュム白のフィートも突進型のウィルの事が気にかかり、ついてきた事は口にしない。
「ぉぅ」
とげんなりな一言、一路セルビナに向けまたりっくりっくと歩き出した。
しぶしぶOKがでて足取り軽いのは、ヒュム赤のハヅキだったのかもしれない。
ウィルはなんでこうなったのか思い出してみる。


パルブロ鉱山事件から2日間。ウィルはバストゥークを観光していた。
無事にバストゥークでのミッションを終えホクホク顔のウィル。
フィートは多少の縁もあって、観光案内役を買ってでたのである。

港区、商業区、鉱山区、大工房。
ウィルはバスは初めてだったので、どこを見ても声を上げるほどだ。
タルの特権なんだろうか、何をやっても微笑ましく見えるのは。
暇なのかハヅキも一緒にバストゥークを案内してくれた。
しかし彼女が教えてくれるのは、なぜか物か金がらみな事。
バスを知るためにスタンプラリーやら、ツルェーン鉱山で煤を集めてみたり。
小銭稼ぎなんかもついでにやったり。それなりに旅の資金もできるってもんだ。

商業区競売所前でオークション品を見ている時に、ハヅキが言った。
「やっぱ戦士にはアクスよね〜」
「そーかな、重そうじゃね?」
「見た目も重要よ、強そうじゃない!?」
「うむぅ、金ないしな」
「じゃあ、鉱山でのお礼にあたしからプレゼント!!!」
「いーよ、自分のもん買えよ〜」
「ふふ、実はね、400Gお礼にもらったのよ、銀の認識票渡したら!」
「おわ!」
片手剣よりずしりと重い片手斧を、両手で受け取る。
ウィルも余分な金は持ち合わせてないので、飛び跳ねて喜んだ。
いやね。タルタルなだけにほんとに飛び跳ねて喜んでいるんだけど。
一気に噴水まで駆け抜け、アクスの手触りを確かめる。
ウィンダスから片手剣一本で旅をしてきたのだ。
「ありがとうな!一生忘れないぜ!!」
「でもタルじゃあね…」
アクスをぶんぶん振り回している嬉しそうなウィルを、
まわりのみんなは「斧に振り回されるタルタル」と思ったに違いない。
「よし!これで次の目的地にいけるな!」
目を輝かせ、斧を高く掲げた姿ののままでタルは言った。
「聞いた話によると次はサンドリアかい?」
二人の行動を見守っていたフィートが口を挟む。
「おう、もうちとがんばってドラゴン倒すぜ!」
その時の彼女の表情に誰も気づいてはいなかった。
彼女にとってははじめてのPTだったのだ。
あの時のほんの些細な即席PTですらも。
ハヅキは頭の中で所持金と旅の費用計算を始めていた。

43 名前: 晴れたらいいね  第二話 投稿日: 2003/05/31(土) 13:18 [ 58B7Wbiw ]


「今日はこのあたりで休もうか」
「お、おう」
フィートのその一言にウィルは我に帰る。
何度か話しかけられたが、うわの空の返事でここまできた。
ここは、もう少しでバルクルム砂丘というところ。
「さって準備準備〜♪」
何がそんなに楽しいのか、ハヅキは鼻歌を歌いながら準備している。
一緒に来てよかったなとばかりにウィルとフィートは顔を見合わせた。
「薪たんねーよな、ちと拾ってくる」
キャンプの周りを薪を拾いながら歩きだすウィル。
カチンカチンと火打石を打ち鳴らすフィート。
「ねね〜、あたしのファイアのほうが早いよ〜」
「うん、じゃあ、お願いしようかな」
「おっけー」
少し離れた位置でハヅキは目をつぶった。
それを見ていたフィートは顔を曇らせ薪の束から離れる。

「ん?やな予感だな、おい」
と、薪を拾いながら、振り向いたウィルの一言。
「せーの!ふぁいあああああ!」
「ぎゃあああ、あぢいいいい!!」
予感的中、いきなり火の玉が飛んできた。
はじけ飛ぶ炎と薪とウィル、ハズキの精霊魔法あぶない…。
ニコニコと笑ってその様子を見てるフィートだが、
ケアルしようともしてないぞ。
「ハズキ!水っ!水ぅ!」
「きゃああ!うぉたあああああ!!」
ハズキのウオータは遥か遠くで水音を立てる。
「ちがうって、ばかこっちだって!」
フィートの蒸留水のおかげでようやく消し止められた。
「そんなとこいるからいけなんだからね、あたしのせいじゃないよ!」
「うぉい、逆ギレかい、被害者俺なのによぉ!」
ちじれた髪の毛に気を使いながら泣きそうなウィル。
「ハズキ精霊魔法禁止!!お前のは危ないーッ!!」
「ひっどーぃ!」
「う〜ん、そうだね。戦闘中後ろから仲間に攻撃されるのはいやだよ」
「あう、ごめんなさい」
「気にすんなって、でも、精霊魔法は禁止な…」
最後の「あぶねーからな」は聞き取れない声になっていた。
水に濡れて使い物にならなそうな薪をウィルはがっくりと眺める。
薪をまた拾いにしょんぼりと歩きはじめた。
「でも、焚き火は必要でしょ?」
「ああ、僕火打石もって…」

「ぐぁあああああああおおおん」

突然中断された会話。突然地鳴りと空気を振るわす怒りの泣き声が。
各自自分の荷物を抱え、ウィルは斧を抜いた。
緊張感ただよう中、迫りくる巨大な丘。大羊だ!
「てか、無理、逃げ!!」
振り返った後ろにはちょっと前に走り出した、二人の姿。
斧を腰に引っ掛け、踵を返し二人を追うように走り出す。
「てか、マジかよ!おい!おまえら鬼っ!」
「はやくはやく〜♪」
なんとも間の抜けたハヅキの声が聞こえた。
くそぅと走るスピードをあげる。
気配を感じて横を見上げるとエルヴァーン。
「あー、ごめんなさいね。私追いかけられ中なの」
ばびゅーんと走り去る後姿、とんずらだ。
「ず、ずるいぞおおおおお!」
揺れる大地振動にウィルの声はかき消された。
「ぐぁあああああああおおおん」
「タルタルパワー全開〜!」

44 名前: 晴れたらいいね  第二話 投稿日: 2003/05/31(土) 13:19 [ 58B7Wbiw ]


「ぜぇぜぇ…」
「やああ、すごかったね。はい、水だよ」
フィートは水を渡すと、ウィルは腕だけ動かして水を受け取る。
その手はうなだれて水を持ったまま地面に落ちた。
汗に砂丘の砂が張り付いて、見ていてかわいそう。
「ああん、大羊行っちゃったよぉ〜」
残念そうにハヅキはもう遠くにいる大羊を見ていた。
「あのぉ、すいませんでした、巻き込んでしまいまして」
少し離れたところから、歩み寄るエルヴァーンの姿。
背と首が長い種族のエルヴァーンは大目でも目立つ。
フィートでも普段なら見上げるところに顔のあるエルヴァーンは、
申し訳なさげにからだを折っている。
「いや、こっちは大丈夫でした。貴方も無事でなによりです」
「・・・・」
無言で無事じゃないぞとばかりにウィル。
無言の訴えを、苦笑いでかわすフィート。

見ると彼女はシーフのようだ。
「なんな時間にあんなところを歩くのは危ないですよ?」
フィートは諭すように言うと、彼女はわっと泣き崩れた。
あまりの急な出来事にウィルはハッっと起き上がる。
嗚咽を漏らし、ところどころで大泣きながら話す。
バスのドラゴン退治に行って勝ち、勝利を分かち会う面々。
互いの功績を褒め称え、その輪の中に加われなかった彼女。
朝起きると皆はサンドへ向け旅立ってしまい、
慌てて皆を追いかけたが追いつけていないとの事。
「私、私、みんなの役に立ちたくてシーフになったのに、ぐすんぐすん」
まあ、気づかずに大羊に追われて逃げていたぐらいだから、
よっぽど間が抜けてるんだろうな。とフィートが思ったのはここだけの秘密。
「かわいそうにね〜」
彼女の頭をナデナデしながらハヅキは言った。
やさしさに触れてさらに泣き出した、彼女。
こういうのにやっぱり慣れていないウィルは、
あわわわと3人の周りをぐるぐる回っていた。

「大丈夫、うちのリーダー優しいから、サンドまで連れてってもらえるよ」
ピタリと止まり自分の方を指差しながら、俺?とつぶやいた。
泣くのをやめウィルの方を見る、エルシーフ。
「う、断れねーじゃねーか…」
ウィルは、1度コクリとうなずいた。
「まあ、なんだな人数は多いほうがたのしーよな、な?」
「んだね〜」
「やった〜♪」
「あ、ありがとうございます」
少々ウィルのやっつけ気味なところもあるが、
旅は道ずれ、世は情けって言葉もどっかの国にはあるだろう。


その夜は、大羊に追われたからなのか皆なかなか寝つけなくて、
笑い声と焚き火の明かりがいつまでも灯っていた。
エルシーフの失敗話はホントにシーフなのか疑いたくなるものばかり。
間の抜けた彼女のがんばりはいつか報われるのでしょうか。
どこまでも続く砂丘と満天の星空、明日も晴れるといいね。

45 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 13:28 [ 58B7Wbiw ]
お名前いただいてありがとうございました。
ID:RibLLb8Uさん、白狼の作者さん(;´д⊂)

ホントは短編のつもりで書た話だったんですが、
なんとなくタル戦士が面白いキャラだったので、
続きを書きたい!と思いました。

この小説に出てくる、みんなは23〜25ぐらいの設定です。
なかなか、レベルでお話し考えるのってむずかしてですね(´Д`;)
そこらへんは見逃してやってくださいまし^^;
あと、サポートジョブはなんとなくお話を壊してしまいそうなので、
ないものとして読んでいただけると嬉しいです^^

このお話は5か6話完結なのでそれまでお付き合いしてくださいね。
(5話で終わらしたいのですが、最終話がちと長くなりそうです)

46 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 14:02 [ Gjsk6cug ]
俺も雄羊に散々追い掛けられたな〜。

ところで
>>「なんな時間にあんなところを歩くのは危ないですよ?」
「なんな」って・・・
>>「あんな時間に・・・」の間違いですな。
いや、どうでもいいんだけどね。本当に。

47 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 14:51 [ 58B7Wbiw ]
実は誤字多いです・・・・(´Д`;)

一話目の たすけないさいよッ」は 助けなさいよ!」
二話目の 怒りの泣き声が は 怒りの鳴き声 (昂吠とでも脳内変換していただけたら^^;)
二話目の「なんな時間に は「あんな時間

すいません、もっとがんばりますね(;´д⊂)

48 名前: 戦死38才痛風持ち 投稿日: 2003/05/31(土) 20:11 [ q6jP8QDk ]
深夜に向けて神降臨期待age

49 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/31(土) 20:45 [ by/Mjmz2 ]
週末は以外に少ないsage

50 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 01:20 [ TGG9h6wA ]
それでも期待するからage

51 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 09:48 [ hEirLUos ]
前スレ末期の影響で作家さんが書き込み控えをしないことを心の底から願う。

52 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/01(日) 13:32 [ 5Po8p.qM ]
はい、白き〜の16話を保管庫にUPしました。
リンクは以下の通りでござい。

http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

今回からUPの手間を減らそうとHTML形式になっております。
作品を発表したいけど長すぎ!とかここにUPするのは勇気がいるなあ・・という
そこのあなた!
上記サイトの画像UP掲示板を利用しましょう。大事なのは始めの一歩かと。

ところでトリップってつけたほうがいいの?

53 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/01(日) 13:39 [ 5Po8p.qM ]
あ、作品に出てくる距離の単位、自分なりに解釈して書いてるのは以下の通りです。
参考にどうぞ。

1イルム>約2.54cm (インチと同じと思われ) 1イルム>0.02778ヤルム
1ヤルム>約0.9144m(ヤードと同じと思われ) 1ヤルム>0.00057マルム
1マルム>約1.6km (マイルと同じと思われ)

おまけ 重さ
1ポンズ>約0.45kg 正確には453.5924g (これはポンドと同じかな)

トリヴューンとかゲーム内の内容を参考に、これでやってます。
以上ヨタ話でした。

54 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 15:46 [ l9oZv0s2 ]
白きキターーーーーー!!
誰も上げないからおじさんあげちゃうぞ〜♪

相変わらずいい話で… (つД`)
執筆ガンガッテ下さい(`・ω・´)

55 名前: 戦死38才痛風持ち 投稿日: 2003/06/01(日) 19:05 [ q6jP8QDk ]
>>52
毎回楽しませてもらってまつ。

ジェイク燃え!!!!!!!!

56 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 21:59 [ XaaVAFD6 ]
アゲアゲ

57 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 22:16 [ s1jqfTtQ ]
燃えも萌えもある白き探求者、応援してます。
毎回、鳥肌&涙流して見てます。
次がどうなるのか、楽しみすぎて死にそうなくらい好きです。。

58 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/01(日) 22:27 [ ghqdbZSE ]
あぷるるたんの所落ちてないか?

59 名前: ジョン万事朗 投稿日: 2003/06/01(日) 22:47 [ XyPJnUik ]
ヴァナディール劣等地獄巡り〜死に急ぐ種族達〜

一応、頭の中にボヤ〜っと上がってる物です。
忘れないうちに主要メンバー?と、思しき者達の設定のっけと来ます。
キャラ引き立て、こうしたらいいんじゃないの?等、アドヴァイスありましたらよろしくお願いします。

本名 ガル山 三田勇
種族 ガルカ

通称、転生会初代会長補佐。
『勝負せい!勝負!!やれ!やりageちゃれぃ!』
絵留牝組から末好流結社に転生した転生会の初代会長補佐を務めた後、引退同様の身に。
Zeid率いる、転生会の内乱に乗じて腹心の原口(ヒュムF4金髪)、早川(ヒュムF4金髪)
らと陰謀を巡らすのだった。


本名 野中 勝治
種族 ヒュム(黒髪F7)

通称、寝バザ連盟関税緩和会若頭。死神の髭。
ジュノの裏側ではその名を轟かせる、かなりのやり手。暗黒会若頭。
長い間、転生会に世話になりつつも内乱紛争時に独立。ガル山の手助けもあり急成長を遂げる。
週末前夜の真夜中、冒険者が集まる前に競買にてブツを取引中に襲撃に合い、命を落とす。
そんな中、天昌堂の不穏な動きを察知したガル山は単身ジュノへ乗り込むのだった。
「ワシの刀はこのチャカじゃい!ブチ込んだれぃ!ブチ込んだれぃ!!


本名 樽島 京治
種族 タルタル

通称、魔道典麗会会長。ハメ殺しの●次郎。
「頭使えや!アタマァ!オンドレについとるんは只のスイカかい!!」
ウィンダス建国時から続く、古株そろいの党。若かりし頃のAjido-が所属していた。
との、噂も在る。幹部はミスラ族が多いせいか、盗賊団との密接な関係も強く、
遠方の国からも大量の武器、弾薬を密輸し、日夜 他、二国への抗争準備も進めている。
昔、樽島を踏んづけてしまったガルの吹っ飛ばした右足の燻製が会長室に飾ってあることは有名である

60 名前: あぷるる 投稿日: 2003/06/02(月) 07:31 [ bjuQST66 ]
>>58
落ちてはいなかったけど鯖全体が重かった模様。

61 名前: 晴れたらいいね 第三話 投稿日: 2003/06/02(月) 13:28 [ 58B7Wbiw ]
第三話「ささやかな休息」

容赦なく降り注ぐ太陽は砂からも照り返される。
どこまでも続く砂丘、そして青い海。
ここはバルクルム砂丘の東海岸。
海は見慣れていることが多いが、ここは格別だ。
砂丘の暑さを越えた冒険者だからこそ、
涼しい潮風を感じられる場所。
風が頬をやさしく通り抜けていく。
「おお、海だな」
砂丘まではすっかりバテていたウィルがうずうずと呟く。
彼の出身は漁が盛んなウィンダス。
小さいころから海で泳いだり、サルタバルタで遊んでいたのだろう。
「遊んでいこうか?」
体が左右に揺れているウィルを見てフィートが提案する。
もうどっちがPTリーダーなんだかわからなくなってきた。
まあ、はじめからPTリーダーに向いているのはフィートなのだが。
「お、まじ?夕食には事欠かないぜ!俺が魚捕まえてきてやるよ」
言い終わらぬうちにウィルは鎧を脱ぎ捨て海へと駆け出しす。
「よっぽど、好きなんだな、海…」
「そーね、お子様だわねぇ」
砂丘の暑さにバテ気味のハヅキが、ややげんなりと答えた。
「ハヅキさああん、あそこにちょうど休める難破船がありますよ〜」
ちょっと離れた位置から、エルシーフが手を振っている。
浜辺のちょうど端辺りに壊れた難破船が転がっていた。
「ちょうどいいわね、あれ」
フラフラと難破船を目指すハヅキ。
フィートはウィルの抜け殻を拾い集めながらハヅキを追う。


冒険の間のささやかな休息の時。
「なああ、ヤシガニ、ヤシガニ」
自分と同じぐらいのヤシガニをずるずると引きずる。
逃げるカニを追いかけては引きずってもとの場所へ戻し、
パッと離しては逃げるを繰り返してはしゃいでいる。
「ウィルさんそれ、楽しいですか?」
そう言いながらもエルシーフはウィルついてまわる。
「おお、やってみろよ〜」
ウィルはヤシガニをパッ離なす。
それを追いかけて捕まえる。
「あははは、意外に面白いですね!」
彼女はサクッとヤシガニを持ち上げた。
「おお、さすが女でもエルだ、力持ちだな!」
にこにことウィルは上機嫌の褒め言葉だが、
彼女にしてみれば内心複雑な言葉だ。
まあ、ウィルには感じ取れるわけもない。
「なあなあ、おまえらもこっちこいよ〜」
すっかりくつろぎタイムのハヅキとフィート。
「フィートさんもハヅキさんもお昼寝タイムですね」
「ちぇ、夜眠れないぞ、あいつら」
ここらへんの発言がやっぱりお子様の証拠なのだが。
気持ちよさそうに眠る二人に気を取られてしまッたエルシーフ。
今だ!とばかりにヤシガニがエルシーフの腕から逃れる。
「あいたっ」
ヤシガニが勢いよく暴れたので手を怪我したらしい。
「おいおい、大丈夫か?ホントどんくさいなぁ」
頭を掻きながら、ウィルが言う。
「うっ、うっ」
今一番ナーヴァスになっている彼女。
やば!と思い彼女見る。時すでに遅し目は涙でいっぱい。
「ああああ、わるい、わるい、ほんとごめん、だから泣くな、な?」
さすがにニブいウィルでも、必死に謝りを入れる。
彼にしてみれば思ったままを言ったので悪気はない、
それでも女の子を泣かしてしまえば、万国共通であやまるのだ。
「ごめんて、ほら、んと、あっと、えっとな、あ!ヤシガニ」
話を必死に逸らそうとするウィル。
さっきのヤシガニをずりずりと引きづる。
それを見た彼女は涙を目にためたまま笑った。
一生懸命なウィルが滑稽に見えて面白かった。
無意識のうちに彼女は流れ出る血を見つめる。
「あ、そうか、痛いよな、ちと待ってろ」
思い出したかのように難破船へと走りです。
彼を見送りながら、彼女は思い出す。
今まで一緒に旅をしていたPTならこんな風に扱われる事はなかった。
自分が失敗すれば戦闘の終わったあとも声をかけられないぐらいの空気。
私ってこんなに泣き虫だったのか。
今まで涙さえ見せたことなかった。
涙を見せれば負け、弱さだって隠し通す。
嬉しいと思ったのは数えるほどしかなかった。
浜辺に座り込みひざを抱きかかえる。

62 名前: 晴れたらいいね 第三話 投稿日: 2003/06/02(月) 13:29 [ 58B7Wbiw ]
「おお、あったぞ!」
ちょこちょこっとかけよってきた彼の手にはポーション。
まあ、この程度ならすぐ治ると思うけどな、と笑った。
無言の時間、潮風が心地よく目を閉じる。
ちょこんとウィルが横に座って、なんだか落ち着かない様子。
砂を持ち上げてみたり、落としてみたり。
こっちを見ては目を逸らしてみたり。
「あのな。まだ、会ったばっかでなんだけどさ…」
彼女は脈力のない言葉にウィルを見た。
「話してすっとするなら話してみろよな。だめっぽいなら、ん〜、そうだな、走るか?」
なんで走るがでてくるのか、まあ彼らしいと言えば彼らしい。
彼が気を使ってくれているのはわかるが、うまく話が切り出せない。
先に口火を切ったのはウィル。
「俺さ、タル戦士なわけよ。なかなか弱いじゃん。
 んでもって、戦術なんて教えてもらえない。
 PTにだって誘われないわけさ」
彼女は顔をあげる。
「んで、ほとんどソロだ。今だって戦い方なんて知らない」
今も彼は自分で一番いいと思った戦い方してるだけだ。
「ただな、目標はある。」
力もない戦士だけど、誰よりも強くないたいわけじゃない。
彼は黒い鼻の先を掻きながら、話を続ける。
「ほんの一握り、自分の大切な人たちを守りたい。
 守られる側なんて、もうごめんだ。
 自分が守る側にいたいだけだ」
強く握り締めた手は、彼の決意。

私はなんのために冒険者になったのか。
私は人の役に立ちたかったのに。
「ねぇ、ウィルさん…」
「おう。やっと機嫌直った?」
「守りたい人はいるの?」
ん?とばかりに困った顔をするウィル。
「両親は死んじまったし、兄貴はどっか行ったまま帰ってこないしな」
私は間が抜けている、なんでそんなことを聞いてしまったのか。
自分が嫌になる、なんでこんな自分なんだろう。
「てか、俺より暗い表情すんなよな。俺は平気だからな」
「すいません」
ぽんぽんとウィルに腰を叩かれた。
ウィルにしてみれば、肩を叩きたかったわけだが。
「私は人の役にたちたかったんです。」
ウィルを向き直り、彼女は言う。
目にはまた涙をうかべている。
「うん」
ウィルは短く答えた。
「がんばったんだけど、がんばってたんだけど…」
うん、再び相槌を打つウィル。
「私仲間に認められてもらえなかったみたい…」
彼女は視線を落とした。そして、話し続ける。
みんなに置いて行かれそうな気がして焦っていた日々。
役立ちたいと思って、できないことをやって失敗。
みんなのおかげでどうにか切り抜けるが、
そんな失敗も何回も重なれば気持ちは離れる。
自己嫌悪とPTメンバーとのすれ違い。
「なんでそうなったのか自分でわかるのか?」
話を黙って聞いていた、ウィルの言葉。
「はい、なんとなくわかります」
「じゃあ、大丈夫だ、おまえならきっと大丈夫だ」
解ってるんなら、大丈夫。
その先に進むのに足りないのは気持ちだけ。
何度もくじけそうになったウィルには感じ取れる。
「え?」
ウィルは目線を合わせようとはしなかった。
「俺は俺、お前はお前なんだから。自分のできる事をすればいい、だろ?
 どんなジョブでも同じさ。俺なんかタルなのに戦士だぜ!な、笑えるだろ?
 一人じゃないんだからできることをやる、できないことはハッキリ言え、な?
 お前ができないことをちゃんと言えば、周りの人間がフォローする。
 そんなの冒険じゃなくったって同じだろ?
 今だって即席なんだけど、PT組んでるんだからな。
 お前のできないことは俺らがフォローするさ。」
「は、はい。すいません」
「すいませんじゃない。感謝のときはありがとう、謝るときはごめんなさいだろ?」
ウィルは笑う。ああ、彼はこういう人なんだと彼女は思う。
タル戦士の道を歩んだからにはつらい事がたくさんあったはず。
それでもめげずにここまできたのは、彼の強い意思なんだと。
「ありがとう」
彼女は改めて言葉を言い直した。
ウィルは幼く見える顔を満足気ににんまりさせる。
言われ慣れていない「ありがとう」に耳までが真っ赤だ。
「そうだ、ちと待ってろ、な?」
照れ隠しかどうかはわからないがウィルがまた走り出す。
静かな海岸で、あたりに響く波音に耳を傾けた。
彼女はスッキリした胸をなでおろし、太陽を見上げる。
眩しく照りつける太陽、空は果てしなく青かった。

63 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 13:40 [ 58B7Wbiw ]
ぐあ、エルシーフの名前も募集しようと思っていたんですが、
すっかり忘れてエルシーフのまま掲載しちゃいました(;´д⊂)
せっかく話に出てくるんだから名前ぐらいつけてあげたい^^
FFの中のキャラクターもこの話に出てくるキャラも
やっぱりその時だけは生きてるので(生きてると言うかなんといか^^;

64 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 17:56 [ a0KD3/ls ]
エルシーフか・・・ミストなんてのはどうだろう。
ミスト=霧

65 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 18:59 [ 5N4wLZI6 ]
FinalFantasyUnlimitedの敵ですか?>ミスト

66 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 20:25 [ 1jFo2VXQ ]
あげないとなくなっちゃう??(;゚Д゚)

67 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 20:52 [ H.tfB/MM ]
こちらでは始めまして。ちと長いですがお話はらせてもらいます。

あの空へ跳ぶために

序

……その時のことは、あまり憶えていない。疲労と空腹、そして何より、大きな喪失感が私の思考を鈍らせていたのだろう。

 あの日、小雨の中、ジュノに辿り着いた。

途切れ途切れの記憶。私を詰る戦友の声。私を叱りつける笛の音。私の腕の中で、冷たくなっていく。

 目の前に赤魔道士のアーティファクトが見えた。緩慢な動作で視線をそらす。今、彼女にだけは会いたくなかった。
自分の弱さを見せ付けられるから。その優しさに甘えてしまうから。


 守ってくれた人。
「君のこと、幸せにしてみせるから」
私が弱かったから、足手まといになった。

 守りたかった人。
「―――ぐらい、かっこ、つけさせろよ……。お前が、死んだら―――」
強くなった、そう思ってた。思い込んでた。

この手に残る感触。
「―――でいい。私にはこんな道しかえらべ―――」
力を求めた。そして、大切なものを失った。


 彼女は私を抱きとめてくれた。知らず知らず漏れる嗚咽と、繰り返される謝罪の言葉。

「もう、いいから」

 やさしく囁きかけられて、心の枷が外れたのだろうか。

「わかってたはずなのに……。傷つくことの痛みを、わかってたはずなのに……!!私は、私はまた繰り返して……!!」

 雨に濡れ、湿った髪を優しく撫でてくれた。

「今は、休もう。あなたは、いつだって、立ち直ってきたじゃない。……大丈夫。また、歩けるように―――」

68 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 20:52 [ H.tfB/MM ]
こちらでは始めまして。ちと長いですがお話はらせてもらいます。

あの空へ跳ぶために

序

……その時のことは、あまり憶えていない。疲労と空腹、そして何より、大きな喪失感が私の思考を鈍らせていたのだろう。

 あの日、小雨の中、ジュノに辿り着いた。

途切れ途切れの記憶。私を詰る戦友の声。私を叱りつける笛の音。私の腕の中で、冷たくなっていく。

 目の前に赤魔道士のアーティファクトが見えた。緩慢な動作で視線をそらす。今、彼女にだけは会いたくなかった。
自分の弱さを見せ付けられるから。その優しさに甘えてしまうから。


 守ってくれた人。
「君のこと、幸せにしてみせるから」
私が弱かったから、足手まといになった。

 守りたかった人。
「―――ぐらい、かっこ、つけさせろよ……。お前が、死んだら―――」
強くなった、そう思ってた。思い込んでた。

この手に残る感触。
「―――でいい。私にはこんな道しかえらべ―――」
力を求めた。そして、大切なものを失った。


 彼女は私を抱きとめてくれた。知らず知らず漏れる嗚咽と、繰り返される謝罪の言葉。

「もう、いいから」

 やさしく囁きかけられて、心の枷が外れたのだろうか。

「わかってたはずなのに……。傷つくことの痛みを、わかってたはずなのに……!!私は、私はまた繰り返して……!!」

 雨に濡れ、湿った髪を優しく撫でてくれた。

「今は、休もう。あなたは、いつだって、立ち直ってきたじゃない。……大丈夫。また、歩けるように―――」

69 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:06 [ H.tfB/MM ]
みすった・・・申し訳ない(--;)

第一話 季節外れの雪の中で1

「だから、どうしてお前は何も考えずに依頼を受けて来るんだよ!!」
「す、すまない……。だけど、放っておけなかっただろ?」
「無理なもんは無理だろうが。夏のバタリアに雪なんぞ降るかよ」

 ジュノ下層。世界の物流の中心地と言っても過言ではない場所。
混雑する競売前を抜け、商工会議所へと向かう二人組がいた。
 一人はヒューム。バストゥークの官給品である鋼鉄銃士隊の制服に身を包み、その背に両手棍を背負っている。
無造作に伸ばされたこげ茶色の髪、強い意志を宿した瞳。
魔法に長けたタルタル族ならば、彼に秘められた魔力を感じることができるだろう。
いまだ少年の域を出ていないようだ。
 一人はエルヴァーン。ヒュームとは対照的にサンドリア王国従士の鎖帷子を着込んでいる。
重装備であるのにそれを感じさせない動き。エルヴァーン族の中では背が低い方だろうか。
こちらもあまり手入れしていないのだろう、白銀に光るボサボサの髪、優しげな瞳。
その背には騎士の証とも言える大きな盾がある。
年はヒュームの少年と同じぐらいだろうか。

 依頼を共にこなしてくれる冒険者を探して、彼ら二人は商工会議所に向かっていた。
冒険者の多いジュノでは、同じ目的の冒険者を集めるのに商工会議所発行の求人情報が利用されている。
手続きが終わると、ル・ルデの庭、上層、下層、港それぞれに設置された掲示板に
目的、報酬の有無、募集する人員、職業、連絡先、集合場所等が書き込まれる。
後はこれを見た冒険者達が自ら交渉するわけだ。利用手数料は一件につき10ギルほど。
日に何百件という求人がなされるため、競売所の手数料、バザーへの関税と並び大公国の安定した収入の一つとなっている。

 獣人討伐隊の募集、ガルレージュ要塞の探索、マウラへ行く隊商の護衛、ロランベリー耕地での修行……。
まさに冒険者にうってつけの仕事が並ぶ中、また一つの求人情報が掲示板に書き込まれていく。
 
件名:バタリア丘陵での薬草探索。報酬:後払い6000ギル(人数割り)。
雪が降ったときにだけ手に入る薬草を探しに行きます。
明日午前9時出発予定。集合場所上層ガイドストーン。
拘束期間3日。連絡はバストゥーク所属のレッセまで。
 
 絶対、誰も来ない。書き込まれた内容を確認し、レッセはそう確信した。
冬でさえ滅多に降らない雪が、夏のバタリアに降るわけがない。
さらに報酬は後払い。実際には3日間拘束されるだけだ。
隣にいるエルヴァーンも同じように感じているのだろう。申し訳なさそうにうつむいている。
「ごめん、レッセ……。誰も来なかったら僕一人で探しに行くから……」
「ハイン、俺はいつから薄情な男になったんだ?……誰も来なくても行くよ」
 レッセはおさまりの悪い髪を片手でかき乱しながら、食料品店に向けて歩き出した。
 世間知らずでお人好しの騎士というのは始末に悪い。妙な使命感だけで依頼を受けてくるもんだから……。

70 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:08 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で2

「ねぇ、これなんてどう?」
「にゃ?……こんな依頼なんてダメにゃ。夏に雪は降らないにゃ。働き損のくたびれもうけにゃ」
「でも、雪の日にしか手に入らない薬草が必要ってことは、それだけ重病の人がいるってことでしょ?
白魔道士として見過ごすことなんてできないよ」
「……言い出したら聞かないからにゃぁ。まぁ、たまには人助けもいいかにゃ……」

「ふむ、これはどうだ?血生臭い戦闘もなさそうだ。特に危険な場所に行くわけでもなし。
今の貴方には向いてると思う。……まあ、報酬は無いものと考えるべきだろうが」
「……任せるわ」
「そうか、では連絡をいれておこう」

「おはよう、レッセ。相変わらず寝起きは機嫌悪そうだね」
「いつものことだろ」
 旅の準備を終えたエルヴァーンの騎士はレッセが起きるのを律儀に待っていたらしい。
微笑みながら挨拶してくるハインに憎まれ口を返すと、レッセは集合場所に向かって歩き始めた。
「天気予報聞いてきたよ。雪が降る確率なんてまったくないらしいけど……」
「だろうな。まあ、やるだけやってみよう。どこぞの暇人が四人ほど待ってるはずだからな」
「四人も!?」
「ああ。まったく、あんな依頼を受けるやつがいたとはね……」
 横目にもハインが驚いているのが分かる。レッセ自身、冷やかしかと思ったほどなのだから。

71 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:12 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で3

ガイドストーンには二人の人物が待っていた。
一人はタルタル。帽子を目深に被り、ローブを着込んでいる。
ガイドストーンの傍らに座り込み、タルタル用に作られたワンドの手入れをしているようだ。
魔道士としての実力はレッセと同じぐらいだろうか。近づいてくるレッセとハインに気が付いたのだろう。
傍らの女性を促し、こちらに向かってきた。
薄茶色の髪は頭の後ろで一つに束ねられている。町行く人の半数以上が振り返るであろう美しさ。
本来ならばかわいらしさと表現するべきなのだろうが、憂いを帯びた瞳が彼女の持つ雰囲気を硬くしている。
また、鉄製のスケイルメイルを身につけていることも、雰囲気を硬くしている要因の一つだろう。
腰には片手剣、背にはレッセの物とは形状の違う両手棍。隙の見えない佇まいは、まるで歴戦の戦士のようだ。
タルタルは丁寧にお辞儀をすると、彼ら特有のつぶらな瞳でレッセを見上げた。
「貴方がバストゥーク所属のレッセ殿か?」
「……ああ」
「昨日連絡を入れたウィンダス所属のイル・キオル。黒魔道士だ。よろしく頼む」
「黒魔道士のレッセだ。よろしく。隣で呆けているのは相棒のハイン。
間抜けた面しているが、これでもある名家の三男坊。ナイトという無駄な正義感の塊をやってる」
 呆然と女性に見とれていたハインは、レッセとイル・キオルの視線を浴びて、ようやく我に返ったらしい。
「よ、よろしく。……って、レッセ!!そんな言い方―――」
「天下の往来のど真ん中だ。静かにしろ」
 男には似合わぬ甲高い声で上げかけた非難の声は、レッセの冷たい一言で一蹴された。
「……私の連れを紹介したいのだがよろしいか?」
「お願いする」
 ふてくされているハインは完全に無視されている。
「サンドリア所属のフィルテリア。職業は、その……戦士だ」
「フィルでいいわ。よろしく」
 低く、硬く、それでいて澄んだ声。身長はほとんどレッセと同じぐらいだろう。刹那、見つめあう二人。
「あれ、レッセにハインじゃない。これから出かけるの?」
 別方向からかかった声に、正直、感謝した。何故だろう。彼女の瞳を見ていると昔の自分を思い出す……。
「ああ、バタリアまでな。そういうラルサも、どっか行くのか?」
 甦りかけた記憶を心の底に沈めなおして、声の方に体ごと向きを変えた。途端、わずかに目を細める。
くすんだ金髪をなでつけ金属製の板鎧をきしませながら、ミスラが歩み寄ってくる。
レッセの目に飛び込んだ光は大鎌に反射したもののようだ。
「ベドーにね、稽古つけてもらおうと思って」
「ミスリル銃士のおっさんにか?」
「ザイドさん本人は戻る気ないみたいだけどね、バストゥークには」
 わずかに空気が揺らいだ。
「じゃ、私、もう行くから。レッセも頑張ってね」
「……ああ」
 名残惜しそうに何度かこちらを振り返りながら、ラルサは下層への階段を降りていく。
見送りながらも、気になるのは隣の女性。ザイドの名で、たしかにフィルは動揺した。何か関係が……?
 自らの頬に手を当てる。
脳裏に浮かび上がった疑問はとりあえず置いておく。どうせ本人に直接聞かなければ分からない類の話だろう。
今日会ったばかりの人の心をノックするのは失礼だ。さしあたっての優先課題はこの微妙な状況をどうするか、だ。
相棒の騎士はいまだにふてくされているし、イル・キオルはこちらを興味深そうに眺めているだけ。
隣の女性は……言及するまでもないだろう。沈黙を続けている。
「ちょっと〜。早くしてよ。時間過ぎてるでしょ〜」
「そんなこと言ったって、まだ昨日のお酒が残ってるにゃ〜」
 ……願わくば、残りの二人はまともな人でありますように……。

72 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:15 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で4

「お腹空いたにゃ〜」
「やかましい!朝から数えて二十四回目だぞ!」
 旅に出て二日目。そろそろ太陽が南中にさしかかろうかという頃。
バタリア北東部の海岸沿いを歩く六人の人影があった。
レッセを中心とした六人は、ある奇病の特効薬となる薬草を探して、バタリア北部の岩山に向かっていた。
「そんなこと言ったって、空いたものはどうしようもないにゃ」
「いいから、少し静かにしろ!それと、語尾に『にゃ』をつけていいのは子ミスラだけだ!」
「差別ひどいにゃ〜」
 潤んだ瞳で見つめられてレッセはわずかにたじろいだ。赤毛の髪に伏せるように力を失った耳。
レッセの知り合いである二人のミスラとは違い感情を前面に押し出してくる。
ミスラでシーフのキュイ、遅れてきた二人組の一人である。
大飯食らいのトラブルメーカー、というのがレッセの感想だ。
一般的なヒュームの三倍は多い食事を取っていると思われる。
この細い体のどこにあれだけの食物が吸収されたのだろうか。
道中襲ってきた虎や獣人達との戦闘を見た限りでは、腕は確かなのがせめてもの救いか。
できることなら猿ぐつわを噛ませてでも黙らせたい。レッセの顔はそう語っている。
「静かにしろ、には同意ですけど、差別は酷いですよ。レッセさん」
 どちらをたしなめているのか分からない言葉で口を挟んだのは、キュイとともに旅をしている白魔道士の少女だ。
名前をリオという。
前髪を右側に撫でつけたヒュームの少女で、フィルのそれよりも色素の濃い髪をショートッカットにしている。
キュイもリオもダブレット系を愛用しており、見た目は冒険者というよりも仲の良い女友達といった感じだ。
もっとも彼女たちの回りには金属製の鎧を着込んだ戦士や騎士などもいるわけだが……。
「まったくだよ、レッセ。可愛いお嬢さんを泣かせるなんて、騎士として男として最低だよ」
「レッセ殿は騎士ではないだろう。まあ、口に限らず、癖というものはそう簡単に変わるものではないな」
「……俺が悪かったよ。謝る」
 (レッセに言わせれば無意味な)騎士道精神を発揮させている相棒に続いて、
けして口数の多い方ではないイル・キオルにまで遠回りに注意されるとは……。
ここは素直に謝っとくか。
「お腹空いたにゃ〜」
「お前は人の話を聞いてるのか!」
「レッセ、五月蝿いにゃ」
逆に叱られ、言葉に詰まる。レッセの表情が余程可笑しかったのか、仲間達から溢れる笑い声。
あのフィルでさえ微かに笑っている。なごやかに旅は続いていたが、夏のバタリアに雪の降る気配はなかった。

73 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:17 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で5
 
 レッセが異変に気付いたのは、拘束期間最終日の早朝だった。
前日の夜、目的の岩山に到着していた彼らは、早い朝食を終え、薬草を探し始めようとしていた。
ある一人の人物の食欲を満たすために、三十分程予定より長引いたりもしたが。
「レッセ殿、この乱れ、もしかすると……」
「……ええ。氷の力が空に満ち始めてる。これは―――」
 同じく異変に気付いたイル・キオルが近寄ってくる。
「雪にゃ〜、降ったにゃ〜」
「レッセ、雪だよ!雪!」
「こんなことがあるなんて……。アルタナの女神よ、感謝します」
 子供の様にはしゃぐミスラとエルヴァーン。女神に祈りを捧げるリオ。
三人が放り出した後片付けを黙々とこなすフィル。
彼らを眺めながらも、レッセは自分の考えに沈んでいく。
降らないはずの雪、つまりは異常な天候。
彼の過去、あの光景と掌に舞い降りる雪が混ざっていく。
(……まさか、クリュー人の?……いや、あれは俺とミシレで破壊した。……だが、もしも……)
 止めておこう。今大事なのは、これで薬草が手に入るかもしれないということだ。
原因を調べるのは、薬草を入手してからでも遅くはないだろう。
彼の予想が正しければ、あちらから接触してくるはずだ。

「いいか、今回の薬草は雪が降っているときにだけ花開く。
開いてるときにつまないと効能が失われるんだ」
 レッセの説明を受け、彼らは手分けして探すことにした。
十分後、通信用に配ってあったパールから連絡が入る。
「みなさん、見つけました。岩山の北側です」
 リオに案内された場所に、薬草は花咲いていた。
慎ましやかに咲く、一輪の白い花。ただ、問題は咲いている場所である。
 建物に概算すれば大体三階ぐらいの位置にその薬草は生えていたのだ。
さらに岩山の斜面は急で、身軽な人間でも登るのには相当苦労するだろう。
「いつ雪が止むか分からないし、急ごう」
 もっとも身の軽い、キュイが岩山に近づこうと一歩踏み出した。
その瞬間、大地がかすかに揺れた。聞こえてくるのは獣にも似た雄叫び。
振り向いた彼らの目に飛び込んできたのは、押し寄せるオークの集団だった。

74 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:20 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で6

「数が多すぎる……」
 襲ってきたオーク達は十体ほど。この付近にオーク達のキャンプがあり、絶好の獲物と思われたらしい。
ハイン、キュイ、フィルの三人が盾になり、オーク達を食い止めて、魔道士達に攻撃が及ばないようにしている。
リオは癒しの魔法で彼らをサポートし、イル・キオルとレッセの黒魔道士コンビは、
睡眠の魔法や足止めの魔法で何体かのオークを動けなくさせている。
とはいえ、彼らの魔力は無限ではない。
さらに、睡眠の魔法にしても、足止めの魔法にしてもそう長くはもたない。
 何か打開策は……。考えかけたその時、レッセは後ろに嫌な気配を感じた。
いつの間に回りこまれていたのだろう。
彼の後ろには五体程のオークが迫っていた。突然のことに声も出ず、足も動かない。
頭では分かっているのだ。このままでは……。
けれど、まるで麻痺の魔法にでもかけられたかのように足は動かない。
仲間達の叫び声が、どこか遠くから聞こえてくる。間近に迫ったオークが剣を振り上げた。
反射的に目をつむり、腕を上げ自らをかばおうとする。

 また、守れないの?また、何もできないの?違う、違う。私は―――。

 だが、いつまでたっても痛みは訪れなかった。
恐る恐る目を開いたレッセの目に飛び込んで来たのは信じられない風景だった。
剣を振り上げたまま固まっているオーク。オークの脳天から顎までは細身の長剣で貫かれている。
あまりに早く貫かれたためだろう。血すら噴き出していない。
ほんの数秒、オークは立ちつくしていたが、ゆっくりと仰向けに倒れていく。
ただの物体と化したオークの肩を蹴り、空を舞う人。
信じられなかった。彼女は、フィルは最初のオークの集団を相手にしていたはずだ。
フィル達前衛と、レッセは十数歩程離れていたのに……。

75 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:22 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で7

 剣をオークから抜くのは諦めた。
かなり深く刺さっていて、抜こうとすれば他のオークに隙を与える。
背負った両手棍を手に取り、着地と同時に跳ね上げる。
完全に虚をつかれたオークは顎を砕かれ気を失う。
左から突き出される槍を受け流し、返す形で喉を突く。
体重が乗り切らなかったため致命傷にはならなかったが、それでも怯ませることには成功した。
迫って来るオークの拳を後ろにステップしてかわし、体制を低くしてその足を払う。
 ほんのわずかな空白の時間に、レッセをみつめる。
視線が絡み合ったのは、ほんの一瞬。再び襲ってくるオーク達に防戦を余儀なくされる。
彼はわかってくれただろうか?敵の数が多い場合は各個撃破が常套手段。
だがそれができず、また逃げ道もないならば……。取れるべき選択はひとつだけ。

「みんな、集まれ!」
張り上げたレッセの声に、残る五人は彼を中心に集まっていく。
完全にオーク達に包囲されてしまった。好機とみたのだろう。一呼吸おいて、オーク達は一斉に襲い掛かる。
「任せた!フィル!」
 レッセにうなずきを返すと、フィルは両手棍に集った土のエネルギーを開放する。
強烈な衝撃が大地を駆け、噴き上がったエネルギーはオーク達にいくつもの傷を作っていく。
痛みに耐えかね、動きが止まったオーク達に凍てついた氷が襲い掛かる。
折からの天候で威力を増した氷の魔法は容赦なくその体を貫いていく。
 レッセの魔法に続いてイル・キオルの魔法も完成した。
雷が空中を走り抜け、体を焦がし、命を吹き飛ばしていく。
冒険者達を取り囲んだまま、オーク達は激痛で動けなくなっていた。
「これで」
 レッセは両手棍を振りかぶる。先程のフィルと同じ技。
「終わりだ!」

76 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:24 [ H.tfB/MM ]
地面に突き刺さった両手棍から、再び土のエネルギーが溢れていく。

第一話 季節外れの雪の中で8

「あ、危なかった。さすがにつらかったよ」
 前線で奮戦し、無数の傷を受けている。相変わらず一番損な役回りを受け持つ相棒だ。
「あれだけの数を相手にするのはさすがにつらいな。お見事でしたな、レッセ殿。
仲間の技と魔法を瞬時に判断して、一網打尽の戦術をとるとは」
 さすがに疲れたのだろう。イル・キオルは地面に座り込んでいる。
戦闘中に破けてしまったのか、帽子の手入れをしているようだ。
薄い銀色の髪に雪が染み込んでは消えていく。
「レッセ、すごいにゃ〜。ただ口が悪いだけじゃなかったにゃ。見直したにゃ」
「……そりゃ、どうも」
 適当な返事をし、フィルを見る。
彼女は肩で息をしながら、オークの顔に突き刺さったままの剣を引き抜いている。
あの時、見つめ合った時、彼女の考えが分かった気がした。何故だろう?
「みなさん!花が!」
 リオの声でレッセは現実に引き戻された。
岩山に近付いてみると、花がしぼみかけている。と同時に辺りの氷の力が弱まっていくのを感じた。
「まずい!キュイ、とっと登れ!雪がやみかけてるんだ!」
「そんなこと言ったって、あそこまで登るのは時間かかるにゃ」
「それくらいなんとかしろ!シーフだろ!」
「無茶苦茶にゃ〜」
「二人とも、そんなこと言ってる場合じゃ―――」
「ハイン!肩を貸して!」
 言い争う二人を止めようとしたハインは、左肩にかかった衝撃に耐え切れず尻餅を着いてしまう。
見上げるとそこには、岩山に向かって跳ぶフィルがいた。
助走をとったフィルはハインの左肩を踏み台にして大きな跳躍を果たしたのだ。

77 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:26 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で9

 ほとんど激突に近い形で斜面にへばり付く。そのまま落ちそうになって、左手で剥き出しの岩を掴む。
運悪く鋭利な刃物のようになっていたのか、左手に痛みが走る。
だが、そのおかげで足場を確保することができたようだ。
右手で腰からナイフを抜き取り、顔のすぐ近くにあった薬草を根から掘り出す。
薬草の生えていた場所だけは土になっており、すぐに掘り返すことかできた。
ナイフを戻し、そっと薬草を掴み取る。
 緊張が途切れなかった、と言えば嘘になるだろう。次の瞬間、フィルはバランスを崩していた。

「いてぇ……。もうちょっと考えて行動しろよ……」
 自分の下から聞こえてくるうめき声で、フィルはようやく我に返った。
どうやら転落した時に途中で受け止めてくれたらしい。
レッセと抱き合うような形で地面に倒れこんでいた。
「ご、ごめん」
 なぜか無性に恥ずかしい。自分でも顔が赤くなっているのがわかる。
「そのセリフなら、踏み台にされた挙句、二人分の体重を受け止めて目を回してる相棒に言ってくれ」
 慌ててフィルは立ち上がった。二人の下敷きになって白目を剥いてるハインの顔が見えたから。

78 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:28 [ H.tfB/MM ]
第一話 季節外れの雪の中で10

「あれ、フィルじゃんか。今日は一人か?」
 あれから三日経つ。移動魔法でジュノに帰還した六人は、その足で上層の病院に薬草を届けに行った。
かろうじて間に合い、患者は助かったようだ。
リオは重病の患者を助けられたことに感謝し、キュイは報酬に色をつけてもらったので大喜びしていた。
一時的にパーティを組んでいただけだった彼ら六人は、ささやかな宴会の後に解散した。
とはいえ、ジュノを拠点にしている以上、街中で会うことも多々ある。
「そういうあなたも一人ね。ハインはどうしたの?」
「ん、サンドリアに行ってるよ。
何でも甲冑の手入れがしたいだとか。そんなのやる前に自分の技量を磨けよ、とか思うけどな」
「相変わらず辛口ね」
 なぜかレッセは訝しげな表情を浮かべている。
そういえば、初めて会ったときはほとんど口聞かなかったっけ。
彼らと過ごした三日間で随分気が晴れた。こうして街を歩くようにもなったし……。
「しっかし、そんな服も着るんだな。普段も鎧着てるのかと思ってたよ」
 今のフィルは普段着だ。
チョコボの羽のついた赤い帽子を被り、レッセの服とデザイン的にはほとんど変わらない服を着ている。
素材は官給品であるレッセの物の方が上だが。
「そうしていると……。いや、何でもない」
 小首を傾げる。何故かレッセは顔を赤らめている。
「そ、そうだ。今また変な依頼が入ってるんだよ。
またハインのやつが勝手に受けてきた依頼でさ、今度はクフィムに行くんだけど……」
 言葉をきり、こちらを見つめる。
「良かったら、一緒に行かないか?今度は一応、まともなとこからの依頼だしさ……」
「いいよ」
 ……引き受けてしまった。ティアから、あれほど一人で依頼は受けるな、と言われていたのに……。
「あ、ありがとう。助かるよ。詳しい話はハインが戻ってきたらする。モグハウスに連絡いれておくから」
「わかった、それじゃ、またね」
 手を振り、微笑みを返す。
「……ああ、また」
 妙に返事が遅かったけどなんでだろう?

「……あの笑顔は反則でしょ」
フィルが去った後もレッセは呆然としていた。そんな彼の頬に季節の外れの雪が、ひとつ。

そのうち続く

79 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 21:32 [ GVwGgZ.g ]
>>語尾に『にゃ』をつけていいのは子ミスラだけだ!

ワラタ

80 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/02(月) 21:34 [ H.tfB/MM ]
正直スマンかった……。こんな長いと思わなかった……。
次回からはまとめて書き込まないので多めに見てm(__)m

違うか、こういう時は

王国大騎士制式騎槍で貫かれて逝ってくる

81 名前: 空に奏でる君の歌15 投稿日: 2003/06/02(月) 22:00 [ i7P3HbkU ]

紅い砂の舞う中、時に道に沿い、或いは崖に沿い、一歩一歩周囲を確認しながら前進する。
外套を目深に被っていても、煽り風が凶器のように砂を打ち付けて目を襲ったが、これこそが好機の証だ。
二人は痛みに耐え、ひたすら先を急いだ。

不意に。

遠く、風の壁の後ろに歪んだ気を感じて、タルタルの少女は振り返る。
何かが聞こえた気がした。
今一度、その長い耳を研ぎ澄ませる。
……甲高く、絞り上げるような、声。まさか?
嫌な予感に少女の身の毛がぞわぞわとよだつ。そして、

目を凝らして見る砂嵐の先で、遂に――空気が神々しく光った。




 風がとっても強かったから。
 大好きな兎料理に砂がかかっちゃうから。
 そしたら、向こうに小屋が見えて。
 あそこなら、砂を気にしないでご飯が食べれると思った。
 だから――。




あの光は、いけない。

本能が危険を知らせて、チリリは走り出す。
あの方向は……アウトポスト。
先程通り過ぎたときは何もなかった。敵と行き違った記憶もない。
一体、何が。

駆け付けて、まず目に飛び込んできたのは、ゴブリンの群れだった。

「!!!」
眼前の光景に、心臓を鷲掴みにされるような痛みがチリリの胸に走る。

ゴブリン達は一心不乱に華奢な影を殴り続けていた。
影は倒れることなく気丈に立ち堪えている。
その視線の先では傷だらけの男が両脇に少女たちを抱え、這いずりながら遠ざかろうとしていた。
そう、それでいい。早くここから逃げて。
たたみ掛ける激痛の中、その人はまるで女神のように微笑った。

男の腕からもがき出ようとする少女が叫ぶ。


「いやだ……いやだ、誰かっ!誰か、リイナを助けてぇっ!!!」


つんざく悲鳴に、チリリの体が弾かれて動いた。


「ヤァァァァッ!!」

雄叫びをあげながら、スラリと抜いた刃を振り上げる。
――エンサンダー!
電撃を帯びた剣は確実にゴブリンの喉元を捉え、その命を奪う。

しかし仲間が一人倒されようと、獣人達は依然として標的を挿げ替えることはない。
敵は4体。
一つ一つ倒していくより先に、彼女の生命の火が消えてしまうのは明らかだった。
最早、打つ手なくその人が倒されるのを眺めるだけなのか。そんなの、嫌だ!

「ストンガ!!」

突然、恵みの雨が如く、つぶてがバラバラとゴブリン達を叩きつける。

「ビアナナ!?」

――ウォタガ!

そのつむじ上げる激流の威力で、小さな黒魔道士はとうとう獣人の目を全て自分へ向けることに成功した。
「チリリ!その人に早く回復を!」
「わかった!」
自分の使える唯一の上位魔法、ケアル2。
まだ苦手な魔法のはずだったが、何故か気力がほとばしり、冴え渡る。
失敗など思いもよらなかった。

かざした両手に光が満ち、今にも崩れそうな彼女に向けて放つ。
すぐにでも詠唱が繰り返せる気がした。
――連続魔。
チリリは、この場にあって初めて、赤魔道士唯一が持つ能力に目覚めていた。






つづく。

82 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 22:19 [ iplDf7Lg ]
空に奏でるキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
ビアナナたんチリリたんガンガレ(a∀ge)!!

83 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/02(月) 23:40 [ iekWZu4c ]
昨日このスレ見つけてついさっき読み終えました。
先をどんどん読みたいって言う気持ちと、でも読み終えちゃったら寂しい気分と。
こんな複雑な気持ちになるのは久しぶりです。

タル戦やってたんで、タルタル戦士は夢を見るを思い入れを込めて読んでます。
白き探求者の作者様も、その他の作者様も、みんな面白いです。

面白い読み物をただ感謝。

84 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 00:19 [ hEirLUos ]
前スレ末期の荒らしのせいで書き込む気を無くしたり打ち切ったりした作者さん、
気にしないで続きを書き込んで完結させてください。
待ってる人もいるんですから。




細い兄弟きぼんぬ。

85 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 00:21 [ yvXBeqwg ]
うう;; タル戦が全然こない・・・
忙しいのかな・・・それならいいんだけど

86 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 01:35 [ imoSx8DM ]
>>80
いや、面白いから許す。
ていうか、どんどん書き込んでくれ

87 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/03(火) 01:56 [ H.tfB/MM ]
>>86
寝る前に見に来て良かった。ありがとう><b
ちなみに妄想戦争スレの方のお話とつながります。
いつになるかはシランガナー
……いや、努力はしてるんだが

88 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 02:33 [ yWDoq0hc ]
ヤグ侍が全然こなひ・・・(´・ω・`)

89 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 03:47 [ SUDkn1aw ]
>>85
前スレで今はLv上げに夢中って言ってたね。
まぁ、焦らせても良い作品にはならないだろうしマターリと待とう。

90 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/03(火) 05:10 [ 8LzQDcio ]
「名無しの話し」の5の1 −マンドラたん受難−

草原をキャワキャワキャワと走る集団がいる。
小さなまるまっちい身体。
丸い頭。
丸い瞳
短い手足。
タルタル?
いや、マンドラゴラ。
十匹ほどのマンドラが、必死になって走ってる。
そのわけは簡単。
後ろをトラが追ってるのだ。
牙を剥き出しにした恐ろしい形相のトラが追ってるのだ。
最初に一匹のマンドラが追われだし、逃げてる間に通りかかったマンドラまで一緒になり、いつの間にか集団になって追われてた。
いわゆる、逆トレインという奴だったりする。
キャワキャワキャワ…。
涙の尾を引いて逃げるマンドラを冷徹に追いつめていくトラ。
やがて。
「ピキャッ」
足をもつれさせた一匹が倒れた。
!!!
他のマンドラ達に動揺が走る。
「ピキィ!(マンドラちゃん!)」
助けようと立ち止まりかけた一匹を、他のマンドラが慌てて引っ張る。
「ピキィ!(たすけなきゃ!)」
「ピキキ!(だめだ、まにあわない!)」
「ピキィキィ!!(にげてマンドラくん。わたしにかまわないで、にげて!!)」
「ピキィー!(マンドラちゃーん!)」
「ピキィー!(マンドラくーん!)」
「ピキイィー(ごめんよぉぉー)」
と悲恋のドラマと共に逃げるマンドラ達。
「ピキ…(ううう…)」
泣き崩れるマンドラの背後にトラが迫る。
そして。
ふみっと踏んづけるトラ。
ブニュッと潰れるマンドラ。
ふみ。
ブニュ。
ふみふみ。
ブニュブニュ。
ふみふみふみ、にじり!
ブニュブニュブニュ、ブニャ!
トラはマンドラを適当に踏んづけると次の獲物を求めて追走を再開した。
後にはピクピクしてるマンドラ。
そこへ近づいて来る足音。
小さな丸い身体。
モコモコの丸い頭と巻角。
丸い瞳
短い手足で一生懸命走ってくる。
羊?
いや、タルタル。
正装に身を包んだタルタルの獣使いだ。

91 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/03(火) 05:17 [ 8LzQDcio ]
「名無しの話し」の5の2 −タル獣−

走ってきたタル獣は、ピクピクしてるマンドラに気付くと、慌てて立ち止まり、
プスッ。
とどめをさした。
荒れた息のままトラの走っていった方を見るタル獣。
その姿ははるかに遠い。
「トラさん…」
ジワッとタル獣のまーるい瞳に涙が浮く。
「トラさーん!」
泣きながら走り出すタル獣。
けど、
ドチャッ。
ものの百メートルも走ったところでつまずいて転んでしまう。
「トラさーん!トラさあぁーん!」
そのままわんわんと大声で泣き出してしまうタル獣。
すると。
タル獣の声が聞こえたのだろう、しばらくしてトラが戻ってきた。
急がず焦らず、その威厳を保ったままで。
「おまえ、なに泣いとんねン」
「トラさんが…トラさんがどんどん行っちゃって…ぼく追いつけなくて…」
ポクンと前足の肉球でタル獣の頭を叩くトラ。
「おまえなぁ、そんな事で泣いてどないすんねん。もっとしゃんしゃん追っかけて来なアカンやないか」
「でも…」
「ええか」
器用に前脚の爪でタル獣の襟首を引っかけ、顔の前まで引っ張り上げるトラ。
「おまえはなぁ、ワイなんぞ操ったぐらいで満足しとったらあかんねん。もっともっと修行して、もっともっと強うなって、やがてはダークドラゴンや闇の王を操るぐらいのとびっきりの獣使いにならなあかんねん。ヴァナ・ディール一の獣使いにならなあかんねん。それがおまえの夢やろ?」
コクンとうなづくタル獣。
「正直な、おまえ程度の力でワイを操るんは無理なんや。そやけどな、強うなりたい、ワイをどーしても操りたいってゆう、あン時のおまえの熱意にうたれたんや。瞳にこもった力がワイを口説いたんや。コイツになら操られてやってもええなぁて思わせたんや」
凶暴だけど、どこか優しさのあるトラの瞳が、じっとたる獣を見つめる。
「あン時のお前は命掛けとった。一回の操るに命掛けとった」
タル獣を下ろすトラ。
「あの思い忘れたらアカン。泣いとるまがあったら修行や、修行。な!」
ポンポンとタル獣の頭を叩く。
「うん」
涙を拭きながら、大きく頷くタル獣。
「そやけどなぁ…」
マンドラ達が逃げてった方向を見るトラ。
当たり前だけど、とっくに逃げ去って姿はない。
「ま、しゃーないわ。そこら回って適当なん探そうか」
「うん」
「…背中、乗りや」
「うん!」
トラの前脚をヨイショヨイショと登るタル獣。
トラは立ったままで、タル獣に手をかそうとはしない。
何度も滑り落ちながら、ようやく背中へとたどり着くタル獣。
「ええか、こんどは落ちたらアカンで」
「うん!」
筋肉質なトラの背にまたがり、ヒシッと毛皮につかまるタル獣。
そして一人と一匹は次の獲物を求めて走り出した。
「もうなぁ、おまえの夢はおまえだけのモンとちゃう。ワイら二人の夢なんやで…」
「うん」
トラの背中は温かかった。

−つづく−

92 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 07:50 [ H6JitFWc ]
名無したんキター!!

つーかトラさんめっちゃ男前やんか! そんなアンタに惚れた!

93 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 08:13 [ 5O2UDJS6 ]
お疲れ様です!!
やっぱイイ!!

次も期待age

94 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/03(火) 08:57 [ bYsI4ltc ]
ジュノの喧騒を離れ、サンドリアのフナ兄弟に堀ブナを貢ぐ日々を
送っている、盗賊ミスラ。
お気に入りの釣り場は西ロンフォールにあるルフェ湖。
虫だんごと釣り竿の材料を握りしめ、そこに通うのが最近の日課だ。
今日も、木の葉の隙間から空を眺めつつ、虫の音を背景に釣り糸を
垂れている。

バキッ

...最近頓に竿が折れる。溜息をつきながらカバンの中を探る。と
釣り竿の材料が足りない、いつの間にか使い切ってしまったようだ。
サンドリアに戻るか...荷物を整理して水辺から上がると。
Goblin Fisherと目があった。

うまくいけば釣り竿を貰えるかも知れない。Goblin Fisherに
ターゲットを合わせて戦闘態勢体制を取ろうとした。
が
攻撃メニューが出てこない。なぜか"チャット"が表示されている。

?

キャンセルして再チャレンジするも、なぜかチャットになってしまう。
最近敵の名前を名乗る冒険者も見かけるが...目の前にいるのは
黒光りする鎧をつけた紛れもないGoblin Fisherだ。
仕方がないので、試しに話しかけてみる。

>> Goblin Fisher こんにちは、釣り日和ですね

しばらく間があった後
Goblin Fisher >> 会話できるんですか?
........それはこっちの台詞だ。
むしろ、ありえね〜〜〜!と、shoutしたいのをかろうじて堪えた。

95 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/03(火) 08:58 [ bYsI4ltc ]
返答に詰まっていると彼(Goblin Fisher)からトレードを申し込まれた。
見てみると無色透明なリンクパール...っておい、待て!!
FF11のやりすぎで頭がおかしくなってのか?
先日の修正でこんなイベントが追加されたのか?
頭をかかえている自分に彼は話しかけてきた。

Goblin Fisher >> ちょっとそのLPつけてみて?

先ほどのトレードを受理してしまったらしい。
せっかくもらったのでつけてみる。
無色透明なリンクパールは外見から見えることはないのだが...
リンクリストを確認してみると普段種族が表示されている欄に
"Gob"とか"Yag"とか表示されている。

とりあえず自分にslapx3

状況が見えてない自分のログに、緑の文字が表示される。
"会話できるみたいだから通りすがりの猫さんにLP渡してみた〜"

"マジ?"
"グッジョブ!"
緑の文字の様々なコメントがログを埋め尽くしていく。
目眩を覚えながらも、無言なのも失礼かと思い挨拶をする。

"Goblin FisherさんからLP頂きました、 よろしくおねがいします"

しばらくしてから
"本当に猫だ!"
"俺この人見かけたことある、とてとてだったw"
"とんずらで疾走してた...とこ、みた"
...リンクリストに反映されたのだろう、またもやいろんな会話が
流れてきた。そろそろ限界だ、精神的に。

"荷物いっぱいなので...街に戻ってモグって落ちます"
そう告げて、ダッシュでサンドリアに戻り。
モグってログアウトした。

96 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 09:04 [ t1GJxJAA ]
ワラタw重症だな。

97 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 12:31 [ Bvxenmaw ]
>>94
ワロタw

ただ、ちょいと指摘を。
勘違いしてる人も多いけど、西ロンフォの池はルフェ湖じゃないですぞ。
アレの名前はMAPに記されてる通り。(その名前は忘れたw)

ルフェ湖は、サンド港のあるトコロ。(あれが海じゃないのは世界地図見て
もらえば分ると思う。)
サンド港の堀ブナ兄弟付近に居る、地図見せながらエリアの案内してくれる
NPCに話しかけてミソ。

98 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 13:50 [ yvXBeqwg ]
>>94
グッジョブw
面白いよー続きが読みたい

>>97
なんとぉー!
今までずっと勘違いしてました・・・

99 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 15:02 [ y2XNVPow ]
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1048980249

ここの話がマジで感動する。
一回でいいから行って見れ。

100 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 15:03 [ y2XNVPow ]
んで100ゲッツ!

101 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 15:32 [ y5YnVqVA ]
>>99-100
荒らしPOP?

102 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 15:37 [ Lz/J2YuY ]
99はネタです。感動はしないので行かないほうがいい

・・・

 _| ̄|〇 ダマサレチャッタ

103 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 15:39 [ MRUOrZ9k ]
>>102
2chブラウザ導入だね

104 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 17:35 [ LyvuLe1Y ]
>>97-98
カニがルフェ湖の塩を落とすからね。

たしか"knightwell"とか言ったと思う。
wellは泉の古い言いまわしとか。

105 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 18:09 [ aqK16lq6 ]
ルフェ湖ってなんだゴリャァァァァァァァァァァァァア!

106 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 21:57 [ ymG76Ba6 ]
>>99
151〜のレスは泣けた つД`)

107 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/03(火) 23:56 [ 22/h7okg ]
>>106
泣けすぎだろ、これは。。。

108 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 08:04 [ l.pHdbCY ]
>>99
たしかに泣けたよ…151からのレスは…

109 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 08:28 [ 1qY9h/uQ ]
169で貰い泣きしそうになったよ

110 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 20:54 [ fF8fK//. ]
>107-109
そ、そろそろ突っ込んでいいかな(汗
このまま続けられても困る(汗

111 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 21:21 [ 22/h7okg ]
>>110
確かに(汗)

という訳で何か書こうかな。ネタ無いけど…。

112 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 21:26 [ Glph17zM ]
樽戦キボンヌ

113 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/04(水) 22:31 [ i7P3HbkU ]
>>82
ありがとうございました。

114 名前: 空に奏でる君の歌16 投稿日: 2003/06/04(水) 22:32 [ i7P3HbkU ]

自由を取り戻した途端、女性の膝ががっくりと折れる。

辛うじて生命の糸を繋いだものの、その身に受けたダメージは計り知れない。
彼女は自身の体重を支えきれず地面に突っ伏した。
が、両肩が荒く呼吸を続けている。大丈夫、生きている。

チリリはオレンジジュースを取り出し、軽く口に含んだ。
果実の薬効が魔力となって染込んでくる。今度は相棒を回復する番だ。
ビアナナが彼女の二の舞になるのは何としても避けたかった。
……しかし。
回復を投げるだけでは、多勢に圧され、ビアナナが削られきるのも時間の問題である。
かといって詠唱を途絶えた途端、相棒は一溜まりもなくゴブリンに殴り殺されているだろう。
ジレンマがチリリを苛む。攻め手に出るにはどうすれば……。
――ロッククラッシャー!
その間も、ビアナナは懸命に両手棍を振るっていた。



時間が、長く感じる。



魔法を唱えられない魔道士に、どれほどの価値があるだろう。

ビアナナは殴られる痛みより己の至らなさにほぞを噛んでいた。
反射的に範囲魔法を唱えていた。
標的の女性から獣人達を剥がすには、それが一番手っ取り早かったからだ。
しかし、剥がした敵が自分に向かうことに対して思慮が足りなかった。
取り囲まれることが避けられないなら、炎の壁を纏い自らを武器とすることも出来ただろうに。

まだ足りない。経験も知恵も、冷静さも。





白昼の森の区。

ふと脳裏に、教室を逃げ出した遠い日が蘇る。

――そんなとこで何が見えるのかと思えば、いつもの平和なウィンダスじゃないか。

最初は、それが誰だかわからなかった。
だが、その人のことはいろいろと耳にしていた。悪い噂ばかりだった。
「いや、平和だとは言い切れないか……。あの大樹が枯れれば、この国は終わりだ。」
ビアナナは黙って目の前の人物を見る。
嫌な相手だ。
恐らく彼も意気揚揚と獣人達を狩るのだろう。口の院はウィンダスきっての戦闘部隊なのだから。
好戦的で、魔道に長けて……ハイクラスの性質を体現したような男だ。虫唾が走る。

「なんだ、怖い顔して。お前、新米冒険者か何かか?」
男の問いにも、ビアナナは無言を返す。
「フン……まぁ、いい。ところでお前、」
少女の生意気な様子に構うことなく、男は言葉を続ける。

「この国を、どう思う?」

「?」
「穏やかで平和か?」
無論と頷くビアナナに、男の顔が少しだけ曇って見えた。
――本当にウィンダスは平和なのかな。
小さな呟きが少女の耳に届く。

「ま、俺がいるから、そう易々とこの平和を終わらせたりはしないけどな。」

男の言う意図は知れない。だが、悪評に聞く程恐ろしい人物ではないような気がした。
「俺はもう行くよ。またな。」
「あっ、あのっ!」
駆け出そうとする男の背中を、ビアナナは慌てて呼び止める。
「何だ?」
「……魔法は何のためにあるんですか。」
何かを傷つけるためですか。
私はそのために勉強しているんですか。
ずっと怖いんです。自分が。


「そんなの、大事なものを護るためだろ。」


刺は、あっさりと落ちた。
「お前、魔道士か?よくわからんが、とりあえず迷うなよ。人が剣になるのに必要なのは能力だけじゃない。強い心こそだ。」
それじゃ、俺はそんなにヒマじゃないんでな。そう残すと男は足早に立ち去って消えた――




こんな最中に、何を思い出しているのやら。
ビアナナはうっすらと自嘲する。これが走馬灯というものなのだろうか?
先程からチリリが決死の形相を浮かべている。そろそろ魔力の限界が近いのだろう。彼女の焦りは全部わかっている。
やっぱり、配慮が足りなかったな。
幼馴染にあんな顔させて、自分が絶えるところを見せることになるなんて。





死ぬの、やだな。

「諦めちゃ、ダメッ!!!」

突風がひゅおっと音を立てゴブリンに圧し掛かった。――不意打ち!!

仲間の拘束から放たれたミスラがビアナナと獣人の間に割って入る。視界が開けた。
……まだ終わっていない。
少女たちの瞳が、もう一度輝いた。




つづく。

115 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:02 [ nUCbjr6M ]
初めて小説書いてみたので、うpしまつ。
お手柔らかに〜(´・ω・`)

あと、キャラ設定は、
ユダ:エルヴァーンF2♂、髪A、戦士/モンク
コルク:タルタルF6♂、髪B、黒/白
エレナ:ヒュームF3♀、髪A、白/召
キリト:ヒュームF3♂、髪A、暗/忍
ガイバン:ガルカF6、髪B、モ/侍
リュート:エルヴァーンF7、髪B、狩/シ

タイトルはまだ決まってなくて、、、、( ̄ー ̄;)

116 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:02 [ nUCbjr6M ]
   序章

僕は、守れなかった。
最期まで、キミは笑っていた。
絶望し、咽び泣く僕に微笑みかけていた。
叩きつける雨のせいでキミの顔は泣いているようにも見えた――――。

僕は、愚かだった。 だが、その事に気づくには若すぎた。
自分の強さに根拠の無い自信を持っていた。銅製の安価な剣を振り回して喜んでいた。
ろくに努力もしないくせに、夢ばかりを吹聴していた。
世界が自分を中心に回っていると思い込んでいた。

117 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:03 [ nUCbjr6M ]
   第一章 ―1―
あの日。キミが死んだ日―――。
僕は戦士として自分の役割すらろくに果たせず、パーティーを壊滅の危機に追い込んだ。
死を身近に感じて初めて自分が未熟であることを自覚した。それは余りにも遅すぎた。
それでもどこかに戦士としての、騎士の国の民エルヴァーンとしての誇りが、
どこか脳の片隅にあったんだろう、僕は三十匹はいるであろう獣人達を引き連れ、
奥地で一人果てる覚悟をし始めた。
迷惑を掛けすぎた仲間に、こんな愚かで未熟な戦士に付き合っていてくれた仲間に、
せめてもの罪滅ぼしがしたかった―――――。

「クッ!もうMPが持たねぇぞ!これじゃ埒があかねぇ!!」
コルクが攻撃魔法を獣人の群れに叩き込みながら叫ぶ。
「どうしよう、回復が追いつかなくなってきてる!」
エレナが泣き出しそうな顔で回復魔法を詠唱している。
「どうすんだ、ユダ!かなりヤベェぞ!!」
禍々しく巨大な両手鎌で目の前の獣人を叩き切り、キリトがこっちへ走りよってくる。
「!・・・・・・ハァァァァァァ!!!!」
気迫を込めたギロティンを放ち、僕の背後に迫っていたオークを真っ二つにする。
「バカ野郎!ボサっとすんな!!よそ見してる暇なんかねぇんだぞ!!!!」
「! ガイバン!後ろだ!!」
両手のナックルでゴブリンの手斧を受け流していたモンクの背後にオークが迫っている。
「ヌ!」
ガイバンが慌てて振り返る。クッ、ダメだ、あれじゃ間に合わない、、、、、!
その瞬間、ドスっと鈍い音を立ててオークの頭が銀流に貫かれた。
どうと倒れるオークを警戒しながら駆け寄ってくる。
「危なかった、、、大丈夫!?」
自分の身長の倍はあろうかという巨大な長弓を構えつつ、リュートが声を掛ける。
「うむ、すまん、助かった!」
目の前のゴブリンの顔面をカウンター気味に爆砕しつつガイバンが請ける。
「ユダ、こっちもヤバイよ!矢のストックがもうほとんど無い!」
同時に五本の矢を放ち、迫り来る獣人達の頭を吹き飛ばしながら引きつった顔でリュートが悲鳴を上げている。
受け流し損ねた手斧がかすった左肩がジンジンと痛む。
さっき喰らった棍棒のせいで目の前が霞む。
目の前の惨状は現実離れしすぎていて、まるで夢の中のようだ。
鼻に付くのは、血と、肉の焦げた吐き気のするような匂い。

118 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:03 [ nUCbjr6M ]
 第一章 ―2―
体力は限界に来ていた。他のメンバーも疲労の色が隠せないでいる。
どうすればこの窮地を脱することができる?考えろ、考えろ、考えるんだ―――!
仲間の能力、体力、魔力、地形、敵の性質、敵の数、あらゆる条件が頭の中で交錯する。
「!」
その時、自分の影に重なるように、ゆらりと大きな影が降りた。
振り向きざまに片手剣の切っ先を下げつつ軸足に重心を移し、盾を構える。
振り下ろされ目前に迫る手斧。自分では両手でも扱えるかどうかわからないほどの大斧。
筋は稚拙だが、振り回している腕力が桁違いだ。まともに受ければ盾ごと腕を持っていかれる。
絶妙な角度に盾を傾け、受け流す。それでもミシリ、と腕が軋む。
なんて「重さ」だ、こいつは他のとはレベルが違う――――!
「ハッ!」
戦慄を覚えながらも、息を短く吐きつつ攻撃の反動を利用し剣を跳ね上げる。
剣先は首筋に吸い込まれる―――はずだった。疲労で剣の軌道がブレる。
そして皮鎧の肩の装甲に阻まれて剣が一瞬止まる。しまった―――!
ニヤリとオークが笑う。悪寒が走り、襲ってくるであろう斧に備えて盾を構えようとする―――。
ズガスッ!!!!!
そのまま視界が後ろに高速で流れる。視界が歪んで意識が吹っ飛びそうになる。
オークは一瞬剣が止まった隙に、逃げずに踏み込んで思いっきり体当たりしたのだ。
剣の根元は切れ味が鈍い。極端に接近されるとそれはただの棒切れでしかなくなる。
「カハッ、、、、、、、、!!」
そのまま背を岩に強打し、強制的に空気が肺から締め出される。
勝利を確信したオークが雄叫びをあげ、斧を振り回しつつ突っ込んでくる。
ビリビリと手足が痺れて動けない。死を覚悟したその瞬間。
「こ、れ、で、も〜〜〜〜ッ、喰らいやがれェ!!!!!!!」
左から突っ込んできたキリトがスピニングサイスを放つ。
「ウオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!!!」
目の前のゴブリンを側頭部に上段蹴りを叩き込んで吹き飛ばし、
振り向きつつガイバンがキリトのWSに合わせてこちらに空鳴拳を放つ。
スパァァン!ギュオオオン!!――――グオオオオオオオオォォォォッ!!!!!!!
二つのエネルギーが混ざり合い、オークの目の前に凄まじい衝撃の壁が展開する。
純粋なエネルギーの不可視の壁に飲み込まれたオークは、
断末魔の悲鳴を上げることさえ許されず、閃光と爆音を残して消滅した。

119 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:05 [ nUCbjr6M ]
続きはでき次第ぼちぼちうpしまつ。・・・・・ってか長い?(汗)

ご意見お待ちしてまつ(´・ω・`)ノシ

120 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:16 [ WXmAHGwE ]
アジドマルジド師匠age

>>115
俺は面白いと思う。
ただ・・・ちょっと読みにくいかな?と思った。

121 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 01:20 [ nUCbjr6M ]
う〜、、、、、やっぱり色々と詰め込みすぎたかな^^;

122 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/05(木) 02:10 [ oyMGwfjw ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「だだいまにゃー!」
今日は学校が半ドンだったにゃ。
天気もイイし、何して遊ぼうかにゃー?

「おかえりニャ。」
アタシのママにゃ。
優しいにゃ、美人だにゃ、でも怒ると恐いにゃ。

「ママー、アタシ今日、学校で先生に褒められたにゃ!」
「ニャニャニャ〜?」
「んとね、体育の時間にね、お前はスジがイイだって!」
「ニャ〜。そうかニャ、えらいニャ〜。」

にゅぅにゅぅ。
ママが頭ナデナデしてくれたにゃ。
嬉しいにゃー!

「そうニャ!えらい子には特別にご褒美あげるニャ。」
「にゃ?」
「はいニャ。」
メモとお財布・・・にゃ?
「メモに書いてある食材を買ってきて欲しいニャ。」
!
く、くえすと発生にゃ!!
「お願いするニャ。」

はい
いいえ

い、いべんとふらぐにゃ!
慎重に選ぶにゃ・・・。

「はいにゃ!イッてくるにゃ。」
「ニャ〜。じゃ、転ばないように注意して行って来るニャ〜。」

にゅぅにゅぅ。
くえすとにゃ、がんばるにゃー。
きっとドキドキでワクワクな大冒険になるのにゃ!

123 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/05(木) 02:11 [ oyMGwfjw ]
にゅぅにゅぅ。
えっと、なにを買うのか確認するのにゃ。
お肉・・オニオン・・ポトト・・キャロット・・。
にゃ!今晩のメニューはきっとアレだにゃ。
アタシの大好きなアレ、楽しみだにゃー。

「にゃー、人がいっぱいなのにゃ・・・。」
競売所、今日は混んでるにゃ。
でも、冒険者はギルドでは買い物しないにゃ。
ギルドは高いし、スグ在庫なくなるにゃ。
通な冒険者は競売所を利用するものなのにゃ。

「カウンター見えないにゃ。」
ガルカさん、大きいにゃ。
「あ、ごめんにゃ。」
躓いたと思ったら、タルさんにゃ。

にゅぅにゅぅ。
揉みくちゃにされたにゃ・・・。
でも、こうやって揉まれて大きくなるのが冒険者なのにゃ!

「にゃー、やっとカウンターだにゃ・・・。」
でも、これからが本番だにゃ!
ちゃんと履歴を調べて入札するのにゃ。
にゃ・・にゃ・・にゃ・・。

にゅぅにゅぅ。
やったにゃ!全部買えたにゃ。
はやく帰って、ママに渡すにゃー。

「だだいまにゃー!」
「おかえりニャ。」
「はい、ママー。買ってきたにゃ。」
「ニャ〜、はやかったニャ。えらいニャ、ありがとニャ。」

ちゃあちゃらら、ちゃあちゃらら、ちゃちゃちゃー。

にゅぅにゅぅ。
褒められたにゃ、嬉しいにゃー。
これで名声あっぷ、称号は「凄腕食材調達人」なのにゃー。

「ね?ママー、今晩のメニューは何かにゃ?」
「ニャ〜、肉じゃがだニャ。」

「にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
シチューじゃないのにゃ・・・。

124 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 04:52 [ 5Vz9VFsQ ]
か、可愛い…。お土産にするから一人包んでくれないかな。
サイズも手頃だし…。

125 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 06:19 [ yCHcMMXA ]
ミスラのにゃ言葉って萌えないって今まで思ってた…。ごめん…。

>>122
続編よろ!(*´Д`*)b

126 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 07:01 [ gQvnBlK2 ]
FF11のSSでエロ描写ありはここではいいのかな。
ちと現在製作中のやつがエロありなので(ノД`)

127 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 07:36 [ eONauVmM ]
>>126
こちらにどうぞ

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034986837/l50

128 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 08:01 [ Op3SG.a2 ]
みなさーん、元気ですかー!

友達は出来ましたか?
気の合う知り合いは、まだ君と一緒に冒険していますか?
相変わらず、ジュノの競売前は賑わってますか?
もう他人に話しかける事に慣れましたか?
時々、引退した友達を思い出してくれてるでしょうか?

FF11が始まった時からずっと助けてくれたLunaさん、君はまだこのゲームを続けてますか?
思ってる事をはっきり口に出してしまう人だったから、誤解されてないか心配です。
…でも大丈夫だよね。
少なくとも、あたしにはいつも優しかったし。

一人で心細かった時、LSに入れてくれた…え〜っとごめんなさい、名前忘れちゃった。
えっと、ともかくLSメンバーの皆、元気にやってるかな?
ちょびっとあたしが復帰した時、限界クエのアイテム手伝ってくれてありがと!
それとごめんね、「残りの二つは明日!」って言ってくれたのに、あたしログインしなかったよね。
結局、あの後は暫く繋がなかったんだ…。
ごめんね、待っててくれたよね。
でも入るわけにはいかなかったの。
だって、きっとまた、帰りたくなっちゃうだろうし。

友人登録の皆は元気…だよね。
つい最近、約半年振りに入ったっていうのに、皆あたしの事覚えててくれて…。
一斉に挨拶がきた時は驚いたよ?
その後ちょっと泣いちゃったよ。

引退するあの日まで。
いっぱい色んな人に会って、色んな人とPT組んで、色んな人と別れて、たまに喧嘩して、少しだけ立ち止まってお話して。
うん、楽しかったよ。
もしかしたら、またふらっと立ち寄るかもしれないけど。
その時は、またあの場所に行こうね
そしてお話をしよう?
その後は、皆で一緒にお散歩しましょう。
さんざん歩き回ったヴァナディール。
何の意味も無い事かも知れないけど、それはきっと、凄く楽しいよ。


…皆さん、元気ですか?

寂しそうな人がいたら誘ってあげてくださいね。
喧嘩はしてはいけない…とは言いませんけど、ちゃんと仲直りしてくださいね。
友達は大事にしてくださいね、貴方もきっと大事にされてますから。
誰かがミスをしても、笑って流してあげてください。
先に行く事に焦らないでくださいね。例え立ち止まっても、きっと待ってくれる人がいます。
もっと友達に頼ってくださいね、頼られる事は嬉しい事です。迷惑になる…なんて考えなくていいです。

え〜っと、それから…。
うん、えっと。

―せめてゲームらしく、皆が笑って楽しめてますように。

129 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 08:04 [ 68mjStpg ]
>く、くえすと発生にゃ!!
>い、いべんとふらぐにゃ!

うわ・・・・・・激しく萌え(*´Д`)

130 名前: 北の炎 西の風 投稿日: 2003/06/05(木) 13:56 [ ukO.yiRI ]
第八話 小さな君よ、師と仰ごう


ウェストやアスランを乗せた運搬用の汽船が、ジュノから出向して
一週間が経とうとしていた。
船での輸送任務というのは、えてして退屈なものだ。
無論、船自体の運行や整備などに携わる者や、見張り番などは
その限りではないが、それでも天候が荒れなければそうそうせわしない
モノでもない。特に汽船の場合はトラブルでもない限り
そこまで忙しい、というものではない。
特にウェストなどの場合は積荷そのものの運搬が仕事である。
移動中はかなりの自由時間を有していた。
そしてその時間の多くは、アスランについて持ちなれない刃物の
使い方を学ぶ事に当てられる。
ウェストのジュノ訛りが板についてきた頃、すでに船旅も
片道を終えようとしていた。

甲板では金属同士が様々な音を立てていた。
「返しが遅い。腕力だけで断とうとするから残しに無駄が出る。」
小さな剣士は、隻腕とは言え生来強靭な腕力を有する鳥人の斬撃を
軽くいなしながら叱咤する。
二人が使っているのはアスランが新たに用意した模造刀だ。
なれない者が扱えば如何な名刀であろうとすぐに傷んでしまう事を
考慮しての事だろう。
「あたらん…ものだッ」
鼻息も荒くウェストが打ち込む。だが峰で流され懐に入られると
次の瞬間には剣先はウェストの首筋でぴたり、と止まっていた。
「今日はここまでにしようか。」
にこりとわらってアスランが腰袋から煙管と呼ばれるかわったパイプを
取り出して火をつける。
「何度も言った事だが。」
ぷふーと煙をはきながら、甲板の木箱に飛び乗って座る。
「私が教えているのはあくまで太刀の扱いだ。見てのとおり両手で
扱うのが、まあ普通だ。
大陸の片手剣並みの重さしかないこの剣をわざわざ両手で扱うのは
すなわち、長い柄と両の手のもたらす変化と」
「迅さ」
「そうだ。基本は変化と迅さを得るためだ。もっとも、君に誂えた
モノは、私からすれば両手でもマトモには振れぬがな。だが、
君には丁度、片手で十分扱える重さだろう。しかしそれでも
隻腕は隻腕の扱いがあるし、私が教えられるのはあくまで「ヒトの侍」の
業に過ぎない。」
アスランが煙管を咥えたまま木箱から飛び降り、甲板のがらくたの山から
トルソーのようなものを引っ張り出した後、斜に構えた。
「…故に今君にこの技を託しても、無理に再現しようと思わんでもよい。
ーが、見ておくがいい」

閃光のような斬撃。

「!!」
瞬きの間にトルソーは半壊した。
「地の獲物を狙う燕の動きを模した技──飛燕。」
ちん、と愛刀を収める。
「突きから逆袈裟、返して袈裟。人中を交差点にした二連斬。
理屈だけで説明すれば、それだけの技だ。だが片手で
行うならばやはりその斬撃は鈍るだろう。」
火種をぽんと海に落として煙管を懐になおしながら
遠方に見える目的地の島影を見ながら、アスランが言う。

「ヤグードならばヤグード流に、隻腕ならば隻腕なりに
アレンジすることだ。わたしが教えられるのもここまで。
あとは、君の素質と修練が、きみの剣を導くだろう。」

船の汽笛がなる。その音が、ウェストの感謝の言葉を
かき消してはいたが、深深と頭を垂れたその姿を
アスランは照れた笑いを浮かべながら、船内へ姿を消していった。

131 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/05(木) 15:24 [ hInv0W8A ]
>>130
侍のWS、壱の太刀は燕飛でなかったっけ?
どうでもいいツッコミスマン

132 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 15:38 [ ukO.yiRI ]
ひえんでTabおすと燕飛になることから
□は誤植をそのまま仕様で押し通すつもりだと思い、
正式名称は飛燕ってことにしました(はみつうでもかな?)。

133 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 16:06 [ eTS/f4ng ]
>>132
柳生新陰流兵法に、燕飛(えんぴ)という型があります
「ひえん」は、単純に□eの設定ミスだと思うけど…

134 名前: 115 投稿日: 2003/06/05(木) 17:11 [ nlEFJBoE ]
あの〜神光臨中に申し訳ないんですが、↑のを改良してみたんですが、
うpしても構わないでしょうか?
かなりゴチャゴチャしてたので、なるべく無断な表現を省き、構成も少し変えてみたんですが、、、、

続編もがんばって買いとります。え?期待してない?(つД`)ソンナァ

135 名前: 115 投稿日: 2003/06/05(木) 17:12 [ nlEFJBoE ]
買いとるって、、、、、
「書いてる」、ですTT

136 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 17:16 [ eTS/f4ng ]
>>115
ガンマレイ〜

137 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 17:22 [ e7WiBLcU ]
飛燕でいいんでない?
つか、名前がどうであれ、とてもイメージしやすい表現でしたよ
とまあ、小難しいことは置いといて・・・

ヤグ侍&空奏 キタ━━(゜∀゜;)━━!!

138 名前: 序章 投稿日: 2003/06/05(木) 17:34 [ nlEFJBoE ]

僕は守れなかった。キミは最期まで微笑んでいた。

縋り付き、泣き喚くことしかできなかった。

力に溺れていた。努力もせずに、未来を謳歌していた。

そんな僕に付き合ってくれた、最初の仲間を、僕はあの日、失った――――。



もうあんな思いをしない為に、あんな思いをさせない為に。

大切なモノを失わないために、大切なモノを守るために。

人を救うために、世界を救うために。

僕は今日・・・・・・・・・・、騎士になる。

139 名前: 第一章 -1- 投稿日: 2003/06/05(木) 17:34 [ nlEFJBoE ]
 第一章 ―1―

あの日。キミが死んだ日―――。
僕は戦士としての役割すら満足に果たせず、パーティーを壊滅の危機に追い込んだ。
死を身近に感じて、やっと自分が未熟であることを自覚した。だがそれは余りにも遅すぎた。


修道窟・最深部――――窮地に追い込まれた冒険者達の叫びが木霊する。


「クッ!もうMPが持たねぇぞ!これじゃキリがねぇ!!」
コルクが攻撃魔法を獣人の群れに叩き込みながら叫ぶ。

「どうしよう、回復が追いつかなくなってきてる!」
エレナが泣き出しそうな顔で回復魔法を詠唱している。

「ガイバン!!!」
ゴブリンと対峙していたモンクの背後にオークが忍び寄り、大剣を振り上げる。
「ヌ!」
ガイバンが慌てて振り返る。クッ、ダメだ、あれじゃ間に合わない、、、、、!

その瞬間、ドスっと鈍い音を立ててオークの頭が銀流に貫かれた。
倒れるオークを警戒しながらリュートが駆け寄ってくる。
「危なかった、、、大丈夫!?」
自分の身長の倍はあろうかという巨大な長弓を構えつつ、リュートが駆け寄る。
「うむ、すまん、助かった!」目の前のゴブリンをナックルで爆砕しつつガイバンが請ける。

「ユダ、こっちもヤバイよ!矢のストックがもうほとんど無い!」
同時に複数の矢を放ち、迫り来る獣人達の頭を貫きながら引きつった顔でリュートが悲鳴を上げている。

「ユダァ!後ろだ!!」
キリトが僕の背後に迫っていたオークを真っ二つにする。
「バカ野郎!ボサっとすんな!!よそ見してる暇なんかねぇんだぞ!!!!」
激を飛ばしつつ手近な獣人に切りかかる。

体力は既に限界に来ていた。他のメンバーも疲労の色が隠せないでいる。
どうすればこの窮地を脱することができる?自分なら何とかできる。考えろ、考えろ、考えるんだ―――!

「!」

その時、自分の影に重なるように、ゆらりと大きな影が降りた。
反射的に振り向く。両手でも扱えるかどうかわからないほどの大斧が目前に迫る。
剣の切っ先を下げながら、盾を構える。
筋は稚拙だが、振り回している腕力が桁違いだ。まともに受ければ盾ごと腕を持っていかれる。
だが、受け流してもなお、ミシリ、と腕が軋む。

なんて「重さ」だ、このオーク他のとはレベルが違う――――!

「ハッ!」
戦慄を覚えながらも、敵の攻撃の反動を利用し剣を跳ね上げる。
剣先はオークの首筋に吸い込まれる―――はずだった。斧がかすった右肩に痛みが走り、剣の軌道がブレる。
それに合わせて皮鎧が動き、肩の装甲に阻まれて剣が一瞬止まる。

しまった―――!

ニヤリとオークが笑う。悪寒が走り、大斧による反撃に備えて盾を構えようとする―――。
ボグッ!!!!!!!
鈍い音が響き、後方に吹き飛ばされる。一瞬の隙に、逃げずに踏み込んで体当たりしてきたのだ。

「カハッ、、、、、、、、!!」

そのまま背を岩に強打し、視界が歪んで意識が吹っ飛びそうになる。
強制的に空気が肺から締め出される。
勝利を確信したオークが雄叫びをあげ、斧を振り回しつつ突っ込んでくる。
手足がビリビリと痺れ、身動きができない。

「くっ、ここまでか・・・・・・。」―――――死を覚悟した。

140 名前: 第一章 -2- 投稿日: 2003/06/05(木) 17:35 [ nlEFJBoE ]
 第一章 ―2―

目の前の惨状は現実離れしすぎていて、まるで悪夢のようだ。

鼻に付くのは―――血と、焦げた肉の匂いのみ。 視界は、ぼやけて霞んでいる。

こっちに向かって、皆が何か叫んでいる―――。 音が曇り、良く聞こえない。

全てがスローモーションで動いている。 巨大な斧と獣人の勝ち誇った顔が視界一杯に広がる。

―――――まるで映画でも見ているかのような感覚。


「こ、れ、で、も、、、、、、喰らいやがれぇぇ!!!!!!!」
左から突っ込んできたキリトがオークに向かってシャドウ・オブ・デスを放つ。

「磨き上げし、我が拳、受けてみよ!!!!!!!」
ガイバンがキリトに合わせて空鳴拳を放つ。

スパァァン!ギュウウウウウン!!――――グオオオオオオオオオ!!!!!!!

二つの強力なエネルギーが混ざり合い、オークの目の前に凄まじい衝撃波の壁が展開する。
純粋なエネルギーの不可視の壁に飲み込まれたオークは、
断末魔の悲鳴を上げることさえ許されず、強烈な閃光と爆音を残して跡形もなく消滅した。

衝撃波の余波を喰らって、体がフッと浮く。
再び岩に叩きつけられ、激痛で意識が遠のく。

「ユダ、大丈夫!!?」
すかさず、エレナの方から回復魔法が飛んでくる。力がみなぎる様な感覚―――意識が急速に回復する。


皆が、駆け寄ってくる。
改めて状況を見渡す。戦況は―――悪い。

コルクもエレナも精神力が削られ、もう魔力が残っていない。
リュートも矢のスタックが殆ど無く、狙いもブレ始めている。
キリトは技にいつものキレが無く、一撃で敵を屠りきれていない。
強力無比の体力を誇るガルカのガイバンでさえ、息が上がって構えが崩れつつある。

自分はといえば、回復魔法を受けたものの、右肩に喰らった傷はまだ癒えておらず、
ジクジクと血が滲み出ている。こんな状態では、満足に剣も振るえないだろう。
度重なる酷使のせいで剣自体も刃が欠け、盾の方は獣人の強力な攻撃のせいでボロボロだ。

岩壁を背後に六人で半円を描くように構える。ジリジリと獣人たちがにじり寄る。
これで背後を取られることは無いが、逃げることも、もうできない。
絶対的に、絶望的な状況――――。

僕はやっと決心をした。本来ならば、戦士として、いや、リーダーとして、こうすべきだった。

「いいか、皆。俺がこれから言うことを良く聞くんだ。」

仲間が、世界で一番大切な友が、僕の方を向いた。

141 名前: 115 投稿日: 2003/06/05(木) 23:44 [ ZUqpZwj. ]
う〜とりあえず、こんな感じになりますた。やっぱり長いよ(つД`)ママン
続編もボチボチ、、、、、、(汗)

142 名前: (パーティメンバーがいません) 投稿日: 2003/06/05(木) 23:53 [ .5MIVAZw ]
オナ日記もういいよ

143 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 00:20 [ F7TdrUgg ]
タルタル戦士は夢を見る。続き読みたいです・・・・

144 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 01:24 [ 22/h7okg ]
>>142
つまり同じ強さの日記か…。

145 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/06(金) 01:47 [ hREzIGOM ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「魚にゃ、魚にゃ、魚にゃー、魚にゃを食べるトー。
DEX、DEX、DEXー、当たりが良くにゃるー。」

今日は天気もイイにゃ、公園でみんなと遊ぶにゃ。
あれ?みんないないのにゃ。
みんな、今日は別の場所で遊んでるのかにゃ?

にゅぅにゅぅ。
どうしようかにゃ・・・。

あ、だれかいるにゃ!だれかにゃ?
ヒュームの女の子だにゃ!
でも、始めて見る子だにゃ?

にゅぅにゅぅ。
とりあえず話しかけてみるにゃ。
れっつとらい!それが冒険者にゃー!

「こんにゃー!」
「あ、こんにちは・・・。」
「なにしてるのにゃ?」
「え?えっと、探してるの・・・。」
「にゃ?」
「あのね、私、引っ越してきたばかりで、この辺りのこと知らないの。」
「にゃ。」
「それでね、私、お散歩の途中だったんだけど、公園にならあるかなって思って・・・。」
「にゃ?」

にゅぅにゅぅ。
なにか探してるみたいだにゃ。
なにかにゃ?顔が紅いにゃ?モジモジしてるのにゃ?

「なにを探してるのかにゃ?」
「・・・おトイレ・・・の場所・・・知ってる?」

き、きゅうえん要請にゃー!!

これは冒険者として見過ごせないにゃ!
事態は急を要する、されど慎重に、そして大胆に行動するにゃ。
手を取って走るのにゃー。

「こっちにゃ!一緒にイクにゃ!!」
「あ!」

にぎ。たったったっ。

146 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/06(金) 01:48 [ hREzIGOM ]
じゃぁー。きゅきゅきゅ。

「ふぅ、間に合って良かったにゃー。」
「あ、うん。ありがとう・・・。」
「にゃ!」

にゅぅにゅぅ。
困ったときはお互いさまなのにゃ。
だから、お礼を言われると照れちゃうにゃ・・・。

にゅぅにゅぅ。
それからたくさんお話したにゃ。

「どこから引っ越してきたのかにゃ?」
「あ、あの、バストゥークから・・・。」
「学校はどこに通うのにゃ?学年はいくつにゃ?」
「○年生。学校は・・・。」
「にゃ!アタシと同じだにゃ!」
「ホント?びっくりだね。あ、うれしいなぁ・・・。」
「にゃー!」

にゅぅにゅぅ。
たくさんたくさんお話したにゃ。
もっともっとお話したいにゃ。
でも、もうすぐヤグードが鳴くから、帰らないとイケないにゃ・・・。

「今日は楽しかったにゃ。それじゃ明日、学校でにゃ。」
「あ、うん。私も楽しかったよ。あ、それでね・・・。」
「にゃ?」
「あのね、私、引っ越してきたばかりで、友達がいないの。
だから、私と友達になって欲しいの!」

ふ、ふれんど登録にゃー!!

「私とじゃ・・・駄目・・・かな?」
「なにいってるのにゃ?アタシ達は、もう友達なのにゃ!」
「あ!ありがとう・・・。」
「にゃ!」

にゅぅにゅぅ。
今日はスゴイ一日だったにゃ。
新しいふれんど、できたにゃー。
今度はパーティで大冒険なのにゃー!

147 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 01:55 [ gR9E5ZQU ]
ごまかしはやめようよ。

つまらない。

148 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 03:23 [ 5N4wLZI6 ]
前スレから
詰まらないとしか言えない厨がいるな。
批判はかまわん。
でも「つまらない」一言じゃねぇ・・・
本当につまらなかったのか?
つまらないといいたかっただけじゃないのか?

149 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 07:02 [ IDJ6t7pw ]
お魚天国萌え

150 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 08:27 [ 3D5XnDH. ]
>128
あー、あれだ、スレ違い
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1049026378&LAST=100


>147
148に禿同
つまらないなら、どこが、どうつまらないのか
こうしたら自分的には面白くなると、前向きな否定を汁

>子ミスラ
漏れ的には「初めての子ミスラ」とか「子ミスラ大作戦」なんてタイトルを
脳内補完してるわけだが

151 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 08:29 [ CEYqVdo. ]
HAGE!

152 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 08:38 [ 3D5XnDH. ]
先に言っとく

連続カキコ スマソ

>115
格段に読みやすくなってるよ
走り始めたからには、完走汁

153 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 09:55 [ 4fYbs4c. ]
>>115
まだ戦闘シーンしかないから面白いとかはわからないけど、
効果音が微妙にしつこい印象です。

それはそうと子ミスラの次の冒険まだかな

154 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 10:26 [ JfazSAr6 ]
面白い
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ

155 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 10:56 [ yPyb2cUo ]
( ゜□゜)< くっちぶえふーいーてー♪空き地へ行った〜♪

156 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 11:41 [ QI1SmDwY ]
スパァァン!ギュウウウウウン!!――――グオオオオオオオオオ!!!!!!!
笑わそうとしているんで無ければ逆効果な気がする。

笑わそうとしているんなら狙いどおりだけどネ。

157 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 12:12 [ bYsI4ltc ]
>115
戦闘onlyだとダレちゃいますね...読み手がダレないように
するにはまず登場人物のエピソードを盛り込んで読み手が
登場人物に共感を持てるようにすると良いかも...
せっかく名前も種族も全部設定が決まっているのですから

まぁ...なんだ
ドラゴンボールも最初から最後まで天下一武道会だと
つまらんだろ、たぶん

そんな自分は池の名前を間違えた94...スマン
今知った新事実!?ルフェ湖->池に読み換えてくだされ

158 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 12:13 [ mRb1S9mk ]
>>136
>>153、>>156に同意。
あと、
―――――まるで映画でも見ているかのような感覚。
ヴァナに映画があるのかとそういうツッコミを入れたくなる。
途中、リーダーの一人称が「僕」「俺」とコロコロ変わるのも・・・

その辺りを考慮して書くといいんじゃないかな?
ま、なんにせよガンガレ!

159 名前: 156 投稿日: 2003/06/06(金) 13:38 [ QI1SmDwY ]
煽ってるわけじゃないんだヨ。内容は文句とかないから。
でもこういう些末が気になる人間がいるのも事実。
http://www.kksanshusha.co.jp/kumihan/01.html

160 名前: 156 投稿日: 2003/06/06(金) 13:41 [ QI1SmDwY ]
うわ、直リンクしちゃった。二倍ダーシで首くくって逝ってきます。

161 名前: 158 投稿日: 2003/06/06(金) 15:06 [ EH1aLYAI ]
うはwwww俺なかぐろwwww
修正・・・する気なしwwww
勘弁してwwwww

162 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 17:43 [ I4E2bej6 ]
一人称は、統一してありき、な所もあるけれど
親しい相手には俺、かしこまる時には僕、私等使い分けない?
実際生活しててさ。
まぁあれは唐突に変わってるけどもw

子ミスラでないミスラがにゃーにゃー言うと激しく萎える。

163 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/06(金) 19:58 [ 5lYXVt2Q ]
新しい作品がどんどん増えていく
いまいちだなぁと思う作品だってある
別にそれはそれで良いんです
お願いは一つなんです

最後まで書いて下さい

これから始まる週末に今までの作品の投稿ラッシュがある事を期待して
ageeeeeeeeeeeeeeee

164 名前: 115 投稿日: 2003/06/06(金) 20:11 [ kz09I7ZI ]
皆さん、色々とご意見ありがとうございます。参考にさせてもらいます^^
あといつまでも"115"ってのも紛らわしいですね。なにかコテハン考えた方が良いのかな、、、

やっぱり効果音がしつこいですか。気をつけます(汗)
それと、それぞれのキャラクターの書き分けか、、、、、、。
もう頭の中では各キャラの過去とかだいたい出来上がってるんで、
外伝として出そうかな?^^;

あと、一人称の事なんですが、
回想の中のユダは「己の強さに溺れた少し荒っぽくて自信過剰な性格」→「俺」で、
現在のユダは「騎士を目指して修練を積んだ、落ち着いた性格」→「僕」
というような感じで書き分けました。わ、わかりにくかったですかTT

165 名前: 115 投稿日: 2003/06/06(金) 20:25 [ kz09I7ZI ]
>>163 いまいちだなぁと思う作品だってある


.∵(゜´Д`゜)∵.ごめんなさい精進しますごめんなさい精進しますごめんなs

166 名前: 115 投稿日: 2003/06/06(金) 20:57 [ kz09I7ZI ]
あと、タイトル決めますた。「誓いの詩」にしようと思います。

167 名前: 115 投稿日: 2003/06/06(金) 23:53 [ kz09I7ZI ]
  「誓いの詩」外伝  キリト編―1

赤イ――――。目ニ映ルノハ、赤、赤、赤、赤………。


――私ノ名ハ霧斗。

  所属、暗殺ギルド"朧"。識別ナンバー000001。

  私ハ作ラレタ兵器。人ヲ殺スタメダケニ作ラレタ、タダノ兵器―――



物心が付いた時には既にナイフを握っていた。
母親も父親も顔さえ知らない。
ありとあらゆる体術を仕込まれた――古今東西の武術、サバイバル技術、様々な武器の扱い。
奇妙な機械の中に放り込まれ、一日中死ぬような苦痛を与えられた。

そのうち痛覚など消え去った。

気味の悪い色をした薬を、何度も何度も打たれた。高熱が出て死にかけた事など何度もあった。
食物はひたすらに固いだけのりんご、何の味もしないパン、毒々しい色をした大量のカプセル。
頭の中に叩き込まれたのは全て闇の知識。
毒薬の調合。拷問のやり方。人間の心理と習性。対複数の兵法から地形の利用法。
コンクリートでできた狭くて陰湿な独房。小窓さえなく、悪臭が漂う。

なぜ自分は生まれたきた?――――殺すため。
何のために自分は生きている?――――殺すため。
これから何のために自分は生きていく?――――殺すため。

大勢の人を屠った。何人も何人も殺した。
訓練の通りに動けば玩具のように壊れた。まるで人形のようだった。
いくら返り血を浴びようとを何も感じない。気がつかぬ間に、感情さえ消滅していた。

どれだけ厳重な警護だろうと、どんな大国の要人だろうと自分の前に立てば皆同じ――――。
――――ただ屠られるだけの動く肉塊。

――――「闇夜の魔人」
漆黒の鎧。悪魔をかたどったマスク。ボロボロの黒いマント。身の丈のニ倍はある大鎌。
ヴァンパイアを思わせるには十分だったのだろう。いつの間にか俺はそう呼ばれていた。

168 名前: 115 投稿日: 2003/06/06(金) 23:55 [ kz09I7ZI ]
 「誓いの詩」外伝 コルク編―1

――彼は魔法国家ウィンダスに生まれた。とても裕福な家に生まれた。

  代々"院"の重要なポストに付く者を排出してきた名家に生まれた。

  非常に優れた魔力を持つ血筋に生まれた。

  母はかつてない程の魔力を備え、魔法と名の付く物は古代魔法さえ使いこなした。

  父もまた偉大な魔力を備え、聡明な頭脳を以って様々な研究をし様々な魔法を作り出した。

  彼自身も、血筋に漏れず優秀な魔力を備えていた。

  父親譲りの聡明で回転の速い頭脳。母親譲りの古代魔法さえ操るセンス。

  誰もが羨む環境。そんな中に彼は生まれた。


「お、おおおおお坊ちゃま!そのような事をされては危のうございます!」
執事達が下でが騒ぐ。彼は何という名前だっただろう?横の彼は?その横の彼は?横の横の彼は?
いくら素質が優れているとはいえ、五歳程度の子供では記憶力もたかが知れている。
――もっとも大の大人だとしても、何十人もの執事の顔と名前を記憶できるかは定かではないが。

たかが5ヤルム程度の枝に登っただけでこの騒ぎだ。子供が木登りをして遊んで何が悪いと言うのだろう?
それだけではない。普通の子供にとっては当たり前の遊びもいつも制限され続けてきた。

木製の玩具の剣は取り上げられ、最高級のトリネコ製の杖が変わりに与えられた。
勇者の冒険を描いた絵本は、大人でさえ読むのに苦労するルーン語で記された魔法書になった。
鬼ごっこをしたかった。かけっこをしたかった。綺麗な木の実を探して森を探検したかった。
普通の子供と同じように遊びたかった。魔法の勉強なんてまだしたくなかった。

そして――――。あの台詞だ。
「お坊ちゃま!そのような事はすぐにお止めください!“だんな様と奥様に叱られてしまいます!!”」

 誰  も  僕  の  事  な  ど  見  て  は  い  な  い  。

いつもそうだった。僕は“名家”の子供で、“偉大な父と母”で、“強い魔力を持つ血筋”の子供だ。

なまじ頭の回転が良いだけに、理解も早い。魔法学校に入学する年になる頃には、
彼は周りの全てに――――絶望していた。

169 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 00:41 [ i7P3HbkU ]
一つだけ言わせてー。

ヤグ侍、おかえり。

170 名前: 空に奏でる君の歌17 投稿日: 2003/06/07(土) 00:42 [ i7P3HbkU ]
女神様。アルタナ様。
今一度私に勇気をお与え下さい。
捨てたつもりの命が残った今、本当はもうあのような恐怖を味わいたくなどありません。

ですが。
私は恩人に報いたい。大切な仲間を守りたい……だから、アルタナ様。

どうかもう一度、ご加護を――





異形の耳を持つ少女は、傷を負っているとは思えぬほど軽い身のこなしで敵を翻弄した。
短剣が舞う。
きぃん、と刃が鳴り、少女はまた跳んだ。
「お姉ちゃんっ、あたいも!!」
幼さを残す高い声と共に、もう一人ミスラの少女が走りこんでくる。
妹の気配を背中で感じた少女は、武器を持ち替え、低い姿勢に構えた。

揃いのバグナウが巨大な爪を光らせる。

姉の跳躍と妹の間合いを活かした攻撃で、既に弱っていた獣人がその息の根を止める。
残りは、3体。
ミスラの姉妹は息つく間もなく次の敵に狙いを定める。が、一瞬相手の動きが勝った。
妹に向かってゴブリンの剣が迫る。
――挑発!
赤い髪のエルヴァーンが、少女を庇うように立ちはだかった。敵の目が逸れる。
「フリュー、大丈夫なの!?」
男の後姿を目にした少女が叫ぶ。鮮血が、その背を流れていた。

「俺のことは構わん!それよりお前ら、無理をするんじゃない!!」
普段は軽薄な男の怒号に、姉妹の大きな耳がしゅんと垂れる。
「でも、フリュー……」
「俺がこいつらを引き付ける、いいな!」
男は武器を握り直すと、ゴブリンの攻撃を一手に担う。
しかし、やはり深手を受けたその身には負担が大きいようだった。
チリリは残った魔力で、最後の回復魔法を男に投げる。
「すまない……っ!」
男は振り返らずに礼を述べると、再び獣人に挑発を入れた。





ビアナナの危機はひとまず去った。そして今、回復魔法を唱えられるのは自分しかいない。
ならば、自分がやるべきことは一つ……魔力を回復すること。
チリリはどっかりとその場に座った。
焦るな、焦ったら終わりだ。
駆け付けたい気持ちを抑え、祈るように目を伏せる。

ビアナナもまた、戦列から少し離れた場所で体を休めていた。
魔力はまだ残っている。
だが、体力が追いついていなければ、再度ゴブリンの敵対心を煽ったときに持ちこたえることが出来ない。

絶対、見殺しにはしない。
そのためにもこの場を預けます。どうか凌いで!

チリリの心の声に応えるように、赤い髪の男は体を張る。

そんな彼を盾とし、姉妹が縦横無尽に拳を繰り出すが、まだ相手は倒れない。
ビアナナが静かに立ち上がった。
すぅっと息を吸って集中する。彼らのペースを崩さない魔法……。
――バイオ!
少女の手から禍々しい光が飛んだ。
――ブライン!
暗闇にとらわれた獣人は無様に四肢をもたつかせる。その隙をエルヴァーンの剣は逃さなかった。
ぐふぅと一つ喘ぎ、獣人が漸く前のめりに果てる。

171 名前: 空に奏でる君の歌17 投稿日: 2003/06/07(土) 00:42 [ i7P3HbkU ]




じりじりと攻め立てられる恐怖に、獣人たちは慄いていた。
気色ばんだ一人が赤い髪の男を攻め立てる。その手数を盾で防ぎながら、男は一歩下がって間合いを整えた。
「ニア!ヤム!」
男がミスラの姉妹を呼ぶ。合図だ。少女達は直感した。
「……いけるな?」
「勿論っ!」
二人の目が爛々と光る。男はにやりと笑った。

「いっくよーっ!!」
妹ミスラが構えをとる。――コンボ!
柔軟な手足が素早く拳と蹴りを撃った。
彼女の技が敵に入るタイミングを読んで、エルヴァーンが剣を振り上げる。
――レッドロータス!



ぼぅ、と何かが破裂した、気がした。
……まさか。
ビアナナの指が思考より先に印を切る。精霊魔法に特別な念が籠った。



「ほぉら、余所見してる場合じゃないぞーっだ!!」
知らぬ間に背後に回っていた少女がゴブリンの不意を取る、そして。

――コンボ!

どおっという熱波が辺りに押し広がった。間違いない。今だ!


「ファイア!!」


ビアナナの魔法が炸裂する。強い爆風が一面を薙いだ。
「ひゃっ!?」
いつもとは段違いの魔法の威力に、チリリはゴクリと固唾を飲む。すごい……!
詠唱した本人も、予想外の効果を見てその場にへたり込んでいる。
マジックバースト。
居合わせた全員が、その連携術を見るのは初めてのことであった。

「なんにゃぁっ!?
 今の何?今の何?魔道士さん、今のなにーーーーぃ!?!」
幼いミスラが興奮してきゃあきゃあと叫ぶ。

ガキャンッ。

少女を狙った矢が男の盾で叩き落とされた。

「まだ残ってるぞ、油断するんじゃない!」
男は喝を入れるが、遂にその膝が地に付く。当然だ。とうに限界は過ぎている。
「……あと、少しなのに……っ!」
血が滲み出すほどに、男は唇を噛み締めた。
いくら敵を睨もうと己の脚は一歩も動かない。……動け、動けよ、ほら!!
男の目から一筋の涙が零れる。


突如、光が。


眩い光がエルヴァーンを優しく包む。――ケアル2。チリリのものではなかった。


全員、驚いて振り返る。そこには金の髪を持った女性が、棍を支えに立っていた。

「リイナ!」
「大丈夫だよ、フリュー……さあ、立って。」
嘘のように自然に、男の脚が伸びた。
「私が守るよ。心配いらない。」
短く切り揃えた美しい髪を揺らして、彼女が微笑んだ。

まるで、たった今戦地に赴いたかのように、力がみなぎってくる。



限界など超えていた。
だが、流れはこちらのものだった。

――そして、女神は彼らに味方した。




つづく。

172 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/07(土) 02:16 [ WoGPoZUY ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「おおーきな、ノッポのエルヴァーンー、お・・・。」

今日は友達の家に遊びにイクのにゃ。
このあいだ友達になった子の家にゃ。
初めてのお呼ばれなのにゃ。
ドキドキ、緊張するにゃー。

にゃ?あそこに誰かいるにゃ?
エルヴァーンのおねいさんにゃ。
なんか、すごい薄着なのにゃ。
寒くないのかにゃ?
それと、じっと動かないのにゃ。
お腹でも痛いのかにゃ?

「おねいさん、こんにちはですにゃ。」

にゅぅにゅぅ。
返事がないにゃ。
めげそうにゃ・・・。

「おねいさん、なにしてるですにゃ?」
「・・・」
「にゃ?」
「寝バザーだ。」

ね、寝バザーにゃ?!

「おねいさん、寝バザーってなんのことにゃ?」
「知らないのか?寝バザーとは冒険者が個人で開いている蚤の市のことだ。」
「にゃ!知らなかったにゃ。」

にゅぅにゅぅ。
そういえば、おねいさんの荷物、食材でいっぱいにゃ。
それに、食材には値札が付いてるにゃ。
にゃ?なにかコメントも書いてあるにゃ。

調理修行中故未熟なれど、我が明日の為購入求む

173 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/07(土) 02:18 [ WoGPoZUY ]
にゅぅにゅぅ。
良く分からないケド、なんか、カッコいいにゃ!

「でも、おねいさん、なんでそんな薄着なのにゃ?」
「なぜかな?この格好のほうがよく見つめられる。」

にゅぅにゅぅ。
そうなのかにゃ?
そういえば、さっきから道行くオトコの人はみんな
おねいさんをじっと見つめてイクにゃ・・・。

「でも、おねいさん、なんでじっと動かないのにゃ?」
「走り回る相手や、じっと見つめ返す相手は見つめにくい。
だからこうして寝たふりをしている。」
「にゃ!そうか、だから寝バザーなのにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
すごいにゃ、すごいにゃ。
またひとつ冒険者の真実を知ってしまったにゃー。
アタシも今度、寝バザーにチャレンジしてみるのにゃ!
薄着でじっと動かないで、たくさんの人にじっと見つめられてみるのにゃー。
あ、でも、ちょっとダケ、恥ずかしいかもにゃ・・・。

「そういえば、先程、君は急いでいなかったか?用事があるのではないか?」
「あ、そうにゃ、忘れてたにゃ!友達の家に遊びにイク途中だったにゃ。」
「そうか。では、これを持って行くと良い。」
「にゃ?」

と、とれーどにゃ?!

「ハートチョコにゃ!アタシこれ、大好きなのにゃ!!」
「甘い物を食べた後は、歯を磨くことを忘れてはいけない。」
「にゃ。ありがとうにゃ。きっと友達も喜ぶにゃー。」
「友達と仲良くな。」

にゅぅにゅぅ。
おねいさんに、お土産頂いちゃったにゃ。
冒険者はみんな、強くて優しいのにゃ。
アタシもおねいさんみたいな冒険者になるのにゃー。

174 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 02:42 [ hEirLUos ]
>>163
そう願いたいのは山々だが、前スレ末期のような事になれば書き込む気を失う人が
いても当然だと思う。

175 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 03:24 [ E.D27WEI ]
タル戦・・・読みたいようぅ・・・ママン・°・(つд`) ・°・。

176 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/07(土) 04:02 [ G15FGiB6 ]
「名無しの話し」の5の3 −お茶−

お昼までまだ一時間ぐらいあるのだけど、草原にごつんと突き出た大岩の上でパーティーは一休みしてた。
場所に深い意味はない。
「あのうえがいいー」
とタル黒が主張し、みんながうんうんとうなずいた結果だった。
回り込んで斜面を登ると、丁度いい広さがあった。
十メートルも高くなるとずいぶんと景色が違う。
いいながめだ。
さらに涼しい風がある。
「お茶いれるにゃ」
いつもの事ながら、ミスラは準備がいい。
手早く火を起こし、お湯を沸かして、お茶を入れる。
それぞれ専用に持ってるコップへ、注いでもらう。
熱々とすすると少し苦いけど、気持ちのいい香ばしさがある。
「こんなのもあるにゃー」
さらにミスラが配るモノがある。
お皿に一口サイズの丸いお菓子がいくつかのってる
さっそく口へ放り込むタル白タル黒。
「あまーい」
「おいしーい」
キャアキャアと歓声を上げる。
どうやらお砂糖のたっぷりのよう。
どれどれとヒュム戦も口へ運ぶ。
モチモチとやわらかい。
けど、それほど甘くない。
ヒュム戦にとっては丁度いい塩梅。
「?」
よく見ると、タル白タル黒の分とは少し色が違う。
「ヒュムさんとガルさんの分はお砂糖ひかえ目にゃ」
とミスラ。
どうも、このお菓子も手作りで甘さを加減してるようだ。
まったく、これでシーフというのが納得して良いのか、悪いのか…。

お茶が美味しい。
お菓子が美味しい。
天気も良い。
風も良い。
「はぁ〜」
なんとなく気の抜けた声がもれる。
見ればガル戦は横になってしまってる。
エル騎士は剣を磨いてる。
ミスラはタル白タル黒とともに、ほんにゃりとなってお茶を飲んでる。
なんか、平和だ。
戦闘でついた鎧の返り血をコシコシと拭きながら、
「もう、このままお昼まで休もうか…」
というヒュム戦の非生産的な提案に、誰も反対しなかった。

177 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/07(土) 04:08 [ G15FGiB6 ]
「名無しの話し」の5の4 −遭遇−

そろそろ昼が近付き、ミスラがご飯の用意を始めた頃。
最初にキャワキャワという小さな声に気付いたのはタル白だった。
「はしってるー」
指さす方を見下ろすタル黒達。
…確かに、五・六匹のマンドラがなにやら声を上げて走ってる。
「うんどうかい?」
とタル黒。
んなわきゃない。
追われてる。
後からトラが追っかけてる。
強そうな、立派なトラだ。
トラは器用に右へ左へと回り込み、マンドラ達がバラバラに逃げないように追い込んでる。
なんだか、羊を追う牧羊犬のようだ。
「とらさんもおひるごはんー?」
「マンドラたべるのー?」
見上げるタル白タル黒に首をひねるヒュム戦。
エル騎士へと向くが、同じように首をひねってる。
マンドラを食べるトラというのは聞いたことがない。
ミスラへ聞いてみようかと振り返ろうとしたとき。
ガシッ!
ごつい手で頭をつかまれた。
「!」
しまった!と思ったときは遅かった。
「以下省略ぅ!」
ブン!
どこをどう省略したんだか、きわめて短いセリフと共にガル戦の腕が唸る。
投擲モーションもあっさりしたものだ。
「そんなもんかあぁー…」
悲しげな叫びと共に飛んでいくヒュム戦。
そして。
ベシャッ…。
鈍い音。
「はずれたねー」
「はずれー」

地面に頭から突っ込んでピクピクしてるヒュム戦に興味を持ったのだろう。
「?」
マンドラを追うのを止めて近づいていくトラ。

「んー、チャンスぅ」
次の武器へと手を伸ばすガル戦。
ガシッ!
「ミッ?」
つかまったのは、ヒュム戦が投げられたので油断しきってたタル黒だった。
「キャー」
慌ててとなりのタル白へしがみつくタル黒。
「ミィー」
慌ててとなりのエル騎士へしがみつくタル白。
「お?」
エル騎士の盾が反応する間も与えず。
「ショットガンアターーーックゥ!」
ブオゥン!!
唸る豪腕。
モーションが小さいけど、しっかりと腰の入った投擲フォーム。
ヒュム戦の時とはまったく違う。
「キャー」
「ミー」
「おー?」
つかまりあった三人が、ぐるんぐるん回りながら飛んでいく。
やがて、手が離れたらしい。パッと三つに分かれた。
ドチャ!
ザチャ!
ゴキッ!
命中率は三分の一だった。
まあ、ショットガンだから、それぐらいか。
「んー、命中ぅ」
ガル戦が得意になってミスラへ戦果を自慢しようとした時。
小さな影が倒れ伏すトラへ走り寄った。
「んー?」
見下ろすガル戦。
「トラさーーん」
それは、もこもこまるまる、ちょっとみ羊にも見えるタル獣だった。

178 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/07(土) 04:15 [ G15FGiB6 ]
「名無しの話し」の5の4 −タル獣ふたたび−

「トラさん、トラさん」
ぐったりとしたトラの頭に抱きつくタル獣。
周囲に散らばるタル・ヒュム・エルには目もくれない。
「…ああ、おまえかぁ…」
トラの声は弱々しい。
「トラさん、しっかりして」
「…はは…やられてもうたわぁ…」
「トラさん、これ食べて。元気になるから、これ食べて」
物入れからペットフードを取り出すタル獣。
「…獣使いから離れてもうたら…他人さんにはペットて判らん……しっぱいやなぁ…」
「お願いだから、早く食べて!」
「…すまんなぁ…もう見えへんねん…まっくらでなぁ……」
「食べてよ、トラさん!」
「…あんなぁ…ゆめ…わすれたら…あかんでぇ…しゅぎょう……やでぇ……」
ペロリ。
トラの舌がタル獣の顔を一舐めして、そのままダラリと力無く垂れ下がる。
同時に、トラの全身から力が抜ける。
「トラさん、トラさん、トラさん!」
もうトラは動かなかった。
「やだよー!いっちゃやだよー!!おいてかないでよー!!」
トラに抱きついて泣くじゃくるタル獣。
「修行するからぁ、もっと修行するからぁー!」
ヒュルルルルルルル。
「え?」
見上げるタル獣。
カーーン!
バタッ。
落下してきたスープ鍋の直撃をデコに受け、タル獣はバッタリと倒れた。












「……ちょっとまてコラッ!」
がばっとはね起きるトラ。
ダダダダッ!
大岩まで一気に駆け、
ダダンッ!
ひとっ飛びに頂上へ飛び上がる。
「ひとの感動ドラマ、なに邪魔しよんねん!」
ギロリと睨み付けるトラ。
その視界に、ミスラの料理セットが入る。
組み立てテーブルに簡易コンロ。食材、ナイフ、そして…鍋!
「おのれか、コラ!」
怒りの迫力でミスラに迫るトラ。
「ち、ちがうにゃ、ガルさんだにゃ。ガルさんが投げたにゃ」
テーブルに隠れるようにしてガル戦の方を指さすミスラ。
でも、そこにガル戦の姿はない。
「あー、挑発もせずに逃げたにゃー!」
大慌てで自分も逃げだすミスラ。
が、数歩も行かないうちに、ガクンと背中が引っ張られる。
「ねえちゃん、どこ行くねん…」
耳元で低ーいトラの声。
その爪がシッカリとミスラの服を引っ掛けてる。
「チョットこっちで話ししよか」
ミスラの首を甘噛みしてズルズルと引きずってくトラ。
「ちがうにゃー、アタシちがうにゃー!」
「はいはい、わかったわかった」
ズルズルと引きずられてくミスラ。
「ほんとだにゃー、ガルさんが投げたにゃー!」
「ちがう・しらない・まちがえた。よー聞くセリフやなぁ」
「してないにゃ、投げてないにゃー」
「あー心配せんでもええて。大丈夫、痛ぁない、痛ぁない」
「ほんとにちがうにゃあぁーー…‥」

ボクッ!!




『…ひどいにゃ、ひどいにゃ!アタシちがうのにひどいにゃ〜!』
『でもぼく、トラさん無事だったからいい』
『ガルさん、憶えてろにゃー!!』
『ねえ、ミスラさんて、トラさんの親戚?』
『にゃっ!?』
『みみー』
『しっぽー』
『そういえば同じ猫科…なのか?』
『さあ?私はエルヴァーンだ』
『…みんなひどいにゃ〜!!』
ミスラは大声で泣き出した。
死んでるけど。

−本日の戦績−

タル獣パーティー

獲物:ミスラ一匹、マンドラ多数
死亡:一名
評価:ブー

ヒュム戦パーティー

獲物:獣数頭
死亡:五名
誤射:一名
逃走:一名
評価:ブッブー

その後一週間、ミスラの機嫌は直らず、パーティーは昼飯抜き、おやつ抜きが続いた。
ちなみに、タル獣は相変わらずトラの背中から落ちては泣いてるらしい。
闇の王が操れるようになるのはまだまだ先のよう…。

「名無しの話」の5 −完−

179 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/06/07(土) 04:26 [ G15FGiB6 ]
ごめんなさい、ごめんなさいm(_ _)m
トラさん、セリフ長いです。主人公達より長いです。
けど、関西弁いいかげんです。
でもタルタル載せたかったです。

180 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 07:52 [ s/BdR0qA ]
うはははははは!
トラさんと猫の掛け合いに爆笑。
トラさん、やっぱり男前やわ。 次も期待アゲ!

タル戦・・・まだかなあ。あとヤグ侍おかえり! 空奏キター!

181 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/07(土) 17:40 [ 1eBO4XWQ ]
そろそろ期待ageしていい?

182 名前: 誓いの詩 投稿日: 2003/06/07(土) 21:22 [ Z0TYblF2 ]
第一章 ―3―

獣人達がじりじりと包囲網を狭めてくる。逃げ場はもう――――無い。
このような状況下、戦士で、リーダーである自分が取るべき行動は唯一つ。
静かに、それでもはっきりとした口調で、仲間に告げる。

「……俺が敵を引き付ける。皆は――…逃げてくれ。」
臆していることを悟られないように、落ち着いた振りをしてゆっくりと話す。

「なっ!? てめぇ! 自分が言ってる事わかってんのか!!?」
“キリトが目を血走らせて怒鳴る。まったく、戦闘中は性格変わるよなぁ、お前。”
「その役、僕が引き受けよう。 我が魔力を以ってすれば敵の攻撃も無効化できるし、デジョンで逃げる事だって、、、、、。」
“コルク、君も目が泳いでいるよ。魔力なんてもう殆ど残ってないだろうに…。”
「いや、私が引きつける! 私の方が体力も防御力もあるんだぞ!?」
“ガイバン、君だって体力はもう殆ど残ってはいないはずだ。”
「いやだよ、そんなの! きっと、きっと他に何か方法が――――!」
“オイオイ、泣くなよ…。大丈夫、俺なんかいなくてもお前ならやっていけるさ…。”

ハハハ、――こいつら、俺なんかの為にこんなに………。

気づけば少し泣きそうになっていた。
なんとも妙な話だ。
今になって、こんな状況で、やっと仲間の暖かさに気が付くなんて。
もう少し、ほんの少しだけ、人に優しく接していたら何か変わってたのかもしれない。
ま、いまさら何言ったって変わらないか。

「ねえ、ユダ……わかってるの?――――死んじゃうよ。」
エレナがボソッと呟く。

「ああ、わかってる。」それ以上は言葉にならなかった。
よく、わかっている。今まで人の気持ちを踏みにじってきた分、仲間さえを省みなかった分、償いがしたいんだ。

獣人たちは間合いぎりぎりまで近づいてきている。もう時間が無い。
今にも消し飛びそうな意識を気合だけで縫いとめ、“瞬間”に備えて全身の筋肉を極限まで撓める。

「それじゃあ、みんな、元気でな。また………いつの日か。」

「あ、オイ! てめぇ!!」
「ユダァ!!!」
「待つんだ!!!」
「そんなの嫌だぁぁ!!!」

「糞獣人どもぉ!! 貴様の相手は、この! 俺だぁ!!!!!」
全てのアビリティを開放する。獣人たちが俺を見据えて咆哮を一斉に上げる。
ほぼ全てこちらに向かってくる。

これでいい。さあ今だ、皆、逃げてくれ……。


「アルタナの女神よ! 汝が子らに光の祝福を!!!!」


瞬間、体がフワリと軽くなったような感覚に襲われる。右肩の傷が異様な速度でみるみる塞がり、回復していく。

疲労感が吹き飛び、視界が晴れてはっきりする。鎧に付いた獣人達の返り血が、浄化され、消えていく。

――――馬鹿な。ありえない。だがこの感覚は間違えようが無い。
    この感覚に何度も何度も命を救われた。だが、この状況でのこれが意味する物は――――。

獣人達が止まり、その目が新たな標的を捕らえた。 馬鹿な、そんな、、、、、、!!!!!!

「あ、、、、あああ、、、、、、! そんな、、、、、、、、!!!」
彼女は、微笑んでいた。女神のように優しく慈愛に満ちた顔で。
そばの仲間達も呆然と立ち尽くしている。これから何が起こるのか本能的に理解したからだ。
絶対的な絶望。避けることの叶わぬ悪夢。血の気が音を立てて引いていく。

「 エ、  エ レ ナ ァ ァ ァ ァ ァ ! ! ! ! ! ! 」

183 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/07(土) 21:35 [ 4ux8s54. ]
作家さん多くなって楽しさ大爆発ですな。

おいらも新作です。白き〜17話をアップしました。
今回はあんまり山場なし、つなぎですな。下記リンクの画像UP掲示板からどうぞ。
旅は終わらない
http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

さて、BCNMリベンジ行ってきます。(前バグで宝箱が開かなかった)

184 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 21:56 [ 22/h7okg ]
>>183
ご苦労様でつ。

185 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/07(土) 22:08 [ 1eBO4XWQ ]
はい、きたw待ってマスタ。
ご愁傷様です。
んじゃ読んできます。

186 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/07(土) 23:29 [ f5Qqy9uI ]
実はアレ、帆船じゃなくって汽船だったりして(゚∀゚)
そんな瑣末な事は置いといてグッジョブ

187 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/08(日) 02:21 [ 1VY7VtHk ]
>>183
白き探求者よみました!

相変わらずとっても楽しかったです―ヽ(´▽`)/
クラウディアとレクスの今後が気になりまつ(`・ω・´)
お似合いのカプールになってほっすぃ(;´Д`)ハァハァ

188 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/08(日) 03:04 [ 5mOZVH4g ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

ゴッ、ガッ!グルゥ、ズギャ!ドガ!

敵襲!!

敵は獣人ヤグード。
一人だが構えた刀がその強さを誇示している。
二人のPTがそれを迎え撃つ。
モンクが敵の注意をひきつけて、敵の斬撃を回避する。
白魔道士がモンクの回復に努めながら、ハンマーで援護を続ける。

「そろそろ、イクよ!」
白魔道士が合図を送る。
「OKにゃ!」
モンクがそれに答える。

「ええい!ブレインシェイカー!!」
白魔道士のハンマーが敵の後頭部を直撃。
強烈な攻撃を受けて、敵の動きが止まった。
「これで決めるにゃ!!」
刹那、モンクが敵の懐に一歩踏み込む。
コンボで敵の急所を打ち抜く。

衝撃の連携!!

敵はこの衝撃に耐え切れず、ゆっくりと地面に崩れていく・・・。

「やったね!」
「にゃー!」

「アタシの拳と、」
「私の魔法があれば、」
「「どんな敵にも負けない!」にゃ!」

189 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/08(日) 03:04 [ 5mOZVH4g ]
にゅぅにゅぅ。

「カ、カッコイイのにゃー!」
「あ!ダメ、読んじゃダメなのー。」
「にゃー?」
「まだ途中だし、下手だから恥ずかしいの。だから読んじゃダメなのー。」
「そんなことないにゃ、下手じゃないのにゃ。面白カッコイイのにゃ!」
「え?えっと、ありがとう・・・。」
「でも、すごいのにゃー。いつ書いたのにゃ?」
「うん、あのね、このあいだから少しずつだけど書き始めたの・・・。
こんな風に冒険できたらイイなって思って・・・。」
「にゃー!アタシもそう思うにゃ。
今度、二人で冒険にイクのにゃ。
色々なところにイってみるのにゃ。
色々なことをヤってみるのにゃ。
きっと、ドキドキでワクワクの連続なのにゃ!」
「あ、うん!一緒にイこうね。」

にゅぅにゅぅ。
嬉しいにゃ、アタシと同じだにゃ。
彼女も冒険を求める冒険者だったのにゃ。

「あ、でも、今度からは私のノート、勝手にみないで欲しいの・・・。」
「う、・・・ごめんにゃ・・・。」
「あ、でもでも、ちゃんと続き書くから、そしたら読んで欲しいの・・・。」
「にゃー、わかったにゃ。楽しみにしてるにゃー。」

190 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/08(日) 05:56 [ sOq7mugA ]
>>186
は、そういや駆動音バリバリ聞こえてたな。
まあ、帆も付いてるし・・・ダメか。
脳内補正してください・・・(;つД`)モットガンバルゾ

191 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/08(日) 14:40 [ WgdqWpkA ]
あの〜、jpg gif png lzh zipって形式で書いてみたいと思ってるんですが、
どうやればいいんでしょう?TT
誰かそういうのに詳しい方、教えてもらえませんか?

192 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/08(日) 14:52 [ Nr1QiQYY ]
>191
jpg gif png ←画像ファイルの形式です。
       漫画とかカットの場合に有効。
       使用できる形式はお手持ちの画像ソフトによります。

lzh zip ←圧縮ファイルの形式です。
     普通のtxtで書いた物などを、
     圧縮ソフトでサイズを小さくまとめたものです。
     私は雑誌の付録CDRからダウンロードしたのを使っています。
     ttp://sapporo.cool.ne.jp/murayama/Lhaca/
     ↑でダウンロードできると思います。

193 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/08(日) 15:07 [ WgdqWpkA ]
>>192様
おお、Lhasaの姉妹版ですか〜こんなのあるの知らなかった(汗)
わかりやすい解説どうもです^^

194 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/08(日) 15:49 [ wLZkASEk ]
>>188-189
今バス港にいるタルミスラPTでつか?

195 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/08(日) 20:45 [ 1eBO4XWQ ]
神降臨期待age

196 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 01:13 [ ONyyV2XA ]
http://kamakura.cool.ne.jp/nbf/thc/eagle3.html

197 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/09(月) 01:20 [ FYC0HTqg ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

きーんこーん。かーんこーん。

「次の授業は体育なのにゃ。はやく着替えて校庭にイクのにゃー。」
「あ、うん。」

「にゃ、にゃにゃ、にゃ。お着替え完了なのにゃ。」
「あ、えっと・・・。あの、私、変じゃないかな?」
「にゃ?」
「あ、あのね、前の学校は体育のときスパッツだったの。
だから、私、ブルマって初めてで・・・。変じゃないかな?」
「大丈夫にゃ、可愛いにゃー。」
「あ、ありがとう・・・。
あ、でも、ちょっと食い込んでるみたいで・・・。」
「にゃ。そういうときは、こうやって・・・。」
「ひゃん!」
「指でクイっと!これで良いにゃ。」
「あん!あ、ありがとう・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日の体育は短距離走なのにゃ。
冒険者は太陽にほ○ろみたいに走りまくりなのにゃ。
だから、アタシも走るのにゃ。

ぱらぱーぱららーぱーららーぱららぱらら。

「アタシ、かけっこは得意なのにゃ!」
「私、あんまり運動とかしたことないの・・・。」
「にゃ?そうにゃ?」
「うん。私、小さいときは病弱だったから、かけっことかしたことないの。
だから、ちゃんと走れるかどうか不安なの・・・。」
「大丈夫にゃ。一生懸命、前に進めばイイだけなのにゃ。
きっと、ちゃんと走れるにゃ。」
「うん、そっか。私、がんばってみるね。」
「にゃ!そうにゃ!アタシも負けないにゃー。」

198 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/09(月) 01:20 [ FYC0HTqg ]
にゅぅにゅぅ。
そろそろアタシ達の番だにゃ。
ちょっと緊張してきたにゃ・・・。
ドキドキ、落ち着いて、大丈夫、アタシ達はちゃんと走れるにゃ。

位置について・・・用意・・・ドン!!

にゅぅにゅぅ。
やったにゃ!
抜群のタイミングでスタートできたにゃ。
体が軽いにゃ!
ドンドン加速できるにゃ。
にゃー、このまま先手必勝、先行逃げ切りなのにゃー。

「にゃ!このままトップでゴールにゃー。」
「私・・・がんばる!」
「にゃ?」
「・・・加・速・装・置・・・!」

と、とんずら?!

にゅぅにゅぅ。
風が吹いたにゃ。
風が後ろからアタシを追い抜いてイッたにゃ。
やられたにゃ・・・。

「にゃー、走るのはやいのにゃー。」
「えへへ。私もびっくりしちゃった。」
「にゃー、つぎは負けないのにゃ!」
「うん、つぎは私も最初から飛ばしてイクね!」
「にゃー・・・。」

にゅぅにゅぅ。
能ある冒険者は爪を隠しているのにゃ。
要注意なのにゃ・・・。

199 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 01:36 [ Zlu.l.x6 ]
>「・・・加・速・装・置・・・!」

>と、とんずら?!


ツボにはいった。
しばらく笑い止まらずw

200 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 02:15 [ d5CgyFj. ]
>>197
ブルマ=>サブリガ
脳内変換しとこw

201 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/09(月) 02:21 [ J.G7i8hQ ]
>>132
遅レスで申し訳ない。そういう理由でしたのね。
野暮なツッコミごめんなさい。

で、2話目の前半部分できましたのでUPさせて頂きます

あの空へ跳ぶために
第二話 極寒の地に轟く雷−1

「フィー、後ろ!」
 注意を促す鋭い声に、私の感覚は研ぎ澄まされる。
私の後ろをとったのはヤグードだろう。視界の左隅には入っていた。
とはいえ、切り結んでいるこのクゥダフをどうにかしないと。
ここで振り返っても、前後から切り刻まれて肉塊に成り果てるだけ。
「あんた!私がいると思って手抜いてるでしょ!?」
 わずかに体重をずらし、受け流す。
バランスを失ったクゥダフの首に、黒鉄鋼の刃が綺麗に滑り込んでいく。
どれだけの返り血が染み込んだのだろう。
髪をかき上げただけで、冷え切った空気に赤色の水玉が舞う。
「わかってるじゃない。ユネス」
「そういうところが昔と違って可愛くないのよ、あんたは」
 見ると、顔の辺りを抑えたままヤグードは絶命している。
盾で顔面を強打された後に心臓を一突き、か。
さすがは共に剣を学んだ幼馴染、と言ったところかな。
幼馴染―――ユネスは少々呆れ顔だ。
この激戦の中でそんな顔ができなんて、まだ余裕があるってことなんだろうけど、
そんな顔をしてると―――。
「二人とも、気抜いてる暇なんかないでしょ!」
 やっぱり怒られた。昔からそうだ。
ユネスと二人ではしゃぎ回っていると、ティアに叱られて……。
たった三年先に生まれただけなのに、自分がお姉さんみたいに思っちゃってさ。
この前だってシュヴァル川に―――

 聞こえてくるのは朝を告げる小鳥のさえずり。
フィルはベッドの上で半身を起こしたまま動かない。
餌を探しに行ったのだろうか、小鳥が飛び立つ音でようやく我に返った。
寝癖混じりの髪を撫でつける。
 あの頃の夢を見るのは久しぶりだ。
一年前、二人の幼馴染がいて、信頼すべき仲間がいて、尊敬する兄弟子がいて、そして……。
「何が、かっこつけさせろ、よ……。そんな必要なかったのに。
……側に、隣にいてくれれば、それで……」
 遠くから聞こえる柔らかな小鳥の鳴き声に溶かされたのか、甘い記憶と焼かれるような痛みが目を覚ます。
涙が頬に跡を残して滑り落ちていく。微かな音をたて、握りしめた手の甲にできる、小さな染み。
 
 生き続ける。今の私にできることはそれしかない。

202 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/09(月) 02:24 [ J.G7i8hQ ]
第二話 極寒の地に轟く雷−2

 けたたましい叫び声が耳を刺す。この至近距離で聞きたくない声の一つだ。
手入れもされず錆び続けるだけの鎌が、レッセの首を薙ごうと水平に振るわれる。
頭を下げ、空を切らせ、体制を崩した相手の膝を強打する。
鈍い感触が手に伝わり、膝の骨を砕いたのがわかる。

「ミュルル!まだ余裕あるか!?」
「ない!早いとこ決着つけて!」
「それができれば苦労しないっての……」

 最近こんなのばっかりだ。多対多というのはやり難い。
それも偶然巻き込まれたなら尚更だ。挙句、相手はアンデッド。
恐怖というものを感じず、動けなくなるまで生あるものを襲い続ける。
普段役に立たない相棒でも、こういう時はその存在を貴重に感じる。
彼は仮にもナイトなのだから。

「ムート!骨一匹に何手間取ってんだ!とっとと終わらしてこっち助けろ!」
「そんなぁ。こっちだって頑張ってるんだよ〜」
「そのでかい図体いかして、骨の三匹ぐらいまとめて相手しやがれ!」
「だからぁ、無理言わないでよ〜」
「努力もせずに無理とか言うな!」

 自分でも何か違う気がするが、文句の一つや二つは言いたくなる。
そもそも、彼は黒魔道士であって、最前線でこうして敵とわたり合うのは得意ではない。
それが、両手棍を振るって戦士の真似事をしている。
魔道士としてのプライドを傷つけられたような気がして、非常に面白くない。
「レッセ、合わせて!」
 極寒の地で珠の様な汗をかきながら戦う女戦士。うん、絵になる。―――って、何考えてるんだ、こんな時に。
「ま、任せろ!」
 動揺で、言葉がわずかに震えた。まさか、考え読まれてないよな?
そんなことあり得ないとはわかっているんだが。
隣の女性―――いや、年齢を聞いたからには少女と呼ぶべきなのだろうか?
彼女の棍に土の力が集まっていく。

203 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/09(月) 02:29 [ J.G7i8hQ ]
第二話 極寒の地に轟く雷−3

 一日前、午前、ジュノ。
 ル・ルデの庭には、クリスタル戦争の終結を記念して造られた記念碑がある。
記念碑の根元から、清らかな水が湧き出し、辺りに心地よい水気を漂わせている。
観光名所であり、恋人達の待ち合わせ場所でもあり、冒険者達の集合場所としても良く使われる。
 人口の泉を囲うようにベンチが四つ置かれ、そのうちの一つに一人の青年が座っていた。
まだ寝ぼけているのだろうか。
呆然と空を見上げては、ふと我に返って辺りを見回し、
目当てのものを見つけられなかったのだろう、また空を見上げる。
 青年は三十分ほども同じ動作を繰り返していただろうか、ようやく彼に近づく一人の若い女性が現れた。
颯爽と歩くその女性に好奇の眼差しが寄せられる。
少し憂いを帯びた瞳が印象的で、美しいと言うよりは可愛らしいという言葉の方がより適切に近いだろう。
ガンビスン(左右非対称という独特なデザインを持つ服)、
チョコボの羽が印象的なレッドキャップ、黒いズボンに茶色のブーツ。
戦闘用のグローブさえはめてなければ、どこかの富豪の跡取り娘と言っても遜色ない。
 青年の前で女性は立ち止まったが、青年はいまだに空を見上げている。
しばらく観察していたようだがそれにも飽きたのだろう、女性は静かに青年の隣に腰を下ろす。

「何してるの?」
「空、見てる」
「ふーん」
「……って、お前、一時間も遅刻するとはどういうことだ!?」
「集合、九時半でしょ?」
「八時半だろ―――」
 女性が取り出し、青年の目の前に突きつけたのは一枚のメモ用紙。
そこには、確かに集合場所と時刻―――九時半と書かれていた。
 レンタルハウスに行ったら居なかったので、直接渡すのは諦めて、ポストに放り込んだメモだ。

「これを見ても、八時半だと主張する?」
「……しません。ということは、あと三十分は寝れたんじゃないか……」
「……それは、九時に来たってこと?」
「あ、朝は弱いんだよ」
 慌てて立ち上がり、宮殿に向かう。
女性は青年の数歩後ろを歩いていたが、何かを思い出したようだ。
「あ、レッセ」
 軽い疑問を抱きながら青年―――レッセは振り向いた。
「おはよう」
 こいつ、自分の笑顔が武器になること気付いてないだろ……。
 顔を赤らめながら宮殿に入ったせいで、門衛から疑わしげな視線を浴びてしまった。

そのうち続く


てか、登場人物多すぎ?
もし希望される方がいましたら、登場人物紹介みたいなの作る。……かも

204 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 12:21 [ I6c9VmVY ]
紹介・・・というより誰が何のジョブなんだか解らん。

205 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/09(月) 15:26 [ qX5wAPI. ]
>>204
じゃ、ジョブだけでも

第一話登場人物編

 レッセ    ヒュム男 黒/赤  ブリザガが先に発動したのはファスト〜があったから
 ハイン    エル男  ナ/戦  活躍させられなかった……1
 フィル    ヒュム女 戦?/? イル・キオルからの紹介はこうですな
 イル・キオル タル男  黒/白  典型的黒タルです
 キュイ    ミスラ  シ/戦  活躍させられなかった……2
 リオ     ヒュム女 白/黒  活躍させられなかった……3
 ラルサ    ミスラ  ?/?  ジョブの紹介がないけど鎌を持ってる描写有り
 ティア              ラストで名前が出ただけ
 ミシレ              途中で名前が出ただけ

第二話登場人物編(前半部分まで、第一話の人省く)

 ユネス              夢で出てきただけだが、盾で強打という描写から……
 ミュルル   タル女  白/黒  そのうち紹介されるので先に……1
 ムート    ガルカ  戦/ナ  そのうち紹介されるので先に……2

第一話の戦闘シーン半分ぐらい削っちゃったからジョブ分かり難かったか

206 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 15:46 [ oS2OQIsY ]
キャラが多いのはいいんだろうけど、
一人一人のキャラが薄れないように気をつけたほうがいいかも。
書いてる本人は捉えてても、
読んでるほうがわかりずらかったらアレだし。

まぁ、書き手にはがんがってほしいな・・・途中放置やめちください(´・ω・`)
つまらんレスsage

207 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/09(月) 16:05 [ qX5wAPI. ]
>>206
そう、それが一番の難問。対策としては、
・喋り方、口調、一人称をキャラ毎に変える。
・そのキャラ独特の描写をする。(癖とかね)
ぐらいしか思いつかん。
ま、のんびり続き書きましょ、作者様方

208 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 16:24 [ oS2OQIsY ]
あと、一人一人が生きる見せ場を話の中で作るとか。

それこそ一話の中に詰めてたらくどくなるし、
無駄に話の流れが遅くなる可能性もあるけど。
ストーリーを進めつつ、考えていくしかない?

種族がかぶるのもつらくなるかも。
ま、要は見せ方しだいだ。
自分のペースで書いてってくださいませ。


・・・批判家臭いな。
メインでトンべりに会いに逝って来まつ。

209 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 19:51 [ W5swd9fc ]
晴れたら・・・の続きまだかなー

210 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/09(月) 23:29 [ 0FfPlbYo ]
より解りやすくするならタル戦みたいに序盤から徐々に人を増やす方がいいかな。
この頃の新人の傾向だと最初に人物紹介から入って序盤からワラワラと人がいる
感じがしないようでもない。

そうなるとどうしても読んでる途中で誰が誰だか解らなくなるし、
読んでいる方としては読み難い事この上ない。(俺の頭が悪いだけかもしれんが・・)

やっぱり最初からコツコツとやっていった方が素人(俺みたいな奴)にも
読み易いんじゃないのかね。

211 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/10(火) 00:56 [ /JTQUNlo ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

にゅぅにゅぅ。
アタシ達のクラスの担任は、タルタルの女先生なのにゃ。
いつも小さな丸いメガネを掛けていて、可愛くて、厳しい先生なのにゃ。

「はい。じゃあ、69ページを開いて。」

にゃ・・・。
先生の声が聞こえるにゃ。
なんだか先生が遠くにいるみたいにゃ・・・。

「はい。じゃあ、ここのところ・・・。」

にゃ・・・。
今は魔法の授業中なのにゃ。
ちゃんと先生の話を聞いて、ノートを取るのにゃ・・・。

「はい。じゃあ・・・。」

にゃ・・・。
なんだか眠いにゃ・・・。
体育で全力疾走したからかにゃ?
それともさっき給食、お腹いっぱい食べたからかにゃ・・・。

「はい。・・・。」

にゃ・・・。
にゃ・・・。
にゃ・・・。

りっくりっく。

「・・・さん!」
「にゃ?!」
「お目覚めかしら?」
「はいにゃ・・・。」

212 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/10(火) 00:57 [ /JTQUNlo ]
「ふぅ・・・。先生の授業、そんなにつまらないのかしら?
先生、みんなに色々なこと覚えて欲しくて授業してるんだけど。
なんだか自信無くしちゃうな・・・。」
「にゃ!そんなことないですにゃ。ちょっと気が緩んだだけですにゃ。」

「ああ、そうだったのね!」
「にゃ、そうですにゃ!」

「そうね。体育で全力疾走して疲れてるみたいだし、
さっき給食、お腹いっぱい食べたもんね。
だから、ちょっと気が緩んだだけなのよね?」
「はいにゃ!」

「はい。じゃあ、今度は気が緩まないように、先生も協力してあげますね。」
「にゃ?」
「はい。あなたに、ディア!」

す、すりっぷだめーじにゃ!!

「ひにゃ!はふにゃ!あうにゃ!
せ、先生、ちくちくイタい、で、すにゃ!!」

「はい。そうね。ディアは光属性のスリップダメージを与えます。
それと、防御を下げる効果もあるから忘れちゃだめよ。」

「にゃ!・・・にゃ!・・・にゃ!・・・。」

「はい。それじゃ、授業に戻りましょう。
あ、今度眠くなったら、先生にちゃんと言ってね。
先生、今度はディア�兇魍櫃韻討△欧舛磴い泙后�」

「はいにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
先生、今日は特に厳しいのにゃ。
涙が出ちゃうにゃ・・・。

213 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 01:52 [ Ng0o7yaE ]
タルタル戦士は夢を見る

第三十九話 赤魔道士

「ねぇ、ママ?どうしてお外で遊んじゃ駄目なの?」
「…言ったでしょ?レウ、あなたはお友達と遊んじゃいけないのよ」
「どうして?」
「パパとママはね、とっても大事なお仕事をしてるの。それは誰にも言っちゃいけない、
 秘密のお仕事なのよ」
「それは何度も聞いたよ。私、絶対に誰にも話さないよ。ね、いいでしょ?」
「…ごめんね、今だけは、しばらく我慢しなさい、レウ…」
                
               ・
               ・

「わぁ、かわいい!ウサギさん!」
「どうだ?気に入ったかい?」
「うん、ありがとう。パパ!」
「外で友達と遊べないのは寂しいからね。しばらくはこの子と遊ぶといい」
「ね、レウ。名前つけてあげたら?」
「うん…名前…えっと、え〜〜と…」

「…決めた、この子はエイミーっていう名前にするわ!」

               ・
               ・
 
「どうするの?…私達、もうおしまいよ」
「レウだけは…なんとかして…」
「バストゥーク…あなた…あそこなら誰にもみつからないわ…」
「…しかし…!…いや、だが…」
           
               ・
               ・

パパ…ママ…何処へ行くの?…いつ迎えにきてくれるの…?私は…私は…

214 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 01:55 [ Ng0o7yaE ]
―― ゲルスバ ――

「よぅ、目が覚めたかい?」
「…あなたは?…痛ッ…」
「まだ動かない方がいいぜ?…まったく、こんなところへ一人で乗り込んでくるなんて
 いい度胸してるさぁね」
「…助けてくれたんですね。…ありがとう」

そうだ。私は単身ゲルスバへ突入し、子供を捜そうと奥へ進んだ所で、数匹のオークに囲まれて…
それからこの男に助けられたのだ。

「俺の名前はヴァーリュス。あんたは?」
「…レウです。」
「レウ…?どっかで聞いたような名前だなぁ。…ま、それはおいといて、と。
 んでだな、あんた、こんな所にたった一人で何しに来たんだ?」

そのヴァーリュスと名乗るエルヴァーンの男。命の恩人ではあるのだが、その慣れ慣れしい口調はどうにも
彼女には受け付け難い物だった。要するに軽いのだ。それは彼女の苦手とするタイプである。
だが、ここで質問に対して黙秘を通す理由もない。何しろ彼は命の恩人だ。
レウはここに来るまでの経緯を話した。

「はは〜ん。それでその子供を助けに来たってワケね。…ふーん。そうかぁ」
「…あなたはどうしてここに?」
「俺?…俺はほら、あれだよ。修行ってやつかな。この辺りはオークどもが増えてきてね〜」
「一人で?」
「あん?俺とあんた以外、他に誰かいるっての?」
「まぁ、それはそうですね…」 
ヴァーリュスは立ち上がると、魔法の詠唱を始める。レウの体が光に包まれる。
「あ、ありがとう…」
「なーに、痛い所にはケアル。これ、当然さね」
「ヴァーリュスさん、あなたはサンドリアの騎士なんですか?」
「ん〜。そう見えるかい?」
レウはヴァーリュスをじっと見つめた。彼は戦士の様な装備に身を包んでいる。
しかし、回復魔法を使えるということは…やはりサンドリアの騎士なのだろうか?
「残念だが、俺はそんな大したもんじゃなくてね。知ってるだろ?赤魔道士ってやつさ」
「赤…魔道士…」
そうだ。思い出した。確か、剣を使いこなせ、尚且つ白・黒の両系統の魔法も使えるという
魔道士だ。さらに道を極めた者は手にした武器に魔力を付与させる事もできると聞いたことがある。

「さて、そろそろ立てるだろう?…いこうぜ?」
「行くって…?」
「だから、ガキ助けに来たんだろ?あんた。手伝ってやるよ」
「あ、あの…ちょっと、待ってよ…!」
レウは慌ててヴァーリュスの後を追う。ヴァーリュスはレウの事などお構いなしで
先へ先へと進んでいく。
「そうそう、あんたな」
急に立ち止まったヴァーリュスが、レウに向かって冷たく言い放った。
「あんた、自分の力さ、完全に出し切ってないだろう?…気持ちは分からんでもないがなぁ。
 だけどな、何かを犠牲にしなくちゃ何かを守れないってこともあるんだぜ?」
「私の…力?」
「俺にはわかんだぜ?…あんたの心にゃ獣が居ついてる。出来るんだろ?
 獣使いってやつ。知ってるぜ?あれだ、獣を操って戦うことがさ」
「それは…」
そう。出来るか出来ないかと言われれば、それは出来るのである。
彼女自身、コンシュタット高地の出来事で確信していた。自分の内に秘める獣使いの資質を。
「この世界で冒険者をやるってこたぁな、生きるか死ぬかの戦いってこった。
 感情を捨て切れなきゃ死んじまう。そういう時にかわいそうだとか、甘いこと言ってられんぜ?」
ヴァーリュスはそっぽを向いて歩き出した。レウは後ろを黙ってついて行く。
…彼のいう事はもっともである。以前、ジルパケルパにも似たような事を言われた。
だが、彼女にはそれがどうしても出来なかった。
コンシュタットでのエイミーの一件が頭から離れない。


あの時、エイミーの痛い、苦しいという感情は直にレウの心に流れ込んできた。
獣を操り、自らの武器として使役する…それは彼女にとっては辛すぎる事だ。
”何かを犠牲にしなければ何かを守れない”
その言葉は、レウの胸に重く圧し掛かった。

                                            続く

215 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 02:00 [ yWDoq0hc ]
キタ─wvwヘ√レvv-(゚∀゚)─wへ√レvへ√ヽ─ !!!

216 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 02:04 [ yvXBeqwg ]
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)マジカ

キタ━━━━━━(つд`)━━━━━━!!!!
もう、続き見れないと思ったよー
うぅ、嬉しいヽ(´ー`)ノ
続き楽しみに待ってます。

217 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 02:12 [ UhQOSXDE ]
つ、ついに!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
うっひょ〜〜〜〜〜!!!

218 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 02:17 [ NZ65gBVM ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

219 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 03:54 [ JoVI9dI. ]
藻前らはしゃぎすぎ!










キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

220 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 05:51 [ BqlMbpc2 ]
タル戦復活でちとホッとしとります。
てことで提案なんだが、このスレッドでは基本的に賛美以外の批評禁止でいかないか?
もちろん建設的な議論は本来されるべきなんだろうが残念ながらここは匿名掲示板。
荒らし目的や思い通りにストーリーが運ばなかった事への駄々っ子厨のPOPは避けられんと思う。

つまらないと思えばスルー
面白いと思えば褒める。
自分の作品がスルーされたらどこがいけなかったか質問する。
その質問には答える。
もちろん批評厨にはレス禁止放置で。

だんだんこのスレ有名になってきてるからある程度ガイドライン設けないと立ち消える可能性あると思う。
名言スレみたいに批評厨の溜まり場で書きにくいなんてことになりかねないと思うよ。

221 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/10(火) 07:37 [ s/aQVDCc ]
キタアアアアアアアア―――――(・∀・)―――――――!!
待ってました!!

新キャラヴァーリュス萌え。レウ萌え。そしてクリーム萌え(←再登場を心待ちにしております)
これからも楽しみにしています!

222 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/10(火) 07:42 [ 1eBO4XWQ ]
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

祭りじゃ祭り!!!!!!!!!!

223 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 08:18 [ YN7axxaY ]
>「ひにゃ!はふにゃ!あうにゃ!
>せ、先生、ちくちくイタい、で、すにゃ!!」
身悶えしてるの想像しちゃって(*´Д`)ハァハァ

それはそうとタル戦続き来て嬉しい限り

>>220
変に仕切ると荒れる元、などと言ってみるテスト

224 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 09:28 [ g34fFzLU ]
オットー、レウをとられないよう頑張れ。
ついに赤キャラキター。
赤魔ファンな漏れには嬉しい限り

225 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 10:21 [ it4xI9OQ ]
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

226 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 11:14 [ wtuZBgzw ]
パパさんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

そういやSeiluってどこ行ったの?

227 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 12:11 [ XJ/NdoEI ]
>>220
そんなこと書くから荒れるのよ。

228 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 16:29 [ RXig9W/Q ]
[タルタル戦士は夢を見る] への感想です。
第三十四話(前スレ450-452)を読んで、あることに思い至りました。

FFをプレイする上でいつかは経験すること、
友との別れ。

  いつまでもいっしょに冒険をしようと約束した友。
  共にナイトを目指すと誓った友。
  そんな友がヴァナディールを去る時が訪れたとしたら?
  その時、それまで意識して考えるのを避けてきた現実を
  いやでも受け止める事になる。
  今はまだ目の前にいる友と、これを最後に二度と再び会えなくなる。
  ヴァナディールという世界から、友の生きた証が消えてなくなる。
  人々の振る舞いには普段と変わるところなど何一つなく、まるで
  はじめから存在していなかったかのよう。
  いつしか自分も友の事を忘れてしまう時がくるのだろうか?
  ...

エッタが消えていく下りはそんな想像を促すものでした。
[騎士と姫とオークのお話]、[タルタル戦士は夢を見る]、
そして [FF11] が重なり合って、読んでいて思わず目が潤んで
しまい、なんとも言えない気分でした。

きっと作者様は意図して盛り込んでおられるのだと思います。

229 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/10(火) 17:39 [ GrWoqab6 ]
>>220
ただ、つまらない。とか書いてる輩はスルーでいいと思うが、
批評を禁止するのは良い作品になる可能性を潰してしまうと思う。
文章ていうのは自分一人で書いててもうまくならないもんでしょ。
素晴らしい、と思った他人の作品・文章を模倣するところから始まって、
さらに第三者の意見・批判を取り入れて、推敲して、ようやく良い作品が生まれる。
とか、考えたりしたんだけどどうだろう。

書いてて自分でも分け分からなくなったので放置でw

>>228
なるほど、そういう感じ方もあるのか……。
私なんかはリアル重視で書いてる(ゲーム的な表現が少ない)タル戦の世界観からすると、
ああいう人の心から生まれた存在てのがあってもおかしくないかな、とか思ったり

ん?何が言いたいのかって?ようするに

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

ってことだ

230 名前: 220 投稿日: 2003/06/10(火) 17:49 [ BqlMbpc2 ]
>>229
本当はそれが理想なんだけどねえ・・・・・・

まあ、そんな事よりタル戦早く続き読みた(r

231 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 18:10 [ NCF0Eh4g ]
タル戦期待age

232 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 20:04 [ bR.JVBg2 ]
復活キターー!とか歓声上げていいのは、細い兄弟だけ。

233 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/10(火) 22:08 [ 22/h7okg ]
>>232
細い兄弟ってタイトル?

234 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/10(火) 22:58 [ 8SfA7HP2 ]
「絆の詩」 外伝 キリト編-2-


ここは『傭兵』ギルド朧、本部一階のエントランスホール――――。


ここは腕に覚えのある者が登録し、それぞれの強さに応じてランク付けされ、
そのランクに応じたミッションを斡旋してもらい、
それに見合う報酬を貰う、というありきたりな制度の傭兵斡旋所。

要するに、組織の本性を隠すための隠れ蓑だ。
一般の傭兵に混じって、俺達のような“作られた兵器”を登録し、運用している。

ランクは低い順からE〜A、S、最高ランクSSのまであり、
SSクラスは全員、Sクラスはその殆どが俺と同じ“兵器”だ。
それに、全員が高ランクに相応しい化け物だ――俺自身も、含めて。

また、孤児院への寄付等の慈善事業にも手を出しているらしい。
それによって世間での評判は――正義の味方が集う、慈善事業等も支援している善良団体――。



なんとも皮肉なものだ。


一番強い“正義の味方”が最強の――――暗殺集団とは。



しして、俺らにも一般の『普通』のミッションは回される。一般の傭兵が怪しまないようにする為だ。
特殊な訓練や人体改造を受けていないにしても、中にはSSクラスに匹敵する一般傭兵も存在すると聞く。
そういう連中は概して勘も鋭い。そこで獣人掃討や商隊護衛などの至って『退屈な』ミッションもこなさなければならない。



今日はサンドリア〜バストゥーク間の商隊護衛という『普通』のミッションを遂行することになった。
さて、同行するメンバーは、と………

「クラールさん!!」
ホールに男にしては高い声が響く。ああ、、、、、、ま〜たアイツと一緒か………。


ちなみにクラールとは俺の“偽名”だ。 
表では、名の通った一流の傭兵、という事になっているらしい。


「またご一緒できて光栄です! 今日もよろしくお願いします!!」
恐る恐る振り向くと、俺より頭一つ低い位置で、鼻タレのガキが満面の笑顔で俺を見上げている。

「あ、ああ、よろしくな…………。」
こいつはリュート。何故か俺になついている。

そしてコイツ、エルヴァーンのくせに何故か狩人だ。 そしてコイツ、こんな性格なのにAランクだ。

まあ、腕前はSランクなんだが、なにしろツメが甘い――敵に対して土壇場で情を掛けるのだ。
生死を分かつような時、それは致命的な弱点になる。
傭兵稼業を続ける限り、コイツはそのせいでいつか…………死ぬことになるだろう。

「………どうでもいいが、足手まといにはなるなよ。」
「ハイッ! 僕、がんばります!!」

オイオイ、、、、、、。今のは嫌味だ、、、、、、。




――場所は変わり、ここはバストゥーク――――。

たいした騒ぎも無く(獣人の襲撃が何度かあったが、所詮は雑魚ばかりで相手にならなかった。)、
三日間の護衛も終わり、酒場で最高級の酒を口に含み、一息つく。

「…ンでぇ〜、僕ゥ、すかさずぅ、アイツにこう言ってやったんすよぉ〜“こぉのキノコ頭”ってぇ〜…」
……ンな・ん・で・貴様が横にいる。俺は静かに飲みたいのに。 ンな・ん・で・そんなに飲んでいる。弱い癖に。
ぞれ以前に、一体それは何の話だ。まったく理解できん。



…そういえば、なぜコイツは騎士にならずに傭兵などやっているのだろう?
コイツは確か、代々『優秀な騎士』を輩出しているサンドリアのどっかの貴族の坊ちゃんのはず。

何故、エルヴァーンが狩人を? 能力的には騎士の方が向いているはず。
それに狩人の業はウィンダスでしか受けられないはず…。

戦闘能力からしても、要注意人物のようだ――。


「…ンでもぉ〜妖怪苺大福が邪魔しようと足に絡み付いてきたんでぇ〜銀弾で頭ぶっ飛ばしてやろうとしたらぁ〜……」
とりあえず、今はただの酔っ払いだ。
これ以上このアホに付き合うのはごめんだ。


“能力”を発動する。 キィィン、と薄い音を残し、一瞬で酒場の屋根に躍り出る――――。

秋の夜の涼しい風が頬をなでる。満月は静まり返った商業区を柔らかく照らし、

まるで影になったように自分の気配が闇に溶け込みむ。この感じ、なぜか懐かしい。

――やはり、夜は俺の領域だ……。



バストゥークの夜が、静かに、穏やかに更けてゆく。
――これから起こる惨劇を、この時、一体誰が予想できただろうか。

235 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/11(水) 01:06 [ CMB6ODmY ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「こんにゃー!おにいちゃん、遊びにきたにゃ!」

今日は冒険者のおにいちゃんのモグハウスに遊びにきたにゃ。
おにいちゃんとは、このあいだ友達になったばかりなのにゃ。
おにいちゃん、アタシにとっても優しくしてくれるのにゃ。

「いらっしゃいクポー。」
「にゃ?モーグリさん、おにいちゃんはどこにゃ?」
「ご主人様はミッションで、サンドリアに向かったクポ。」
「そんにゃー。おにいちゃんといろいろお話したかったのにゃ・・・。」
「しょうがないクポ。また今度、遊びにくるクポ。」

「にゃ・・・。」
「クポ・・・。」

「そういえば、モーグリさんは何してたのにゃ?お留守番にゃ?」
「モグはご主人様のいない間に、大掃除してたクポ。」
「にゃ!面白そうにゃ。アタシも手伝うにゃ。」
「モグ一人で大丈夫だクポー。」
「遠慮しなくてイイのにゃー。」

にゅぅにゅぅ。
これはチャンスにゃ!
おにいちゃんの、冒険者の秘密に迫るのにゃ・・・。

「にゃ。どこからかたずけようかにゃー。」

236 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/11(水) 01:07 [ CMB6ODmY ]
にゅぅにゅぅ。
どこからイこうかにゃ?
やっぱり、あの金庫が怪しいにゃ。
なにが入ってるのかにゃ?気になるのにゃ・・・。

「はにゃ?ベットの下に・・・なにかあるにゃ?」
「クポー!それは駄目クポー!」

「にゃん!」

「クポ!クポ!!」

「にゃー、なんで隠すのにゃ?」
「これは・・・ご主人様の大事なものクポ。」
「にゃー、見せてにゃー!教えてにゃー!」
「これは・・・冒険者の心得クポ!」
「にゃ!そうにゃ?見たいのにゃー!」
「駄目クポ。これは、ご主人様の家系に代々伝わる、門外不出の秘伝なんだクポ。」
「にゃー。じゃあ、どんなことが書いてあるのにゃ?ちょっと教えて欲しいにゃー。」

「あ、アイテムの使い方とか・・・クポ。」
「にゃ!」

「複数の敵を相手にする場合の対処方とか・・・クポ。」
「にゃにゃ!」

「敵の弱点とその攻め方とか・・・クポ。」
「にゃにゃにゃ!」

「ご主人様は、いつもこれでイメージトレーニングをしてる・・・クポ。」

「にゃー。すごいのにゃー。
おにいちゃん、いつもそれで勉強してたのにゃ。
知らなかったにゃー。」

にゅぅにゅぅ。
今日は冒険者のスゴイ秘密を知ってしまったのにゃ!
でも、なんでかにゃ?
だまされてるような気がするのにゃ・・・?

237 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 01:13 [ PkcEb0eE ]
イメージトレーニングww

238 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 01:56 [ dPZPVDYE ]
>>233
「細い兄弟」ってのはタイトルじゃない。
皆が登場してくる人物と掛け合わせて略したもんだろう。

本当のタイトルは「ガルカの昔話」ってやつ。

239 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 02:04 [ F7TdrUgg ]
タル戦。。
とにかく、続ききになるんだ・・・
大好きなんだ。
またうpされないかな・・・・

240 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 02:06 [ F7TdrUgg ]
って、きてたぁぁぁぁぁぁぁ
ぎゃぁぁぁぁはずかしいいかjかあああああ
でんもうれすああいああああ
あああももうよろこびあげげげげああああ
ひゃほーい

241 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 06:48 [ M4T.PCLE ]
>>240
モチチュケ

キタ━━ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!!

242 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 07:43 [ qDlsjS6Y ]
タル戦やっとキタ―――ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!!

あぷるる氏の所に老エルヴァーンの日記・カルマ・空に奏でる君の歌の神々が
光臨してた。
いってみれ。
ttp://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

243 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 08:09 [ RWRYyZEU ]
老エルヴァーン日記の物悲しさって、なんか良いよね
終わり方想像するとちょっと泣ける

うはwwww俺気ぃ早すぎwwwwwww

244 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/11(水) 08:47 [ v5kSz1Mw ]
前回地名を間違えてました(指摘ありがとうございます)
西ロンフォにある"ルフェ湖"->"池"に変更しました。
----

次の日、ログインしてみると、無色透明なLPはまだ手元にあった。
ログアウトしたら消えてしまうのじゃないかと期待半分、安堵半分。
LPをつけたままログアウトしていたらしい。

"今ガル白サポ戦に挑発されてる!超レア!!"
"うはw!NM並www"

楽しそうな緑のログが流れてくる。

"また爆弾足下に落としちゃった〜〜〜(>_<)"
"投擲スキル上げとけ!!"

...聞き、慣れないけど。


釣り材料を買い揃えてまた池へと向かうと緑のログが流れてきた。
"こんにちは、釣り頑張ってますね > 猫さん"

周囲を見ると、木々の間からGoblin Fisherが手を振ってくれていた。
釣りのポイントを探しているのか池のほとりを行ったり来たりしている。
この状況にも結構慣れてきた.....お辞儀をして挨拶を交わす。
"こんにちは、堀ブナ狙いで釣りに来ました"

その途端
"おぉ!猫さん帰ってきた!"
"もぉ来てくれないかと思ったよ〜〜!"
一斉に歓迎のログが流れた...


いろんな話を聞いた
しばらく獣人と戦闘していないPCが獣人と会話できたことが過去に
あったそうだ。........そんなに戦闘してなかったかな?、自分。

「〜ゴブ」とか「〜ギャ」という、獣人訛りはPC向けのRPだそうで
"猫さんだって「〜にゃ」って喋ってないでしょ"
と言われて納得した。...確かにしゃべらないな、舌噛みそうだし。

245 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/11(水) 08:48 [ v5kSz1Mw ]
LP会話が落ち着いたのでGoblin Fisherさんと肩を並べて竿を伸ばす
竿が折れるとGoblin Fisherさんが新しい竿を提供してくれた。
もらうばかりなのも恐縮なので手作りの虫だんごをお礼に渡すと
鎧をカチャカチャならして、ジャンプして喜んでくれた。

しばらくGoblin Fisherさんとフナ釣りに勤しんでいると。

誰ともなく喋りだした。
"猫さんの歓迎PTしたいなぁ"
"東ロンフォの川岸でバーベキューしない?"
"釣りたてのお魚で?いいねぇ!!"

実に気のいい奴等だ。

"サカナは任せておいて♪"
"火クリはゴブリンとオークが準備できるかな"

"サンドに行って、調味料と食材買ってきましょうか?"
と自ら提案してみる。賛同をもらってサンドに戻る。
岩塩と...ハーブも何種か必要かな?
サーモンサンドとおにぎりも作れるかも知れないから競売で
パンとライスも買っていこう!お酒もあったらイイのになぁ...

"いっぱい買っちゃいました、これから東ロンフォに向かいます"
"川の合流地点のもぅちょっと下流で、お魚釣って待ってるよ♪"


東門から食材を抱え、とんずら発動!
皆の喜ぶ顔を想像すると、思わずニヤニヤしてしまう。

いつのまにか夜が深くなっていたらしく、所々でキャンプの火が
赤々と燃えているのが見える。
キャンプの火が...灯りがこんなに温かく感じるなんて、自分でも
変だなと思いつつ、川の岸辺を見渡す。

川向こうにGoblin Fisherさんを発見した途端、悲鳴が聞こえた。
「ぴぎゃ〜〜〜!ボスけて!」

246 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/11(水) 08:49 [ v5kSz1Mw ]
周囲を見渡すと...樽が一匹、オークに追われて逃げ惑っている。
どうやらオークキャンプに突っ込んだらしい。

仕方ないなぁ... 斧を振り上げて樽を追いかけているオークに
向かってディアの詠唱を開始する。

"ダメ!!!" Goblin Fisherの緑の文字が一瞬見えた


パシィ...ン ディアが弾けた。

あれ?何で魔法が撃てるのかな?

ディアをもらったオークはこちらを振り返り、突進してきた。
オークは自分に向かって斧を振り下ろしている。

何で戦ってるのかな???


ちょっと離れたところで追われていた樽が戦闘を開始した。
オークの数が減ったために戦闘可能と判断したようだ。
「何で?」とか「どうして?」とかに意味はない...
自分の目の前には敵になってしまったオークがいる。
静かに武器を引き抜いた。


...オークの姿が消えた頃

周囲が明るくなり、オークキャンプの火は見えなくなった。
川向こうにいたGoblin Fisherは、しばらくこちらを見ていたが
何も言わず、踵を返し、朝霧の向こうに消えた。


ディアの発動と同時に、私のLPは砕け散ってしまったのだ。
大量の食材を抱えたまま、途方に暮れて立ち尽くした。

私は.....泣いて、いたのかもしれない。

247 名前: 釣りなら釣りとメーr... 投稿日: 2003/06/11(水) 08:49 [ v5kSz1Mw ]
相変わらずサンドリアのフナ兄弟に堀ブナを貢ぐ日々を送っている、
盗賊ミスラ。
お気に入りの釣り場は西ロンフォールにある池。
虫だんごと釣り竿の材料を握りしめ、そこに通うのが日課だ。

クセはGoblin Fisherを見つけると、チャットできるか確認すること。


フレンド達は夢でも見たんだろうと笑うけど、
鞄の中には、割れてしまったLPの欠片が残っている。
今度こそ川原でバーベキューして...ヴァナの平和について語って
みたい。そんな日を心待ちにして今日も釣り竿振ってます。





さっき、兄弟に貢いだフナの数が9000を越えちゃったよ、ママン。
・゚・(ノД`)・゚・

248 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 09:20 [ hWCj63RA ]
ナンカスゲエセツネエヨ・゚・(ノД`)・゚・

249 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 11:31 [ 5ZaJCKsI ]
タル戦士


キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!


もう、読めないのかと思ったよ;;

250 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/11(水) 18:22 [ tpp95/zI ]
 「誓いの詩」 外伝 キリト編-3-


「今回のターゲットは……そいつだ。」
「コーリン・キュイラー、42才。表向きはサンドリア製家具の商人だが、その裏の顔は、、、、、、」

毎度、お馴染みの景色。殺風景な部屋で、次の標的のデータを受け取る。
能面のようなのっぺりした面構えのスーツを着込んだ男が、俺に向かって一枚の写真を放る。

「禁制品商人、それも武器を主に扱っている。ま、我々とは商売敵というわけだが、他にも裏で色々とやっているようだ。」
「前々からマークはしていたが、最近力を付けて、ちと目障りになってきたのでね。」

それにしても、この管理官、気味が悪い――。

「ちなみに、奴の屋敷はかなり警備が厳重だ。ま、君にかかれば何でもないだろうな。」
「それじゃ、がんばりたまえよ、“闇夜の魔人”君。」

あいつは元“SSクラスの傭兵”だったらしい。
つまり、俺らと同じ“作られた兵器”と言うことだ。


――そして何より、纏っている空気が違う。


アイツだけが、多数の幹部の中でも異質な空気を漂わせていた。
今の俺なら、その気になれば組織の大半の人間は消せる。だがアイツは……。
それに、訓練が終了し最初の任務を受けた後、アイツとすれ違い目があったときのあの目――――獣の目だった。
本当の修羅場を潜り抜けた者だけが発する、その場にいるだけで圧倒される鬼気――――。


そして、これだけは確実な話だ。奴は俺を殺したがっている。




―サンドリア――深夜―

なるほど、確かに立派な屋敷だ。
写真では温厚そうな中年の男という感じだったが…。データによれば相当汚い事をやらかしているらしい。

「さて……と。」
塀の上に登り、辺りを見回す。 町は寝静まり、人っ子一人いない。
神経を集中させる。 聴覚が増幅され、レーダー並に感度が上がる。
見張りは――番犬が7、8、9、…20匹か。警備は……ざっと30人といったところか。

――問題ない。さあ、狩りの始まりだ――――。

251 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 19:33 [ oS2OQIsY ]
>244-247
鳥肌立った。

すまん、正直に言うと・・・ここまで良い物になるとは思ってなかった。
ネタ物かと思ってたよ。本気でスマン。
俺の中では1番好きだ(つД`)

252 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/11(水) 19:57 [ t5n6bakk ]
>244-247
……泣いたよ、畜生。
切ないぞテメー!

253 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/12(木) 01:07 [ CmX7EYDI ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「こ、こんにちは・・・。」
「いらっしゃいにゃー。はやく、はやく、上がるにゃ!
ママは町内会の集まりでいないのにゃ。
だから、遠慮しなくてイイのにゃー。」
「あ、うん。お邪魔します・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達をご招待にゃ。

「こっちにゃ。アタシの部屋は二階なのにゃ。」
「あ、そうなんだ。」

とんとんとん。てむてむてむ。

「ここが、アタシの部屋だにゃ!」
「わぁ、可愛いお部屋。
あ、このマンドラゴラのぬいぐるみ、スゴク可愛いね。」
「にゃー。」

にゅぅにゅぅ。
なんだか照れちゃうにゃ。

「そうにゃ。何して遊ぼうかにゃ?」
「そうだね。何がイイかな?」
「にゃ・・・。」
「・・・。」

254 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/12(木) 01:08 [ CmX7EYDI ]
「あ、じゃあ、ここはどうかな?」
「はにゃ、あ、あ、だめにゃ。そこ、だめにゃ。」

「くすくす。じゃあ、今度は・・・こっち!」
「うにゃあ!あにゃ、あにゃ、にゃーん。」

「あらら。もう、おしまい?」
「にゃん、にゃん、まだー、まだなのにゃ・・・。」

「じゃあ、これで、トドメ!」
「ふにゃー!!」

「ひどいにゃ・・・。アタシ、初めてだったのにゃ・・・。」
「あ、ごめんなさい。私、ちょっと本気になっちゃて・・・。
ごめんなさい!!」

「今度は手加減するから、もう一回、しよ?」
「にゃー。テトラマスター、難しいのにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
テトラマスターは冒険者の嗜みなのにゃ・・・。
さっきは負けたけど、次は負けないのにゃ!

「あ、じゃあ、今度は麻雀にする?」
「にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
この子には勝てない、そんな気がしたにゃ・・・。

255 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/12(木) 02:29 [ OylvGsZI ]
ゴブフィッシャー……。
なんか、こう、胸の奥が痛みましたよ。
フィック思い出してもうた。
そんな余韻を壊すように続き
ぶっちゃけ親衛隊の人の名前適当(オイ

あの空へ跳ぶために
第二話 極寒の地に轟く雷−4

 レッセの後に続いて私がくぐったのは、宮殿内にあるジュノ親衛隊の詰め所だった。
中に入ると、なんどか見たことのある男性がいた。無精髭を生やした中年のヒュームだ。

「君が今回の依頼を受けてくれるレッセ君だな。私がジュノ親衛隊のケーンだ」
「よろしくお願いします。こちらは仲間の一人のフィルテリアです」
「初めまして、よろしくお願いします」

 レッセから紹介されて、渋々挨拶をした。
初めまして、という言葉に必要以上のアクセントを置く。
怪訝な視線が私に集まったが、逆に不思議そうな顔をしてみせる。
二人とも何か聞きたそうだったが、私の表情が変わらなかったので、依頼の件について話し始めた。
 そっと、ため息をつく。今朝見た夢のせいだろうか、昔のことを思い出し易くなっている……。
 一年前、ズヴァール城突入部隊編制の時にケーンはいた。
ジュノ側の代表者という立場だったかな。

 そして、私は、あの北の地で大事な人を失った。

「―――つまり、何らかの魔法装置がデルクフに運び込まれた可能性がある、ということですね」
 私は軽く首を振ると、依頼の話に集中することにした。
過去を懐かしんでいても仕方がないし、それに何より、彼のことを思い出して泣き出しそうだったから。
「装置の形状など何も分かってはいないのだがな。ただ、そういう情報があってな……。
不確かな情報で親衛隊が動くわけにもいかんし。それで、君達にお願いすることになったわけだ」
「それで、その魔法装置というのはどのような?」
「それなのだが……。効果もいまいち良く分からんのだよ。
ただ、ひとつだけ判明しているのは、装置を持ち込んだとされる者の名前だけでね」
 報告書を捲っていた手が止まる。
「ネフリティスと言うらしいんだがね」
 その名前を聞いた瞬間、レッセの表情が目まぐるしく変化した。
疑念、驚愕、恐怖、憤怒、そして、最後に何かを納得したかのように落ち着いた表情へと……。

256 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/12(木) 02:31 [ OylvGsZI ]
第二話 極寒の地に轟く雷−5

「フィル、今日出発だ」
 二人は宮殿を出てモグハウスへと向かっている。
「え?ハイン達を待つんじゃ……?」
 フィルは帽子を整えていた手を休めてレッセに向き直る。

 ハインは甲冑の手入れということでサンドリアへ戻っていた。
前回ともに旅をしたリオとキュイもハインに同行しているらしい。
リオがサンドリアの小麦粉が欲しいということで、お人好しのハインが案内をかってでた。
というのがレッセの説明だった。
 一方、フィルのお目付け役とも言えるイル・キオルも、ある用事のためジュノを離れていた。

「余裕がなくなった。奴がからんでいる以上、時間を浪費するわけにはいかない。
リトスの亡霊が動き出したということだし」
「奴……ね。知っているの?ネフリティスって人のこと」
「……そのうち話すよ」

 後悔の念がレッセの胸を締め付ける。
ネフリティスだけでなく、リトスという名詞まで呟いてしまった。
できれば彼女は巻き込みたくない。
この場にいない相棒のように、付き合いが深ければ気にしないのだが。

「それより、二人だけでいけるの?」
 気まずくなった雰囲気を吹き飛ばすように、努めてフィルは明るい声を出した。
そのおかげで、声のトーンと言葉の意味がかけ離れてしまったが。
「心配ない。二人ほど当てがある」
 ついてくるなと言っても……無駄だろうしな。

257 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/12(木) 02:34 [ OylvGsZI ]
第二話 極寒の地に轟く雷−6

 身支度を整え、集合場所である海底トンネルの入り口に着くと、
レッセの傍らには二人の人物が待っていた。
そのうち一人は見覚えがある。

 おかっぱ頭のタルタルの少女は近寄ってくる女性の脚に勢い良く抱きついた。
少し灰色がかった黒髪が一本、洞窟から吹きつけた風に乗ってフィルの目の前を通り抜ける。

「お久しぶりです!こんなところで会えるとは思ってませんでした!」
「久しぶり、セルビナ以来だね」
 抱きつくというよりもしがみつくという表現の方が適切かもしれない。
フィルを見上げながら、タルタルの少女は元気良く挨拶した。
「なんだ、知り合いなのか?ミュルル」
 軽い驚きを込めて、レッセが声をかける。

「うん、昔、機船航路で海賊に襲われた時に助けてもらったの!」
「そうでしたか。その節はミュルルがお世話になりました。
僕はムートと言います。ガルカ族の戦士です」
「ガルカだってことぐらい見りゃわかるだろ」
「よろしく、フィルテリアと言います」

 相変わらず減らず口を叩くレッセは放っておく。
まるで獅子のような容貌とそれに似合わぬ優しげな瞳。
ガルカの中でも小柄な方だろうか。
それでもヒュームの鎧よりもふた周りほども大きい板鎧と、腰に下げた片手斧が愛用品のようだ。

「んじゃ、行こうか」
 挨拶もそこそこにレッセは歩き出した。わずかに漂ってくる焦燥感。
ネフリティスと言う名を聞いて以来、ずっと付き纏っている……。
「あの……」
 少し遅れて歩くフィルと歩調を合わせて、ミュルルが囁いてくる。
ヒュームとタルタルなので普通に話してるようにしか見えないけれど。
「平気……なんですか?イルから、その、サンドリアであったことは聞きました……」
「……大丈夫、だと思う」
 不安を感じさせぬよう笑顔を見せる。

 ……今日はよくよく懐かしい人達に会う日だ。
心の底に押し込めた記憶が甦ってくる。
時という名の包帯が解け、二つの傷跡にクフィムの冷たい風が染み込んでくる……。

そのうち続く

258 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/12(木) 15:38 [ y7MKnE/6 ]
一応報告します。
サーバー落ちてるみたい。

259 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/12(木) 15:58 [ MublokJ6 ]
また、この鯖からも追い出されるのだろうか

260 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/12(木) 18:02 [ i7P3HbkU ]
倉庫サイトのことか!>落ちてる

261 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/13(金) 00:11 [ .o3yXf.6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「夏にゃ!水着にゃ!温泉にゃ!
・・・って、なんで海じゃないのにゃ?!」
「紫外線はお肌に悪いのニャ。温泉はお肌にイイのニャ。」

「じゃあ、なんで温泉なのに水着なのにゃ?!」
「温泉は温泉でも、
ここはサンドリアユグホト温泉健康増進センターだからニャ。
真っ裸でいるとセンターの人に通報されて、
サンドリア警備隊に猥褻物陳列罪でしょっ引かれるのニャ。」

「じゃあ、アタシもママみたいなビキニ着たいのにゃ。」
「まだはやいのニャ。つるぺたなお子様はスクール水着で十分なのニャ。」

「ふにゃー。」
「ふニャー、いい湯だニャー。」

にゅぅにゅぅ。
今日はママと一緒にサンドリアに湯治にきたにゃ。

ばしゃ、ばしゃ、ばしゃ。

「はしゃぎすぎニャ。他のお客さんの迷惑になるのニャ。」
「他にお客さん、いないのにゃ・・・。」

「女の子には、恥じらいが必要なのニャ。」
「ここは女湯なのにゃ・・・。」

「ママはもう上がるのニャ。
貴方ものぼせて石鹸ふんで滑って転んでアタマ割る前に上がるのニャ。」

「はいにゃ。」

262 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/13(金) 00:11 [ .o3yXf.6 ]
「にゃー。ママはいつもアタシを子供扱いなのにゃ。
アタシは、もう、りっぱな冒険者なのににゃ。」

ばしゃ!ばしゃ!ばしゃ!

「にゃー。やっぱり、温泉で水着はないのにゃ。
他にお客さんもいないし、女湯だし、脱いじゃおーかにゃ?」

ドキドキ。

「にゃー。脱いじゃうのにゃー。」

ぬぎぬぎ。

「にゃー。やっぱり、温泉で水着はないのにゃ!気持ちイイにゃー。」

ばしゃ!!ばしゃ!!ばしゃ!!

「にゃー。イイ湯だにゃー、あははん、イイ湯だにゃー。」

ばしゃ!!!ばしゃ!!!ばしゃ!!!

「にゃ・・・。そろそろ上がるのにゃ。水着、着るのにゃ・・・。」

くてん・・・。

「にゃ・・・?天井が見えるのにゃ・・・?
にゃ・・・?天井がグルグル回ってるのにゃ・・・?」

にゅぅにゅぅ。
そのあと、大の字で戦闘不能になっている所をセンターの人に発見されて、
レイズしてもらった事は学校のみんなには内緒なのにゃ・・・。

263 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/13(金) 00:12 [ pRgE.a7M ]
あともう少しでコルク編の2話をうpできそうです。
でも期末考査が近いのでその後2週間ほどうpできなくなります。
ご了承くださいm(_ _)m

あと、倉庫サイト、心配ですね………。

264 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/13(金) 00:44 [ zcZbsYp6 ]
アプルル氏のサイト復帰しとる。
メンテか何かだったのかな?

265 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 09:18 [ J47yRC0M ]
傭兵とかA級とかSとかSSとか、連想、ラクナロクとか、グレイとか
まぁ、この先オリジナリティを出してくれるだろう事を期待

266 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 14:20 [ SfqqYn3U ]
グレイってwwwwwwwwwwwwww
タガミヨシヒサのか?
また古いのが出てきたな。

267 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 17:44 [ 5pfYf4S6 ]
でじたるたーげっと!

アニメ化もされてたね。

268 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 18:41 [ VctIdizA ]
作者が見つけられないかもしれませんのでage

269 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 19:05 [ qfBdfPsc ]
するってぇと最後はCityことジュノを崩壊させて荒野(ソムログ)へ去っていくのか?

270 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/13(金) 19:30 [ MWGQuWtE ]
あの〜すいません、ラグナロクってなんですか?(・ω・)
あと、グレイって????

271 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 20:18 [ SfqqYn3U ]
ラグナロク>フリーだがS級の実力をもつ黒衣の傭兵が主人公の小説。
     しゃべる大剣がラグナロクという名前。世界観もFFXIとさほど変らん
     ような気がする。ことぶきつかさがコミックス版を描いてる。
グレイ>E>>Sになれば市民権を得られる世界で他所の街やレジスタンスを
    殺しまくってポイントを貯めるグレイという戦士(傭兵)が主人公のマンガ。
    コンクエストを対人でやってるよーなもんと思えばいい。古い。

記憶違いが有るかも知れんがおおよそは当たってるかも。シラネ。

272 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 20:23 [ oS2OQIsY ]
『ラグナロク』って小説あるんっす。
で、その中でSSとかランク分けされた傭兵が出るんすね。
ついでに『炎の狼』(覚えてないんで創作)みたいな、通り名もよく出るわけで。
だから、概視感を覚えた人がいたんだと思われます。

グレイに関しては知らないや。

自分的にはFF7の傭兵設定を膨らました感じで、
こういうのもありじゃないかと思うんだけどな…
作者様、気にせず続けてくださいませ。sage

273 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 20:25 [ 9WJT1qaM ]
グレイ、原作たがみよしひさ。
少年キャプテンに連載されていた近未来SFアクション漫画。でいいのかな。
めちゃめちゃカッコえーぞ。

あー、たがみよしひさの描いた樽樽が見てみたくなった。
たまに6等身くらいになるやつ。

274 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 20:29 [ SfqqYn3U ]
かぶりまくったわけだが。

まあ連想されるキーワードが出たからだろうけど、
今日び、この二作だけでなくあちこちでも聞く言葉だし、
この設定だけが売りでもないんだから気にせず続きヨロンコ!

275 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/13(金) 20:29 [ vCA7teHk ]
>>272
あー、小説のラグナロクって漫画になってなかったか?
作画はだれだったっけな〜、結構有名な奴だったはず

276 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/13(金) 20:33 [ MWGQuWtE ]
>>271-272 教えてくれてどうもです^^

え〜コルク編2話できましたのでうpします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「誓いの詩」 外伝 コルク編-2-


彼は魔法学校へ入る頃には、低級魔法は勿論のこと、一部の上級魔法も使いこなしていた。

普通の子供が、ストーンを的に当てようと必死になっている時に、
彼は、サンダーでジュノ製の飛空挺の模型を飛ばして遊んでいた。

普通の子供が、擦り傷に何度もケアル掛けているのを横目に、
散歩がてら、サルタバルタでマンドラゴラの風邪をウィルナで治してやっていた。

夏休みの宿題で、皆が本を丸写しにしただけの“まほーのきげん”を後ろめたそうに提出しているのに、
彼は“高等魔法の理論に関する研究と歴史”とか、“新魔法開発の為の手法とその可能性”などと、
題名を見ただけで頭痛がするような論文を涼しい顔で提出していた。

授業中にわざと難解な質問を吹っかけて、教師を凹ませるのは毎度の事だった。

もちろん成績はハイクラスの中でもダントツでトップ――――でも彼には欠けているものがあった。


――心だ。


彼は冷めていた。 異常なほどに。
周りの歪んだ環境が、彼を歪めてしまった。
成績は優秀。 周りには自然と人が集まる。 でも友達はいなかった。

――――たった一人を除いて。


「コ〜〜〜〜〜〜〜ルちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!」
甲高い大声が廊下に響く。

その小さなタルタルの女の子は、ハイクラスの教室からトコトコと出てきた男の子、
コルクに向かって大声で名前を呼びながら突進する…………ように見えたが。

「キャッ!」
……この上ない大転倒だ。おお、三回転半捻り。う〜む、ウルトラC。

「グエッ!!!」
蛙が潰されたような声を漏らしつつ、ビタン!と顔面から接地。

そのまま、ズザ〜と砂埃を巻き上げながら滑走。
コルクの一歩手前でやっと止まった。


…周りの人間はギョッとして、目をひん剥いて固まっている。


「…………まったく、、、、、、なんで君はいつもそうなんだ。」
少年はこういう展開にもう慣れきっているようだ。
小さい頃から、幼馴染のこの女の子はいつもこうだった。
コルクの家に負けず劣らずの名家の出なのに。

「ただでさえ短い名前を略するな。それから、ちゃん付けで呼ぶな。」
「…いったい、何度、言わせれば気が済むんだい?」

ところで、さっきからブッ倒れていることに関して何も反応を示していないが、
この女の子、心配しなくていいのだろうか…………。

唐突に女の子の頭が跳ね上がった。
固まっていた野次馬が、そのまま3メートルひいた。


「エヘヘ、、、。転んじゃったw」
髪を撫で付けながら慌てて立ち上がり、ポンポンと埃をはたく。
……ケガ一つしていないようだ。一体どんな体の構造をしているのだろうか。


「あ、そうだった。あのねっ! 見て見て! 私すごいんだよ、テストで合格したのっ!!」
「きっとコルちゃんがお勉強教えてくれたからだよ!」

「へぇ、、、、、、どれ、見せてくれよ。……ほう、87点か。なかなか良い点数じゃ――――!」

「ん? どったの??」

「……これは何だ。」

「……へ?」

「このテスト、満点は 3 0 0 点 と書いてあるようなんだが?」

「あ〜、ほんとだねぇ、、、、、、。えっとぉ、、、、、、」


少年の額に青筋がピキッと浮いた。
少女が引きつった笑みを浮かべて後ずさる。



「 三 割 も 取 れ て な い じ ゃ な い か ! ! ! ! ! 」
屋根が吹っ飛ぶような怒声と、ごめーん、という小さい声がウィンダス中に響いた。



時刻は夜6時。そこらじゅうに美味しい匂いが漂っている。もうすぐ晩御飯の時間だ。

――――今日もウィンダスは平和だ。

277 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/13(金) 20:40 [ MWGQuWtE ]
一応、それぞれの外伝全部と、本編の2章ぐらいまでは
構想できあがってるので、頑張ってうpしていきます(`・ω・´)

ちなみに、↑の女の子、コルク編では結構重要なキーワードになりまつ。
でも、名前入れ忘れた(つД`)ソンナバカナ

ポララ:タルタル♀ F8A ジョブ:???/???

278 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/14(土) 02:30 [ YUev2EEI ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「おねいさん、いるかにゃ?」

にゅぅにゅう。
今日はこのまえ知り合った
冒険者のおねいさんを探してるのにゃ。
エルヴァーンのおねいさんなのにゃ。

「にゃ!おねいさん、みつけたにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
おねいさん、このまえと同じ場所で寝バザーしてるのにゃ。
おねいさん、みつかって良かったのにゃー。

「おねいさん、こんにちはですにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
返事がないのにゃ・・・。
もしかして、本当に寝てるのかにゃ?

「おねいさん、起きてますかにゃ?」
「・・・。」
「にゃ?」
「起きている。久しぶりだな。」

「にゃ!おねいさん、お久しぶりですにゃ!」

279 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/14(土) 02:31 [ YUev2EEI ]
「おねいさん、このまえはハートチョコ、ありがとうなのにゃ。
友達も美味しいって喜んでくれたのにゃ。本当にありがとうなのにゃ!」
「そうか。良かったな。」

「それでにゃ、今日はお礼を持ってきたのにゃ。」
「・・・?」

ちゃあちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃあ、ちゃ、あぅ!

「これは・・・サンドリア茶葉。」
「そうなのにゃ。昨日、ママとサンドリアにイってきたのにゃ。
そのとき、お土産に買ってきたのにゃー。」

「なるほど。懐かしい・・・。故郷の香りがする。」

「おねいさん、いつも寒そうな格好してるのにゃ。
だから、そのお茶を飲んで、暖まって欲しいにゃ。」

「そうだな。ありがとう。感謝する。」

にゅぅにゅぅ。
なんだか照れちゃうにゃ。

「それじゃ、今度はお客として何か買いにきますのにゃ!」
「そうか。楽しみに待っているぞ。」

「にゃー。それじゃ、またくるのにゃー。」
「心得た。」

にゅぅにゅぅ。
冒険者は恩を忘れないのにゃ。
冒険者は心と心で繋がっているのにゃ。
みんなの心と心が繋がれば、きっとみんなが幸せになれるのにゃ。
だから、アタシは冒険者として、このヴァナディールでいきるにゃ。

280 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/14(土) 03:37 [ XttXDqjY ]
>>278-279
実は毎日楽しみにしてたりします

281 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/14(土) 10:34 [ xsvNOgIM ]
>>279

私も(´Д`*)

282 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/14(土) 15:39 [ SqP82gSQ ]
あげ

283 名前: ヴァナ・ディールのものがたり 投稿日: 2003/06/14(土) 18:00 [ j8KmnRo6 ]
吟遊詩人でありながら、正直言って、私はあまり歌がうまくない。
音痴というわけではないが・・・まぁ、十人並みだ(ということにしておこう)。

私に詩の書き方を教えてくれたあの人は、いつもこう言っていたものだった。
世界には、命の数だけ物語があるのだと。

高名な騎士の英雄譚や、大召喚師の物語ならば、あまり歌の得意でない吟遊詩人
(たとえば私のような)が歌わなくとも、素晴らしい美声を持った同胞達が
語ってくれるだろう。私が詩に綴るべきはそのような話ではないことを、
彼女は私に教えてくれた。

詩の題材は世界中にある。今はサンドリアに滞在していて――



――それはとても暑い日で、夕暮れ時になってもいっこうに涼しくならなかった。
日はほとんど沈みかかっていて、通りにはあまり人影がなかったが、
街路に面した家々の明かりは煌煌と灯り、焼き魚の香りや、
芳醇なワインの香りが漂ってきていた。

囁き声とともに、狭い路地の間から、二つの小さな影が走り出た。

「いくぞ!」
「うん。でも本当に大丈夫かなぁ・・・」
「なんだよ?今更やめるなんて言うんじゃないよな?」
「だって・・・もうすぐ真っ暗になるよ。ついこのあいだの晩も、町のすぐ近くを
斧を持ったオークがうろついてるのを見たってお父さんが言ってたんだもん。」
「何言ってんだよ!もとはといえばアーディが髪飾りをおっことしてきたのが
悪いんだぞ!」

子供だけでサンドリアの町から外に出ることは禁じられているのだが、
二人は時折抜け出しては、ロンフォールの森で遊んでいた。
もちろん町のごく近くで遊んでいたのだが、今日の昼間は少し遠出してしまい、
その際に少女は、誕生日に少年から送られた金の髪飾りを落としてしまったのだ。

「ちぇっ・・・見つからなかったら、もう知らないからな!」

少女は涙目になったが、少年も泣きたい気持ちだった。
その髪飾りを買うために、少年はレンブロワ食料品店で、
夏の間中配達の手伝いをしたのだ。
日焼けして皮の剥け始めた鼻の頭をかきながら少年は続けた。

「まぁ、もしオークに出会ったって、この剣でやっつけてやるさ!
父さんの帰りが遅い日でよかったよ。勝手に剣を借りたのがばれたら
ひどい目に合わされるや。ちょうど今なら門衛の人が交代するときだから、
誰にも見つからないで外に出れるはず・・・いまだ!」

284 名前: ヴァナ・ディールのものがたり(2/4) 投稿日: 2003/06/14(土) 18:16 [ j8KmnRo6 ]
ロンフォール。
昼間は美しいたたずまいを見せる森だが、
鬱蒼と茂る木々の間に潜む影が人々を不安にさせる。
ましてや今は辺り一面すっかり夕闇につつまれている。
生暖かい風が、荒い息をついている幼い少女の火のように赤い髪を吹き抜けた。

「はぁ、はぁ、ルーってば足が速いんだから・・・。
ちょっとぐらい待ってくれたってよかったんじゃない?」

少年は少女の愛らしいふくれっ面を横目で見ながらランプをかかげた。

「確かこのへんだよな?アーディ?」

ランプの薄明かりに照らされて、光るものがないかと辺りを見回す。
少女の緑の瞳が、オレンジ色の光を受けてキラキラと輝いている。

「あ!あれ・・・!!」

少し離れたところの土の上で、何かが光った。少女が走り寄る。

「よかったぁ!これで・・・」

そのとき、周囲の空気の中に何か異様な匂いが混じっているのに気づいた。
本能的に息をひそめる。鼻をつくような嫌な匂いがする。
今まで嗅いだことの無い匂いに・・・知っている匂いも混じっている。
錆びた鉄の匂いみたいだ。

低い唸り声が聞こえて、少女は恐怖にすくみあがった。

少年はというと、こちらもランプを握り締めたまま立ち尽くしている。
醜悪で、獰猛な笑みを満面にたたえた獣人を目の前にして、
腰に下げた父の剣が何倍にも重くなった気がした。
オークの手にした斧からはぬらぬらと輝く血が滴っている。
ノウサギか何かの血だろうか?それとも・・・

少年は唐突に、これは夢なんじゃないかと思った。ただの夢だ。
もうすぐ母さんが起こしに来て、僕は世界で一番安全な部屋で目を覚まし、
ああ、夢でよかったと・・・

「きゃああああああ!!」

少女の叫び声で我に返り、少年はバネのように飛び上った。
これは夢じゃない!夢じゃないんだ!

「アーディ!走れ!」

点在する切り株に足を取られないように走りながら、チラと後ろを振り返ると、
少女も必死に走っているのが見えた。そのすぐ後ろにオークがせまっている。
持っていた剣をオークめがけて投げつけたが、むなしく空を切る音がして、
剣はそのまま地面にささってしまった。
それでもオークは予想外の反撃に面食らったとみえて、
一瞬立ち止まったが・・・すぐに怒りを露わにして猛然と追撃をはじめた。

「こっち!道沿いに走るんだ!」

街道沿いに走れば、見回りの人に出会える。

そのはずだった。

285 名前: ヴァナ・ディールのものがたり(3/4) 投稿日: 2003/06/14(土) 18:23 [ j8KmnRo6 ]
けれど実際は、いくら泣いても、叫んでも、無駄だったのだ。
道沿いには誰もいなかったのだから。
少年は助けを求めて走りつづけ、やがて、サンドリアの松明の明かりを目にした。
足をひきずり、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、門衛の前に倒れこむ。

「アルフォードのとこの倅じゃないか!どうやって町の外に出たんだ!?」
「オークが・・・アーディ・・・アーディは?アーディ!!?」

少年は自分の走ってきた方角を振り返った。闇の中には何も動くものは無く、
静寂が夜を支配している。いくら目をこらしてみても何もみえなかった。
・・・無論、あの愛らしい赤髪の少女の姿も・・・


「私達が門の外に出る数十分前に、いつもロンフォールを道沿いに
 巡回している兵が、オーク達の襲撃を受けて町で治療を受けていたんだ。
 あの時、サンドリアへの街道沿いには誰もいなかった。」

そこまで話して、男は目を閉じた。唇が微かに震えているようだ。
ここはサンドリアの港酒場。
ロンフォールでよく目にする男が一人で酒を飲んでいたので、
話し掛けてみたのだった。
最初はいかにも胡散臭げな目つきでこちらの様子をうかがっていたが、
吟遊詩人たるもの、硬い心をほぐすのはお手の物だ。
旅先で見聞きした話をし、得意のハープで曲を奏で、などなど・・・、
そうするうちに酒が進む。男はルーヴェリオン・アルフォードと名乗った。
それにしても、何か詩の題材になるような話が聞けないかと期待して
話し掛けたものだったが、まさか・・・いや、ひとまずは彼の話に耳を傾けよう。

「前の伝令兵が足に怪我をして交代が必要になったとき、私はすぐに名乗り出た。
その伝令兵は私の兄で、私がその後を継ぐのが妥当だったからだ。」

手に持ったグラスの酒を一気に飲み乾す。

「それに・・・アーディリアの亡骸はまだ見つかっていないんだ。
 愚かな話だと思うだろうが、私は・・・」
「彼女が生きているということを信じずにはいられないと?なるほど。
 伝令をしていれば、ロンフォールの森を毎日行き来することになる。
 君は今も彼女を探しているんだね?」

男はそれには答えずに、私の目を見つめてこう言った。

「足の速い私は、代わりの伝令にはうってつけだったんだ。もっとも・・・」

そこから先は独り言に近く、殆ど聞こえないような声だったが、
職業柄耳のいい私にはわかってしまった。

「・・・私の足がもっと遅かったら、あの時アーディと離れ離れになることも
 なかったのかもしれないな・・・。」

286 名前: ヴァナ・ディールのものがたり(4/4) 投稿日: 2003/06/14(土) 18:24 [ j8KmnRo6 ]
ここまでが私が彼に聞いた話だ。
少女を置き去りに逃げてしまったという事実が、男の心に今も重く
のしかかっているようだった。
しかし当時まだ8歳の子供に過ぎなかった彼が、獲物を仕留めたばかりで
興奮状態にあったオークと対峙し、パニックになったとて誰が責められよう。
その幼さに騎士道精神を求めるのはあまりにも酷というものだ。

さて、ところで私は、彼の知らないことを―おそらくはアーディリアという少女の
消息に関して―あることを知っている。

あれは半年前のことだ。初めてロンフォールの地に足を踏み入れた私は、
すっかり道に迷い、やがてオークキャンプの近くに来てしまった。
とはいっても、知覚遮断薬を常備していたおかげで、
向こうはこちらに全く気づいていないようだったが。

しかしその時私は確かに見たのだ。

燃えるような赤い髪に、見事な金細工の髪飾りをさした女が、
オーク達と行動を共にしているのを。彼女の瞳は焚き火の反射を受けて、
赤みがかった緑色に輝いていた。
周囲のオーク達よりも高い地位にあるらしかったが、これは意外だった。
オーク達の社会では魔道士は軽んじられるのだが、
彼女はその服装からして魔道士のようだったからだ。
つまり彼女はかなり高位の魔道士で、サンドリアの騎士団にとっては
脅威になるだろう。

このことを、私は誰にも言わなかった。アルフォードの話を聞いて、
あの女が彼の言うアーディリアでは無いかと思ったとき、
彼に伝えようかと思案したが・・・結局やめてしまった。

彼らはいつか再び出会うのだろうか。そのとき彼は、彼女は・・・?

287 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/14(土) 18:33 [ YUev2EEI ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「いいなぁ。私もイってみたいな。」
「にゃ。色々あったけど、温泉、気持ち良かったのにゃ。」
「色々・・・?」
「あ、なんでもないのにゃ・・・。」

「そ、そうにゃ!はい、お土産なのにゃ。」
「わぁ!ありがとう。」
「サンドリアのお茶なのにゃ。」
「あ、そうなんだ。いい香りだね。」

にゅぅにゅぅ。
喜んで貰えたのにゃ。嬉しいにゃ。

「アタシ、お茶にはミルクが好きなのにゃ。」
「私は、イチゴジャムかな?
あ、でも普段はコーヒー、飲んでるから・・・。」
「にゃ!コーヒーなのにゃ?大人なのにゃ!」
「そうかな?そんなことないよ・・・。」

「アタシ、コーヒー、飲んだことないのにゃ。
コーヒーって大人の味がするって聞いたのにゃ。
でも、それってどんな味なのにゃ?」
「えっとね・・・。
上手く説明できないよ。
そうだ!これから家に飲みにこない?」
「にゃー!いいのにゃ?イクにゃ!」

288 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/14(土) 18:33 [ YUev2EEI ]
「おじゃましますにゃ。」
「おかあさん、お買い物でいないケド、
何かあったら遠慮しないでいってね。」
「はいにゃ。」
「あ、今、お湯を沸かすから、ちょっと待っててね。」
「はいにゃ。待ってるのにゃ。」

にゅぅにゅぅ。
ドキドキ、コーヒー、どんな味かにゃ?
これでアタシも大人の階段を一歩のぼるのにゃ。

「お待たせしました。」
「にゃー。」

「こ、これがコーヒー、なのにゃ?」
「うん。そうだよ。」
「真っ黒なのにゃ。」
「うん。そうだね。」
「これが・・・コーヒーの香りなのにゃ?」
「うん。いい香りだね。」
「にゃ・・・頂きますにゃ・・・。」
「はい。どうぞ。」

「苦い・・・のにゃ・・・。」
「うん。苦いよ。」
「あと・・・ショッパイ・・・のにゃ。」
「うん。ショッパイ・・・?・・・え?!」

「あ、本当にショッパイ・・・。」
「にゃ・・・。」

「お砂糖とお塩、間違えたみたい・・・。
ごめんね、スグ淹れなおすから!」

「はいにゃ・・・。待ってるのにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
初めてのコーヒーは大人の味がしたのにゃ。
涙の味なのにゃ・・・。

289 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/14(土) 20:29 [ SqP82gSQ ]
age

290 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 00:11 [ 2/ZinWtI ]
hage

291 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 01:24 [ 3Ed.0fkU ]
hige

292 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 01:27 [ VsMjHcG. ]
hide

293 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 02:30 [ TZR5XVhU ]
ode

294 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 05:23 [ nPWFRcg2 ]
・わヴぇ

295 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/15(日) 09:46 [ 1eBO4XWQ ]
神後輪期待age

296 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/15(日) 14:23 [ BJ9.HO4. ]
>>295
神になれ
期待mage

297 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 00:59 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十話 二人のいたずら

外に出ちゃいけない、そう言われても、体が訛って仕方ない。
何より、家の中にずっといるのは退屈だ。
…私は絵筆を手に、家の外へ出た。都合のいい事に、パパとママはいない。
いや、違う。都合がいいのではない。いつも家にいないのだ。

パパとママは毎日朝早く出かけて夜遅くに帰ってくる。
私にはよく分からないけど、大事な仕事をしているみたい。
でも、今まで外に出ちゃ駄目って事は一度もなかった。
二人とも何も教えてくれないし、只一言「今大変なのよ」と言うだけ。
そもそも、なんでパパとママの二人の仕事と、私の外出禁止が関係あるのだろう?

…だから、ちょっとだけイタズラしてやろうと思った。
家の壁に、お絵かきをしてやろうと思った。いつも一緒に遊んでいたイタズラ好きの男の子が
よくやっていたアレだ。

…でも、いざ描き始めてみると絵の具が足りなくて、小鳥の絵を描こうとしたのに、
とてもじゃないけど小鳥には見えない。
どうしよう?と思っていると、後ろから声がした。

「は…なんだそれ?へったくそな絵だなぁ」

同い年位の男の子だ。見たことがない。

「お前な、ラクガキするならもっと上手に書けよ。それじゃ何なのかわかんないぜ?」
「ちがうもん、絵の具が足りないから…」
「ははっ…絵の具が揃ってりゃ、ちゃんとした絵が描けるって?」
「…ほっといてよ」

なんて奴なんだろう。初対面のレディに対して、失礼極まりない男。

「で、何色が足りないんだよ?…俺が買ってきてやっからさ」
「…?」
「だからさ、俺が買ってきてやるっての。…ピンクか?」
「うん、ピンクと…あと白も足りない」
                
                 ・
                 ・
                 ・

「ふ〜ん。よくわかんないけど、外で遊んじゃ駄目っていわれたのか?」
「うん」
小鳥の絵はなんとかそれらしく見えてきた。けど、やっぱり絵の具があっても
何なのか分からないかもしれない。
「うん、まぁ、それっぽくなってきたんじゃないか?」
「…そう?」
「な、お前さぁ…」
「レウ」
「あ?」
「私にはレウって名前があるの。お前じゃないわ」
「あぁ、そりゃすまんな。…これは失礼しました。レウ穣」
男の子は不自然な程に丁寧なおじぎをする。
「あなたの名前は?」
「ヴァリュース。ヴァリュって呼んでくれりゃあいいってな!」

298 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 01:06 [ cFUrnjFg ]
「ね、ヴァリュのパパとママってどんな人?」
「あぁん?…うちの親か?…そーさなぁ。なんか、騎士団の一員らしいんだけどさ、
 これがまた頭でっかちの糞親父でよ〜。母さんも親父のいいなりだしさぁ」
「そうなんだ…」
「でもな、今度さ、親父、遠征にいくんだよ。バストゥークの悪い奴等、一杯やっつけてくるんだぜ!?」
そう言う彼の目はキラキラと輝いているように見える。なんだかんだ言っても、
父親の事を誇りに思っているのだ。大好きなんだろう。
                  
                 ・
                 ・
                 ・

いつものように、ドアの前で彼を待つ。結局、両親の命令には逆らえず、私の行動範囲は
このドアの前が限界だった。
決まった時間に彼は現れる。それは私にとって、とてもとても楽しみな時間。
でも、今日の彼は様子がおかしい。

                 ・
                 ・
                 ・

「親父の隊が…今日、遠征から帰って来るはずだったんだけどさ…帰ってこないんだ」
「どうして?」
「わかんね…よくわかんねぇけど。スパイってのが情報を漏らしたとか、
 よくわからない事母さんがいってる」
「大丈夫かな?」
「…あの糞親父が簡単にくたばるもんか!…きっとまた帰ってきてすぐに俺に怒鳴りつけるさ!」

―― ゲルスバ ――

見張りのオークに見つからないよう、慎重にレウとヴァーリュスはゲルスバを進む。

「な、あんたさ…」
「レウ」
「…あ?」
「さっき言ったはずよ。私にはレウって名前があるの。あんたじゃないわ」
「あぁ、そりゃすまんな。…これは失礼しました。レウ穣」
ヴァーリュスはレウに不自然な程に丁寧なおじぎをする。
(…あれ…?…これ、何処かで…?)
レウは強烈なデジャヴュを感じた。何だろう?気のせいだろうか?いや、しかし…
「さぁて、気は済みましたか?レウ穣」
「…ええ、よくってよ。ヴァリュ」
皮肉の意味を込めて、レウも合わせて不自然な程、丁寧なおじぎを返す。
が、その直後、レウは自分の口から発せられた”ヴァリュ”という愛称。
(え…ヴァリュ…?…私、今ヴァリュって言った…何故…?)
何かが、口にしてはいけない何かがそこにあるような気がした。
そして、それは目の前にいるヴァーリュスも知っているのかもしれない。

(まさか…彼…何処かで会った事がある…?…まさか…)


幼い記憶が蘇ってくる。しかし、それ以上レウは記憶を辿るのを辞めた。
その先に二人にとって苦々しい過去があるような気がしたからだ。


                                       続く

299 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 01:07 [ 6wlDK4ck ]
樽戦キター!
学校あるけど、起きてて良かった…

300 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/06/16(月) 01:11 [ cFUrnjFg ]
またやっちゃったでつ…(;´Д⊂ 修正前のコピーペしちゃった(´・ω・`)

「ヴァリュース。ヴァリュって呼んでくれりゃあいいってな!」
               ↓
「ヴァーリュス。ヴァリュって呼んでくれりゃあいいってな!」


が、その直後、レウは自分の口から発せられた”ヴァリュ”という愛称。
                 ↓
が、その直後、レウは自分の口から発せられた”ヴァリュ”という愛称に驚きを隠せなかった。

301 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 01:20 [ F7TdrUgg ]
樽戦キタタタタタタタォァタァ!!
>>299
むはwナカマw

>>300
お疲れさまっす。脳内修正完了しますた(`・ω・´)ゝ

302 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/16(月) 02:04 [ PLrEcP3E ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「なんだか・・・眠れないの・・・にゃ。」

にゅぅにゅぅ。
今夜はなんだか眠れないのにゃ。
今日飲んだコーヒーのせいかにゃ?
困ったのにゃ。

「とりあえず、羊の数をかぞえてみるのにゃ。」

羊が1匹なのにゃ・・・。
羊が2匹なのにゃ・・・。
羊が3匹なのにゃ・・・。

にゃ、デカ羊さんなのにゃ・・・。
にゃ、こっちにくるのにゃ・・・。

どごん!どごん!どごん!ぷち。

「にゃ!にゃ!にゃー!
びっくりしたのにゃ・・・。余計に目が覚めちゃったのにゃ。」

303 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/16(月) 02:04 [ PLrEcP3E ]
「とりあえず、もう一回、羊の数をかぞえてみるのにゃ。」

羊が1匹なのにゃ・・・。
羊が2匹なのにゃ・・・。
羊が3匹なのにゃ・・・。

にゃ、NM羊のメリーさんなのにゃ・・・。
にゃ、メリーさんといえばミルクなのにゃ・・・。
にゃ、そういえばサンドリアでメリーさんのミルクが
不眠症に効くって聞いたのにゃ・・・。

「そうにゃ!ミルクを飲めば、眠れるかもしれないのにゃ。」

とんとんとん。ごきゅごきゅごきゅ。とんとんとん。

「にゃ・・・。
これで・・・眠れる・・・の・・・にゃ・・・。」

すぅすぅすぅ・・・。
すぅすぅすぅ・・・。
すぅすぅすぅ・・・。

ちゃらちゃらちゃちゃん、ちゃらららちゃん!

「にゃ・・・。朝なの・・・にゃ?」

にゅぅにゅぅ。
にゃー!朝なのにゃ。よく眠れたのにゃ!
やっぱりミルクは不眠症に効くのにゃ!

「さ、起きるのにゃ・・・って、はにゃ?
なんで・・・布団が濡れている・・・の・・・にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
にゃー!ママになんていえばイイのにゃ?!
冒険者、最大のピンチなのにゃ!!

「ママ、ごめんにゃさい・・・。」

304 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 02:15 [ NsNF.rF2 ]
タル戦キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
リロードして良かったよほんと
これまた続きが気になる展開ハァハァ
明日も元気に逝くぞぉぉぉーーーー

305 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 04:00 [ dPZPVDYE ]
寝る前に水分を取るのはやめましょう。

306 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 04:16 [ m.ZBLpCc ]
オットー・・・
君、やばいかもしれないよ(ρ_;)

307 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 07:46 [ eQlWKi4M ]
冒険っぽく無くなっt
ナゴムカライイカ(´・ω・`)

308 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 09:22 [ XJ/NdoEI ]
オットーとヴァリュのレウの取り合いになるのかなぁ…‥

オットーがんばれぇぇぇ

とりあえず、タル戦キター(・∀・)

309 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 10:45 [ w11g3BmI ]
タル戦キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

ヴァリュvsオットーか・・・
漏れ的にはオットーが最終的には勝つと思うよヽ(´▽`)/

ヴァリュは・・・レウを守った騎士と同じ末路をたどりそうな悪寒(;´Д`)

310 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 10:52 [ BqlMbpc2 ]
大体、読めたかも・・・・
ヴァリュとレウは上手くいかないだろうなあ・・・・・

311 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/16(月) 17:31 [ 1eBO4XWQ ]
ちと遅いけど・・・
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

312 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 18:04 [ Gjsk6cug ]
お前等モチツケ!

タル戦キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

313 名前: ヴァナ・ディールに舞い降りた天使♪(実話・・) 投稿日: 2003/06/16(月) 18:25 [ E121xNOQ ]
**第一章 異空間へ大冒険の始まり**

友達A「FFってゲーム知ってる?」
私  「プレ2?」
友達A「そうそう、今度ネット版が発売されて沢山の人と
    一緒に出来るみたいなんだ!」
私  「おもしろそうだね♪」
友達A「用意は全部してあげるから、一緒にやらない?」
私  「いいよ〜!」
友達A「友達Bもやるって言ってたから、3人でやろう!」
私  「うん♪ わかった! 楽しみにしてるよ!」


**第2章 3人の冒険者の誕生**

友達A→戦士 友達B→モンク 私→白魔道士

バストゥークの街に3人の冒険者が誕生した!

戦 「こっちこっち」
白 「おまたせ〜」
モ 「ようやく3人そろったね」
戦 「じゃあ、街の外に出てみようか?」
モ白「はぁ〜い♪」


**南グスタ**

モ 「なんだこれっ! みみずか? みみずなのか?」
戦 「みみず、でかっ!」
白 「きもっ! これと戦うの?」
戦 「まぁ、取り合えずやっつけるか」
モ白「ok!」

戦 「楽勝だね」
モ 「うん、楽勝・楽勝」
白 「なんかアイテムでたよ?」
戦 「多分これを売ってお金に変えて、武器や装備を
   買うんじゃないかなぁ」
モ 「なるほど!じゃあ、どんどん倒して一杯集めますか?」
戦 「そうだね、どんどん行こう〜!」
モ白「おっけ〜♪」

戦 「レベルも上がったし、アイテムも一杯集まったから
   一回街に戻ってお金に変えようか?」
白 「そうだね、ちょっと疲れたし、休憩しようよ」
モ 「いくらになるかなぁ・・」
戦 「で、どこで売ればいいのかな?」
モ白「・・・・・」
戦 「おいおい・・^^;」
戦 「確か武器屋と防具屋があったから、そこ行ってみる?」
モ 「俺も、今言おうとしてたんだよ・(笑)」
戦 「・・・・・」
白 「うふふ・・(笑)」
戦 「じゃあ、行って見よう!」

**商業区武器屋**

戦 「やすっ!これっぽっちかよ」
モ 「これだけじゃ、武器も防具も買えねぇよ
   殿様商売してんじゃね〜よ(怒)」
白 「そうだね・・どうする?」
戦 「なんか、クエストとかミッションをやって報酬をもらうのかな?」
モ 「そういえば、えらそうな奴がそんなこと言ってたね」
白 「うん、言ってた」
戦 「じゃあ、今日はレベル上げに専念して、明日はクエスト・
   ミッション中心にやろうか?」
モ 「そうだね!」
白 「はぁい♪」


**南グスタ**

戦 「なんか強そうなモンスがいるぞ!」
白 「なにあれ?」
モ 「背中についてるの甲羅じゃない?」
戦 「ほんとだー!! 亀のモンスだ!!」
白 「この辺のモンスのボスじゃない?」
モ 「たしかに、ちょっと強そうだね」
戦 「挑発も必殺技も覚えたし、やってみるかぁ」
モ白「はい!」

戦 「つえ〜!全然減らないよー」
モ 「死ぬかも・・(TT)」
白 「あきらめちゃ駄目だってー」
戦 「バーが赤いってー」
白 「回復が追いつかないよー」
戦 「俺死んだ?」
白 「がんばって、回復してるじゃない(怒)」
白 「キャー!私のほう向いたー!!」
白 「死んじゃうってー!!」
戦 「挑発!!こっち向けー!」
戦 「もう少しだ!!」
戦 「やったー! ぎりぎり勝てたね」
白 「死ぬかと思ったよ(泣)」
戦 「無事でよかったね」
白 「うんうん・・」
モ 「あの〜」
戦白「ん?」
モ 「僕、無傷なんだけど・・」
戦白「・・・・・」

こうして3人の冒険が始まり、この後色々な出会いや別れが
訪れようとは、この時はまだ知る由もなかった・・・・つづく。

314 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 21:19 [ 7XwZjjy. ]
懐かしさと面白いage

315 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/16(月) 22:02 [ fXNFZlE. ]
>モ 「僕、無傷なんだけど・・」

(つД`)こ、心当たりがありすぎて・・・

316 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 00:46 [ bGhTw.yg ]
「伝説の武具」と呼ばれる物がある。
曰く、光の刃を以って魔を断ち切る剣。
曰く、血を求め人を操り夜な夜な人を殺める刀。
今、それを求める一人の青年の物語を語ろう。



こんな感じで書いてみようと思います。
多少ですが本来のFF11とは異なった設定を盛り込むつもりなんで、
適時説明臭い文を入れながら進めていこうと。
今までに人に読んでもらうために物を書いたことなんてないんで、結構やばげです。

今書いている1話はヒーロ−とヒロインの紹介だけで終わりそうな予感。
タイトルは「剣と、そして想いと」です。

317 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 01:11 [ Bxi1AH/g ]
>>316
なんか神作者な予感!
期待しまってまつ!!!

318 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 01:44 [ cFUrnjFg ]
バタリアの雪

「あ…珍しいね。雪だよ?」
「ほんとだ…今日は寒いもんね」
「早く帰ろう?…あったかいスープ作ってあげる」
「うん!」
タルタルの女がヒュームの幼い男の子を連れてバタリアを歩いている。はたから見ると、
ヒュームが兄で、タルタルが妹に見えるかもしれない。
だが、タルタルの方はといえば、立派な成人であり、種族は違えど、男の子の母親である。
彼女はヒュームの幼女にも見えるが、実は高位の魔道士でもある。
何故、この二人が親子なのか…それは誰にも分からない。
タルタルの女は、ジュノで高値で取引される黒虎の毛皮や牙を日々の糧として
男の子を養っている。

「ね、ハルル?どうして雪って降るのかなぁ?」
「そうねぇ…なんでかしら?」
ハルルはしばらく考えた。上空の水分が冷気により…などという答えでは、夢も希望も
あったものではない。愛しい我が子には、想像力溢れる子になって欲しい。
「どうしてこんなに冷たいんだろう?」
ヒュームの男の子、クロルは不思議そうに手のひらに落ちた雪を見つめる。
雪の結晶は、まばたきするくらいの速さで、すっと、水に還る。
「こんなに…綺麗なのにね?」

数年が過ぎる。クロルは立派な青年となり、ハルルと手を繋ぎ、並んで歩く事など
とんでもない程、大きくなった。昔は、後ろからついて母の戦う姿を応援するだけの少年が
今では大きくなったその手に剣を持ち、共に黒虎に立ち向かうまでに成長した。

「ね、ハルル。最近どうかした?…元気がないみたいだけどさ」
「うん…大丈夫。私の事は心配いらないわ」
「そう?…でも、最近変だよ?なんだか元気がないみたいだし」
「もう…!生意気に心配してるんじゃないの!あなたは自分の腕を磨くことだけ
専念してなさい!」
「はいはい、わかってるよ…今日はおじさんの剣の修行、さぼらないからさ…」

それからまた幾日が過ぎる。二人はいつものように、バタリアへ出かけ、黒虎を狩る。
その日の銭を稼いで、ジュノへ帰るところだった。
寒気を感じて、クロルが空を見上げると…雪だ。

「ね、雪だよ。ハルル」
「そう…ね…どうりで、寒いわけね…」
「…ハルル?」
「はやく…帰ろ…クロル…」
「ちょっと、ハルル!?…どうしたの!?」
「なんでも…ないから…はやくおうちに…帰ろう?…あったかいスープ…
 つくってあげるか…ら」

ヒュームの男がタルタルの女を背負い、バタリアを歩いている。はたから見ると、
まるで父親が眠る娘を背負っているようにも見える。
しかしヒュームの背中に眠るタルタルは、彼の母親なのだ。
…そう、種としての寿命が尽き、安らかに眠るのは…紛れもなく彼の母親である。

「ね、ハルル?どうして雪って降るのかなぁ?」
「…どうしてこんなに冷たいんだろう?」
「こんなに…こんなに…綺麗なのに…」


―おしまい―

319 名前: ヴァナ・ディールに舞い降りた天使♪(実話・・) 投稿日: 2003/06/17(火) 01:54 [ E121xNOQ ]
**第3章 クエストにチャレンジ!**

戦  「じゃあ今日は、お金を稼ぐために、クエスト中心やっていこう!」
モ  「そうだね、新しい武器や装備がほしいしね」
白  「私も魔法を買わないと・・ケアルしかないし(泣)」
戦  「じゃあ順番に色々やってみよう(笑)」


戦  「なんか・・・あんまりお金にならないね ^^;」
モ  「パシリにされてるだけのような・・」
白  「そのうち、焼きそばパン買って来い!って言われたりして(笑)」
戦  「ぎゃはは・・さすがにそれはないだろう(笑)」
モ  「そんなこと言われたら、マジぶちぎれるよ(笑)」
戦  「このままだと、目的のお金稼ぎできないね・・」
モ  「そうだね、どうしようか?」
戦  「ちょっと、ネットで調べてみるよ」
白  「さすがリーダー、頭いい!」
モ  「頼りになるなぁ〜」


**第4章 モンクぶちぎれる!**

戦  「調べて来たけど・・・」
モ  「おおお! 待ってたよ」
白  「いいの見つかった?」
戦  「あるには、あったんだけど・・」
モ  「さっそく、やってみよう!」
戦  「うん・・・」

このときリーダーの歯切れが悪かったのが、印象に残ってます(笑)

戦  「この家・・・」
モ  「なにやるの?食材がないとか言ってるけど?」
戦  「オニオンスライスを12時〜20時の間に持ってくると、350Gで買い取ってくれるみたい」
白  「どうやって集めるの?」
戦  「ゴブリンっていう獣人が落とすみたい」
モ  「またパシリみたいなクエストだなぁ」
戦  「・・・・・」
白  「まぁまぁ・・お金稼がないと武器も装備も買えないし^^;」
戦  「もう一つ、一緒に出来るクエストあるんだけど・・」
モ  「おおお! じゃあそれも一緒にやろう!」
白  「そうだね♪」
戦  「うん・・・・」

戦  「このガルカに話し掛けてみて・・」
モ白 「はぁい♪」

**大工房食堂のガルカ**

   「うぅ〜腹減った、ソーセージ食いたい・・」
   「おう!お前たち、ちょうどいいとこに来た・・」
   「腹へって死にそうだから、ソーセージ焼いて持ってこい!」


モ  「なめとんのかぁーーーー!!!(怒)」
戦白 「・・・・」
モ  「完璧パシリじゃねか! 自分で買って来い!(怒)」
戦白 「・・・・」
モ  「このガルカ殺す! 俺のコンボぶちこんだる!(怒)」
白  「まぁまぁ・・^^;」
戦  「こうなると思ってたよ・・・」
白  「わかったから、落ち着いて・・^^;」
モ  「馬鹿にするなって!(怒)」
戦  「とりあえず、やってみようよ・・」
白  「そうだね・・・^^;」
モ  「なんか納得できんなぁー!」


**南グスタの山**

戦  「ここの羊をやっつけると肉を落とすから、それをあの焚き火に入れるとソーセージが出来るみたい」
白  「なんか、リアルっぽいね・・(笑)」
モ  「ただの、パシリだけどな!」
戦  「まだ、言ってるよ・・」
白  「こだわるタイプなのね・・(笑)」
モ  「・・・・」
戦  「ここのゴブリンやっつけると、オニオンスライス落とすから」
モ  「おおおお! なるほど!」
戦  「やっちゃいますか?」
モ白 「はぁい♪」

戦  「オニオンげっとーー!」
白  「お肉げっちゅう♪」
戦  「焚き火にトレードしてみて」
白  「うん♪」

白  「なんか、じゅうじゅういって焼けてるね♪」
戦  「音してないし・・」
白  「いいニオイしてきたね♪」
モ  「しないし・・」
白  「・・・・・」
白  「帰る!(怒)」
戦  「うそ・うそ! じゅうじゅう音してる!」
モ  「なんか、いいニオイしてきたー!」
白  「・・・・・」

モ  「俺も、肉焼こう!」
戦  「結局するんだ・・・パシリ(笑)」
モ  「ムキーーーー!!」
白  「そうゆうこと、言わないの・・^^;」
戦  「ぎゃははは!」

冒険者とゆうよりもパシリだと思ったけど、まだまだ3人の冒険は続くのであった・・・つづく。

320 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 01:57 [ bGhTw.yg ]
剣と、そして想いと 第1話


「伝説の武具」と呼ばれる物がある。
曰く、光の刃を以って魔を断ち切る剣。
曰く、血を求め人を操り夜な夜な人を殺める刀。
今、それを求める一人の青年の物語を語ろう。




ジュノという町に夜は無い。
どんな時間であろうと冒険者が道にあふれ、その相手をする店が開いているからである。

ある朝のことだ。
「お〜い、そこのドロボーさん♪」
ジュノの人ごみと喧騒の中、よく通る声で人聞きの悪いセリフが飛んでいく。
その声に反応して周りを見渡したり、財布を調べたりする人がいる中、一人の男が心底嫌そうな顔で振り向き、答えた。
「だから人に聞かれたら誤解されそうな呼び方はやめろといってるだろうが…俺はトレジャーハンターなんだよ!」
「どっかの娯楽小説に感化されて主人公と同じ職を選んだあんたが悪いのよ。ま、とりあえず荷物お願いできる?」
男は素直に彼女の抱えている荷物−大半が食材−を持つと、並んで歩き出した。
「なぁセリア。たしかあの本を俺にすすめてたのはお前だったと記憶してるんだが?」
「ええそうね…ゲイルにあの本を渡したのは未だに失敗だったと思ってるわ。
 まさかこんなに影響されて同じような性格の女ったらしになるなんてね!」
ゲイルと呼ばれた男は彼女のいつもの変わらない迫力に圧されながらも反論した。
「そんなわけないだろう。たまたま助けたのに女が多いだけだし、その後ちょろっといい付き合いしたっていいだろう?」
「それを女ったらしって言うのよ!」

そんな雑談を交わしながら、二人はセリアの父の経営する料理店へと辿り着いた。
「荷物ありがと。いつものようになにか食べてく?」
「んー、じゃあ腐肉汁。熱めで。」
セリアはこめかみをヒクつかせながら、
「…本気で出すわよ?まだうちは開店前だからお客さんもいないことだし。」
「ごめんなさいもうしません。いつものようにサーモンサンドとトマトジュースで頼むよ。」
「ハイハイ、了解。10分ほど待っててね。」
そう言ってセリアは厨房へと入っていく。

321 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 01:58 [ bGhTw.yg ]
きっかり10分たって、作り立てのサンドイッチとトマトジュースがゲイルのもとに運ばれてくる。
「はい、おまたせ。」
そう言いながらセリアはゲイルの対面の席に腰掛けた。
「ん、サンキュ。」
セリアは黙々とサンドイッチを食べるゲイルに対してこう、問い掛けた。
「ねえゲイル、どうしてどこかの国のコンクェストに参加しないの?
 なんだかんだ言って、腕はそれなりにあるんだからさ、参加してある程度の定収もらった方が生活も安定するよ?
 さすがに冒険者を止めろとは言わないけどさ、いろいろと国から援助受けられるから、そっちの方がいいと思うんだけど…」
冒険者という者達はジュノ以外の3国により行われているコンクェストと呼ばれる政策に参加して収入を得るのが一般的だ。
実績に応じてランク1(一般兵以下)からランク9(神殿、王国両騎士団並)までに分けられ、それなりの収入を得ることができる。
だがゲイルは3国のどこにも属さない、完全に自分の得たものだけで生計を立てていく珍しいタイプの冒険者だった。
「国のために働くなんてのは俺の性に合わないの分かってるだろう?それに」
そこでゲイルは一息つくと、さっきまでとはまったく変わった凛とした表情で、
「俺の国はサンドリアやバストゥークじゃない、ジュノなんだ。セリアだってそうだろう?
 今更バストゥークに戻ったからって違和感あるだろ?それと同じさ。」
「う、うん、まあね。」
いつもとは違う表情にドキッとしたセリアは思わず言葉に詰まってしまった。が、
「でもなにより楽しくてトレジャーハンターをやってるんだよ。それを泥棒呼ばわりされちゃあなぁー。」
少しでもときめいてしまった自分に後悔した。


「さ、そろそろ行くか。ごちそうさん。」
サンドイッチを食べ終え、席を立とうとしたゲイルにセリアは声をかけた。
「今度はどんなところに行くの?どこかの遺跡とか言っておきながら誰か女の人のところに行くんじゃないでしょうね?」
「それも素晴らしい提案だが、今回は本当に遺跡だ。なんか古代の名剣が埋まってるっぽい。古文書より。」
「〜っぽいってだけで当ての無い探索に行けるあなたの単純な精神がうらやましいわ、心底。それにありきたりだし。」
ため息をつきながらセリアは続けた。
「で、今回もリタとプルルの二人と一緒?」
リタはミスラの狩人、プルルはタルタルの黒魔道士だ。
当然、二人とも女性である。
「ん、そだけど。なに、嫉妬?」
「ばっ、馬鹿言ってんじゃないわよ!さっさと行けば?お姫様が二人もお待ちですよ!」
「へいへい。それじゃ行ってくっかねー。帰ってきたらまたサンドイッチ頼むぞー。」
後ろ手を振りながら、ゲイルは雑踏の中へと消えていく。

「まったく…」
いつもああだ。
なんであんな男のことが好きなんだろう?
すでに答えの出ている問いを何度も繰り返すが、やはり答えが変わることは無い。
宝捜しが成功したときの生き生きとした顔。
失敗したときの悔しそうな顔。
すべてがもう心に焼き付いている。
ああ、私も単純な精神の持ち主なんだな…
そう改めて認識すると、彼女は店の中に戻っていった。





続く

322 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 02:01 [ bGhTw.yg ]
「あの本」ってのは、見覚えのある方も多いと思いますが、FF6の話です。
ゲイルが感化された主人公ってのはロック。


コンクエストについて

この中でのコンクェは、「戦績ポイント=現金収入」といった形を取ってます。
ランクが上がれば上がるほどいいものと交換できるように、現金収入も増える、と。
ランク9が神殿、王国両騎士団と同等なのはただ、今現在の最高ランクだったから、です。
もしこれから先ランク13とかが実装されたらそこらへんが騎士団と同等扱いという事にします。

ゲイル・・・ジュノ出身ジュノ育ち、生粋のジュノっ子のヒューム。ロックに感化されて〜って設定だけど戦/シ。
       シ/戦じゃないの。
セリア・・・バストゥーク生まれジュノ育ちのヒューム。ジュノで店を開くという夢を持った親父に引きずられ、
       幼いころにジュノに引っ越す。料理人/白。


はっきり言って今本当に(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしてます。
本当にここに出して良かったかな…まずはリアフレの反応見てからでも良かったのではないかな…と。

323 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/17(火) 02:14 [ Txu.kGMw ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「カカシさん、こんにちはですにゃ。」
「コンニチハ。ゲンキナ、オジョウサン。」

「サテ、ナニカ、ゴヨウデスカ?」
「はいにゃ。アタシの特訓に付き合って欲しいですにゃ。」

「リョウカイ、デス。」
「にゃー。ありがとうですにゃ!」

「ソレデ、ナニヲ、トックンスル、デスカ?」
「今日はコレですにゃ。」

「ソレハ、ボクトウ、デス。」
「はいにゃ。今日は片手剣のスキルを上げるですにゃ。」

「それじゃあ、見てて下さいにゃ!」
「イツデモ、ドウゾ。」

「にゃ・・・。
えいにゃ。やあにゃ。とうにゃ。」

「モウスコシ、ツヨク、フミコンデ、ミテクダサイ。」

「こうですかにゃ?
えいにゃ!やあにゃ!とうにゃ!」

「ソウデス。ケンヲカエス、ハヤサモダイジデスガ、
カルイコウゲキハ、カンタンニ、ハジカレテシマイマス。」

「はいにゃ。
えいにゃ!やあにゃ!とうにゃ!」

「ソウデス。ソノ、チョウシ、デス。」

324 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/17(火) 02:14 [ Txu.kGMw ]
「えいにゃ!やあにゃ!とうにゃ!」
「えいにゃ!やあにゃ!とうにゃ!」
「えいにゃ!やあにゃ!とうにゃ!」

「にゃー。だいぶスキルが上がった気がしますにゃ。」
「ソウデスカ。ソレハ、ヨカッタ。」

「そろそろバーニングブレード、打てますかにゃ?」
「ドウ、デショウ。」

「にゃ・・・。やってみますのにゃ!」
「リョウカイ、デス。」

「イクにゃ!アチアチ、バーニンにゃ!」
「・・・。」

「どうですかにゃ?燃えましたかにゃ?」
「モエ。」

「にゃ!燃えたですかにゃ?!
やったですにゃ!バーニングブレード、打てましたにゃ!
それじゃあ、今の感じ、忘れないように練習するですにゃ。」

「バーニンにゃ!バーニンにゃ!バーニンにゃー!」
「モエ。モエ。モエー。」

「それじゃあ、アタシはそろそろ帰りますにゃ。
カカシさん、今日は特訓に付き合ってくれて、ありがとうですにゃ。」
「リョウカイ、デス。サヨウナラ。ゲンキナ、オジョウサン。」

「はいにゃ。またきますにゃ。」

にゅぅにゅぅ。
今日は新しいウエポンスキルを覚えたのにゃ。
そうにゃ、新しくマクロも組んでみるのにゃ。

/p イクにゃ!アチアチ、バーニンにゃ!
/ws バーニングブレード <t>
/sh ヒャッホーーーイ!!

こんな感じかにゃ?

325 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 02:27 [ GJI9RciE ]
>>323
禿げしくワロタ

326 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 03:02 [ b/El1qIk ]
…萌え?

はっ、カーディアンに新たな感情が!?

327 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 03:18 [ olO7FXDs ]
モエー。

328 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 03:35 [ Bff.bbZg ]
>>318
>>320
よかったよ。

329 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 08:28 [ f3rQdn02 ]
モエ。

330 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 08:38 [ MVJfilHk ]
>>323-324
マクロ少し、違うにゃ。

/p イクにゃ!アチアチ、バーニンにゃ!
/ws バーニングブレード <t>
/wait 2                       ←
/sh ヒャッホーーーイ!!

これでおkにゃ。

モエー。

331 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 11:11 [ w11g3BmI ]
>>320‐>>321

(・∀・)イイ!
これからも期待してまつ!!

332 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 11:45 [ Mb1R4crE ]
最近、古い作品減ったね。続きこなくなっちゃった気がする。

333 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 13:42 [ cSTBKSC. ]
そうだな、ここに書きこむのならせめて終わるまで書きこむ気でやってほしい。

334 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/17(火) 18:05 [ i7P3HbkU ]
書きたい香具師だけ書きゃいいんじゃねの。
最後まで書けってのは、時々書き手を追い立ててるようにもみえる。


まぁ、漏れも途中で書くの止められたら寂しいけどナー。

335 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/17(火) 22:17 [ eEb.Ad4Y ]
むい、白き〜の18話目をあぷるるさんのサイトにUPしまちた。

http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

さて、堀ブナ釣ってきます(今15匹目)

●感想
タルタル戦士→ヴァリュース萌え。「これは失礼しました、レウ嬢」でメロメロ
にゅぅにゅぅシリーズ→モエ 続きキボーン
新しい作品群、続きを激しく待っておりまつ(・∀・)

続き期待ageー

336 名前: 戦死40才痛風持ち 投稿日: 2003/06/17(火) 22:25 [ 1eBO4XWQ ]
俺が一番乗りか!!

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

337 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 01:05 [ Bxi1AH/g ]
白き探求者キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

おもしろいよぉ…(;´Д⊂)
レクスとクラウディアの関係に(;´Д`)ハァハァ

338 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/18(水) 02:02 [ ndYxCq7. ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

ちゃらちゃちゃららん。ちゃらちゃちゃららん。ちゃらちゃ・・・。

「はい。みなさん、こんにちは。3分合成の時間です。」
「こんにちはですにゃ。」

「先生。今日はどんな合成を紹介して頂けますか?」
「はいにゃ。今日はサーモンサンドにチャレンジですにゃ。」
「そうですね。サーモン、今が旬ですしね。それでは材料のご紹介です。」

黒パン・スモークサーモン・ラテーヌキャベツ・ミスラトマト
マスタード・アップルビネガー・土クリスタル

「先生、分量は?」
「目分量なのにゃ。」

「それでは、先生。合成方法を教えて頂けますか?」
「はいにゃ。まず、黒パンを切りますにゃ。」
「はい、先生。
あ・・・。でも、黒パンは硬くて切りにくいです。」

「そんなときは、喝・魂ツアープロですにゃ!」
「はい?」

「日本刀の切れ味をイメージ、
鉄でも岩でも、何でも切れちゃう高級スチール製の刃、
手にぴったりフィットする特殊デザインのグリップ、
あらゆる用途に使える魔法の11点ナイフセットですにゃ!」
「はあ・・・。あ、でも、ホントに良く切れる・・・。」

339 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/18(水) 02:02 [ ndYxCq7. ]
「では、先生。つぎの工程を教えて頂けますか?」
「はいにゃ。サーモン、キャベツ、トマトを適当に切りますにゃ。」
「はい、先生。
あ・・・。でも、切りにくいです。このミスラトマ・・・。」

「そんなときは、喝・魂ツアープロですにゃ!」
「はい、はい。あ、でも、ホントに良く切れる・・・。」

「先生。切り終わりました。」
「はいにゃ。では、切ったサーモン、キャベツ、トマトを
黒パンに挟んで下さいにゃ。」
「はい、先生。
サーモン、キャベツ、トマトを黒パンに挟みました。
あ・・・。マスタードとアップルビネガーはどこに?」
「お好みなのにゃ。」

「あと、先生。土クリスタルはどのように?」
「はいにゃ。黒パンの上に、重石として置きますにゃ。」

「あとは、喝・魂ツアープロで、
食べやすい大きさにカットすれば、完成ですにゃ。」
「はい、はいっと。あ、でも、ホントに良く切れる・・・。」

「はい。それでは試食してみようと思います。」
「はいにゃ。あ、でも、アタシ、マスタード苦手だから、
マスタード抜きでお願いしますにゃ。」

ちゃらちゃちゃららん。ちゃらちゃちゃららん。ちゃらちゃ・・・。

「・・・って感じで、合成してみたのにゃ!
ちょっと試食して欲しいのにゃ!」
「えっと・・・。あの・・・。ごめんなさい!
今は、お腹いっぱいだから・・・。また、今度ね。」

にゅぅにゅぅ。
合成の道は険しいにゃ。

340 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 05:31 [ KHRG4NIY ]
それ合成じゃないとマジレスしちゃう俺は逝ってヨシ。

341 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 06:46 [ ugLh1dZc ]
>>喝・魂ツアープロ

ワロタ

342 名前: 無題 投稿日: 2003/06/18(水) 17:15 [ cX2uZ20M ]
 強くなりたかったんだ。
 もう、目の前で起こってる悲劇を止めることができないなんてごめんだから…

 あのころの俺は、まだまだ駆け出しの冒険者だった。ジョブは戦士。
 南グスタベルク辺りで町の人の依頼を請けながら、時には町の近くまでやってくるクゥダフと
呼ばれる亀のような姿の獣人を退治できる程度の腕前。今にして思えばほんのひよっこ。だけど、
そのときの俺はいっぱしの冒険者気取りで町中を歩いていたな。
 そうそう、冒険者をはじめて恋人ができたんだ。セミロングの髪の毛が素敵な白魔導士。いつ
も一緒に冒険したよ。
 ジュノで結婚式を挙げようって、約束してたんだ。


−覚醒−


「ルイってば、いつまでも子供みたいにだだこねてないでちゃんとカブトか帽子かかぶりなよ」
「やだよ。かっこわるいじゃんか」
 いつも繰り返されるやりとり。
「頭防具ってなんであんなダサイんだよ? かぶる気も起きねぇよ」
「そんなこと言ってないで。ミミズとか蟹くらいならいいけど、クゥダフとか武器を持った獣人
が相手だったら、頭に一発もらったら死んじゃうよ?」
「なぁフラン、君、誰に向かって言ってるの? 俺は亀殺しのルイ様だぜ? 楽勝だよ」
「ぶぅ〜〜」

 俺は亀殺しのルイ。南グスタベルクを縄張りにしてる冒険者。相棒で白魔導士のフランシアと
一緒にバス近くまでうろついてるクゥダフを退治してまわってる。最近この辺りのクゥダフが増
えてきて通行人の被害が増えてきたのと、軍や銃士隊だけでは敵の数が多すぎて手が回らないの
で俺たちのような冒険者にこんな仕事が回ってくるわけだ。
 今日も6匹ばかりの亀を始末したところ。日が暮れてきたので町に帰るところで耳たこのフラ
ンシアのお説教。起床、着替え、食事、亀退治、ヒーリング、お説教、就寝の繰り返し。ずっと、
ずっと。

 そんな日常が、ずっと続くと思ってた。

343 名前: 無題 投稿日: 2003/06/18(水) 17:16 [ cX2uZ20M ]
「フラン!」
 油断だった。慣れた仕事に対する自身から来る過信もあった。
 いつの間にか近づいていた1匹のクゥダフが、俺の後ろで休憩していたフランシアに斬りかかっ
たのだ。幸い、その一撃は致命傷にはならずすぐに立ち上がって戦闘態勢を取り、俺も剣を抜いた。
 が、油断からクゥダフに近寄られたということは…2匹目、3匹目がいる可能性がある。

 嫌な予想というのは当たるものだ。やがて2匹目が現れ、3匹目が現れ、俺たちは取り囲まれて
しまった。フランシアも棍をもって応戦していたけど、もう魔法を使い尽くして回復もできない。
「フラン! 逃げろ!」
 そう叫ぶと同時にクゥダフの棍棒が俺の頭を強打し、その直前の映像を最後に俺の記憶はぷっつ
りととぎれた。

 目を覚ました時、俺は簡易テントの中にいた。体を起こそうとしたけども、激しい頭痛とめまい
ですぐに再び横になった。
「目が覚めたか?」
 俺に声をかけたのは、大きな両手剣を背負い、全身黒ずくめの鎧に身を包んだガルカの剣士。
「フラン! フランシアは? 俺と一緒にいた白魔導士は!?」
「俺が来たときには手遅れだった」
 彼の視線の先にフランシアが横たわっていた。寝ているように。
「え…」
 彼女の頬に触れると冷たかった。
「先に倒された前衛が生き残るなんて何の冗談だよ… 何とか言えよ…」
 俺は、朝まで泣いた。

「俺は…冒険者を続けられないよ。フランシアも守れなかった俺が冒険者なんて…」

「また一つ… 魂が業を背負ったか… その業を受け入れるか否か…」

344 名前: 無題 投稿日: 2003/06/18(水) 17:16 [ cX2uZ20M ]
 あれ以来、俺は冒険者をやめてしまった。
 今じゃ、グスタベルクの川で釣った魚を売ったり、トカゲを狩ってその皮や尻尾を売ってその
日暮らしをしてる。
 俺は…もう冒険者としてはだめになってしまったんだ。
 敵が、恐い。
 敵が恐くない冒険者なんていないんだ、なんていうのはありふれたお説教。振り下ろされる棍
棒、その瞬間すべてがスローモーション。敵の武器も、無表情だとばかり思ってた獣人の目に宿
る憎悪も。一度経験してみるといい。それから、分かったようなお説教をしてくれ。
 その記憶が、モンスターや獣人と向かい合う度に蘇り、俺の脚をすくませる。
 何より、自分のふがいなさのせいでフランシアを失った記憶。


 そんな日常が何ヶ月か続いたある日のことだった。

 その日も、俺は北グスタベルクの川で釣りをしていた。結構な釣果があったので町に戻って売り
に行こうと思ってた矢先のこと。

「助けてーーーーー!」

 ミスラの少女がクゥダフに追いかけられてる。
 だけど俺はもう冒険者を廃業したんだ。助ける義務はないよ…

  見殺しにするのか? このままあのミスラの少女が、フランシアのようにただの肉の塊になる
のを黙って見ているのか?

「俺は…」

 もう逃げない。

「フランシア、俺に力を貸して!」

 足がすくむ。喉は焼け付くようにからから。視界は真っ暗。
 恐い。恐い。恐い。恐い。恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐恐恐恐恐恐恐恐・・・・

 だけど俺は、もう、あんな惨めな思いはごめんだ。

〜〜〜ルイってば、いつまでも子供みたいにだだこねてないでちゃんとカブトか帽子かかぶりなよ〜〜

   −−−そうだ。あの時だってちゃんと頭防具を装備していれば−−−−
          いくら後悔したって…彼女は、フランシアは帰ってこない。だけど…


 とっさに俺は穿いていたブロンズサブリガを脱ぎ、頭に被った。
 急所を護るブロンズ板が額を護り、脚のでる穴のおかげで視界も遮らない。
 なんだ!? 体が熱い! 力が体のそこから湧き出てくる。 体が軽い、武器が軽い、俺の回りの空
気にまで神経が通っているみたいにすべてが理解できる! 体中の血が沸騰してる!

「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 俺は、叫びながらクゥダフに突進した。

 クゥダフの剣が上段から振り下ろされる。
  ・
  ・
  ・
 もう逃げない。
 剣に向かって頭を突き出し、額のサブリガで剣を受け止める。
 そんな行動、予期していなかったのだろう。クゥダフは体勢を崩し後ろによろめいた。その隙を逃さ
ずクゥダフの喉に剣を突き立て、勝敗は決した。ああ、この装備が俺の業なんだ…

 ミスラの少女はしばらく俺の姿を見ていたけど、すぐに失神してしまった。余程恐かったんだろう。
 町まで連れてかえってやろう。
。

 そんなことを考えながらミスラの少女をおぶって町に入ったら、その瞬間に若いミスリル銃士がやって
来て捕まった。

〜〜〜サブリガをかぶるのはいいけど、ちゃんとぱんつも穿いておいてね〜〜〜
遠くから、フランシアの声が聞こえたような気がした。
「うん、そうだね…」

〜Fin〜

345 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 17:26 [ rO9LeMmQ ]
>>344
>「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

変態仮面かyp( ´_ゝ`)

346 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 18:01 [ QI1SmDwY ]
普通の話しだと思ってたらw

347 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 18:45 [ E3Oo2Bbk ]
>>344
だいぶワラタw

348 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/18(水) 20:05 [ TOQe9BEo ]
さがりすぎage

349 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 01:10 [ RDYjnY4Q ]
変態仮面、なつかしいねぇwww

350 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 01:22 [ yWDoq0hc ]
>>344
内藤外伝に続く衝撃を感じた・・・


Great!!!!!

351 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 01:28 [ MVJfilHk ]
>>342-344
涙出るほどワロタ

352 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:03 [ 5Pge6qP6 ]
>>342-344
ラストこうゆうオチかよぅw

長文の書き込み規制されたみたいなので長くなるかも

第一話→>>68-78
第二話→>>201-203 >>255-257

第二話 極寒の地に轟く雷−7

 フィルが目を開けると、厳めしいガルカの顔が飛び込んできた。
「あ、ごめんなさい。驚かせちゃいました?」
 ああ、そうか。アンデッドを倒して、一旦休憩したんだっけ。で、横になったら眠くなってきて……。
音でも聞こえてきそうな勢いで首が振られる。
ムートは何か言いたげだったが、結局何も言わずに、静かな寝息を立てるミュルルの方へ歩み寄っていった。

「夜になったにも関わらず、池の周りで狩りをしてたパーティがいたらしい。
慌ててここまで逃げてきて、アンデッドどもの行列の出来上がり、ってわけだ」
 皮肉の効きすぎた言葉がフィルの耳に吸い込まれていく。
朝が弱いと言っていたレッセが早朝に起きている。やはり焦りがあるのだろうか。

353 名前: 1/2 投稿日: 2003/06/19(木) 02:04 [ ThHRGPyk ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「いらっしゃいませですにゃ!」
「あ、あの・・・、いらっしゃいませ!」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達と一緒にクエストなのにゃ。
レストランの女将さんに頼まれたのにゃ。
お客さんの欲しいものを聞き込み調査するクエストなのにゃ。

「ご注文はなんですかにゃ?」
「え、えっと、ウインダス風サラダ、入りました!」

「はいにゃ。トルティーヤですにゃ?」
「あ、はい!少々、お待ち下さい!」

「トルティーヤ、一丁ですにゃー!」
「す、すみません、お待たせしました。ご注文をお願いします。」

「はいにゃ。ちょっと待って下さいにゃ。」
「えと、ご注文の確認です・・・。
ベークドポトトにマスの塩焼き、食後にウインダスティーですね?」

「お待たせしましたにゃ。うで卵ですにゃ!」
「え、えっと、オーダー入りました!
ポトト、マス焼、食後にウインティー、お願いします!」

「ふにゃー。このクエスト、けっこう大変なのにゃ。」
「ふぅ。うん、けっこう疲れるね。」

354 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:04 [ 5Pge6qP6 ]
第二話 極寒の地に轟く雷−8

 海底洞窟を抜けたレッセ達は、クフィム島に出たところで多数のアンデッドと逃げ惑う冒険者達を発見したのだ。
ジュノに到達した冒険者達がその実力を養うために修行を行う場所、クフィム島はその一つである。
 アンデッド達の数は多かったが、レッセ達からみれば練習相手にもならないようなモンスター。
多少時間はかかったものの、アンデッドは撃退された。
その後、瀕死の重傷を負った冒険者達に蘇生魔法をかけ、夜が明けるまで休息することになったのだ。

「まだ眠い……」
「じゃ、おぶっていくから、背中で眠るといいよ」
「ほら、とっとと行くぞ!」
 助けた冒険者達のお礼に後押しされながら、レッセ達はデルクフの塔に向けて歩き出した。

355 名前: 2/2 投稿日: 2003/06/19(木) 02:06 [ ThHRGPyk ]
「でも、やっぱり、この格好、少し恥ずかしいよぉ・・・。」
「にゃ?大丈夫にゃ。可愛いにゃ。」

「え、でも・・・。」
「にゃ。お客さんも『メイドフク、モエー』とか
『ネコミミメイド、モエー』とか『ドジッコメイド、モエー』とか
イってるから大丈夫のにゃ。」

「そうだけど・・・。でも、モエーって、なんのことかな・・・?」
「にゃ?まあ、気にしないのにゃ。」

「あ、でも、あそこの席の人、気になるよね?」
「にゃ?」

「ほら、あそこ・・・。
ずっと蒸留水ばかり飲んでて、ずっと私達のこと見てるの。
ちょっと、怖いよぉ・・・。」
「にゃ・・・。確かに、ちょっと不気味なのにゃ・・・。
でも、今はクエスト中なのにゃ。余計な事は気にしないなのにゃ。」

「うん。そうだね、がんばろうね。
あ、でも、これってクエストじゃなくて、
アルバイトみたいだよね・・・。」
「にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
冒険者はこまかい事、気にしないのにゃ!
あ、でも、気にしたほうがいいのかにゃ・・・?

356 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:06 [ 5Pge6qP6 ]
第二話 極寒の地に轟く雷−9

 デルクフの塔に到着したのは、日も暮れ、辺りを闇夜が支配してからだった。
「あ、見て見て、オーロラ!」
「ホントだ。キレイだね〜」
 ムートの肩の上でミュルルがはしゃぐ。レッセが見上げると、空には淡い光のカーテンがたなびいていた。
 肩の力が抜けていく。美しい景色は心を和やかにしてくれる……。疲れも忘れ、四人はオーロラに見とれていた。

「美しいね、この空は」
 レッセの背を冷汗が滑り落ちていく。忘れようがない、この声。
「人の心と違って、自然には邪まなものがない。純粋で、それでいて美しい」
 足元まで伸びた真っ白な髪。一目では美青年、二目では危険な人物。
全てを嘲るかのように歪んだ瞳。釣りあがった唇。
 レッセは一歩進み出る。両手棍を構え、魔力を蓄えていく。

357 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:08 [ 5Pge6qP6 ]
第二話 極寒の地に轟く雷−10

「……生きていたのか、ネフリティス。てっきりグスゲンで死んだとばかり思ってたよ」
「ふふ、別に死んでも良かったんだけどね」
 中空でぶつかりあう視線が火花を散らす。
「まだまだこの世を楽しみたくなってね。
『生者の長』クリューソスが死んでくれたおかげで自由になれたし。
まあ、傷を癒し、彼女を見つけるのに時間がかかってしまったけどね」
「バタリアの一件もお前の仕業か」
「僕ではなくマルガリーテスの力さ。君もわかってると思うけど。
ボスティンの塔から回収した装置を試してみたくてね……。
おっと、魔法は使わない方がいいんじゃないかい?」

 隙を突こうと精神を集中させていたミュルルの機先を制し、投げかけられる言葉。
ネフリティスが指差した先には、不可思議な物体が浮かんでいた。微かに音を立てながらうごめいている。
「光のエレメンタル!」
「ご名答、小さいお嬢さん。今ここで魔法を使えば反応されてしまうねぇ」
 嘲笑が響く。

358 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:10 [ 5Pge6qP6 ]
第二話 極寒の地に轟く雷−11

「そうだ、丁度良いね。彼には役に立ってもらおう。……マルガリーテス、雷を目覚めさせてくれ」
 胸元にぶら下げていた通信用のパールに囁く。囁きが終わると同時に、ネフリティスの横の空間に魔力が溢れていく。
 次の瞬間、その空間に現れたのは紫の物体。

「雷のエレメンタルだと……。違う種類のエレメンタルが同時に……」
「驚いたかい、グラナティス。いや、今はレッセだっけ?まあ、いい。
さあ、エレメンタルを倒し、どれだけ成長したか見せておくれ。僕は中層で待っているよ……。
雷よ、轟くがいい!お前を遮る者は吸収し、糧とせよ!」
 言葉が終わると同時にネフリティスの姿はその場から消えた。
だが、それすらも大したことではなかった。このすぐ後に起きたことに比べれば。

続く

359 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:13 [ 5Pge6qP6 ]
>>353
割り込んじゃった……。申し訳ない。
ライフベルトで(ry

っと、その前に
第二話ラストまでできてるけど、
長文で書き込めなくなったので今日はここまで

じゃ、改めて
ライフベル(ry

360 名前: 0/0 投稿日: 2003/06/19(木) 02:14 [ ThHRGPyk ]
ごめんなさい。
不注意で、割り込んでしまいました。
本当にごめんなさい。

361 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/19(木) 02:19 [ 5Pge6qP6 ]
かばう→>>360

サッカー見ながら書き込んでる私が悪い

再び改めて
ラ(ry

362 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 17:06 [ MRUOrZ9k ]
入力可能文字数、減ったのね・・・
チョット厳しくなったけど、職人さんがんばってください

 自治スレ
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1047988139
の>>308,312

363 名前: 狩人スレより 投稿日: 2003/06/19(木) 19:17 [ Da.DLeJE ]
804 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 22:49 [ Oj4FH67Q ]

>>553
「ワイルドオニオンより愛を込めて」

ひさしぶりに家にもどってくるとポストの中に一通の手紙が入っていた
同窓会の通知だった。
普段なら行ってみようか何て考えたりもしないのだろうけれど だけど・・・

期日をみると明日だった。これも何かの縁だと思い出席する事に決めた。
その手紙をポケットに押し込むと他必要な物だけ取り急ぎまたすぐに部屋を出た・・・

よく夕方 時間より早く着いたのか、まだ誰も来ていなかった。少し時間を潰そうかと
踵を返したところで、赤魔道士にあった。
「あら お久しぶり」
「・・・久しぶり」
彼女はとてもキレイになっていた。この場所で合わなかったら気付かなかったかも
しれない。まさに垢抜けたって奴だ。
「なんだか 見違えるようになったね」
「ありがとう あなたは・・・・・あまり変わらないわね」
彼女が顔ではなく背中のウォーボウを見ながらいったのが少しひっかったが・・・

364 名前: 狩人スレより2 投稿日: 2003/06/19(木) 19:18 [ Da.DLeJE ]
「まだだれも来てないみたいね」彼女は店の中を覗き込んで言った
「もしかしたら誰かきてるかもしれないと思って、ちょっとよって見たんだけど
・・・・やっぱり誰もきてないのね」
彼女が意味深な事をいった
「それってどういう意味?」尋ねたが、彼女は小さく手を振ると
「今 仕事が忙しいの・・ホント少し寄ってみただけなんだ それじゃね・・・」
彼女はそう言い残すと足早に立ち去っていった。

仕方なく店に入り、一人グラスを濡らす事にした

30分・・・1時間・・・・誰も来る気配がない。時間が間違ってるのかと思い
手紙を確認したがやはりあっている。彼女も来たのだから間違いないはずだ。
もう帰ろうかと考えていた時・・・

ガチャ ドアが開く音に振り返ると見知った顔があった。
昔と雰囲気は違うものの、その顔は間違いなく獣使いだった。
「・・・狩人?・・・狩人か!ひさしぶりだな!!」

365 名前: 狩人スレより3 投稿日: 2003/06/19(木) 19:20 [ Da.DLeJE ]
806 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 23:06 [ Oj4FH67Q ]

「・・・久しぶりだね」
実際、親友と呼べるのはクラスの中でも彼ぐらいかもしれない。
「急に仕事が入って遅れちまったよ、悪かったな」
「いや・・・それはいいんだけど、他にはだれも来てないぞ?」
彼は少し眉をひそめた。
「あぁ 本当は誰も来てないと思っていた・・・そう思いながら来て・・・
だから君の姿を見つけてビックリした次第だよ」
「さっき赤魔がちょっと覗いていったけどな」
「そうか・・・」ちょっと俯くと向きなおし言った
「そういや 狩人来るの初めてだよな?」
何度か同窓会の通知が来ていることには気付いていた・・・でもいままでは
とても来る気にはなれなかった。
「うん・・・ちょっと・・・みんなの顔が見たくなってね・・・」

少し沈黙が流れた・・・それを嫌うかのように獣使いは言った
「まあ いいや 折角だ今日は朝まで飲もう」
彼がグラスを上げ カチンとぶつけると喉に流し込んだ・・・・

少し酒が入ったところで獣使いが切り出した
「実はこの集まりは同窓会とかじゃないんだ・・・」

366 名前: 狩人スレより4 投稿日: 2003/06/19(木) 19:21 [ Da.DLeJE ]
うすうす気付いていた。何かオカシイと感じていた。

「お前には心配するといけないから同窓会って形で手紙を出していたんだ」
獣使いは続ける。
「実は月に1回ほど集まりの手紙を出している まあそんなペースで
同窓会も無いもんだがな・・・・」

どこから切り出そうか獣使いは考えている様子だ。
「狩人は・・・一時どこかに行ってたのかい?」
「あ あぁ ちょっと・・・辺境の方・・・ボヤーダ辺りで暮らしていたよ」

「じゃあ白姫とナイトが結婚したことは知らないんだな?」
その一言にドキリとした。そんな事もあるかも知れないと思ってはいたけれど・・・

獣使いはそれを見抜いたかのように続ける
「なら そのあと離婚した事も知らないな」
急くように続ける。
「そして今 入院している事も・・・」
一度に言われて頭がおいついていかない

そして彼はポツリと言った。
「もう あまり長くはない・・・」

367 名前: 狩人スレより5 投稿日: 2003/06/19(木) 19:22 [ Da.DLeJE ]
811 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 23:18 [ Oj4FH67Q ]

何かの悪い冗談かと思い、獣使いの顔を覗き込んだがそんな素振りは欠片も無い
「ど どういうことなんだ!?」
獣使いは少しずつ語りだした
「不治の病って奴かな・・・何もやりたくない いや、やれないと言おうか・・・
PTも組めない 組みたくない そして自然と死んでしまう・・・そんな病気さ・・・」

「治療法は無いのか?」焦りただす自分を獣使いがなだめる。
「ある。魔法の書レイズIIだ・・・だがとても俺達の手の出るような代物じゃない・・・」

獣使いは座りなおして話し始めた。
「本題はここからだ。レイズIIなど俺達には到底買えるようなモノでもないが、あるモンスター
が落す。かなりの強敵だがな・・・それを月1回集まって狩りに行っていたって訳さ」

「結果は?」解っていたが尋ねてみた
「ダメだ 全く落さなかった・・・」
狩人は少し考えながら尋ねた。
「まだチャンスはあるのだろう? なぜ誰も集まらなくなったんだ?」

368 名前: 狩人スレより6 投稿日: 2003/06/19(木) 19:25 [ Da.DLeJE ]
獣使いは言葉を選びながら語り始めた
「みんな自分の生活がある 自分の命を懸けてまで他人を助けられなくなってしまったんだ」

「そんな・・・」
「1度 2度は良かった だが段々と・・・俺達の中にも不協和音が広がってきたんだ」
少しの沈黙の後 彼はグラスを開けると少しずつまた口を開いた。

369 名前: 狩人スレより7 投稿日: 2003/06/19(木) 19:27 [ Da.DLeJE ]
812 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 23:20 [ Oj4FH67Q ]

「4月15日の大不況の事覚えているか?」
「・・・ああ」
4月15日の大不況・・・すべての生活が苦しくなった あの4月15日

ポツリポツリと呟く

あのエリートだったナイトが職場を首になった・・・離婚の原因もそれらしい
今やBC戦等のバイトで食いつないでいる 

戦士は幅広くやっていた事業の殆どが潰れた
何とか残った事業で細々とやっている

黒は総合職で入った職場でお茶汲みをやらされていた
『私は男達の奴隷じゃないのよ!』そういって会社を辞めたらしい
            ・
            ・
            ・
「もうみんな余裕がないんだ・・・クラスメイト一人助けてあげる余裕すら・・・」
そんな余裕のない人間達の集まり。 最後の方は酷かったらしい
男同士が罵り合い 女同士が罵り合い そして男と女が罵り合う
一人抜け二人抜け やがてだれもこなくなってしまった・・・

獣使いが呟く
「昔は・・・昔はそれなりに、いがみ合いながらもまだ楽しくやっていたのにな」

370 名前: 狩人スレより8 投稿日: 2003/06/19(木) 19:29 [ Da.DLeJE ]
813 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 23:27 [ Oj4FH67Q ]

「・・・白姫の入院先を教えてくれないか」
「かまわんが・・・行ってどうする?今更お見舞いの言葉もあるまい」
「・・・・・教えてくれ」
獣使いはだまってメモ用紙に住所を書くと狩人に渡した。

病院に来ると、病室には寄らず 真っ直ぐに医者の所へ行った。
「302の患者の事なんですが」
「・・・残念ながら私ではどうする事も・・・・」
遮る様に言い放った
「レイズIIさえあれば直るんですよね? 幾らですか?」
「・・・・ざっと100万Gあれば」

371 名前: 狩人スレより9 投稿日: 2003/06/19(木) 19:31 [ Da.DLeJE ]
狩人は装備品を全て外すと医師に渡した 
「ウォーボウ バス銃 ブリガンダイン・・・・etc それからギルで50万・・・・
これで足りますか?」
大金を急に目の前に出した事に医師は不審の色を隠せない。
「え えぇ な なんとか・・・しかし貴方はどうするんですか?装備を売り払っては
もうPTも組む事も、一人狩りに行く事もできないのでは・・・それにギルも多少は・・・」
「いえ もう自分には全部必要ないんです・・・それから彼女には私の事は話さないでください
それから私が来たことも・・・できれば忘れてください」
困惑する医師を尻目にすぐに病院を後にした。

372 名前: 狩人スレより10 投稿日: 2003/06/19(木) 19:33 [ Da.DLeJE ]
814 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/06/13(金) 23:31 [ Oj4FH67Q ]



もうみんな余裕がないんだ・・・クラスメイト一人助けてあげる余裕すら・・・


帰り道 獣使いの言った言葉が思い出される・・・俺も・・・俺もそうだった・・・
余裕が無く 小さなことに腹を立てたり・・・不満をぶちまけたり・・・
なぜ こんなに生き急いでしまっていたのだろう。

・・・だが 気付いても もう俺には遅かった。
「もう少し 早く・・・」

・・・人の気配に気付くと周りを取り囲まれていた。
「ジュノ警備隊の者だが・・・・狩人君だね・・・君にウィンダス競売所強盗の容疑が
掛かっている。ル・ルデまで来てもらえるかね?」

「・・・・・・・はい」 もう逃げる気は無かった。

373 名前: 狩人スレより11 投稿日: 2003/06/19(木) 19:34 [ Da.DLeJE ]
後日、狩人は取り調べの中でこう言っている。
「働けば・・・真面目に働けば働くほど、お金が無くなっていきました。それでも働き続けました。
何か変わるかもしれないと思って・・・・でも何も変わることはありませんでした。何も・・・
本当に何一つ変わらなかったんです・・・」

競売所への強盗は取り分け罪が重く・・・極刑だった



ある夜、看守が狩人に話しかけた
「明日が最後の食事になるが・・・何か希望の品はあるかね・・・」

狩人は膝を抱えたまま呟いた。
「・・・・ワイルドオニオンを・・・あの懐かしい味がするワイルドオニオンを・・・」   −終−

374 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 19:47 [ 37yz.ddc ]
既に狩人スレで見てたけど、何回読んでも泣けるな・・・

375 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/19(木) 20:10 [ YDlobNjo ]
>ワイルドオニオン〜
。・゚・(ノД`)・゚・。

■eの関係者は「絶対読め」と言いたいですな

376 名前: 戦死41才痛風持ち 投稿日: 2003/06/19(木) 20:24 [ 1eBO4XWQ ]
うまいな・・・感動

377 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/20(金) 01:39 [ vHSCw5/E ]
あの空へ〜(略)の作者です。
長文が禁止されたので、本編はあぷるる氏のサイトにUPすることにしました。
序章、第一話も一緒にUPしておきました。
アドレスは……いいよね。

今後、こちらでは短編を載せようかな、と思っております。
ネタだけでまだ書いてないけどね……。

378 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/20(金) 02:02 [ oKtNY7HU ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「真っ赤なお肌のー、GMさんはー、いつもみんにゃのー・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日は冒険者のおにいちゃんのモグハウスに遊びにイクのにゃ。
この前はおにいちゃん、お留守だったのにゃ。
今日こそは、おにいちゃんと遊ぶのにゃ。

「こんにゃー!おにいちゃん、遊びにきたにゃ!」
「いらっしゃいだクポー。」
「ふにゃ?モーグリさん?おにいちゃんはどこにゃ?」
「ご主人様はミッションで、バストゥークに向かったんだクポ。」
「そんにゃー。
今日こそおにいちゃんと、遊べると思ってたのににゃ・・・。」
「しょうがないんだクポ。また今度、遊びにくるんだクポ。」

「にゃ・・・。」
「クポ・・・。」

379 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/20(金) 02:04 [ oKtNY7HU ]
「そういえば、モーグリさんは何してたのにゃ?また大掃除にゃ?」
「モグは、ご主人様の鉢植えの、お世話をしていたんだクポ。」
「にゃ!栽培なのにゃ?」
「そうなんだクポ。」

「にゃ。おにいちゃん、栽培やってるのにゃ?
なにを栽培してるのにゃ?」
「クポ。それでは特別に、ご主人様の鉢植えを見せてあげるんだクポ。」
「にゃー。ありがとうなのにゃー。」

「これがご主人様の鉢植えなんだクポ。」
「にゃー。すごいのにゃ!色々なお花がいっぱいなのにゃー。」
「クポー。ライラック、マーガレット、アマリリスなんだクポ。」
「すごいにゃー。きれいにゃー。可愛いにゃー。
でも、おにいちゃん、こんなにいっぱいのお花、どうするのにゃ?」

「ク、クポ!」
「どうするのにゃ?」

380 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/20(金) 02:06 [ oKtNY7HU ]
「ご、ご主人様は、世界中をお花でいっぱいにしたいと思っているだクポ!
だから、世界中を回って、お花を配っているんだクポ!」

「にゃー!ホントなのにゃ?
おにいちゃん、そんなこと考えてたなんて、知らなかったのにゃ!」

にゅぅにゅう。
おにいちゃん、強いだけじゃないのにゃ。
おにいちゃん、優しいのにゃ。
アタシ、おにいちゃんみたいな冒険者になりたいのにゃ。
アタシ、おにいちゃんのこと・・・なの・・・にゃ・・・。

「にゃ・・・。おにいちゃん、カッコいいのにゃ・・・。」

「そ、そうなんだクポ!
ご主人様は、ミスラの子供の喜ぶ顔や仕草を見たくて、
ミスラの子供にお花をトレードしているだけじゃないんだクポ!」

「にゃ・・・?」

にゅぅにゅぅ。
アタシ、おにいちゃんのこと、信じていいのかにゃ・・・。

381 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/20(金) 09:43 [ XJ/NdoEI ]
冒険者見習ミスラキターキター
ageたいけど、変なの来てほしくないからsage

382 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/20(金) 15:12 [ 7ZSKBad2 ]
>>「真っ赤なお肌のー、GMさんはー、いつもみんにゃのー・・・。」
この後に続く歌詞が気になるw 元歌のままでいいのかな?(^^;

383 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/20(金) 15:17 [ pE1B63JM ]
いくらなんでも下がりすぎ
ネ申降臨期待

384 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/20(金) 17:44 [ IfoFAMi2 ]
ワイルドオニオンサイコーヽ(´Д`;≡;´Д`)丿
そして泣けた(;´Д⊂)

こういう渋くてグッとくる作品が増えるといいなあ
漏れ的にファンタジーものは飽和状態でちょい飽き気味

385 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/21(土) 02:06 [ oKtNY7HU ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「なんでなのにゃー?」
「あら?どうかしましたか?」

「先生、なんで、アタシひとりダケ、居残り掃除なのでありますかにゃ?」
「それは、誰かさんが、ひとりで教室をメチャメチャにしたからです。」

「だって、それはアイツが、アタシのスカートを・・・にゃ・・・。」
「だからといって、教室中を追い回して、椅子という椅子をほおり投げ、
机という机をひっくり返した理由にはなりませんよね。」

「でも、でも、だったら喧嘩両成敗ですにゃ。
アイツも罰を受けるのがスジだと思いますにゃ。」
「喧嘩両成敗ねぇ・・・。
そうね。でもあの子、もう十分すぎるくらいの罰を受けたと思いますよ。
誰かさんに、みんなの前でズボンはおろか、
パンツまで下ろされて泣いてましたから・・・。」

386 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/21(土) 02:07 [ oKtNY7HU ]
「あ、あれは、勢いというヤツですにゃ。
にゃ・・・。やっぱり、やりすぎたと思いますケドにゃ・・・。」
「はい。そうね。それじゃ、テキパキ掃除して下さいね。」

「はいにゃ・・・。」

ガシ、ガシ、ゴン、ゴン、ガツ。

「先生!やっぱり、ひとりだと大変ですにゃ・・・。」
「あら。そうね。」

「先生!やっぱり、ひとりだとつらいですにゃ・・・。」
「あら。そうね。」

「先生!・・・にゃ・・・。」

「はい。そうね。ひとりだと大変だし、つらいですね。
だから、みんな協力して生きているんですよ。
ひとりでは無理なことも、みんなでならできます。
だから、協力しやすいように、お互いを理解することが必要なのです。
ちょっとしたことで、喧嘩することもあるでしょう。
でも、ちゃんと仲直りできますね?」

「はいにゃ。明日、ごめんなさい、しますにゃ。」

387 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/21(土) 02:09 [ oKtNY7HU ]
「はい。そうですね。
喧嘩して、仲直りして、そんな風にして、絆は深まっていくものですね。
そして絆から、協力という力が生まれます。
この力は、どんなことでもできてしまう、素敵な力なんですよ。
だから、友達とは仲良くしましょうね。」

「はいにゃ!」
「はい。良くできました。
じゃあ、先生、特別に2重丸あげちゃいますね。
それと、先生も、あなたに協力しちゃいます!」

「にゃ?!先生、お掃除、手伝ってくれるですかにゃ?!」
「はい。あなたに、ヘイスト!」

へ、へいすとにゃ?!

「先生、体力ないから、肉体労働は向いてないの。
だから、一所懸命、魔法でバックアップしますね。」

「はいにゃ・・・。一所懸命、動きますにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
明日は筋肉痛の予感ですにゃ・・・。

388 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/21(土) 17:41 [ BxODPvD. ]
下がりまくりなのでage。

先生良いな。
手伝うのかと思ったらヘイストかいw

389 名前: 戦死41才痛風持ち 投稿日: 2003/06/21(土) 21:41 [ 1eBO4XWQ ]
神降臨期待age

390 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/22(日) 02:05 [ CHh9yBvc ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「困ったのにゃ。どうしようかにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日、友達が風邪で学校をお休みしたのにゃ。
それで、これからお見舞いにイクところなのにゃ。
でも、ちょっと困ってるのにゃ。
どうしようかにゃ・・・。

「そうにゃ!おねいさんのところになら、あるかもしれないのにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
いつも寝バザーしている、エルヴァーンのおねいさん。
おねいさんのところになら、あるかもしれないのにゃ。
善は急げなのにゃ。
ロケットで突き抜けるのにゃ!!

Live Like Rocket !

391 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/22(日) 02:06 [ CHh9yBvc ]
「ハァハァ、おねいさん、こんにちはですにゃ・・・。」
「・・・。」

「ハァハァ、おねいさん、起きてますかにゃ・・・?」
「起きている。どうした?」

「おねいさん、蜂蜜、ありますかにゃ?」
「すまん。今、手元にはない。」

「そんにゃ・・・。どうすればイイのにゃ・・・。」
「なぜ、蜂蜜が必要なのか、教えて貰えるか?」

「にゃ・・・。友達が風邪で学校、お休みしたのにゃ。
それで、お見舞いに蜂蜜を持っていってあげようと思ったのにゃ。
でも、競売所でも、ギルドでも、蜂蜜、売り切れだったのにゃ・・・。
くすん・・・。困ったのにゃ。どうすればイイのかにゃ・・・。」

「案ずるな。ならば話は簡単だ。」
「にゃ・・・?」

392 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/22(日) 02:08 [ CHh9yBvc ]
「ここに蜂の巣の欠片がある。これより蜂蜜を合成する。」
「にゃ?!」

「なければ作る。それだけだ。」
「にゃ!おねいさん、蜂蜜、作ってくれるのにゃ?」

しゅぅしゅぅしゅぅ、しゅぱぁーん。

「にゃ!にゃ!び、びっくりしたにゃ!これが合成なのにゃ?」
「そうだ。そして、これが蜂蜜だ。」

「あ、ありがとうなのにゃ!あ、これ、お代ですにゃ!」
「確かに頂戴した。はやく友達のところへ持っていくがよい。」

「はいにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
おねいさん、ありがとうなのにゃ。
今度は、元気になった友達をつれて、お礼にきますにゃ。
そしたら、また合成、見せて欲しいのにゃ。

393 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/22(日) 03:39 [ w6eNeqV6 ]
いろいろいいたいことあるけど言わない。
応援下げ

394 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/22(日) 09:20 [ XJ/NdoEI ]
うむ、何も言わずに応援age…たいけど、こわいからsage

395 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/22(日) 11:16 [ t5n6bakk ]
もうちっと読み応えがほしい…というのは我が侭だよな。

396 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/22(日) 12:02 [ KohJwIVI ]
そだね。まずは自分でお手本示すのが先だろうね。

397 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/22(日) 12:21 [ hEirLUos ]
遅レスだが、342を読んでいて、344でディスプレイがコーヒーまみれになりマスタ。

398 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/22(日) 21:27 [ 1eBO4XWQ ]
ダット落ちしたのかと思って焦ったじゃねぇか(゚Д゚)ゴラァ
まぁ今思えばここは脱兎落ちなんてしないんだけど...

ageとく

399 名前: (;´Д⊂キツー 投稿日: 2003/06/23(月) 01:21 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十一話 トッパ、出陣

―― ゲルスバ ――

「見ろ、あそこの小屋だ」
岩陰から二人は顔を出す。ヴァーリュスが指差した先には、オークの建造物がある。
「どうして子供たちが閉じ込められている場所を知ってるの?」
そうだ。ここまでヴァーリュスは一切迷う事無く、オークに見つからないルートを選んできた。
彼はオークの見張りの巡回ルートを避け、体を隠せるポイントを把握していた。
まるで、事前に下見をしたような立ち回りである。
「ン・・・あぁ、そりゃあなぁ、毎日この当たりをうろついてりゃぁ、わかるもんさ」
「修行って・・・嘘でしょう。ヴァリュ。あなたも本当は助けに来たんでしょう?あなたはそういう人だわ。
 だから子供が捕まっている場所も知っているのね?」
「シ・・・声がデカイ、奴等に見つかっちまう」
慌てて岩陰に身を戻し、ひそひそ声で話し掛ける。
(・・・どうするの?まさかこのまま正面突破するわけにはいかないし)
(夜だ。夜を待つ。オークっても、実ぁ俺達とそんなに変わりはない。
 奴等が寝静まった所でこっそり助けにいきゃいいのさ)

400 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 01:24 [ cFUrnjFg ]
―― 不死鳥の止まり木 ――
部屋の中には、トッパ、オットー、そして一悶着あった末に戻ってきたラキとジルパケルパの姿がある。
「なるほど、それでつまり…レウは子供を助ける為にゲルスバへ1人で向かった…そういう事か?」
「うん、間違いないと思う。特徴を聞いたんだけど、どう考えても彼女としか思えないんだ」
「…でもよぉ、なんでレウは1人でいっちまったんだ?お前達、一緒にいたんじゃないのかよ?」
「それは…」
「ジルパケルパ…オットーを責めるな。終わってしまった事はどうしようもない。
 それよりも、これからどうするかが大事だろう?」
「おう、ラキの言う通りだぜ。…でもよ、オイラが考えてる事と皆が考えてること、一緒だろ?」
トッパはぴょこんとベッドの上からジャンプし、壁に掛けてある鎧をがちゃがちゃとあさり始めた。
「…へへっ、そうだなぁ、トッパ。ここは考えるところじゃぁないよな」
「ご覧の通り、選択肢は一つといったところだ。…そうだろう?オットー?」
「ありがとう…皆…」
数分後、準備を整えたトッパ一行は、不死鳥の止まり木を後にした。
「よ〜し、それじゃ、ゲルスバへ向けて、出発だ!」

401 名前: キツーー(;´Д⊂ 投稿日: 2003/06/23(月) 01:30 [ cFUrnjFg ]
―― ゲルスバ ――
太陽がゆっくりと沈み、辺りは不気味なまでにオレンジ色に染まる。
なんだか気まずい感じがしてレウはヴァーリュスに背を向けて座っている。
「…ねぇ、ヴァリュ」
「なんだ?」
「あなたと私は…昔、会った事…あるわね」
「さぁ、知らないね?」
「…昔と変わってないのね。強がりで、意地っぱりで、素直じゃなくて・・・でも、本当はすごく優しいの」
「おいおい、なんだかしらないけども、勝手に思い出モードに入られても困るぜ?俺としてはさぁ」
「私ね、とても寂しかったの。…だから、あなたが一緒に遊んでくれてとても嬉しかった。
 …でもその後、バストゥークへ連れて行かれて色々あったの。サンドリアで過ごした思い出なんて
 一瞬で消し飛んでしまうくらい。…あの日、覚えてる?…最後に会った日…。あなたが私に言った事。
 その通りだったのよ。あなたの言った通り…あなたのお父さんは、私の両親のせいで…」
レウは後ろを振り向く、夕日の加減でヴァーリュスの表情は見えない。どんな表情をしているのだろう?
「俺は…今を生きる。そして、レウ、お前もだ。振り返るのは…最後の瞬間だけでいい」

402 名前: (´・ω・`) 投稿日: 2003/06/23(月) 01:32 [ cFUrnjFg ]
―― 西ロンフォール・ゲルスバ入り口 ――

「使えるのかよ?トッパ?」
「まかせろって、大丈夫。対オークに備えてこっそり特訓したんだぜ?」
「オークの体は分厚い筋肉と脂肪につつまれているからな。非力なトッパの片手剣よりは有効だろう」
トッパの背には、彼の身長以上の長さを誇る両手槍がある。
ややぁっと手に取り構えてみるものの、どうにも槍に振り回されている感が無い訳でもない。
「皆、僕の近くへ集まって、守りの魔法を使うよ!」
オットーを中心に、光の衣が彼らを包み込む。それは魔力により物理的な攻撃の威力を和らげる
強化魔法の一種だ。
「いいか、敵の数は多い!殲滅しつつ、突破するぞ!
 オットーの守りは私に任せろ、お前たちは目の前の敵を倒すことに専念しろ!」

トッパ一行の周りを無数のオークが取り囲んでいる。
…後に、オーク達が強固な砦を築きサンドリアを脅かす存在となるゲルスバの地。
様々な思いを胸に、冒険者達の戦いが始まろうとしている。

                                        続く

403 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 01:33 [ Bxi1AH/g ]
タル戦
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

404 名前: (´・ω・`) 投稿日: 2003/06/23(月) 01:33 [ cFUrnjFg ]
これはさすがにしんどいでつね…(;´Д⊂

405 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 01:40 [ Bxi1AH/g ]
文字数制限お疲れさまです・・・(´・ω・`)

今回もとてーも楽しかったです!!!応援してまつ!!!

406 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 01:43 [ Bb7FPR9s ]
きつー って????だったんだけど

文字数すか^^;
次回もおまちしておりまふ( `・ω・´)

407 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/23(月) 02:01 [ CHh9yBvc ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「これ、お見舞いなのにゃ。」
「わぁ、ありがとう。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達が風邪で学校お休みしたのにゃ。
それで、友達の家にお見舞いにきたのにゃ。

「蜂蜜は、喉が痛いときになめるとイイのにゃ。」
「そうなんだ。ありがとう。」

「にゃ。でも、甘いから虫歯に注意しないとダメなのにゃ。」
「そうだね。ありがとう。」

「はやく元気になって、一緒に遊ぶのにゃ。」
「うん。ありがとう。」

にゅぅにゅぅ。
はやく元気になって欲しいのにゃ。
そして、一緒に冒険したいのにゃ。

408 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/23(月) 02:02 [ CHh9yBvc ]
「今日は学校で、色々なことがあったのにゃ!」
「そうなの?教えて、教えて!」

「にゃ、算数の時間に・・・。」
「うん、うん。」

「にゃ、先生のチョークが・・・。」
「くす、くす。」

「にゃ、それで宿題に・・・。」
「あらら。」

「にゃ、もう大変だったのにゃ。」
「あはは。そうみたいだね。」

にゅぅにゅぅ。
やっぱり、友達とお話しするのは楽しいのにゃ。
もっともっと、お話したいのにゃ。
でも、もう、ヤグードが鳴く時間だから、
帰らないとイケないのにゃ・・・。

409 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/23(月) 02:03 [ CHh9yBvc ]
「にゃ・・・。そろそろ帰るにゃ・・・。」
「あ、うん・・・。そうだね。」

「にゃ。でも、元気そうで良かったのにゃ。
これなら、スグに学校にイケそうなのにゃ。」
「うん。この調子なら、明日は学校にイケると思うの。」

「ホントにゃ?!嬉しいのにゃ!それじゃ、明日、学校でにゃ!」
「うん。明日、学校でね。」

にゅぅにゅぅ。
大事なくて、良かったのにゃ。
明日は学校で、いっしょに遊ぶのにゃ。
明日は学校で、いっぱいお話するのにゃ。
楽しみなのにゃ!

「あ、宿題、忘れないでやろうね。」
「う、にゃ・・・。はいにゃ。」

410 名前: sage 投稿日: 2003/06/23(月) 02:40 [ Fvp0VqKw ]
トッパ
キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

>「俺は…今を生きる。そして、レウ、お前もだ。振り返るのは…最後の瞬間だけでいい」

かっこええ・・・・(;´Д⊂

あのナイト様はヴァリュのお父さんだったんだ・・・

かっこええ・・・・(;´Д⊂

411 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 02:53 [ 6s6YxCXs ]
ちゃうんじゃ?

412 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 05:31 [ tU3rFuig ]
今更だけどタル戦は、

>…後に、オーク達が強固な砦を築きサンドリアを脅かす存在となるゲルスバの地。

今(ゲーム中の時代)ではなく昔の話なのね。

413 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/23(月) 06:39 [ 1eBO4XWQ ]
乗り遅れたか!!!!!!!!!!


        キタ━━━━━━ !!!
        ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ∧_∧
 キタ━━━━━━(゚∀゚ ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             '/ / \ __   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____
            / /  . \   __     ______
        ,.、,,,,/ /、,\  . )..,_       /i
       ;'・д・(ノ,:、,/ /:,.:::: ::`゛:.:゛:`''':,'.´ -‐i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       '、;: ...: ,:. :.:.:.\ \ _;.;;..; :..‐'゛  ̄  ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        `"゛' ''`゛ `'(___)゛`´´    ̄ ̄ ̄

414 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 09:12 [ XJ/NdoEI ]
キターキター応援sage
タル戦、子ミスラキター

オットーちゃんと抱きしめてやれょ

415 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 13:52 [ HaxlP3KQ ]
空に奏でる君の歌 まだかなぁ・・・

416 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 19:40 [ zMTJOg.2 ]
>>412
俺もあまり詳しくないが、ちょうどレウを助けた騎士がそれぽい事を言てたね。
闇は祓われナントカカントカ
先代の闇王様が死んじゃってすぐの頃の話かね?

417 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 20:32 [ yPyb2cUo ]
>>416
クリスタル戦争終結直後くらいだと最初にあったような・・・

418 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 20:40 [ yPyb2cUo ]
気になったんで読み直してきた。
明言はしてないけど大きな戦争(クリスタル戦争と思われる)から数年後くらいだね。

読み直すとこれまた面白いなぁ・・・連レススマソ。

419 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 21:00 [ o4.FttLw ]
タル戦は話が深いのぅ

420 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/23(月) 21:53 [ 5GLtulV2 ]
さがりすぎヽ(`Д´)ノ

421 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 01:34 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十二話 死闘、ゲルスバ

―― ゲルスバ ――

「どりゃっっせい!」
トッパの槍がオークの腹部に突き刺さる。オークは苦悶の表情を浮かべ、その場に崩れ落ちる。
息つく暇はない。倒れたオークの死体を踏みつけ、もう一匹の斧を持ったオークがトッパに迫る。
しかし、オークは斧を振り上げたところで、うめき声を出しながらトッパの目の前に崩れる。
そこには倒れたオークを見下ろすジルパケルパの姿があった。
いつもの陽気なタルタルの姿はそこにはない。
(ジルパケルパ…やるじゃねぇかっ…!)
トッパは軽くジルパケルパと視線を交わすと、続けて前方から迫るオークの相手をする。
「オットー!私から離れるなよ!」
「わかってる!」
2,3匹のオークの壁の向こう側、オットーとラキの声が聞こえる。トッパの背丈では姿が見えないが、
多少離れた位置に二人はいるようだ。ラキは数匹のオークを相手に同等以上に戦っている。
オットーも自分の身を守りながら、上手く立ち回りトッパ達のサポートをしている。
(いける…いけるぞ…!皆…オイラも…強い!)

422 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 01:36 [ cFUrnjFg ]
「何かしら…オークがあっちの方へ移動してる…?」
「…だなぁ、こりゃぁ都合がいい。今のうちにちゃちゃっとガキ供を助けるか」
二人はゆっくりと辺りに注意しながら小屋へ近づく。オーク達に何が起こったのか分からないが、
これは好都合だ。小屋の前まで行くと、頑丈そうな扉に覗き窓がある。
ヴァーリュスが中を覗き込むと、暗くてよく見えないが、確かに子供の姿が確認できる。
「…ビンゴ!さっさと開けちまうか」
「でも、どうするの?鍵がかかってるみたい」
レウは扉を押してみる、押して駄目だったので引いてもみるが、それでもびくともしない。
「はぁ?レウ、何言ってんだ?こんなのブチ壊しちまえば早いんだよ!」
「あ、それもそうね…」
ヴァーリュスが覗き窓から中に向かって叫ぶ。
「おい、今からドアをぶちやぶる。あぶねぇから下がってろよや!」
ヴァーリュスはニ、三歩下がった所で、構える。
「いくぞ…!」
そして、そのまま力任せにドアに体当たりを敢行。轟音と共に扉が小屋の中へ転がり落ちた。
(まったく…音たてちゃ、意味ないじゃないの…)
そう思ったのだが、とりあえずレウは黙っていることにした。

423 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 01:37 [ cFUrnjFg ]
きゃたきゃたきゃた…
トッパはその機械的で不自然な、それでいてどこか心地良い音を聞いた事がある。
そうだ、あれはバストゥークの大工房に遊び半分で忍び込んだ時だ。
そこにはヒュームの技術者達が沢山いて、ぜんまい仕掛けの仕組みがよく分からない機械が蠢いていた。
あの時に聞いた、あの”音”。それと似たような音が聞こえてくる。
(なんだ…何かが来るってのか?)
「ちぃ!戦車か!こんなところに出てくるとは!」
ラキの叫び声が聞こえる。センシャ…?
次の瞬間、トッパの周囲が炎に包まれる。何が起こったのかわからない。オーク達が燃えている。
そして、その炎の向こう側から、巨大なそれはトッパの前に姿を現した。
「皆、無事!?」
「おいおいおい、なんなんだよ、こりゃあ!」
「散開しろ!…こいつは、厄介すぎる!」
トッパの目の前に、それまでに見たことのない巨大な”機械”が姿を現した。
それはトッパの知る機械とは全くの別物であり、それは殺す為の”兵器”である。

424 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 01:38 [ cFUrnjFg ]
きゃたきゃたきゃたきゃた…

それはとてもとても不気味な音だった。
何故だかよく分からないが…トッパにはその不気味な音がどこか心地よいと思えた。


                                          続く

425 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/24(火) 02:30 [ D3lwdNks ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「う、嘘・・・なの・・・にゃ。」

彼女の手を握る。
その手から、力がなくなっていくのがわかる。
それが、怖くて、つらかった。

「約束したのにゃ・・・。」

彼女は小さく、ごめんねといった。
約束、守れなくて、ごめんねといった。
聞きたくなかった。でも、聞いてしまった。
もう、戻れない。胸が痛かった。

「お別れなんて、イヤなのにゃ・・・。」

彼女は少し笑った。
いや、笑ったと思いたかった。

426 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/24(火) 02:31 [ D3lwdNks ]
彼女は小さく、ありがとうといった。
あなたにあえて、本当に良かった。
あなたと過ごせて、本当に楽しかったよ。
ありがとう、ちょっと眠るね・・・。
こんど、あえたら・・・。

「イヤにゃ!こんなのイヤにゃ!」

彼女は、もう答えてくれない。
その手は、もう力ない。
その声は、もう聴けない。
その目は、もう、私を見てはくれない。

私は涙を流すしかないのか?
私は声を張り上げ叫ぶしかないのか?
私は残酷な神をうらむしかないのか?

私の愛は無力なのか・・・。

「レイズにゃ!レイズは、どこにゃ!」

427 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/24(火) 02:32 [ D3lwdNks ]
「しぃー!図書館で、騒いじゃダメだよぉ・・・。」
「にゃ?!」

「もぉ・・・。みんなの迷惑になるから、静かにしようよ・・・。」
「にゃ・・・。ごめんにゃ。」

「そういえば、どう?読み終わった?」
「にゃ。もう少しなのにゃ。」

「大丈夫?読書感想文の宿題、もうすぐ締め切りだよ。」
「たぶん・・・大丈夫なのにゃ。
でも、このお話、スゴク悲しいのにゃ・・・。」

「あれ?なに読んでるんだっけ?」
「これにゃ。『ジュリヲとロミエッタ』なのにゃ。」

「あ、それ、私も読んだけど・・・。
うん。悲しくて、泣いちゃった・・・。」
「そうなのにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
くすん。悲しいお話なのにゃ。
でも、冒険者は悲しみを乗り越えて、前に進むものなのにゃ。

「スゴク悲しいケド、がんばって感想かくのにゃ。」
「うん。がんばろうね。」

428 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 02:36 [ yYl7AT.2 ]
キター

429 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/24(火) 06:50 [ 1eBO4XWQ ]
キタァァァァァァァァァァァァァァァァ(゚∀゚)ァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

430 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 06:53 [ 9ERqgm/6 ]
キテター

とりあえずage

431 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 09:08 [ XJ/NdoEI ]
セットでキターーーー
再びsage応援

432 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/24(火) 21:22 [ NsNF.rF2 ]
キテターーーーーーーーーーー!!!
うぉぉぉーーー燃えるぜ!
どうなっちゃうのどうなっちゃうのΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

433 名前: 剣と、そして想いとを書いているお馬鹿 投稿日: 2003/06/24(火) 22:15 [ /mBh03/c ]
タル戦キター!相変わらず凄いなぁ…と思いまつ。

当方の第2話、激しく煮詰まっております。
製作進行度は70%ほど…?
40話以上も書けるなんて凄いっす、まぢで。

434 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 00:41 [ pzS4QcjA ]
最近作品減ってる気がするんだが、やっぱ文字数制限のせいなん? 俺、話書いてないからわかんないけど書きづらくなったりしてんの? 読み物少ないと寂しいよー。

435 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 01:15 [ 4tBVJYP2 ]
『ジュリヲとロミエッタ』age(;´Д⊂

436 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/25(水) 01:16 [ 44G2/0Uo ]
タル戦キテター

>>434
大体、今までの半分ぐらいですね、書き込める量。
タル戦を例にさせてもらうと、今まで2レス分だったのが今回4レス分ですよね。

作品減ってるのは、前スレ終盤の荒れっぷりのせいっぽい……。
あぷるる氏のサイトでも、そのせいで書き込み止めたってあったしね。

437 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 01:22 [ Bxi1AH/g ]
なんてこった・・・・

タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
おもしろいよぅ・・・(;´Д⊂

438 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 01:22 [ pzS4QcjA ]
そうなのか…
黙って見守ることにする。サンクスコ

439 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 01:40 [ /mvduwS2 ]
私も張ってみようかな…

440 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/25(水) 02:12 [ U/dxf2j6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「う、うん。こ、こうね・・・。」
「そうにゃ。竿はそうもつのにゃ。」

「ひゃ!ぴくって・・・動いた・・・。」
「あせらないで、相手の動きに合わせるのにゃ。」

「あ、あん!ダメ、スゴイ、引っ張られる・・・。」
「大丈夫にゃ。しっかり竿を握るのにゃ。」

「も、もう・・・ダメ・・・。」
「いまにゃ!一気にフィニッシュなのにゃ!」

「ひゃん!」

ぴち、ぴち、ぴっち。

「にゃ!釣れたのにゃ!」
「お魚・・・。」

441 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/25(水) 02:13 [ U/dxf2j6 ]
にゅぅにゅぅ。
今日は友達と釣りなのにゃ。
釣りは冒険者の嗜みのひとつなのにゃ。

「にゃ。今日は大漁なのにゃ。」
「うん。いっぱい釣れたね。」

「私、釣りって初めてだから、ちょっと不安だったの。
でも、色々教えてもらえて、ちゃんとお魚も釣れて、スゴク嬉しいの。
ホントにありがとう・・・。」
「にゃ!」

にゅぅにゅぅ。
照れちゃうのにゃ。
気にしなくてイイのにゃ。
友達なんだから、あたりまえだのクラッカーなのにゃ・・・。

「にゃ・・・。美味しそうなのにゃ。
ちょっと、つまみ食いしちゃいそうなのにゃ・・・。」
「え?!」

442 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/25(水) 02:14 [ U/dxf2j6 ]
「お魚・・・食べちゃおうかにゃ・・・。
どうかにゃ?おやつ代わりに、一緒に食べるにゃ?」
「あ、お魚ね・・・。でも、私、生魚はちょっと・・・。」

「そうにゃ?お魚は、生のほうが新鮮で美味しいのにゃ。
食べないなんてもったいないのにゃ。」
「あ、そういえば、聞いたことがあるわ・・・。」
「にゃ?」

「昔は、みんながお魚、生で食べられたんだって。
でも、ある日、メンテというものがあって、
それ以来、ミスラ以外はお魚、生で食べられなくなったんだって・・・。」
「そうにゃ?知らなかったにゃ!」

「うん。もう、昔のことだから、覚えてる人もほとんどいないみたい。」
「にゃるほどなのにゃ。」

「でも、メンテって、何かにゃ?」
「うん。詳しくは知らないの・・・。なんだろうね?」

にゅぅにゅぅ。
この世界には、まだまだ不思議なことがあるのにゃ。
不思議があるから、冒険は終わらないのにゃ。

443 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:26 [ FFL/cXqQ ]
拝啓 お師匠様

コンシュタットのオーディン風も、最近やっと落ち着いてとても過ごしやすくなってきました。
今、私はお師匠様から頂いた最後の試練に挑んでいます。
この試練を乗り越えたら、冒険者になるつもりです。
我侭で、軽率な自分をどうかお許し下さい。
                       敬具

444 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:27 [ FFL/cXqQ ]
-ザルクヘイム領 コンシュタット高原-

「ギャッ!グゥゥ・・・」
崩れる獣人、クゥダフ。
その全身は数多の拳打によって醜くゆがんでいた。
「・・・こいつで最後、か?」
男は辺りを見回す。
「やれやれ。こんなに獣人が多いとは」
短い茶色の髪。
簡素な胴着。
両手に握られたナックル。

このヒュームの名はBenard(ベナルド) バストゥーク国籍の格闘家。

「(1・・・2、3・・・4、5、6)
6匹、さしずめクゥダフパーティー・・か」

ベナルドはその場に座り込む。

「こんな調子で大丈夫かなぁ。いつになったらあいつに会えることやら・・・」
と呟くと同時に

ヴォオオオオオオン

445 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:29 [ FFL/cXqQ ]
遠くからの雄叫び・・・
「あいつだ!」
飛び起きて雄叫びが聞こえた方向へ走る。
「ちくしょう!邪魔なんだよぉ、お前等!」
ナックルを握り締め、進行方向のクゥダフに吐き捨てる。
「相手にしてる暇が無いもんでね。悪いけど・・・」
「グァアア!」
「一撃だ」
ベナルドに気付いたクゥダフが剣を抜くより速く、拳が飛ぶ。

グシャ!

カウンター気味、喉元に一撃。崩れ落ちるクゥダフ。
「どこだ!どこに行った!?」
あいつは・・・どこだ!

ヴォオオオオオオン!

446 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:30 [ FFL/cXqQ ]
ズン!という地響きと共に現れたそれは・・・
巨大な羊
もはや羊というカテゴリーでは済まされないような巨漢。
雄叫びの先には・・・

「た、助けて〜〜ピギャアアアーーーー!」
タルタル・・・か。
「こっちだ!俺が相手をしてる間に逃げろ!」
「たったったたたたったすけけてて!」
「分かったからこっちに来い!」
「う・・うん!うん!」
必死に逃げるタルタル、追いかける野獣。
(見ててください・・・お師匠様。勝って見せます!)
「こっちだ!このxxxxxxx野郎!」

ヴォオオオオオ!

あのタルタルは・・・
よし、うまく逃げれそうだな。

ヴォアアアアアアアア!

「うるせぇよ!こっちは免許皆伝がかかってんだ!」
ヴォア?
「テメェの角が必要なんだ。」
ヴォアア!?
「お命、頂戴。」
ヴォオオオオ!

(集中だ・・・集中しろ!目の前の敵に集中するんだ!)
ベナルドの神経が研ぎ澄まされていく!
「おおおおお!」

447 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:31 [ FFL/cXqQ ]
-2時間後-

「あの〜・・・大丈夫ですか?」
巨大羊に体当たりされ、角でつつかれ、踏み潰されてボロボロのベナルドにタルタルが問う。
「・・・まぁ、何とかね」

結果は、引き分け。
倒す事は出来なかったが、倒されもしなかった。
お互いが満身創痍でトドメを指す事が出来ず、引き分けてしまった。

「くそっ あと一歩だったのになぁ」
「惜しかったですね」
キッ とタルタルをにらむ
「後ろからケアルでもしてくれりゃぁ勝てたかもな」
「う・・・それは・・・」
はぁっ と大きくため息をつくベナルド
「冗談だよ。そんなことして勝っても意味ないしな」
「はぁ・・・」



コンシュタットはその日、綺麗な夕焼けが差し込んでいた。


(明日こそ・・・勝って見せます。お師匠様。)

448 名前: 拳にのせる想い 投稿日: 2003/06/25(水) 06:33 [ FFL/cXqQ ]
初投稿バンザイ(´・ω・`)

難しいね、タル戦とか白き〜の作者さんはすごいね

449 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/25(水) 06:48 [ 1eBO4XWQ ]
なかなかおもしろそうだね。
応援してますよ!頑張ってくださいね!!

450 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 10:31 [ 8jjyIeHs ]
>>443
>お互いが満身創痍でトドメを指す事が出来ず、引き分けてしまった。
こ、ここから冒険者と大羊との友情ストーリーが!?
いやごめ、冗談、面白そうですな

451 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 11:52 [ 22/h7okg ]
拳で語って獣と心を通わせるのか!?

冗談はおいといて、こういうの結構好き

452 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/25(水) 14:42 [ Mb1R4crE ]
今までなんとなく敬遠してたんだけど(ゴメン)空に奏でるを読んでみた。
割と面白かった。
作者さん頑張って下さい。

453 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/25(水) 16:57 [ mCcz.07c ]
お久しぶり〜(´・ω・`)ノシ
明日から考査。もう範囲広すぎて死にそうなんですが…。
ってか、毎週土日が公害模試っていったいどういうd「・¥hいjだsj2d:;fgml^kdf(゜∀゜;)アヒャヒャ



…え?続き? もう少し待っててください(つД`)
…え?期待してない?  .∵∴(つД⊂)∴∵.

454 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/25(水) 19:00 [ HpK1M2Go ]
>>453
待ってる、期待してる。
でも、勉強はマジメにするよろし。少なくとも名前の知られた大学行こう。
でないと、就活苦労するよ。

名前の知れた大学行ってても、内定もらえてないやつイルシナー
……そうさ、自分のことさ!
うはwwwwwwおkkwwwwww……じゃねぇ……。
まぁ、マジメに就活しだしたの6月からなんだけどね。
それよりも卒業できるか怪し(略

スレ復活期待&スレ違いsage

455 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 01:49 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十三話 ラキ、散る

―― ゲルスバ ――

「うぇぇぇん!」
「わかった、わかったから、泣くなガキ供!」
「だ、だって、だって…ひっく…うわぁぁぁん」
「もう、ヴァリュったら、もうちょっと優しくできないの?」
「あーハイハイ。やさしぃお姉さまにお任せしますよ」

小屋の中には、なんと4人も子供が閉じ込められていた。
本当は、後2人いたらしいのだが…オークに連れ出され、そのまま帰ってこなかったようだ。
「その二人の事は考えるな、今はこのガキ供を逃がすことを優先させろ」
ヴァーリュスの一言が、その二人の生存は絶望的という事を暗に示していた。
「ティルトリアって誰?ここにいるの?」
「…僕だけど…」
「よかった!あなたのお父さんに頼まれてここまで来たの。だから、ね。一緒にお家に帰りましょう」

456 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 01:50 [ cFUrnjFg ]
その戦車は、敵味方お構い無しに炎を砲門から噴出している。
逃げ遅れ、巻き込まれたオークは体が燃やしながら地面を転がる。
それはまさしく地獄絵図といったところか。
「なんてやつだ!」
「オットー!対火炎魔法は使えるか!?」
「ごめん…無理!」
ごう、という衝撃と熱波が走る。再び戦車からの火炎放射が始まった。
「後ろに回りこむぞ!このさい雑魚のオークは無視しろ!」
ラキの指示により、トッパとジルパケルパ、オットーが戦車の後ろに回りこむ。
…叫んだのはジルパケルパだった。
「おい、ラキ!お前、何してんだよ!」
ラキは盾を構え、戦車の真正面に立っている。
「いいか!私が注意を引き付けるからッ…その間にこいつを後ろから破壊しろ!」
「馬鹿野郎!死ぬ気なのかよ、お前!」
ラキはじっと、正面の兵器を睨みつける。
耳はぴんと張り詰め、尻尾が異常に硬直し、空を向いて立っているのが分かる。
しかし、そこには一遍の迷いも、恐れもない。
(…信じているよ…ジルパケルパ…)

457 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 01:57 [ cFUrnjFg ]
何…?向こうの広場…オレンジ色の光?」
レウは自分たちが来た方向とは正反対の方向の広場が時折オレンジ色に発色しているのを見た。
「ち…アレを出したのか…まったく、何も考えてやしねぇさな…」
「あれが何か知ってるの?ヴァリュ?」
「…ああ、オーク達のウォーマシンだな。ありゃ。厄介なもんでさ、あの光は火炎放射機の炎だ」
「ちょっとまって、それじゃ、あそこで誰かが戦ってるっていうこと?」
「あ〜、大方、このガキ供を助けに来た騎士団の連中か冒険者ってとこか」
「だったら、助けに行かなきゃ!」
「おい、正気か!?…やめとけ、あの化け物相手にしちゃ命がいくつあっても足りねぇよ。
 それによ、ガキ供どーすんだ?こんなところに置いてけぼりってワケにもいかんだろ?」
「ヴァリュ、子供達はお願い。あなたなら安心して任せられるわ。私は助けに行く!」

458 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 01:58 [ cFUrnjFg ]
レウはそう言うと、次の瞬間には炎の見える方向へと向かって駆け出していた。
「おい!馬鹿!やめとけって、お前…」
後ろからヴァーリュスの叫び声が聞こえる。…彼なら、難なく子供達を連れてここから脱出できるだろう。
「ひょっとしたら苦戦してるかもしれないでしょう?あなたは先に戻ってて!」
「無茶だ!行くな…!レウ…!」
…無茶かもしれない。だけど、そうしないと自分の気がすまない。
レウは考える。自分のできる事を、誰かに為に何かをしなければ…それが自分の罪滅ぼしだから。

459 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 01:59 [ cFUrnjFg ]
熱気で髪の毛がちりちりと焼けていくのが分かる。まともに浴びれば一瞬で黒こげになるだろう。
ラキに狙いを定めた戦車は絶えることなく火炎を噴出している。
(当たり前だが…こんなにも熱い!?)
直撃はしていないはずだ、がしかし、じわじわと皮膚が焼かれていくのが分かる。
立ち止まってはいけない。止まることは即、死を意味する。
ラキは火炎放射器の照準から離れようと、素早い身のこなしで立ち回るが、
それでも徐々にダメージが蓄積していく。
隙を突いては片手剣で斬りかかるが、装甲にわずかなキズを付けるのが精一杯だった。
(しかし…これくらいなら、なんとか耐えれる!)

…戦車の火炎に気が向きすぎていたのか、それがラキの最大の誤算だった。
一瞬、車体がガクンと震えたかと思うと、それは凄まじい速度でラキに
体当たりを仕掛けてくる!
(…あれ?)
紫色の空が見える。太陽はもうほとんど沈んでしまったようだ。そして次の瞬間には
地面が迫ってくる。そして、凄まじい激痛が全身を襲う。
(…え…なに…?…体が…動かない?…ああ、そうか…ごめんよ、ジルパケルパ…)

460 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 02:01 [ cFUrnjFg ]
「うぁぁぁぁぁぁぁ!」
…ジルパケルパは見た。戦車が物凄い勢いで加速した次の瞬間、ラキの体がふわっと宙に舞った。
分厚い鎧に身を包んだラキが、まるでボールのように地面に落ち、二、三度跳ねた。
ラキの体は一瞬、びくっと震え、それから動かなくなった。
「ラキッ!」
ジルパケルパはラキの元へと走る、が、しかし、横からオークが彼に襲い掛かってくる!
「かぁぁぁぁ!邪魔だ…どけっ!」
一匹の相手をしていると、さらに奥から現れた一匹のオークが彼に襲い掛かる。
「まずい!オットー!ラキにケアルを!」
トッパはジルパケルパに加勢する。オットーはその間にラキの元へ駆け寄るが…

その時、ごうん、という爆音と共に、戦車から火炎が放射された。
「…あ…ああああああ!」
火炎放射は倒れているラキに向かって放たれている。10秒、20秒…随分と長い時間に思えた。
「う…嘘だろ…?」
「ラキ…!」

461 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 02:03 [ cFUrnjFg ]
トッパ、オットー、そしてジルパケルパ。三人は絶望した。
が、しかし…炎が止み、黒焦げの地面の上。…そこにあるはずのラキの姿がない。
変わりに煙の向こう側に、影が見える。…影の主の声が聞こえる。
「オットー、いるんでしょ!?」
「レウ…レウなのかい!?」
「まだ息はあるわ!早く…ラキを助けて!」


…ウィンダスの民族伝承、その中にのみ、時折名前を見つけることの出来る
タルタルの騎士ジルパケルパは自身の生涯を振り返り、こう語っている。
”あの戦いの時程自分の無力さを怨んだ事はないだろう”
さらに、こうも語っている。
”しかし、本当の強さというのは、単純に力が強い、魔力が強いということではない。
 より純粋でシンプルな力を求めすぎた者には悲惨な結末しか待っていないのだ”と。

                                           続く

462 名前: (´・ω・`) 投稿日: 2003/06/26(木) 02:04 [ cFUrnjFg ]
1話UPで7レスも消費してしまいまつた…(;´Д⊂
ゴメンナサイ…

463 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 02:08 [ svkVgGd. ]
リアルタイムでキターーーーーーー!!!

464 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/26(木) 02:11 [ CtFIk3Gc ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「おはようにゃ・・・。」
「おはようニャ。」

にゅぅにゅぅ。
とうとう、この日がきてしまったのにゃ。
この日のために、鍛えてきたのにゃ。
その成果、試すときなのにゃ!

「にゃ・・・。」
「どうしたのニャ?」

「ママ、今日は朝ごはん、いらないのにゃ。」
「なんでニャ?」

「今日は身体測定だから、朝ごはん、いらないのにゃ。」
「ふニャ。」

465 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/26(木) 02:12 [ CtFIk3Gc ]
「そんなの駄目なのニャ。」
「でもにゃ・・・。」

「ちゃんと朝ごはん食べないと駄目なのニャ。」
「でもにゃ、でもにゃ・・・。」

「朝ごはんは大事なのニャ。
お肉を食べれば、力が付くのニャ。
お魚を食べれば、当たりが良くなるのニャ。」
「それは、知ってるにゃ。でもにゃ・・・。」

「それに、ちゃんと朝ごはん食べないと、
ママみたいなナイスボディにはなれないのにゃ。
いつまでも、つるぺたなお子様でいいのにゃ?」
「それは、イヤにゃ。でもにゃ・・・。」

「つべこべいわずに、とっとと食べるニャ!」
「はいにゃ!」

466 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/26(木) 02:13 [ CtFIk3Gc ]
にゅぅにゅぅ。
ママ、怖いのにゃ。
でも、やっぱりママの料理はおいしいのにゃ。
マスの塩焼き、おいしいのにゃ!

「そうニャ。残さず食べるニャ。」
「にゃ!」

きーんこーん。かーんこーん。

にゅぅにゅぅ。
とうとう、アタシの番なのニャ。
大丈夫なのにゃ。自分を信じるのにゃ。
アタシのやってきたことは、間違ってない・・・ハズなのにゃ。

ちゃらちゃーちゃーちゃー、ちゃ、ちゃらー。

やったにゃ!
バスト(胸囲)がレベルアップなのにゃ!

あ、体重もレベルアップしてたケド、
それは、乙女の秘密なのにゃ・・・。

467 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 02:30 [ Bxi1AH/g ]
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

た、た、た、た、

タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
タル戦キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!



サイコー!

468 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 03:01 [ i4Zvemh2 ]
タル戦の続きが読めて嬉しい!
けど・・・・・・

散らないでぇ〜〜(ノ_・、)グスン

469 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 03:06 [ 7XwZjjy. ]
ウワァァァァン死んじゃだめだぁぁぁぁ;;

470 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/26(木) 03:06 [ ngTTbFFU ]
ラ、ラキ!ラキはどうなっちゃうの!?
れ、レウはどうなっちゃうの!?

寸止めいやーん続き期待age やっぱりタル戦面白すぎだ(・∀・)

471 名前: 酸素欠乏症後遺症に悩む父 投稿日: 2003/06/26(木) 03:11 [ v9386EAo ]
ガンタンク、ガンキャノンの開発は終わった。
今度はガンダムだー! 我が息子w
これで、ヴァナは勝てるぞー!
(この親父は、いまさら新キャラを仕立てナを育てるつもりだ。
本物の、酸素欠乏症かもシレンジャーw)

472 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/26(木) 06:26 [ 1eBO4XWQ ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

さぁ...面白くなってきますた!!!!!!!

473 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 07:40 [ F7TdrUgg ]
た、タルタル戦士キタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
ひゃほーい
しかしつづきが派原始茎になるalしいあshっでゅfcばうsgふぁ

474 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 09:02 [ Sn2wj4ug ]
樽戦に隠れてしまったが,ナイスボディ・ママミスラ モエー☆

475 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 09:27 [ XJ/NdoEI ]
散る…の?
ちょいと不幸が多すぎでつよ、、、でつ。
でも面白いから応援sage
ラキ〜散っちゃダメダー

476 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 09:29 [ XJ/NdoEI ]
はうあ…
思いとは裏腹に挙げてるし…
なぜか「sage」の「s」が全角文字になってるし
ごめん、ごめん、タル作者。
ごめん、ごめん、ミスラ作者。
ごめん、みんな、ごめん。

477 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 09:42 [ eTS/f4ng ]
今回は、深刻な内容なのに
オットーくんの臼っぷりに、すっかり笑ってしまいました(^^;

戦車のタックルでダウンするまでケアル放置するなよ
バファイラくらい持っておけよ

何となく、はじめてPTを組んでケアルに戸惑っていた頃の自分を思い出した
(バファイラはメンテで使える様になる前から購入してましたけどね)
果して、オットーくんは立派な白魔道士になれるのだろうか…

478 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 10:44 [ yPyb2cUo ]
>>477
多分、オットーはジュノに行ったことないんじゃないかな。
バ系ってジュノにしか売ってないし。

479 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 10:45 [ TtViCHko ]
修羅場なタル戦の後に 
にうにう来るからなんとも複雑な読後感ww

480 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 10:48 [ LObhk3kw ]
夢みたいなこと言ってもいい?
ここの作者達でリレーやってほしいなあ・・・
タル戦や白き〜の夢の合作みたいなの読んでみたい。
って、やっぱ無理だろうなあ。ざれごとですた。

481 名前: 糞樽 投稿日: 2003/06/26(木) 11:04 [ YWtLiNKI ]
タル戦死にすぎwwwwwwwwwwwwwww
修正されないねwwwwwwwwwwwwwwww

モスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

482 名前: ティナナ日記 投稿日: 2003/06/26(木) 13:01 [ GBx6VEDo ]
スレ住民各位

突然スレ違い気味の書き込み申し訳ありません。
以下は、別スレで書いてたけど途中で投げ出した話の続きの粗筋です。

◎主な登場人物

○ティナナ
・連邦マウラ総督府マウラ税関検査官
・水の区にいるTonanaの妹
・連邦通商監理部南タロンギ出張所在職時にククルスと仲良くなる
・基本的に馬鹿

○ククルス
・元王立騎士団次席参謀
・無謀な戦いを挑むTrionを見捨てて部下とばっくれる
・現在はタロンギでポポトイモを作る毎日
・鼻の院の院長と名前が似ているのは伏線でもなんでもなく漏れのミスです

○ガスト
・連邦マウラ総督府客員港湾警備隊長
・共和国から亡命者しウィンダスで傭兵となる
・通名はスカイラークガーデン
・ティナナと仲良し

○総督
・連邦マウラ総督
・朝から晩まで中央に対する不満を漏らしている
・事なかれ主義の絵に描いたような官僚
・登場回数が多いのに名前がない

○商人
・連邦御用商人
・お主も悪よのう

483 名前: ティナナ日記 投稿日: 2003/06/26(木) 13:02 [ GBx6VEDo ]
まず、商隊が積み荷を奪われたという事件ですが、
これは商人達の自作自演です。
輸送中に奪われたということにして、
実際はバストゥークに横流ししてボロ儲けしていたんですね。
で、積み荷を奪った罪を擦り付ける相手ですが、
都合良く、人里離れた場所で無国籍の人間が住み着いているじゃないですか。
商人達はククルス達を犯人に仕立て上げようとします。
彼等は連邦の上層部とも繋がっています。まぁ、お約束ですね。
当初、連邦の警察権力を利用してククルス達を殺害するつもりだった商人達ですが、
連邦の上層部が表だった介入を嫌ったため、
ククルスに賞金をかけ、冒険者をけしかけて殺そうとします。
この話がティナナのところまで流れてきたわけです。

484 名前: ティナナ日記 投稿日: 2003/06/26(木) 13:03 [ Xs1Ba4m6 ]
次に、総督がティナナに教えた
「賞金目当ての冒険者が農場に着いたとき、既にククルス達はいなかった」
という話ですが、実はこれは虚です。
当時、とある冒険者がククルス討伐の依頼を受けてはいましたが、
仲間の到着を待つため、ウィンダスに待機中でした。
総督は、厄介事に巻き込まれるのを嫌ってティナナに嘘を教えたのです。

総督の話を聞いたものの、ティナナはククルス達が心配で仕方ありません。
彼女は危険を知らせようとタロンギに向かいます。

(向かわない場合は全く別の話)

到着した農場でティナナが見たのは、
賞金目当ての冒険者と対峙するククルス達でした。
止めに入るティナナ。
吹っ飛ばされるティナナ。
絶体絶命のピンチに都合良く港湾警備隊(後にガスト隊に変更)の登場です。
彼等は総督の指示で、ティナナの後を追ってきていたのです。
公権力が割って入ったため、ククルス達はその場で殺されずに済み、
彼等は法で裁かれることになります。
しかし、これが更なる悲劇の始まりでした。



今回はここまで

485 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 13:16 [ Da.DLeJE ]
>>「ごめん…無理!」

ああ、漏れの脳内変換のせいで

「無理wwwwwサポシwwwwwwww」になる・・・・

486 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 13:23 [ 5ZaJCKsI ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
だけど、散らないでくれ

487 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 13:28 [ ue5lRckk ]
>>482-484
説明する前に、今までのやつをまとめるなりしてうpしてくれ。
ここにコピペでもいいし、どこか違うところに圧縮して上げてもいいし・・・
よろしく(*´Д`*)ノ

488 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 14:10 [ 7OPSIXa2 ]
うほ、ティナナ日記久しぶり〜〜

489 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 16:46 [ 6dZZpg02 ]
つまらんやつだな へ( ´_ゝ`)へ >>477
ゲルスパで必死こいてる時点で(ry

490 名前: 名もなき冒険者 投稿日: 2003/06/26(木) 17:05 [ cjExXPTU ]
タル戦キター

ティナナ日記こっちにキター
>>487
ティナナ日記の今までのやつはこちらのスレにあります
【崖上魔法】妄想戦争Part2【禁止クポ】
http://mst.s1.xrea.com/test/read.cgi?bbs=ff11&key=043209325
の238辺りから開始……のはず。
今ざっと見直してきただけだから間違ってるかもしれないけど。
ごっちゃになって読みにくかったらついでに大戦史も読んでw

491 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 17:11 [ bQT5zXLw ]
どうでもいいけど
ゲルスパ(PA)じゃなくゲルスバ(BA)だったような気がする

492 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 17:13 [ bQT5zXLw ]
>>489へのレスね。書き忘れの補足スマソ

493 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 17:24 [ ..cUM8Ro ]
ティナナ日記と、バス大戦史

自分が持っている分をあぷるる氏の、うp板に上げても良いでしょうか?

494 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/26(木) 18:58 [ wBsw9CsM ]
>493
うpキボンヌ

495 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 01:58 [ 9jRm51Io ]
いつのまにかタル戦と同じくらいにゃぅにゃぅに期待している漏れ(*´Д`*)

>「つべこべいわずに、とっとと食べるニャ!」
>「はいにゃ!」

スナオなにゃぅにゃぅ萌え〜ハァハァ

       ageとく

496 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/27(金) 02:03 [ 4eFRCbCo ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「それは違うにゃ!」
「そ、そんなことないもん!」

「そんなの変にゃ!」
「うぅ、変じゃないもん!」

「おかしいのにゃ!どうかしてるのにゃ!」
「ひ、ひどい・・・。そんな風に言わなくたって・・・。
ぐすん・・・。もう、知らない!」

たったった・・・。

「あ・・・にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
喧嘩しちゃったのにゃ・・・。
泣いちゃったのにゃ・・・。

「アタシは、悪くない・・・の・・・にゃ。」

にゅぅにゅぅ。
そうにゃ、アタシは悪くないのにゃ・・・。
アタシは・・・正しい・・・の・・・にゃ・・・。

「でも、これで・・・イイの・・・にゃ?」

497 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/27(金) 02:05 [ 4eFRCbCo ]
にゅうにゅぅ。
わからないのにゃ・・・。
なんだか胸に、ポッカリと穴が空いたみたいなのにゃ・・・。

「どうすれば・・・イイの・・・にゃ?」

にゅぅにゅう。
ホントは、わかってるのにゃ。
アタシ、ひどいことイっちゃったのにゃ。
だから・・・。

「ごめんなさい、しなきゃいけないのにゃ!」

にゅうにゅう。
追いかけるのにゃ。
そして、ごめんなさい、するのにゃ。
許して欲しいのにゃ。仲直りしたいのにゃ。

たったった!

にゅぅにゅぅ。
どこにゃ?どこにいるのにゃ?
はやく、会いたいのにゃ!
はやく、あやまりたいのにゃ!

「はぁ、はぁ、やっと・・・見つけたにゃ!」
「え?!あ・・・。えっと・・・。」

498 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/27(金) 02:08 [ 4eFRCbCo ]
「「ごめんなさい!」にゃ!」

「えっと、言い過ぎたのにゃ。ごめんにゃ・・・。」
「あ、私も頑固だったの。ごめんね・・・。」

「許してもらえるのにゃ?」
「仲直りしてもらえる?」

「にゃ。」
「くすくす。」

「にゃにゃにゃ。」
「あはは。」

「ありがとう、なのにゃ。」
「私の方こそ、ありがとう・・・。」

「アタシ達、いつまでも友達なのにゃ。」
「うん。ずっと友達だよ。」

にゅぅにゅぅ。
いつも一緒だから、気が付かなかったのにゃ。
いつも一緒にいてくれて、ありがとうなのにゃ。
友達でいてくれて、ありがとうなのにゃ。

「でも、やっぱり、目玉焼きには醤油なのにゃ!」
「絶対、マヨネーズ!」

499 名前: 0/0 投稿日: 2003/06/27(金) 02:32 [ 4eFRCbCo ]
ハジメマシテ。

「にゅぅにゅぅ」で
始まる短編を書き込みさせて頂いている者です。

いまさらですが「にゅぅにゅぅ」で
始まる短編のタイトルを発表させてください。

タイトルは『ミスラ譚!』です。

読んでくださった方、ありがとうございます。
意見くださった方、本当にありがとうございます。

これからも宜しくお願いします。

500 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 04:36 [ LR8EyUSk ]
・・・・・・・・・・

501 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 04:54 [ 6s6YxCXs ]
ティナナ日記復活
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

すごく好きだったのでうれすぃyp!

502 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 08:36 [ 5N4wLZI6 ]
目玉焼きにマヨかよ!
何も俺は掛けない派で。

503 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 09:05 [ XJ/NdoEI ]
オイラは塩コショウかなぁ
んなことより、短い間隔でうpしてくれる作者萌え

504 名前: 477 投稿日: 2003/06/27(金) 09:27 [ eTS/f4ng ]
>>489
つまるつまらない(評価)じゃなく
単純に、オットー=臼魔道士と脳内インプットされたってことね
感覚的には>>485の内容と一緒

そもそも、砂丘越えLVのPTが絡まれるなら、奥の(ry

505 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 09:40 [ qUYO.CXM ]
俺も何もつけない派だな

506 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 11:27 [ pMkkini2 ]
俺はマヨ派

507 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 11:40 [ OABWWGDg ]
醤油が1番   だと思う。

508 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/27(金) 11:41 [ MRUOrZ9k ]
続きはこちらで
田中「俺は何も悪くない」公式発言キタ━━!!!!! 2
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1048827772

509 名前: ティナナ日記 投稿日: 2003/06/27(金) 13:01 [ Xs1Ba4m6 ]
前述のとおり、商人達は連邦の上層部と繋がっているため、
公正な裁判が行われるはずがありません。
次々とククルス達に不利な証拠、証人が現れます。
彼等の無実を証明したいティナナは、
出張所の職員など、ククルスを知る者達に協力を呼びかけます。
商人達の妨害に遭いながらも、ティナナは彼等の協力を得ることに成功します。
新たな証人の出現、波乱の法廷。
逆転裁判かよ!

(上記のあたりで当時UPを断念した漏れ)

裁判は長期化の様相を呈してきます。
しかし、この努力も結果的に裏目に出ることになります。



申し訳ない今回はこれだけです

510 名前: 493 投稿日: 2003/06/27(金) 20:51 [ mLEyV0t2 ]
手持ちの「バストゥーク大戦史」と、「ティナナ日記」うpしました。
あと、個人的に大好きな「ミンダルシア侵攻戦」も

あぷるる氏のサイトは、過去ログを参照してください。

511 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/28(土) 02:11 [ cMaA01KI ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「カカシさん、こんにちはですにゃ。」
「コンニチハ。ゲンキナ、オジョウサン。」

「サテ、ナニカ、ゴヨウデスカ?」
「はいにゃ。今日は新しいジョブに挑戦なのですにゃ。」

「ソウ、デスカ。」
「はいにゃ。獣使いに挑戦なのですにゃ。」

「ケモノツカイ、デスカ。」
「はいにゃ。それで、ジョブアビリティの練習をしたいのですにゃ。」

「ソウ、デスカ。」
「はいにゃ。あやつるを練習したいのですにゃ。」

512 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/28(土) 02:12 [ cMaA01KI ]
「リョウカイ、デス。」
「にゃ!ありがとうですにゃ!」

「それじゃ、イキますにゃ!」
「イツデモ、ドウゾ。」

「えいにゃ!」
/emote キミに決めた!
「ボールヲ、ナゲナイデ、クダサイ。」

「じゃあ、こうですかにゃ?」
/emoet アタシのガードになってくれないかな?
「ソレハ、ゼンサク、デス。」

「じゃあ、こうですかにゃ?」
/emote 伝説の樹の下で待ってるから・・・
「メーカーガ、チガイマス。」

「こんどこそ、イキますにゃ!」
/emote あっあっあっ、ふふう〜〜〜ん!
「ソレダ!」

513 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/28(土) 02:13 [ cMaA01KI ]
「にゃ?!あやつり成功ですかにゃ?」
「イエス、マスター!」

「やったですにゃ。これでアタシも、一人前の獣使いですにゃ。」
「イエス、マスター!」

「それじゃあ、アタシはそろそろ帰りますにゃ。
カカシさん、今日は練習に付き合ってくれて、ありがとうですにゃ。」
「イエス!マイ、マスター!!」

にゅぅにゅう。
またひとつ、ジョブアビリティを使えるようになったのにゃ。
そうにゃ、新しくマクロ、組んでみるのにゃ。

/echo あっあっあっ、ふふう〜〜〜ん!
/ja あやつる <t>
/echo わたし残酷ですわよ

こんな感じかにゃ?

514 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/28(土) 02:33 [ Sn2wj4ug ]
カーディアンの中の人も大変だな いい意味で

515 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/28(土) 02:44 [ mLEyV0t2 ]
>514

カーディアンの中の人などいない!  (お約束


…


モエーヽ( ゜ 3゜)ノ

516 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/28(土) 05:17 [ R4nAMb6I ]
あやつられてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー\(*´Д`*)ノ
にゃぅにゃぅagemoe

517 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/28(土) 12:33 [ tPKGlmcI ]
白き探求者age

518 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/06/28(土) 12:54 [ EdvkURvQ ]
ぬ、ageきてたのでUP
白き〜19話をあぷるる氏のサイトの画像UP掲示板にUPしましたでゴザイ。

http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

ミスラ譚に萌えっぱなしですが何か。
ティナナ日記ついにキタ―――(・∀・)―――!
あとサブリガ仮面最高。
ワイルドオニオン.∵∴(つД⊂)∴∵.
タル戦士、もう続きが楽しみで言葉が見つかりませんよ?
みんなガンバッテ!(・∀・)

519 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/28(土) 15:07 [ yPyb2cUo ]
>>518
乙です。
既存の設定と自作(たぶん)の設定のサジ加減が絶妙です!
感動しますた。

520 名前: 戦死43才痛風持ち 投稿日: 2003/06/28(土) 22:45 [ 1eBO4XWQ ]
白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

設定うまいよね、どっぷり世界につかれるw

521 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/29(日) 00:44 [ gih8z5o. ]
あげあげ
スレ下がると探しにくいよーーー

522 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/29(日) 02:01 [ NPNAEHRU ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「おはようにゃ!」
「あ、おはよう。」

「ね、ね、聞いたにゃ?聞いたにゃ?」
「え?なんのこと?」

「ヤツが、またでたのにゃ!」
「え?!まさか・・・。」

「そうにゃ!サブリガ仮面が、またでたのにゃ!」
「あ・・・。またでたんだ・・・。」

説明しよう!
港(みなと)で人気急上昇、サブリガかぶった憎いヤツ。
疾風のように現れて、疾風のように去っていく、さすらいの正義のヒーロー。
みんなもう知ってるよね!

「なんでも、今度は、ゴブリンに絡まれた
タルタルの女の子を助けたみたいなのにゃ。」
「そうなんだ・・・。」

523 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/29(日) 02:02 [ NPNAEHRU ]
「でも、その子は、途中で気を失ったらしくて、
サブリガ仮面のこと、あんまり覚えてないらしいのにゃ。
きっと、ゴブリンのことが怖かったんだにゃー。」
「たぶん、違うと思うよ・・・。」

「イイにゃー。アタシも、サブリガ仮面に会いたいのにゃー。」
「え?!」

「だって、サブリガ被ってるのにゃ?その発想がスゴイにゃ!」
「そ、そう・・・かな?」

「きっと、こんな感じなのにゃ。」

/say 顔をかくして、体かくさず
/say ヴァナの平和を守るため、今日も炸裂
/sh おっぴろげジャンプ!

「それは・・・。かなり、違うと思うよ・・・。」

524 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/29(日) 02:03 [ NPNAEHRU ]
「そうかにゃ?じゃあ、サブリガ仮面って、どんな人だと思うにゃ?」
「え?!」

「アタシは、スゴ腕の冒険者だと思うのにゃ!
そうにゃ・・・ジョブは・・・。
サブリガ以外に装備してないから、モンクさんかにゃ?
それとも、いつも助けてくれるから、かばう使えるナイトさんかにゃ?
それとも、足がはやいから、シーフさんかにゃ?」
「そ、そうかも、しれないね・・・。」

「ね、ね、どんな人だと思うにゃ?」
「えと・・・えと・・・。変態さん、だと思うよ・・・。」

「えー、そうなのにゃ?そうかにゃ?
そうにゃ!
じゃあ、放課後、それを確かめに
一緒にサブリガ仮面を探しにイクのにゃ!」
「・・・ヤダ。・・・ゼッタイ、ヤダモン!」

にゅぅにゅぅ。
なんでかにゃ・・・?
サブリガ仮面、どこがダメなのかにゃ・・・?
今度、真似してみれば、わかるかにゃ?

525 名前: ワラタ 投稿日: 2003/06/29(日) 03:46 [ JMybDBWU ]
キタ━━ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!!

神作家サン達の夢のコラボレーション!!

「にぅにぅ」「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
「にゅにゅにゅぅ?」「ふぉふぉふぉぉぉぉぉぉぉぉぉふぉ?」

子ミスラが変態さんに会ってしまいませんように・・・(´Д⊂

526 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/29(日) 11:10 [ luqhrg9o ]
港(みなと)じゃなくて 巷(ちまた)
・世間。世の中。
「―の声」「不況の風が―に吹く」

承知の上での港区なら野暮なつっこみスマソ
いつも楽しみにしてますよ

527 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/29(日) 13:05 [ 6s6YxCXs ]
わざわざふりがな振ってるくらいだから
わざとだろw

528 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/29(日) 21:42 [ MBFEtKWc ]
正直ティナナ日記は萎える。。。。

529 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:48 [ hEirLUos ]
 ねぇ、フランシア。君がいなくなってもう1年になるね。
 君が好きだった花を持ってきたよ。ははは・・・まだこの花の名前を覚えられないんだ。花屋さんで指さして包
んでもらったんだけどね。君の行きつけの花屋さんで俺もよくつきあわされたから、間違えずに買えるんだ。
 ここに置いていくよ。
 じゃ、また来るよ。だけど、君のところにはまだ行けない。それはごめんね。でも、いずれ俺も君のところに行く
から・・・それまで待ってて。


−花の思い出−

1.
 フランシアを失ってからというもの、俺は廃人みたいな生活をしていたんだ。
 フランシアを失って、俺の人生は二度と光を取り戻さないだろうと思っていた。
 目標もなく、希望もなく、守るべき者もなく。 生きる実感もなく、ただ生きるために生きる毎日。
 そんなある日、追われてるミスラの少女を助けたことで、俺の人生は再び意味を持つことになる。だけど、その意
味は以前のような希望の光に満ちたものじゃない。目標の代わりに悲しみを、希望の代わり絶望を、業を背負った闇
の住人として、だった。

530 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:49 [ hEirLUos ]
「フォルカー隊長、さっきナジが連れてきたあの男を私に預からせてくれないか?」
 巨大な両手剣を背負ったガルカの剣士が言った。
「あの男の背負った深い業の力を見届けたくなった」

 ミスラの少女を助けた後、彼女をおぶってバストゥークに帰ってきた俺は、その場で駆けつけてきた若いミスリル銃
士に捕らえられ大工房上層のミスリル銃士隊屯所の取調室で取り調べを受けた。

  おまえは誰だ?
  なぜそんな格好をしている?
  このミスラの少女は何者で、どういう関係か?

 どこにでもある質問。何一つ隠す必要のない。だけど、最後の一言。

「そのサブリガを脱げ」

 それだけは聞けない。
 押し問答がしばらく続いたが、それを遮ったのは以前俺を助けてくれた、ガルカの剣士だった。

531 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:50 [ hEirLUos ]
「ナジ、その男は俺が預かることになった。もう取り調べはいいぞ。それと、この男に関する情報はすべてミスリル銃士
隊預かりだ。報道には流すな。わかったな」
「あんたは・・・俺を助けてくれたおっさん・・・銃士隊だったのか・・・」
「俺は暗黒騎士のザイドだ。おまえの身柄を預かることになった。ついてこい」


「ザイドさん・・・そいつ連れて行くのは文句ないけど、ぱんつは穿かせてくれ・・・アヤメの目が怖いんだよ」

532 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:52 [ hEirLUos ]
2.
 あの日以来、俺はミスリル銃士隊の裏のメンバーとして扱われてる。もちろん、ミスリル銃士以外の銃士隊や、共和国軍
団、警備隊には俺の存在は知られていない。ミスリル銃士隊の中でも俺の存在を知ってるのはザイド師匠の他は隊長、俺を
捕らえたナジ、取り調べを興味津々でのぞいていたアヤメ、それだけだ。

 そんなある日、俺は南グスタベルクの海岸に来ていた。
 そこはフランシアの眠る墓所。
 墓園なら、他にも場所はあるんだけど、そこはフランシアの好きだった花がたくさん自生している場所だ。彼女はその場
所が好きで、よく来ていた。モグハウスに飾る花もここで摘めばいいのに、自生してる花を摘むのはかわいそうだっていっ
ていつも行きつけの花屋で買ってた。だけど、未だに花の名前は覚えられない。

533 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:53 [ hEirLUos ]
「にゅぅぅ。お花さんがいっぱい咲いてるのにゃ〜。きれいなのにゃ〜」
「ほんとだね・・・だけどこのあたりはゴブリンとかクゥダフとかでるから気をつけないと・・・」
「だいじょうぶにゃ! 危なくなったらサブリガ仮面さんが来てくれるにゃ〜」

 見れば少し離れた場所だが、幼い女の子が2人花を摘んでる。なんて平和な景色。
 あぁ、世界がこんな小さな平和で満たされれば、どんなに幸せなことだろう。

 ぐるるるるるる・・・・

「! ゴブリンが・・・」
「逃げるにゃ! 街まで走るにゃ〜」

 俺が近くにいながら! ゴブリンどもが近づいてくるのに気づかないとは!

「きゃっ」
「! 早く立ち上がるにゃ! 追いつかれるにゃ〜」

 一人の少女が足を絡ませて転倒する。その間にもゴブリンは間を詰め迫る。

534 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:55 [ hEirLUos ]
「ふぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっ!!!」

 間一髪。
 少女らを襲っていたゴブリンの側頭部に膝蹴りが入る。ゴブリンはすっ飛び、その場に転がった。
「大丈夫か!?」
「にゅぅ・・・あたしは大丈夫にゃ・・・あ、危にゃい!」
 怒り狂ったゴブリンが目を覚まし、手に持った剣で俺に斬りかかってきた。
・・・・よけられるか!? だめだ・・・間に合わない・・・

  ごっ

 鈍い音と衝撃。だが、俺は生きている。必殺の攻撃がはじかれたゴブリンは驚愕し、動きが止まっている。その一瞬を逃
さない。
 ナイフがゴブリンの喉を切り裂いて勝負はついた。

「さ、サブリガ仮面さんにゃ! 助けてくれたのにゃ〜」
「お、おい、苦しい、苦しいって」

 からん・・・

「なんにゃ?」
「これは・・・」

535 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:56 [ hEirLUos ]
 それは、フランシアの肖像と遺髪を納めたロケット。いつも一緒にいられるよう、サブリガに縫いつけておいたもの。表面
に大きな刀傷が付いていた。

「そうか・・・フランシアが助けてくれたのか・・・」
「そのお姉ちゃんはサブリガ仮面さんの彼女なのかにゃ?」
「・・・そう。恋人だった人なんだ。今は・・・そのお花畑の向こうで眠っているんだ」
「あ・・・ご、ごめんにゃさい・・・」
「はははは。気にしないで。さぁ、帰ろう。気を失ってる君の友達は俺がおぶっていこうか」
「ちょっと待ってほしいにゃ。おねえさんに、お花あげてくるにゃ〜」
「・・・ありがとう。きっとフランシアも喜んでくれるよ」

536 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:57 [ hEirLUos ]
3.
「サブリガ仮面さんとおそろいにゃ〜」
 ミスラの少女が戻ってきたとき、彼女は穿いていたパンツをかぶっていた。
「はははは。よく似合ってる。さあ、帰ろう。俺たちの街へ」
「はいにゃ〜」

 街の入り口に付いたのはもう日が暮れた頃だった。俺がおぶってきた少女も目が覚めた。
「あ、あれ!? わ、私!?」
「目が覚めたようだね。もう大丈夫。もうすぐバストゥークだよ」
「大丈夫かにゃ〜?」
「あ、あたし・・・ゴブリンに襲われて・・・あ、もう大丈夫ですからおろしてください」
「よし、じゃ、おろすよ」
「はい」
 そう言って降りて、俺の正面に立った彼女。俺とミスラの少女の姿を見た瞬間

「ありがとうござ・・・・」

 例の言葉を言いかけてまた気を失ってしまった。
 やはりまだショックが残っているのだろう。再びおぶって街にはいることにした。

537 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:58 [ hEirLUos ]
 そして、街に入った瞬間。
 街の警護隊の隊員が走ってきて捕らえられた。ミスラの少女の母親も呼び出されていた。
 俺を引き取りに来たナジが言う。
「おっさん、頼むからサブリガをかぶるときはぱんつを穿いておいてくれ。それとな、幼女が真似したんならやめさせて
くれ・・・文句言われる俺の身にもなってくれよ・・・」

〜〜〜私の絵をサブリガに縫いつけるのはやめてほしいなー〜〜〜

 遠くからフランシアの声がしたような気がした。

「だって他に縫いつけるところがないんだよ・・・」


−fin−

538 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/06/29(日) 21:59 [ hEirLUos ]
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい>子ミスラ大作戦の作者様
私の駄文につきあってもらったあげく、それを読んで調子に乗ってしまいました。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・

539 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/29(日) 22:25 [ 00Ei4SJ2 ]
死ぬほどワロタ

540 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 00:55 [ 0G1OzgVk ]
共演 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
    キタ━━ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!
    キタ━( ゚д゚)━(   ゚)━(д゚  )━( ゚д゚ )━!!!
激しくイィ!!!!!!!

541 名前: 1/3 投稿日: 2003/06/30(月) 02:05 [ 3vF5Tspo ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「宇宙の知恵を蓄えたー、天の塔に住んでいるー、
ちょーのーりょく、しょー・・・。」

にゅぅにゅぅ。
放課後、寄り道して港区にイッてみたケド、
サブリガ仮面には会えなかったのにゃ。残念なのにゃ・・・。

「ただいまにゃ・・。」
「おかえりニャ。」

「どうしたのニャ?元気ないニャ。」
「なんでもないのにゃ。」

「そうかニャ。じゃ、聞かないニャ。」

「あ、そうニャ!ママ、今晩お出掛けするから、
お留守番、お願いするのニャ。」
「にゃ?お出掛けなのにゃ?」

「そうニャ。族長のところで寄り合いがあるのニャ。
遅くなるけど、ひとりで大丈夫かニャ?」
「大丈夫なのにゃ。」

542 名前: 2/3 投稿日: 2003/06/30(月) 02:06 [ 3vF5Tspo ]
「そうかニャ。じゃあ、晩ごはん作っておいたから
適当にチンして食べるのニャ。」
「わかったにゃ。」

「ちゃんと残さず食べるのニャ。」
「う、わかってるのにゃ。」

「じゃ、ママ、着替えてくるニャ。」
「にゃ。」

にゅぅにゅぅ。
ママ、お出掛けなのにゃ。
てことは、今晩はアタシひとりなのにゃ。

「じゃ、ママ、お出掛けするけど、本当にひとりで大丈夫かニャ?」
「大丈夫にゃ。」

「ちゃんとごはん食べて、ちゃんとお風呂はいって、
ちゃんと夜更かししないで寝るのニャ。」
「う、わかってるのにゃ。心配しなくてイイのにゃ。」

「そうかニャ。でも、最近は色々と物騒だから心配なのニャ・・・。」
「大丈夫にゃ!心配しなくてイイのにゃ!」

543 名前: 3/3 投稿日: 2003/06/30(月) 02:07 [ 3vF5Tspo ]
「・・・妹とか、欲しいかニャ?」
「にゃ?!いきなりだから、びっくりしたのにゃ。
でも、なんで、そんなこと聞くのにゃ?」

「なんでもないニャ。忘れていいニャ。」
「にゃ?!あ、でも、妹がいたら、アタシ、お姉ちゃんなのにゃ。
お姉ちゃん・・・ちょっと、呼ばれてみたいのにゃ。」

「そうかニャ。じゃ、ママ、今日はがんばってみようかニャ・・・。」
「にゃ?なんのことにゃ?」

「なんでもないニャ。じゃ、イッてくるニャ。」
「はいにゃ。イッてらっしゃいなのにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
ママ、お出掛けなのにゃ。
これで、今晩はアタシひとりなのにゃ。
こっそりピーマン残しても、お風呂で泳いでも、
夜更かししても大丈夫にゃ!

「でも、ママ、変なことイッてたのにゃ。
なんで、いきなり妹なのかにゃ?」

「あと、いつもは種族装備なのに、
今日はスコピオハーネスだったのにゃ。なんでかにゃ?」

544 名前: 0/0 投稿日: 2003/06/30(月) 02:10 [ 3vF5Tspo ]
> 536
ぱんつ、はいてない!!
> 538
ありがとうございます。爆笑しました。

545 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 13:35 [ cX2uZ20M ]
>はははは。よく似合ってる

腹がよじれるほど笑いマスタ

546 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/30(月) 15:59 [ K77fbTmM ]
やっと試験が終わりました。別の意味でも終ry(略

というわけで、もう少しで続編をお届けします。気長にお待ちください。
キリト編が妄想爆発して全然まとまらねぇ…(汗)
ユダやエレナ、リュート、ガイバン等はもう少しお待ちを………(((((((((;´・ω・)コソコソ

547 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/30(月) 16:05 [ K77fbTmM ]
あ、あと、なるべく性格に地名を使いたいので色々と調べたいんですが、
どなたか地名に詳しい情報があるホームページ知りませんか?

548 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 16:09 [ MRUOrZ9k ]
地名って英語表記?

Lonely Vana'diel
ttp://www58.tok2.com/home/lonelyff/

じゃダメ?

549 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 16:17 [ 7NxkF2DE ]
>>541
(*´д`*)ハァハァ
続きキボン

550 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 18:33 [ odiJ95CQ ]
晴れたらいいねの続きがこないよ (´・ω・`)
いつか復活を願ってます。。

551 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 20:08 [ YUcJx3do ]
>>540
共演・・・ではないだろう。
第1話?の方で子ミスラ助けてるようだから多分そっちの方じゃない?

552 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/06/30(月) 22:21 [ AZ8EnXak ]
>>548 助かりますた。ありがとう!

553 名前: タルタル戦士は夢を見る 投稿日: 2003/07/01(火) 01:34 [ cFUrnjFg ]
第四十四話 消耗戦
―― ゲルスバ ――
雑兵のオークを沈め、辺りに危険がない事を確認する。
ヴァーリュスは後ろに身を隠している子供達に人差し指をくいっと曲げて合図する。
「ホラ、早く走れ。今なら通り抜けられんぜ」
子供達はホッとした顔でヴァーリュスの元へ駆け寄る。
「ありがとう。おじちゃん」
「…オイオイオイ、こんな若くてかっこいいお兄さんに対しておじちゃんかよ!」
「え〜。でもおじちゃんじゃない?」
「はぁ〜やれやれ。これだからガキってのは嫌だねぇ。まぁ、それよりかだ。
 ロンフォールまであと少しだ。さっさと走るぞ」
剣を収め、先に進もうとしたところで、それまで黙っていた一人の少年が口を開いた。
「ねぇ…さっきのお姉ちゃん。助けにいかなくていいの?」
…ティルトリアだ。
「ン…まぁ、大丈夫だ。心配するなよ」
「嘘だ…お兄ちゃん。本当は心配してるんだよね。助けに行きたいんだよね」
それにつられて他の子供達も声を上げる。
「そうだよ!おじちゃん!あの人のカレシなんでしょう?だったら助けにいかなきゃ!」
「…なぁ、いつの間にレウと俺は恋人になったんだ?」

554 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/07/01(火) 01:35 [ cFUrnjFg ]
ジルパケルパ!合わせるぞ!」
「おう!」
トッパは右手に剣を、左手の盾を顔面に構え、戦車に突撃する。
万が一火炎を正面に受けてしまった場合に目をやられるのを防ぐ為だ。
先ほどまて使用していた槍は戦車の装甲に不恰好に突き刺さっている。
戦車の装甲を貫いたはいいのだが、そのまま抜けなくなり捨てざるをえなかった。
トッパは戦車の側面へ回り込み、剣技を放つ。立て続けにジルパケルパが数発の拳を叩き込む。
レウも斧を構え、トッパ達の反対側から仕掛ける。
オットーはその隙にラキの元へ駆け寄った。
…そこで、彼女の状態を見て愕然とした。全身に酷い火傷を負っており、かつ腕や足が
あらぬ方向を向いている。装備している防具はところどころ砕け、その破片が肌を傷つけている。
(助けられるのか…)
折れた足と腕の骨を合わせて、しっかりと固定する。ラキの意識が無いのは不幸中の幸いである。
そしてありったけのマナをこめて、ケアルの詠唱を始めた。
「ラキ…死んじゃだめだ。…僕が必ず助けるから…!」

555 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/07/01(火) 01:38 [ cFUrnjFg ]
戦車の動きが鈍くなってきた。僅かではあるがダメージを与えられているようだ。
しかし、対するトッパ達は回復担当であるオットーがラキの回復に手を回しているため、
不利な状況に追い込まれている。
「まだ止まらないの!?」
装甲が破壊され、あちらこちらから火を噴いているのだが、しかしなおも戦車は一向に動きを止める気配が無い。
なおも放射される火炎によりじわじわとこちらのダメージが累積していく。直撃すればラキの二の舞となってしまう。
そうなるとこちらに勝ち目は無い。かといって迂闊に張り付きすぎると強烈な体当たりを貰ってしまう。
(このままじゃ…消耗していくだけ?…こんなところで…終わるの?)
「レウ!危ない!」
後ろからオットーの叫び声が聞こえる。直後に激痛が彼女の神経を支配する。
…迂闊だった。敵は戦車のみではない。背後からオークが忍び寄り、レウの背中に一太刀を浴びせた。
「痛っ…!」
致命傷には至らない。そのまま振り向いて、思い切り斧をオークの喉下に叩きつける。
パックリと開いた裂け目からどくどくと溢れる鮮血。そしてオークはその場に崩れ落ちた。
(もう駄目…なの!?)

556 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/07/01(火) 01:39 [ cFUrnjFg ]
「ラキ…目を覚ましてくれ…!」
オットーは必至でラキにケアルの詠唱を続ける。上位のケアルを立て続けにかけつづけるが、
一向に彼女は目を覚ます様子がない。
(まさか…そんな…)
考えてはいけない。あきらめてはいけない。が、しかし…表面上の傷や火傷は回復しているはずなのに、
折れた骨も再生しているはずなのに、ラキは目を覚まさない。
…やがて、オットーのマナが底を尽きた。
「…まさか…もう駄目なのか…」
オットーはラキの体を揺さぶる。
「起きて!…こんなところで終わりだなんて、そんなのないだろう!?」

557 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/07/01(火) 01:40 [ cFUrnjFg ]
かしゃり、かしゃり、…背後から何者かが近づいてくる。
オットーは一瞬、はっとしたが…冷静に、静かに腰の片手棍に手を添えた。
「ふ〜ん。どーもそのお穣ちゃん。危ないみたいさね」
(…え?)
予想外である。そこにはオークではなく、エルヴァーンの男が立っていた。
男はひざますいてラキの体に触れると、うんうん、と二、三度頷いて言った。
「大丈夫だな。目を開けないのは魂の方が休憩してるからさ。じきに回復するだろう」
「あ、あなたは…?」
男は剣を引き抜いた。そして戦車へとゆっくり向かっていく。
「自己紹介はおいといてっと、まずは、アレをどうにかせにゃあな」
レウが男の存在に気付いた。
「ヴァリュ!…あなたが!?」
「やれやれ、全くいわんこっちゃないなレウ。ぼろぼろじゃないの。…こーいう面倒な奴ぁよ。
 とっととやっちまおうぜ!?」


…ゲルスバの戦いは、いよいよ終局を迎えつつある。

                                続く

558 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 01:53 [ 6s6YxCXs ]
みんゴルやてたら
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

続きが気になって寝れないよ(;´Д⊂)

559 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/01(火) 02:03 [ HEi.Sp6I ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「それでね、昨日はスゴイ楽しかったのにゃ。」
「そうなんだ。すごいなぁ・・・。」

「にゃ?」
「私だったら、怖くて、ひとりでお留守番なんて、できないから・・・。」

「そうにゃ?」
「うん。とくに最近は色々と物騒だから、怖いの・・・。」

「にゃ・・・。そうにゃ!」
「え、なに?どうかしたの?」

「そんなときは、リンクシェルなのにゃ!
リンクシェルがあれば、いつでもお話できて、寂しくないのにゃ!」
「あ、そうだね。でも、リンクシェルは高いから、
おこづかいじゃ、買えないよね・・・。」

「大丈夫なのにゃ!」
「え、そうなの?」

560 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/01(火) 02:04 [ HEi.Sp6I ]
「アタシのママ、リンクパール、いっぱい持ってるのにゃ。
だから、すこし分けてもらって、それを使えばイイのにゃ!」
「あ、そうなんだ。それ、イイかもしれないね!」

にゅぅにゅぅ。
リンクシェルにゃ。
嗚呼、にゃんと冒険者らしい響きなのにゃ。
たまらないのにゃ!

「そうなんだ・・・。リンクパール・・・。
きっと、いろんな色があって、キラキラきれいなんだよね?」
「そうにゃ。」

「イイなぁ・・・。ね、ね、詳しく教えて!」
「にゃ!」

「あのね、昨日、ママのベッドで見つけたのにゃ。」
「あ、そうなんだ。」

「それでね、透明で、柔らかい筒に、
いっぱいリンクパールが詰まってたのにゃ。」
「あれ?そうなんだ・・・。」

「あとね、数珠みたいに、リンクパールが繋がってて、
棒みたいになってるのもあるのにゃ。」
「あ・・・。そうなんだ・・・。」

561 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/01(火) 02:05 [ HEi.Sp6I ]
「とにかく、いっぱいあって、みんな、キラキラきれいなのにゃ!」
「う・・・。たぶん、それ・・・リンクパールじゃ・・・ない・・・よ。」

「にゃ?!そうなのにゃ?じゃあ、なんなのにゃ?」
「え?!えと・・・、えと・・・、し、知らない!」

「にゃ?顔が紅いのにゃ?どうしたのにゃ?」
「なんでもないの!なんでもないから・・・。」

「なんでにゃ?なにか隠してるのにゃ?教えてなのにゃ!」
「あ、あのね・・・。知ってるケド、知らないの・・・。
でも、でも、興味は・・・ある・・・の。」

「それじゃ、よくわからないのにゃ。」
「だって、だって・・・。」

「じゃあ、今日、学校終わったら家に遊びにくるのにゃ。
それで、ふたりで一緒にリンクパールかどうか確かめるのにゃ!」
「・・・うん。」

にゅぅにゅぅ。
リンクパールじゃなかったら、なんなのかにゃ?
そういえば、へんな形の筒だったのにゃ。
あんな形は、初めて見たのにゃ。

562 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 02:33 [ .BEY70tc ]
・・・・・・・・・・・;;
にゃぅぅにゃぅぅ・・・・・
そういう落ちなのね・・・・・・;;
ほんとに同じ作者様でつか?(;´Д⊂

563 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 05:29 [ 5N4wLZI6 ]
本物のリンクパール製だったら大変な音が…
でもリンクパールって思ったより大きい気がしたけど。
あるいはそういう趣味だとか?

564 名前: 戦死44才痛風持ち 投稿日: 2003/07/01(火) 06:55 [ 1eBO4XWQ ]
ageとこ

565 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 08:57 [ 5GLtulV2 ]
ともかくだ。。
ラキが生きててヨカタ━━(゚∀゚)━━!!

566 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 09:18 [ g4rdgY1g ]
ジルパケルパとラキはサンドリアに残るかな?
ジルパケルパの修行もあるしね。
次のパーティー構成どうなるんだろ〜?

楽しみageじゃなくて、やっぱりsage

567 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 12:56 [ 5HzrDepE ]
話読んでる限りでは、
ジルパケルパはラキを守れなかった自分が許せなくて、
ナイトになるって感じかな。

いつも楽しみにしています。みなさん頑張ってください!

568 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 14:22 [ yPyb2cUo ]
好奇心旺盛なミスラタン(´Д`;)/|ァ/|ァ
耳年増(イイスギ?)なヒュムっ娘(´Д`;)/|ァ/|ァ

タノレ戦キターーーー(゜∀゜)ーーーーー!!!

ってことでこれからも作者さん達がんがってくだちい。

569 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/01(火) 16:58 [ g4rdgY1g ]
>>567
読んでる限りじゃなくて、
ジルパケルパはもともとナイトになりたくてサンドまできてる。
前スレで、ちゃんと
「アンタに頼みがあるんだ。俺、どうしてもナイトになりたいんだ!」
とあるしね。
まぁ、今回の件で尚更そう思ったんだろうね。

570 名前: 戦死44才痛風持ち 投稿日: 2003/07/01(火) 18:35 [ 1eBO4XWQ ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
が足りないから気づかなかった。

改めて・・・
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

571 名前: 567 投稿日: 2003/07/01(火) 20:05 [ 5HzrDepE ]
>>569
もっかい全部読み直してくる・゚・(つД`)・゚・

572 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:00 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十五話 振り返る時

―― サンドリア・居住区 ――

「ティルトリア!よかった!本当に無事でよかった!」
「…パパ…」
「さぁ、母さんも待ってる。早く家に帰ろう!」
「…うん」
やけに無口だなぁ、とトッパは思う。普通なら父親との再会を喜ぶもんなんじゃあないか?
いやいや、そこはサンドリアというお国柄かもしれない。この国じゃあ、こーいう子供も
珍しくないのかもしれないなぁ。…などとトッパは思いに耽る。
「よかったね、本当に…」
「だな、一件落着ってやつだ」
トッパ、オットー、そしてレウの三人は去っていく親子の姿を見つめていた。
ラキはすぐに医者の元へ運ばれ、ジルパケルパはつきっきりで看病すると言い張り
医者の反対を押し切り居座ってしまった。
「終わったんだね…何もかも」
「ええ、そうね。終わったのね…」

573 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/02(水) 02:01 [ tChImUZk ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ウインは広いにゃー、大きいにゃー。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達と一緒にクエストなのにゃ。
競売所の大将に頼まれたのにゃ。
クエストの内容は・・・。

「戻りましたにゃ!」
「あ、おかえりなさい。」

「あ、お客さんが来たから、ちょっと待っててね。」
「はいにゃ。」

「はい、ありがとうございます。こちらは競売所宅配サービスです。」
「はい、かしこまりました。○○さんへのお届けですね?」
「はい、ありがとうございます。またのご利用をお願いします。」

「えと、あ、じゃあ、今度はこの荷物を
○○さんのモグハウスまで届けて欲しいの。」
「おKにゃ。」

にゅぅにゅぅ。
アタシは配達担当、友達は受付担当なのにゃ。

574 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:01 [ cFUrnjFg ]
―― ゲルスバ ――

「お前達!邪魔だ!どいてろ!」
ヴァーリュスが叫ぶ。トッパ達が離脱するのを確認した後、彼は即座に魔法の詠唱を始めた。
周囲の気温が急激に下がる。氷結の魔法、ブリザドが発動したのだ。
高温の火炎を放っていた戦車の装甲が一瞬にして氷に覆われた。
(なんなんだ…!?アイツ…強い!)
その強大な力を前にして、ジルパケルパは愕然とした。勿論、側で見ていたトッパも同様であろう。
「こーいう奴は!…いくら殴っても駄目なんだよ!」
ヴァーリュスは合間無しに次なる魔法の詠唱を始めた。
戦車の周りに黒い時空の歪のような何かが発生する。
オットーはその魔法が何かを知っていた。魔力を用いて重力場を作り出し相手の動きを鈍らせる
事ができる魔法だ。
「ハハッ!いつまでも機械に頼ってるから進歩しねーんだよ!お前達はなぁ!」
彼が最後に用いたのは魔法ではなく、剣だった。
がくがくと震えながら向かってくる戦車に対して、一閃の突きを放つ。

575 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:03 [ cFUrnjFg ]
時間が止まったかのように思えた。その男が現れてからほんの数十秒の出来事だった。
トッパ達があれほどまでに苦戦した戦車が、音を立てることなく鎮座している。
「…ジ、エーンドってか?」
ヴァーリュスは満足げな笑みを浮かべ、戦車から離れた。
「ほら、とっとと出てこいよ。どの道お前に逃げ道はねーんだからな?」
すると、戦車の内部から、ガン、と鉄板を殴り上げるような音が聞こえてくる。
そして、残骸となった戦車の上にオークが姿を現した。

「おのれ…ヴァーリュスめ…我々を裏切ったか…」
「…覚悟はいいかい?」

ほんの数秒後。そのオークはヴァーリュスの剣により息の根を止められた。

576 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:05 [ cFUrnjFg ]
ロンフォールの森が見えてきたところで、ヴァーリュスが立ち止まる。
「どうしたの?ヴァリュ?」
ヴァーリュスは辺りをちらちらと見回しながら怪訝そうな顔をしている。
「ん…悪いが、あんたとはここでお別れだな」
「…どういうこと?」
「聞いたろ?…さっきのオークの言葉。色々あってな、俺はサンドリアにゃ帰れない身なんだよ」
”我々を裏切った”確かにオークはそう言っていた。気のせいかとは思ったが、
やはりどうやらそれはヴァーリュスにとって何らかの意味がある言葉のようだ。
「やっぱり…裏切ったって…お前、オークの仲間なのか!?」
ジルパケルパが身構える。

577 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:06 [ cFUrnjFg ]
「やめて、ジルパケルパ!彼はそんな人じゃないわ」
「ん…まぁ、なんだ。人には色々思う所があるってことさぁね。…だから、あんた達とは
 ここでお別れってわけ」
「そんな…折角再会できたのに…」
「それじゃぁな、まぁ、もしお互い運悪く生き残ってりゃまた何処かで会えるってね!」
ヴァーリュスは去り際に一言。
「ああ、そうだ。あんたな、もーすこしおしとやかにした方がいーんじゃねぇの?
 気の強い女は売れ残っちまうぜ?」
走り行く昔の友人の背中を見つめながら、レウは思った。
(ヴァリュ…私にはレウって名前があるって…言ったじゃない…ヴァリュ…!)

578 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:07 [ cFUrnjFg ]
「やれやれ、趣味が悪いことで…いるんだろ?さっさと姿を見せろや」
突如、空間が捻じ曲がり…そこには一人の頭に奇妙な模様の描かれた布を被ったオークが姿を現した。
「グッグッグ…我々を裏切るとはどういうつもりだ。ヴァーリュスよ?」
「どーもこーもねぇよ。ガキに手を出すなんて俺ぁ聞いてないぜ?」
「グッグ…貴様は我々にサンドリアの情報を売るだけでいい、こちらのやり方には
 関与する必要はないはずだ」
「チ…クソッタレが…んで、どーするの?」
「愚かなり、ヴァーリュス。黙って我々の言う事を聞いていればいい思いができたものを…」
オークは手にした杖を構え、戦闘態勢に入る。
「…まぁ、お陰様でお袋の病気も治りそうだしな、死に土産に礼くらい言っといてやるよ」
「グッグッグ…未熟者が…我にかなうと思っているのか…?」
「やってみなくちゃな、何もわかんねぇだろ?」

579 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:08 [ cFUrnjFg ]

(レウ…あの最後の日な…あの後俺はすごく後悔したよ)

「うおぉぉぉ!」
「グッグ…甘いぞ…未熟者め…」
力の差は歴然としていた。あの”戦車”を一瞬で沈めたヴァーリュスがまるで
赤子の手を捻るかのように扱われている。
「本当の魔法とは…こういうものだ…グッグ…」
オークの強力な火炎の魔法がヴァーリュスの全身を包む。
「うぁぁぁ!」
立ち上がろうと、よろめいているヴァーリュスの前にオークが迫る。
そして、手にした杖をヴァーリュスの右足に振り下ろす!
「がはっ!」
「ググ…今の感覚…骨をやられたようだな…グッグッグ…」
…マナも尽きた。そして、どうやら魔道士の癖に武器の扱いもなかなかのようであり…
「ちくしょ…てめぇ…ゆるさねえから…なっ…!」

580 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:10 [ cFUrnjFg ]
(本当はあんな事いうつもりじゃなかったんだ。本当に俺が言いたかったのは…)

「とっておきの技、見せてやんよ!」
ヴァーリュスは叫ぶと同時に盾を投げ捨てた!
「グッグッグ…血迷ったか!」
オークの杖がヴァーリュスの水月に叩き込まれる…が!
「な…なんだと!?」
ヴァーリュスの左手には、なんと短剣が輝いていた!彼の右手には片手剣、そして左手には短剣が装備されているのである!
「見せてやる…二刀流!」
「そんな…子供騙しなぞ!」
立て続けにオークの杖がヴァーリュスに向かって振り下ろされるが、左手の短剣が全てそれを受け流す。
「左で身を守りっ…!右で…後は…分かるな!?」
最後の力を振り絞り突き刺した剣が、オークの腹部を貫通する!
「そしてぇ!最後は…宿れ!魔力!」
ヴァーリュスの全身が発光している。魔力が剣を通してオークの体内で爆発する!
「グオ…グオオオオオオ!」

581 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:13 [ cFUrnjFg ]
どちらが先に倒れるか…一か八かの賭けだった。
力尽き物言わぬ肉塊と化したオークはぐしゃりと地面に倒れた。
「へ…へ…ざまぁ…みやが…れ」
しかし、勝者であるヴァーリュスも全ての力を使い果たし…



(だから…後悔しないように、今度こそちゃんと言おうと思うんだ)



(レウ…俺な、お前のことが…好きだ…)

                                  続く

582 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/02(水) 02:20 [ tChImUZk ]
「イッてきますにゃ!」
「うん。気をつけてね。」

/emote 達 急 動 にゃ〜ん!

「戻りましたにゃ!」
「あ、おかえりなさい。速かったね。」

「あ、大将がね、一段落ついたから、一緒に休憩してイイって。」
「そうにゃ?じゃあ、あっちの木陰で一緒にお休みするにゃ。」
「うん。そうしよっか。」

「ふにゃー。このクエスト、結構、疲れるのにゃ。」
「くすくす。お疲れさま。」

「あ、でも、他の人より、配達するの速いよね?
急いで配達してるから、疲れやすいのかな?
もう少し、ゆっくり配達してみたら?」
「そうにゃ?速いかにゃ?にゃ・・・。」

583 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/02(水) 02:22 [ tChImUZk ]
にゅぅにゅぅ。
実は、速さには秘密があるのにゃ・・・。
アタシ、モグハウスから、モグハウスへの抜け道を知っているのにゃ。
これはアタシだけの秘密なのにゃ。

「でもにゃ・・・。
やっぱり、荷物は速く届いた方が、みんな嬉しいと思うのにゃ。
だから、できるかぎり速く届けたいのにゃ。」
「あ、そっか。そうだね・・・。
でも、だからって無理しちゃダメだよ。」
「にゃ。わかってるにゃ。」

「にゃ!じゃあ、クエスト、もうひとガンバですにゃ!」
「うん!ガンバだね。
あ、でも、やっぱり、これってクエストじゃなくて、
アルバイトみたいだよね・・・。」
「そ、そうかもしれないにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
実は、クエストでもバイトでも、どっちでもイイのにゃ。
友達と一緒だから、なんでも楽しくヤレるのにゃ。

「こんにちは、赤猫トマトですにゃ!
荷物を配達に参上ですにゃ!」

584 名前: 0/0 投稿日: 2003/07/02(水) 02:23 [ tChImUZk ]
マタ、ヤッテシマイマシタ・・・

割り込み、ごめんなさい

585 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 02:33 [ 6s6YxCXs ]
みごとな割り込みにクスリと笑ってしまいましたw
とりあえず

    キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

586 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 04:10 [ 7XwZjjy. ]
誰か死ぬとは思っていたけど・・・・せつね
ナイトAFを思いだしますた。
ヴァリュは赤/忍かw

587 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 08:06 [ Bxi1AH/g ]
タル戦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

うぅ・・・クレイをオモイダシチャターヨ:(;´Д⊂

588 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 08:14 [ MRUOrZ9k ]
ビックリマソ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

タル戦・・・せつないねぇ

589 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 09:00 [ g4rdgY1g ]
タル戦、あ〜んどミスラ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
さぁ、レウの心にヴァリュというライバル出現しました。
オットーいいところナシ、ガンバ
さすがにageるところかな…下がりすぎ

590 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 16:48 [ IfoFAMi2 ]
(;´ω`)=3ヤレヤレダゼ

591 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 20:37 [ i4Zvemh2 ]
>415さん
 >242さんの所を読んでみるべし
 あちらに発表の場を変えた作者さんがおられます

 続きがアップされない作品が幾つかあるのが残念です
 でも、待ってますから続きがアップされるのを信じて待ってますから
 作者さん達頑張って〜〜

592 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/02(水) 21:21 [ auVwklDg ]
>>591 ならびに >>415

すんません、また移動しますた……。

593 名前: 591(前スレ317) 投稿日: 2003/07/02(水) 22:33 [ i4Zvemh2 ]
前向きな展開なので無問題!
頑張って〜〜〜!

594 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/03(木) 01:28 [ cFUrnjFg ]
test

595 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/03(木) 01:29 [ cFUrnjFg ]
IDが変わらない・・・?(´・ω・`)?

596 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/03(木) 02:13 [ Y5jthzkU ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ふにゃ・・・。」

「も、もう、ダメ・・・にゃ・・・。」

「あ、つ・・・い・・・にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
もう、ダメなのにゃ。
アタマの中が、真っ白になっちゃうのにゃ。
このままじゃ、アタシ、おかしくなっちゃうのにゃ。

「先生、もう、我慢できないですにゃ!」
「あら?どうかしましたか?」

「先生、熱波ですにゃ!スゴク、暑いですにゃ!」
「あらら。そういえば、そうですね。」

597 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/03(木) 02:15 [ Y5jthzkU ]
「先生、暑くて、今日はもう勉強なんて、できないですにゃ。
だから、補習はまた今度にして欲しいですにゃ・・・。」
「そうですね・・・。
でもね、誰かさん、ひとりだけなんですよ、テストで零点だったの。
先生、悲しかったな・・・。
だから、ちゃんと補習しましょうね。
先生、頑張っちゃいます。
今日中に、補習、終わらせちゃいましょうね。」

「うにゃ。でも、えと、その、にゃ。
にゃ?そういえば、先生は暑くないのですかにゃ?」
「はい、そうですね。
先生、アイススパイクかけてるから、暑くないですよ。」

あ、あいすすぱいくにゃ?!

「にゃー!先生、ズルイですにゃー!」
「あら?そうかしら?」

「ズルイです、ズルイです、ズルイですにゃー!」
「はい、はい。心頭滅却すれば、火もまた涼しくなりますよ。
若いうちは何事も、我慢が大事ですよ。」

598 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/03(木) 02:16 [ Y5jthzkU ]
「にゃー!ムリですにゃー!
新党メッ殺しても、涼しくならないですにゃ!
我慢できないですにゃー!
先生みたいに、若くなくてイイから、涼しくなりたいですにゃ!」

「先生・・・若・く・な・い?!」

「にゃ!あ、いえ、えと、先生が、年配という意味ではにゃくて・・・。」
「先生・・・年・配?!」

「にゃ、にゃ、にゃ!いえ、いえ、えと、えと、にゃ。
先生が、いつまでも独身という意味でもにゃいというか、
にゃんというか・・・にゃ・・・。」

「水でもかぶって、反省しなさい!」

う、うぉーたにゃ?!

「口は災いの元ですよ!」
「はいにゃ。ごめんにゃさい・・・。」

にゅぅにゅぅ。
先生、少しダケ、涼しくなりましたにゃ。
でも、風邪ひきそうですにゃ。
くしゅん。

599 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/03(木) 09:04 [ yXW.0kiA ]
>新党メッ殺

ハゲワロタ(・∀・)

600 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/03(木) 21:30 [ oS2OQIsY ]
ななしの話、来ないかなぁ
ひそかにヒュム戦士ツボりますた(*´д`*)

下がりすぎなのでage

601 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/03(木) 22:50 [ wBsw9CsM ]
601ゲト。



【騎士を目指す愛弟子に送る旅の手記】

序(1/2)

私の愛弟子(まなでし)よ。
君は息災だろうか。
いや、問うまでも無いだろう。
南から吹き付ける風が、君の想いを私に運んでくれる。
タロンギ峡谷を縫うように走り抜ける風が私のチョコボの羽毛を散らし、
走るより早く更に更に、遠くへ遠くへと。
風の精霊が宿った羽毛は私をいざなう。遠い大地へと。
私の名はクロヴィス。
騎士として盾をかざし、騎士ならざる行いを恥じて旅に出た男。
偉大な先人、グィンハム・アイアンハートを追い続ける冒険者。
そして。
一人のタルタルの弟子に、騎士の誓いを、誇りを託したエルヴァーン。

602 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/03(木) 22:51 [ wBsw9CsM ]
序(2/2)

私の愛弟子よ。
君に伝えたいことができたのだ。
私の旅に、一人の道連れが出来た。
私は、彼を故郷に送り届けなければならない。
知られざる秘境の地へ、野生の息づくエルシモ島へと。
私は、あの御婦人との約束のため、彼を故郷に送り届けなければならない。
ミル・シャナオの息子、ロン・シャナオを。────ミスラの少年を。
私は彼を、ミスラ族の村、カザムへと送り届けねばならない。
我が剣にかけて、我が名クロヴィスにかけて。騎士の誇りにかけて。
そして。
君と私との、誓いにかけて。

─そのうち続く─

『空に奏でる君の歌』の作者さんに触発されたので
【私】編は置いといて、クロヴィス編を先に書いてみたりします。

603 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/04(金) 00:16 [ bJC7nAUI ]
師父キタ━━(゜∀゜)━━!!

でも、マターリsage

604 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/04(金) 00:26 [ MAPU83pc ]
管理サイトにコルク編の続編うpしました〜
感想等をぜひお聞かせください(・ω・)

605 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/04(金) 02:09 [ 1Ps1uR8Y ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「にゃ、にゃ?おにいさん、お花、如何ですかにゃ?」
「あ、えと、その・・・。お花、買って下さい!」

にゅぅにゅぅ。
今日も友達と一緒にクエストなのにゃ。
花屋さんのお手伝いなのにゃ。

「おにいさん、お花、プレゼントにどうですかにゃ?」
「えと、えと、今はライラックが人気です・・・。
あ、毎度、ありがとうございます!」

「やったにゃ!おにいさん、お買い上げなのにゃ!」
「うん!お花、売れたね。」

「にゃ。やっぱり、プレゼントなのかにゃ?」
「うん、そうみたい。」

「素敵なのにゃ。アタシもお花のプレゼント、欲しいのにゃ。」
「そうだね。私も欲しいなぁ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
にゃ?なんだか今日のアタシ、乙女チックなのにゃ。
でも、まあ、イイのにゃ。

606 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/04(金) 02:11 [ 1Ps1uR8Y ]
「にゃー!やっと終わったのにゃー!」
「ふぅ。終わったね、おつかれさま。」

「今日はクエスト、大成功なのにゃ!
あと、売れ残りのお花、貰えたのにゃ。」
「うん。今日は楽しかったね。
綺麗なお花、貰えたし、言う事なしだね。」

にゅぅにゅぅ。
ちょっと違う気もするけど、お花のプレゼント、貰えたのにゃ。
嬉しいにゃ。

「あにゃ?」
「え?どうかした?」

「あそこ、泣いてる子がいるのにゃ。」
「あ、本当・・・。迷子・・・かな?」

たったった。てってって。

「にゃ?どうしたのにゃ?なんで、泣いているのにゃ?」
「ね?一人なのかな?おとうさん、おかあさんは?」

「にゃ・・・。泣いてちゃ、わからないのにゃ・・・。」
「うん・・・。そうだね・・・。」

「そうにゃ!」
「え?なに?」

「はいにゃ!お花、プレゼントなのにゃ!」
「あ、そうだね・・・。はい。泣かないで・・・ね・・・。」

607 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/04(金) 02:13 [ 1Ps1uR8Y ]
にゅぅにゅぅ。
お花、綺麗なのにゃ。
見てるとなんだか幸せな気分になるのにゃ。
お花には涙を止める魔法がかかっているのかもしれないにゃ。

「おかあさん、見付かって良かったのにゃ。」
「うん、良かったね。」

「にゃー。今日は大変な一日だったのにゃー。」
「そうだね。クエスト・・・アルバイトかな?
大変だったね。でも、楽しかった。」

「でも、最後のは、絶対、クエストなのにゃ。」
「あ、そうかも。」

「にゃ。」
「くすくす。」

にゅぅにゅぅ。
このアタシには『夢』があるのにゃ!

「もうスグなのにゃ!」
「そうだね。もうスグだね!」

608 名前: 空に奏でるの人 投稿日: 2003/07/04(金) 07:29 [ ZjfCy1yo ]
ぎゃああ
師父様キタ━━ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!!

おかえりなさい〜嬉しいですよう・゚・(ノД`)・゚・
楽しみが増えたーー!


余りに嬉しかったので名乗り上げてしまった。失礼。

609 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/04(金) 07:31 [ ZjfCy1yo ]
>593
重ね重ねありがとう。貴方は本当に恩人でつ。初心思い出したyp

610 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/04(金) 08:54 [ MRUOrZ9k ]
短編読みきりだとばかり思っていた「ミスラ譚!」に
バックボーンストーリーの複線キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

611 名前: 戦死45才痛風持ち 投稿日: 2003/07/04(金) 20:24 [ 1eBO4XWQ ]
あげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

612 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/05(土) 02:05 [ cTHEswPY ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ちゅう、ちゅう、たこ、かい、にゃ・・・。」
「ちゅう、ちゅう、たこ、かい、にゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
このアタシには『夢』があるのにゃ!
正確には、アタシ達の『夢』なのにゃ。
その『夢』が、もうすぐ、叶うのにゃ。

「にゃ!もうスグなのにゃ!」

「ニャ。まだ起きてるのかニャ?」
「あ、ママ、もう寝ますにゃ。」

「そうかニャ。そういえば、クエスト、頑張ってるそうニャ?」
「うにゃ。クエスト、頑張ってるのにゃ。
宅配・・・お花屋さん・・・とにかく、色々、頑張ってるのにゃ。
だから、もうすぐ、リンクシェルが買えるのにゃ!」

613 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/05(土) 02:06 [ cTHEswPY ]
「そうかニャ・・・。」
「にゃ?」

「ママも、そうだったのニャ。」
「にゃにゃ?」

「ママも、初めてリンクシェルを買ったときは、そうだったのにゃ。」
「にゃ?そうなのにゃ?」

「ママも、クエスト、頑張って、こつこつ貯めたのニャ。
友達と同じ夢に向かって、クエスト、頑張ったのニャ。
友達と一緒だったから、頑張れたのニャ。楽しかったのニャ。」
「そうなのにゃ?知らなかったのにゃ。」

「そのリンクシェルは、いまでも、ママの宝物なのニャ。
そのリンクシェルを付けると、ママと友達の想いが、溢れてくるのニャ。」
「にゃ!スゴイにゃ!」

614 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/05(土) 02:07 [ cTHEswPY ]
「クエスト、頑張ってるのにゃ?
だったら、貴方・・・いニャ、
貴方達のリンクシェルは、きっと素敵なリンクシェルになるのニャ。
クエスト、大変かもしれないけど、それは素敵な想いに変わるのニャ。
だから、あきらめないで、頑張るのニャ。」
「はいにゃ!」

「そうニャ。これまでのこと、いまのこと、これからのこと、
リンクシェルで、一杯、お話すると良いのニャ。
そうすれば、貴方達のリンクシェルも、きっと素敵な宝物になるのニャ。
宝物、大事にするのニャ。」
「わかったにゃ!」

「だから、もう、ママのリンクパール、
あれは、ママの宝物だから、悪戯しちゃダメなのニャ!」
「う、はいにゃ・・・。」

「今度は、おしおき、あんなものじゃ、済まさないのニャ!」
「はいにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
そうだったのにゃ。
まえにママのリンクパール、イジってて、こっぴどく怒られたのにゃ。
おしりペンペンは、もう、勘弁なのにゃ・・・。

615 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 03:42 [ L.aY2/So ]
パールは息子に付けるモノ

616 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 06:20 [ HltnFJEU ]
落ちすぎだよっ!
age!age!age!!
ごめん、寝てなくてテンシュン高め〜(゜▽゜)

617 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 06:21 [ HltnFJEU ]
テンシュン→テンション・゚・(ノД`)・゚・

618 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 06:55 [ 9UyC5PI. ]
ごめんなさい、ごめんなさいm(_ _)m
また〜り系目指して書いてるうちに方向を間違えてしまいました。
先に謝っときます。
ほんっとうにごめんなさい。

と、いうわけで

619 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 06:56 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の1 −タル白の休日−

夕暮れの近い広場。
中央には噴水。
取り囲むように作られた花壇の縁に、タルタルがチョコンと座ってる。
それは、いつものチュニック姿のタル白。

今日はパーティーはお休みの日だからみんなはいない。
タル白一人、座ってる。
もうほとんどのパーティーが上がりの時間帯だから、白魔導師を誘いに来る者はいない。
小さな姿を視界に入れても、話しかけてはこない。
ある者はゆっくりと。ある者はいそがしく。皆それぞれに、それぞれの方向へと流れてく。
タル白は、それをただ眺めてる。
戯けるでなく、笑うでなく。
だだ、眺めてる。
 
誰か待ってるようで、待ってない。
誰か来たらうれしいけど、誰も来なくても悲しくはない。
行き交う人々を、なんとなく眺めて、なんとなく座ってる。
花壇の端にお尻をのせて、短い足をぶらぶらさせて、タル白が座ってる。
笑ってるような、泣いてるような、静かな表情で。

620 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 06:58 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の2 −タル黒ちゃん−

人の流れをすり抜けて、走ってくる小さな影がある。
息をきらせて走ってきたのはタル黒。
胸には紙袋を抱えてる。
「あ、タル黒ちゃーん!」
気付いて両手を振るタル白。
表情が、いっぺんに笑顔に変わる。
「白ちゃーん!」
振り返すタル黒。
と、はずみで紙袋を抱えた手がすべる。
「あっ」
あわてて、落ちていく紙袋を捕まえようと身をかがめるタル黒。
でも、足が急には止まってくれない。
バランスを崩し、
ゴロン
見事に前回りしてしまう。
ゴロゴロゴロ…。
丸まっこい身体は回り出すと止まりにくい。
何度も前回りを繰り返し、気がつけば目の前は空。
「んやゃ〜?」
雲がうょ〜んと回ってる。
いや、回ってるのはタル黒の目。
「だいじょうぶー?」
あわててタル白が走ってくる。

621 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:00 [ 9UyC5PI. ]
「だいじょうぶぅ」
ちょとふらつきながらも、立ち上がるタル黒。
紙袋はしっかりと抱えてる。
「白ちゃん、ここにいるとおもったよ」
にっこりと笑むタル黒。
「うん」
微笑み返すタル白。
「?それなぁに?」
紙袋を指さす。
「ないしょ!」
「むー」
プクッと頬を膨らますタル白。
「すわろ」
タル白の手を引いてベンチへと向かうタル黒。
ベンチは各種族用サイズが用意されてる。
タルタル用のベンチは、ちょうどいいけど眺めが悪い。
ガルカ用のベンチは、ちょっと高すぎて登り降りがめんどう。
エルヴァーン用は……この町じゃヒューム用と共用になってて、無い。
で、
「ヨイショ、ヨイショ」
二人してヒューム用のベンチへ登る。
タル黒は、紙袋があるので苦労してたけど、それでも登りきった。
隣のガルカ用ベンチが邪魔だけと、やっぱりヒューム用がいい。
と、ガサガサと紙袋の口を開くタル黒。
「?」
のぞき込むタル白。
香ばしい匂いがする。
「はい」
タル黒が取り出したのはタルタルの拳ぐらいの大きさのパンだった。

622 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:03 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の3 −パン−

「いいの?」
受け取るタル白。
薄茶色でふわふわ。少し温かいのは…。
「やきたて♪」
にっこりと笑むタル黒。
「白ちゃんとたべたかったの」
自分の分も取り出す。
「ありがとー」
うれしそうなタル白。
パクッ♪
どちらからともなくタイミングを合わせて、二人同時にパンへ噛みつく。
そして、
「「おいしいー」」
喜びの声もまた、二人同時。
互いの顔を見合って、笑みがこぼれる。
バターと蜂蜜がたっぷり練り込んであるのにふんわりとして食感が軽い。
一個を、あっという間に食べてしまう。
「まだあるよー」
次を差し出すタル黒。
受け取るタル白。
こんどのパンは、さっきと同じぐらいの大きさだけど、すこし重い。
「これね、すこしめずらしいパン」
「?」
どんなのかなと味を期待して、
あ〜ん‥パクッ♪
やっぱり二人がそろう。
「「おいしいー」」
喜びの声もまたまた、二人同時。

623 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:05 [ 9UyC5PI. ]
「これなにー?」
もぎゅもぎゅしながらパンを見るタル白。
薄茶のパンの真ん中に、黒いつぶのかたまりが詰まってる。
さっきのパンのようにバターや蜂蜜は入ってないけど、とてもあま〜い。
「アンコっていうの。おマメさんのジャム」
「ふーん」
「うみのむこうの、ひがしのくにのジャムなの」
「とおいねー」
感心するタル白。
半分ほども食べて、
「あした、これもってこうか?」
とタル白。
「おやつ?」
「うん、きっとみんなよろこぶとおもう」
「そうね」
うなずくタル黒。
「あしたのおやつー」
「きまりー!」
手を空へ向けて突き上げるタル黒。

624 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:07 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の4 −ガルさんの料理−

「!、そういえば、あしたガルさんもおひるごはんもってくるって」
と思い出したようにタル白。
「?」
「おひるに、もりにいったの。そしたらガルさんがいてね、おおきなふくろ、もってたの」
両手で空中に丸を描くタル白。
「いつもの?」
「もっともっとおおきいの」
うーんと両手を伸ばし、精一杯大きな丸を描く。
「なにはいってるのってきいたら、キノコだって」
「キノコ?」
首をかしげるタル黒。
この辺りはまだキノコの季節じゃない。
「いっぱいとれたっていうから、すこしちょうだいっていったの。でも、だめだって」
「ガルさん、ひどーい」
「キノコで、ガルカのきょうどりょうりつくるんだって」

625 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:08 [ 9UyC5PI. ]
「…」
ガルカの郷土料理という言葉に、なんだかせっかく忘れてる嫌な記憶がよみがえってきそうな気がするタル黒。
プルプルプル。
慌てて頭を振ってそれを振り飛ばす。
「じょうずにできたら、あしたもってくるから、みんなでたべようって」
言ってるタル白もあまりうれしそうじゃない。
「…」
「あ、でも、キノコだから、だいじょうぶ…かなぁ…」
「「……」」
二人して考え込んでしまう。

626 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:10 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の5 −動員−

「あれ?」
いつのまにか、回りが騒がしい。
何かあったんだろうか、冒険者達が緊張した表情で門の方へと移動していく。
「ああ、いたいた。二人とも探したよ!」
声の方を見ると、ヒュム戦が走ってくる。
その後ろにミスラとエル騎士もいる。
三人とも、休みの筈なのに完全装備だ。
「「?」」
「今から出られるかな」
なんだか急いているヒュム戦。
「どうしたのー」
「とりがきたの?」
「いや、人捜しだ」
抱えるようにして、タル白タル黒をベンチから下ろしてあげるヒュム戦。
「ゆくえふめー?」
「まいごー?」
「明日の催しに参加する吟遊詩人達がまだ着かないんだよ。隣町は朝に出てるから昼過ぎには着いている筈なんだけど。迷ったのか、それとも…」
「…」
顔を見合わせるタル白タル黒。

627 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:11 [ 9UyC5PI. ]
「とにかく、迷ったのなら日が落ちるまでに探し出さないといけないから動員がかかったんだ。手空きはみんな出るから、頼むよ」
「「うん!」」
力強く頷くタル白タル黒。
「?ガルさんは?」
見回すタル白。
ガル戦の姿がどこにも無い。
「大切な用事があるらしい」
とエル騎士。
「…」
キノコの料理だ、と気付いても知らないフリするタル白タル黒。
「準備してきてくれる?」
とヒュム戦。
「「うん」」
 ダッと走り出すタル白タル黒。
「先に門に行ってるよ!」
「「はーい!」」
 タル白タル黒はそれぞれのモグハウスへ一目散に向かう。
『行方不明の吟遊詩人は、タルタルばかり八人のアライアンス。まだ一人も見つかっていない!暗くなれば尚見つけにくくなる。準備の出来たパーティーから出てくれ!』
 二人の背を追うように、通りを走り抜ける伝令の声が響いた。

628 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:15 [ 9UyC5PI. ]
「名無しの話し」の6の…… −通販コーナー−

今日もヴァナ名産品通販コーナーのお時間がやって参りました。
毎回大勢の奥様方に喜んでいただける商品を、納得の品質と価格で御提供いたしておりますこのコーナー。
(ザワザワ)
さて今回は、大好評を頂きました「闇の魔王秘伝の味シリーズ」より
第三弾「転生直後の若ガルカの軟らかい尾の身だけを使った、最高級ガルカンソーセージ」
第四弾「緑の国で元気に健康に育った子ミスラを使った、超特選ミスラの串焼き」
を今回限りの特別限定セットでお届けいたします。
(ワァ〜!)

629 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:16 [ 9UyC5PI. ]
冒険者の戦力向上が甚だしく、新鮮な材料入手の難しくなりつつある今、今だからこその特別限定セットでございます。
味・品質・ボリュームとも、他では絶対に真似の出来ない逸品の、気になるお値段はなんと獣人銀貨十枚!
(キャ〜!)
さらに今回限り、「ガルカの里の味シリーズ」より、昨日仕入れたばかりの新鮮な材料を使用した名品「キノコ風」をさらにセット。
(エ〜!)
それでもお値段は変わらず、獣人銀貨十枚。獣人銀貨十枚でございます!!
(ワァ〜!)
ただ残念な事に、先に申しました通り新鮮な材料の確保が大変難しく、まことに申し訳ありませんが限定八セットとさせていただきます。
(エェ〜?)
「秘伝の味シリーズ、第三弾・第四弾」+「ガルカの里の味シリーズ、キノコ風」特別限定セット。お値段は獣人銀貨十枚で、ただいまより受付致します!!
(キャ〜!!)
お申し込みは、お早くどうぞ!!………………………クポ

630 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/05(土) 07:22 [ 9UyC5PI. ]
ごめんなさい、ごめんなさいm(_ _)m
けっして途中でお腹が空いたわけではありません。
普段からタル詩人が美味しそうと思ってたりしてません。
一囓りしてみたいなんて考えた事もありません。
椎茸の天ぷらに顔書いたり絶対にしてません。
小カブの漬物を「マンドラタン漬け」なんて呼んでません。

と…真面目なお詫びを。
長いのにバラバラで読みづらいと思います。
こんな狭くなってたとは…。
皆さん本当に、ごめんなさい…m(_ _)m

631 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 08:34 [ xkNgDflw ]
名無しの話さん!!
待ってたよ〜(ρ_;)

632 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/05(土) 12:31 [ DzQaXTtc ]
名無しの話age(・∀・)

633 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 13:35 [ Sn2wj4ug ]
名無し話結構好き











生生しいから,樽樽食べないで )´・ω・`)

634 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/05(土) 17:01 [ odiJ95CQ ]
下がってきたのでage

635 名前: 戦死45才痛風持ち 投稿日: 2003/07/05(土) 19:30 [ 1eBO4XWQ ]
いいねぇ、名無しの話はおもろいw

神降臨期待age

636 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/06(日) 02:01 [ hlHNsNYQ ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「こほん。それでは、第13回リンクシェル名称決定会議を始めます。」
「にゃ。」

「前回同様、議長は私が勤めさせて頂きます。」
「にゃ。」

「それでは、リンクシェル名称案をお持ちの方は、挙手、お願いします。」
「はいにゃ!」

「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『サブリガ仮面ファンクラブ』が良いと思いますにゃ。」

「・・・。他に、名称案をお持ちの方は、いませんか?」
「はいにゃ!」

「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『サブリガ仮面・友の会』でも、良いと思いますにゃ。」

「・・・。他に、名称案をお持ちの方は、いませんか?」
「はいにゃ!」

637 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/06(日) 02:02 [ hlHNsNYQ ]
「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『サブリガ・・・。」

「却下します!」
「にゃ?!なんでですかにゃ!」

「『サブリガ』は登録商標です(嘘)。
第三者が許可なく『サブリガ』を名称に使用することは出来ません(大嘘)。
ですから、これまでの名称案は、すべて却下させて頂きます!」
「ふにゃ〜。」

「はい。それでは、気を取り直しまして、
リンクシェル名称案をお持ちの方は、挙手、お願いします。」
「はいにゃ!」

「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『ミミズ千匹』が良いと思いますにゃ。」

「・・・。他に、名称案をお持ちの方は、いませんか?」
「はいにゃ!」

「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『カズノコ天井』でも、良いと思いますにゃ。」

「・・・。他に、名称案をお持ちの方は、いませんか?」
「はいにゃ!」

638 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/06(日) 02:03 [ hlHNsNYQ ]
「はい。それでは、名称案をどうぞ。」
「はいにゃ。アタシは『潮吹き・・・。」

「却下します!」
「にゃ?!なんでですかにゃ!」

「バカ、バカ、そんな名前のリンクシェルなんて、付けられないよ・・・。
知らない、もう、知らないんだから・・・。くすん、くすん・・・。」

「にゃ・・・。ちょっと、ふざけ過ぎたのにゃ。ごめんにゃ・・・。」
「くすん。」

「にゃ・・・。あ、そうですにゃ!議長はどんな名前がイイと思いますかにゃ?」
「くすん・・・。えと・・・ね・・・。」

「にゃ?なにがイイですかにゃ?」
「私は『松葉崩し』がイイなぁ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
やっぱり、この子には勝てないのにゃ・・・。

「にゃ〜。そこはボケるところじゃ、ないのにゃ〜。」
「てへ。」

639 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 09:09 [ 22/h7okg ]
笑い所がわからなかった…。_| ̄|○

640 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/07/06(日) 12:03 [ eqEM6c9Q ]
あい、白き〜の20話 UPしました。

http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

タル戦キタ―――(・∀・)―――!  ああ、ヴァリュ・・・(;つД`)
子ミスラキター!(おませさんな所が萌えるね) ママのパールの使い方はヤヴァイ。
師父さまキタアアアアアアアアアアア!!!待ってました!
名無したんハアハア! つーかタル詩人は美味そうだよね!?

落ち着け俺。では、またきます。

641 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 12:28 [ 22/h7okg ]
わーい待ってました!。・゚・(ノД`)・゚・。

642 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 18:17 [ GJDjOyBg ]
白きー!

643 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 18:45 [ IfoFAMi2 ]
にゅぅにゅぅミスラ新作大杉
独立してHPでも作ってみれば?
ペース配分考えた方がよろしいかと

644 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 18:54 [ 8u7Fstco ]
初めてきたのですが、ここはFFxiの小説を載せるとこですか?
誰が書いてもいいのかな?

645 名前: 戦死45才痛風持ち 投稿日: 2003/07/06(日) 19:19 [ 1eBO4XWQ ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

>>644応援age

646 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/06(日) 20:22 [ Bff.bbZg ]
>>639
ttp://www.v-miura.net/48/file/42.htm

647 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/06(日) 22:32 [ wBsw9CsM ]
第1話(1/5)

肩口の矢傷はじくじくと熱を持ち、メディアの力を奪っていった。
鱗鎧の走行がジャラジャラと重い音を立てる。
メディアは傷ついていた。
少年の肩を借りることで、ようやく歩くことが出来る状態であった。
情けない。ヒュームの女戦士は乾いた唇を噛み締めた。
タロンギの乾いた風がびゅうびゅうと二人の旅人をさいなむ。
女戦士と少年は、闇夜を抜けてタロンギ峡谷を進んでいた。

『メディア…。』
チュニックのフードを目深にかぶった少年の、
心配そうな瞳がメディアに向けられる。
澄んだ瞳だ。
しかし、そこには困惑と恐れ、そして何よりも
メディアの身を心配する感情が渦巻いている。

『大丈夫だよ、ロン…。もうすぐブブリム半島の詰め所につく。
 そこに行けば、傷薬の一つや二つ、どうとでもなるさ。』
力ない顔でメディアは少年に微笑みかけた。
無理に作った微笑だ。蝋の如き白い顔。
明らかに死相がそこには浮かんでいた。

648 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/06(日) 22:33 [ wBsw9CsM ]
題名書き忘れたウワァァァンヽ(`Д´)ノ

改めまして。
【騎士を目指す愛弟子に送る旅の手記】

第1話(2/5)

───呪われし者よ。

風の隙間を縫うように、ささやきがメディアの耳を捉えた。
地の底からメディアの鼓膜を掴み、離さない。
声そのものに冷気が宿り、対照的に矢傷の熱がいや増す。
鼓膜から入った冷気は首筋を抜け、メディアの心臓に届いた。
触れる。
探るように、一瞬。
体の心から来る怖気(おぞけ)がメディアの魂を凍えせしめる。

───我の契りを受けし、呪われし者よ。

『それ』は二人の傷ついた旅人を見逃してはくれなかった。
黒い闇。影のようでありながら、そこには確かに実体があった。
風に吹き消されたかと思えば、前より濃くそこに存在する『それ』。

649 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/06(日) 22:34 [ wBsw9CsM ]
第1話(3/5)

───来よ、我と供に。古き竜の安らぐ闇に。

『冗談じゃない…。死霊なんかに…。』
呟きにも力がない。
ロンには一瞬、メディアのまとめられた黒髪の色が濃くなったように感じた。

『メディア…後ろ…!』
少年の声に従い、頭を後ろにめぐらせる。
いけない。
見てはならない。
本能がそう、警告する。見ることが破滅につながる。
死霊が自分との魂の緒を呪いで結びつけ、
あちら側の世界に引き込もうとしているのだ。
見てはならない…。

───来よ。

力のある言葉が、メディアの頭を徐々に、徐々に後ろへと振り向かせる。
月すらも輝かぬ闇の中で、たった二つきりの光点をメディアの瞳が捉えた。
茫洋とした死霊の瞳──らしきもの──が。生なき光が。

650 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/06(日) 22:38 [ wBsw9CsM ]
第1話(4/5)

メディアの白い肌が闇の中に際立つ。
一つ縛りにまとめられた黒髪は闇に溶けた。もう、向こう側に。
ここまでか。せめて、少年だけでも。ロンだけでも。
彼は『希望』なのだから。輝きを、光を闇に呑ませてはならない。
光は闇を祓うものなのだ。まだ輝いてもいない希望を闇に呑ませてはならない。

メディアは腰からスパタを抜いた。
この剣は本来、騎上でも軽がると扱うことが出来るように
軽く細身であり、歩兵を刺突するために鋭く作られている。
メディアのスパタは更に錬金術師の手により、蜜蝋を用いて鋭さを増してあるのだ。
逸品と言える。メディアはスパタの切っ先を死霊に向け、ロンを背後に隠した。
円盾を油断なく構え、死霊のゆらゆらとした手の攻撃を受け止めようとしている。

651 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/06(日) 22:41 [ wBsw9CsM ]
第1話(5/5)

『心配しなくていいよ、すぐにあんな奴、追い払ってやるからね…。』
メディアはロンに向かって笑顔を作った。
少年とて、それが無理に作ったものであることが解らないほど、愚かではない。
このまま追いかけられても待つのは確実な死があるのみ。
ならば、剣をもって世を渡る者ならば。
土壇場のところで命を賭けられるのは、自らの剣以外にあるまい。

しかし、死霊はこの世のものではないのだ。
冷たい鉄で、影を切り裂けるのであろうか。
今のメディアにとって、答えは─────否、である。
呪われ、傷ついた戦士にとっては。


─そのうち続く─

>第1話(2/5)
体の心〜→体の芯

いきなり訂正なわけで…。


       ‖
      ('A`)
      ( )
   |    | |
   |
  /

652 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 00:05 [ 6ZVrHUaA ]
.>647
追い討ちスマソ

≫第1話(1/5)
鱗鎧の走行が〜→鱗鎧の装甲が

ではないかと…


まあ、とりあえず…騎士手紙キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

653 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 01:55 [ cFUrnjFg ]
タルタル戦士は夢を見る

第四十六話 終着

「パパ、ママ、ただいま!」
「おかえりなさい、レウ」
「ねぇ、聞いて?今日ね、今日ね…」
「はは、一体どうしたんだい?」
「レウ、手を洗っちゃいなさい。冒険談はテーブルで聞かせてもらおうかしら?
 今日の夕飯はあなたの大好物よ」

654 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 01:56 [ cFUrnjFg ]
―― サンドリア・居住区 ――

トッパとジルパケルパが二人、その手に草刈鎌を持ってしゃがみこんでいる。
離れた所から見ると、何やらタルタルが二人、座り込んでそれはそれは微笑ましい光景である。
「…なぁ、ジルパケルパ。こういう話、聞いたことあるか?」
「あぁ〜ん?」
「ミミズ…いるだろ?」
「あー。いるなぁ。俺も何度か戦ったことあるぜ?」
「地面掘って出てくる細くてちっこいのってさ、大きくなったら石喰いとかになるのかなぁ?」
「あー、おっきくなるんじゃねぇの?…んでよぅ、それがどうした?」
「…オイラ、何処かの誰かが言っていたこと思い出したんだ…ミミズってさ、実は
 世界中の奴は地面の奥深くで一匹で繋がっててさ…」
「プ…アハハハハ!…トッパ!お前、何言ってんだ?そんなの、あるわけねぇだろうよ!」
「いや、オイラもそう思ってたんだけどさ…」
そう言って、トッパはジルパケルパに一本の…何やら赤い紐を差し出した。
「う……」
その”赤い紐”はトッパの手をスルリと抜けて、地面の中に引っ張られていくように姿を消した。

655 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 01:59 [ cFUrnjFg ]
腐っていた床や壁は全て張替えて何とか修理することができた。
新しい、真っ白な壁紙を見るとまるで新築のようである。
…家具は職人に無理を言って大急ぎで作ってもらった。
さすがに全てを新品で揃えるのは不可能なので、中古で間に合わせている物もあるが、
まぁ普通に使える分は問題ないだろう。お陰で一日中サンドリアを走り回る羽目になったが。
問題の、雑草だらけの庭はトッパとジルパケルパが鎌を持ちだして刈り取ってくれている。
後は花を植えるなり、野菜を育てるなり…色々やってみてもいいかもしれない。
…他にも揃えるべき物は沢山ある。だけど、それは彼女が必要だと思ったら自分で揃えればいいと思う。
そういう時間というのは結構楽しい物だ。
香ばしい焼き魚の香りがする。台所ではエプロンを身にまとったラキが自慢の魚料理を作っている。
「なんというか…全く、回復した途端に肉体労働に狩り出されるとはな。この貸しは高いぞ?オットー」
そのような愚痴を漏らしつつ、手際よく料理を皿に並べるラキはとても楽しそうだ。
「悪いね、ラキ」
「さてと…レウは甘いのと辛いの、どっちが好みだったかな?」

656 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:00 [ cFUrnjFg ]
「明日の夜、君の家で待ってる」
背中の傷が治りかけてきたある日、オットーはそう言った。
(今更私の家で呼び出しなんて…)
あの晩の出来事が脳裏に浮かぶ。忘れてしまいたい、あの愚かな過ち。
オットーは私に何を言うつもりなのだろう?
レウは不安に駆られながら我が家へと向かって歩いていく。
(まさか愛の告白ってわけじゃあるまいし…)
玄関の前に立つ。幼い頃に描いたラクガキが物言いたげにこちらを見ているような気がした。
そっと、ドアノブに手を掛ける。ききぃっと暗闇に音が響く。そして…
ぱん!ぱん!ぱん!
(…ええ?)
何かがはじけるような音。次の瞬間、ぱっと光が目に突き刺さる。…照明だ。

657 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:03 [ cFUrnjFg ]
「よぅ!やっときたな!レウ!」
「待ちくたびれたぞ…料理が冷める所だった」
なおも、ぱん!ぱん!という音が響く。紙吹雪があたりにひらひらと舞っている。クラッカーだ。
「え…?…ええ!?」
レウは混乱していた。一番に驚いたのは、ぼろぼろだった室内はまるで人が住んでいるかのように
生まれ変わっているということだ。
「あ、あの…どういうこと…?」
「はは…驚かせちゃったかな?」
オットーが申し訳なさそうな顔をしてレウの前に立った。
「ここはさ、君の家なんだろう?…その、嫌な思いでも沢山あるかもしれないけど、
 楽しい思い出だって一杯詰まってるんだろ?」

658 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:04 [ cFUrnjFg ]
「オットー…」
「いや、そのなんていえばいいのかな…」
もじもじと、普段冷静な彼らしからぬ言動。頭をぼりぼりと掻きながら照れくさそうに彼は言った。
「うーん、つまりそのなんだ…家に帰ったらさ、言うことが…あるんじゃないかな?」
「あ…ああ…」
いつの間にかレウの頬は涙で濡れていた。涙が止まらない。
そうだ。私は…ここを、この瞬間をずっと求めていたのだ。そして…今、帰ってきた。

「ただいま…」

ああ、あの時言いたかった言葉。誰も居なくて、結局言えなかった。

「おかえり!」
「おかえりぃ!」
「よく帰ってきたな」
「…おかえりなさい、レウ」

そう、私は帰ってきたんだ。あの頃の、あの場所に。
                                        続く

659 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:08 [ QuNq5w/. ]
俺が最初か?!
キターーーーーーーー!

660 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:10 [ QuNq5w/. ]
ところで赤い紐ってなんだ?

661 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/07(月) 02:25 [ IaPON/II ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「夏にゃ!浴衣にゃ!盆踊りにゃ!」
「お、お〜・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日は年に7度の盆踊り大会なのにゃ。
夜店に、花火に、盆踊り、くぅ〜、血沸き肉踊るのにゃ!

「あにゃ?元気ないのにゃ?どうしたのにゃ?」
「あ、あのね・・・。」

「にゃ?」
「えと、ホントに、浴衣のときは下着つけちゃダメなの?」

「そうにゃ。浴衣は線が命なのにゃ。
だから、余計な線がでないよう、ぱんつ、はかないのにゃ。」
「うん、でも・・・。やっぱり、なんだか、恥ずかしいよぉ・・・。」

「透けて見える訳じゃないのにゃ。
派手に転んだりしなければ大丈夫なのにゃ。」
「それは、そうだけど・・・。」

「にゃ。とにかく、せっかくのお祭りなのにゃ。
おもいっきり、楽しむのにゃ!」
「あん。あ、走っちゃ、ダメだよぉ!」

たったった。てってって。

662 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:25 [ 4MqVYIcg ]
>>660
めめず

663 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/07(月) 02:27 [ IaPON/II ]
「にゃ!夜店なのにゃ〜。ぜんぶ、美味しそうなのにゃ〜。」
「うん、そうだね。いろんなお店があって、迷っちゃうね。」

「にゃ!あれ、一緒に食べるにゃ!」
「え?どれ?」

「はいにゃ。『チョコばにゃにゃ』にゃ。」
「あ、ありがとう・・・。『チョコばにゃにゃ』・・・?どうやって食べるの?」

「にゃ。こんな感じにゃ。」

はむ、はむ。

「にゃ〜。甘くて、美味しいのにゃ〜。」
「えと、これでイイの?」

ちゅ、ちゅぱ。ぺろ。ちゅう、ちゅく。ぱく。

「ん・・・。甘い・・・。美味しい・・・。
でも、おっきいから、食べにくいね・・・。」

ぴゅ〜、ど〜ん!

「にゃ!花火なのにゃ!」
「んん!あ、びっくりした・・・。すごい音だね・・・。」

「にゃ〜。きれいなのにゃ〜。」
「うん、きれだね。」

664 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/07(月) 02:28 [ IaPON/II ]
「にゃ。たまにゃ〜。」
「くす。かぎや〜。」

しゅう〜、しゅばばば・・・。

「にゃ。そろそろ、盆踊りなのにゃ。あっちなのにゃ!」
「うん、イッてみよう!」

どん!どん!どん!かかかっ!どどん!どどん!

「にゃ。もう始まってるのにゃ。」
「うわあ。すごいね。みんな、楽しそうだね。」

「さあ、アタシ達も踊るのにゃ!」
「あ、でも、私、上手く踊れるかな・・・。怖いな・・・。」

「大丈夫にゃ。みんな、思い思いで、好きに踊ってるのにゃ。
だから、踊りに上手い、下手なんてないのにゃ。
大事なのは、楽しむことなのにゃ。
だから、さあ、アタシ達も、楽しく踊るのにゃ!」
「そうか・・・。そうだね。うん、踊ろう!」

「さ、みんなの輪に混ざるにゃ!」
「あ、走ったら危ないよ・・・。」

すてん!

「あ・・・。意外と・・・。」
「にゃー!見ないでにゃー!」

665 名前: (;´Д⊂ 投稿日: 2003/07/07(月) 02:28 [ cFUrnjFg ]
>>659さん、赤い紐というのはながーいながーいミミズでつ。リトルワーム?
狩場報告スレのまとめサイトのネタをちょろっと引用しますた。パク(r …ともいいまつ(;´Д⊂
さて、久々に「あとがき★みたいな感じ」

キャラクター紹介。 〜ラキとジルパケルパ編〜

この二人は、なんといいますか皮肉的なキャラクターでつ。
色々毒はかせてるつもりでつ。多分…
ヴァナディールにおいて、色々な鬱憤が溜まった末に作られてキャラといっても過言ではないかも。
二人のいろんな台詞見てると、そーいう部分が垣間見えてくるといいなぁと…(;´Д⊂

話はサンドリアの冒険が終わりますた。そろそろトッパ主観の話に戻りまつ(;´Д⊂
これは彼のお話ですからね。それと、クリームのその後もチラホラと…
のんびり書いていくのでマターリお願いしまつ(;´Д⊂

666 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 02:34 [ 4MqVYIcg ]
>>661
 スンマセンやってしまいました・゚・(ノД`)・゚・
 フェアリーピッコロ鼻に突っ込んで庭の噴水に飛び込んできます;;

667 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 03:02 [ AvrwpLU. ]
キターーーーーーーーーーーーーーーー(・∀・)
ダブルできたーーーーーーーーーーーー(・∀・)
まったりまってますよぉヽ(´ー`)ノ
にゅぅにゅぅ萌え

668 名前: 659 投稿日: 2003/07/07(月) 03:54 [ QuNq5w/. ]
ぱぱさん本人から直接答えて貰って胸キュンした俺の中身って実は乙女?

669 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 03:57 [ dH.wrGfA ]
乙女キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!!!

670 名前: 戦死45才痛風持ち 投稿日: 2003/07/07(月) 07:23 [ 1eBO4XWQ ]
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

671 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 07:49 [ Bxi1AH/g ]
タル戦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

今回はなんだかしんみりして感動しました!!
これからも期待してまつ!!

672 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 17:21 [ g4rdgY1g ]
タル戦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
オットー粋な事するじゃない。

673 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 18:02 [ DRDpoheY ]
>「おかえり!」
>「おかえりぃ!」
>「よく帰ってきたな」
>「…おかえりなさい、レウ」

泣いた(;_;)

トッパ? クリーム?
・・・・・・・・
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━!!!

674 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/07/07(月) 18:31 [ FfBDQD12 ]
マジで!? クリーム来る!? ねえ!? 期待ageしていい!?

パパさんいつも楽しく読ませて貰ってます!
あと騎士手紙再開で嬉しさ大爆発微塵隠れ。逝ってきます。ちゅどーん

675 名前: 空に奏でるの人 投稿日: 2003/07/07(月) 22:16 [ kS5Xda52 ]
名無しの話、白き〜、騎士手紙…いや、騎士手記か、
子ミスラ、そしてタル戦、と

こりゃもう贅沢ですなーヽ(´ー`)ノ みんながんがれ。



ところで拙作の話で恐縮ですが、こちらにも更新状況の案内は
出したほうがいいのでしょうか。
ここにうpするの控えたもんで、誘導するのちょと気が引けるでつよ。
みっともないこと聞いてスマソ。

676 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/07(月) 23:11 [ vzdpXD5I ]
>675
苛�

677 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/08(火) 00:04 [ oS2OQIsY ]
>>675
短文でもいいから、あるといいかな。
自分の場合、こっちを主に見てるから、
せっかく更新されても、気がつかなかったりするから。

かつての作者さんも再び復帰してきたり、また賑わってきたな。
作者たん がんがれ。

678 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/08(火) 00:05 [ oS2OQIsY ]
下げてなかた…
ほんとにごめん。

吊ってきm

679 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/08(火) 00:31 [ pvt5qu4. ]
短編を保管サイトにうpしました〜
誤字脱字等が多いかもしれないけど、
ご意見を是非お聞かせください(・ω・)ノシ

680 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/08(火) 02:00 [ UQ.z61E6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「使徒、使徒、ぴっちゃん、使徒、ぴっちゃん・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日のお天気は雨なのにゃ。
お外で遊べないのにゃ。
つまんないのにゃ。

「なんで、雨の日は気分が沈むのかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
雨の日は、なんだか、気分が沈むのにゃ。
雨の雫が、落ちる度、気分が沈むような気がするのにゃ。
雨が、アタシの心を濡らしてるみたいにゃ。

「雨の日は、しっぽ、振りにくいからかにゃ?」

681 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/08(火) 02:01 [ UQ.z61E6 ]
にゅぅにゅぅ。
雨の日は、しっぽが重く感じるのにゃ。
それに、しっぽに空気がまとわりついて、
上手くフリフリできないのにゃ。

「アタシは、どうしてここにイルのかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
アタシは、いま、お部屋にいるのにゃ。
外は雨だから、濡れないように、お家の中なのにゃ。
アタシ、雨だから、ここにイルのかにゃ?
わからないのにゃ・・・。

「アタシは、これからどこにイクのかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
アタシは、いま、お部屋にいるのにゃ。
外は雨だから、濡れないように、お家の中なのにゃ。
アタシ、雨が止むまで、ここにイルのかにゃ?
わからないのにゃ・・・。

682 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/08(火) 02:03 [ UQ.z61E6 ]
「答えなんて・・・ないのかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
そうかも知れないのにゃ。
でも、考えることを止めちゃダメなのにゃ。
そんな気がするにゃ。

「なんで・・・かにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
アタシは冒険者なのにゃ。
アタシの答えは、アタシがみつけるのにゃ。
だから、あきらめないにゃ。前に進むにゃ。

「にゃ!ママ、ちょっと、お散歩してきますにゃ!」
「ニャ。濡れて、風邪ひかないようにニャ〜。」

「はいにゃ!イッてきますにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
今日も一歩前へ進むのにゃ!

683 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/08(火) 11:20 [ 5ZaJCKsI ]
タル戦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

おかえり〜
この言葉に、感動して、鳥肌たった

684 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/08(火) 12:44 [ 3zjaI2hQ ]
日刊ミスラ譚、楽しみにしています。
2時きっかりにカキコしてくだされる作者様、応援しております。

はー、昼休み終わるぅ。

685 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/08(火) 21:31 [ 5SMamBgI ]
あげまする。
作者様、みんなみんな大好きです。
これからも楽しい話、悲しい話、勇気の出る話、いっぱいいっぱい読ませてください。

686 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/08(火) 21:53 [ .R0d7BEM ]
酒場の話の後半は、今週末にはなんとか……。
ところで、ユダ、リュート、ガイバン、エレナ編の中で、どれを先に見たいですか?
どれから書き上げるか迷ってまして^^;

>>685 やばwww自分の事じゃないってわかっててもうれしwwwwwwww

687 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 01:55 [ pRW6EBng ]
 第1話「炎」

 (1/4)

 肉の焼け焦げる異臭が鼻を突く。
 ようやく花を咲かせた草木が、明日の食事となるはずだった干し肉が、
 つい先程まで隣りで武器を振るっていた同士が、勢いよく燃えている。

 彼らの兵器である“戦車”の火炎放射器から発せられた炎が、すべてを燃やしたのだ。
「美しい……」
 彼はその光景を見て、ただそう呟くだけだった。

688 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 01:56 [ pRW6EBng ]
 (2/4)

 ――見惚れた炎の中で何かが蠢いた。
 それが何かとわかるよりも先に、彼の斧は弧を描いてそれへと飛んでいった。
 炎へと投げ込まれた斧が消えてからしばらくして、悲鳴があがった。
 若い女の声だ。しかも、人間の。

(そういえば、人間たちの隊の中に女の姿もちらほらと見かけたな)
 思い出し、彼は納得の表情を浮かべて、別の方向を見やる。
 視線をむけた方向から、エルヴァーンの若い騎士が剣を掲げて突っ込んできた。
 同時に、ぶつぶつと呪(まじな)いの言葉が耳を過る。

(黒魔法……? となると、唱えているのはこいつじゃない)
 そこまで考えてから、彼はいま自分が武器を所持していないことに気づいた。
 さっきまで使っていた斧は、既に炎の中だ。

689 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 01:57 [ pRW6EBng ]
 (3/4)

 彼が半歩下がるのとほぼ同時に、
 上から下へと叩きつけるようにして振り下ろされた剣が、鼻先をかすめる。
 ほっと胸を撫で下ろし、彼はすぐさま反撃に転じた。
 拳を振り上げ、体勢を立て直そうとしている騎士目掛け、振り下ろす。
 しかし、そう簡単にはいかず、騎士はすかさず盾で攻撃を受け流した。

(こいつは、張り合いがありそうなのが出てきやがった)
 彼は内心でにやりとしながら、振り下ろした拳を再び上へと振り上げようとした。
 そこで、彼は異物が体内に侵入してくるような、不快な感覚を味わった。
 思わず、振り上げようとした拳を下ろし、がくりと膝を地面につける。
 その間に騎士は一度下がり、癒しの呪文を自身に唱えている。

「そのまま、毒に蝕まれて倒れるといいわ!」
 騎士のうしろから女の声がした。
 おそらく、呪いの呪文を口にしていた黒魔道士だろう。
(バイオの魔法か……。これは、厄介だ)
 こんな時でも、彼はまるで他人事のように思っていた。

「気をつけろ、こいつは悪名高い怪物(ノートリアス・モンスター)だ」

690 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 02:00 [ pRW6EBng ]
 (4/4)

(ほう。人間たちの間でも知られるようになったのか、俺は。有名になったものだ)
 口元を吊り上げながら、彼はそんなことを考えていた。
 それほど余裕があるのかと聞かれれば、答えは首を横に振らざるをえないだろう。
 バイオの魔法はゆっくりと、しかし確実に彼の体力を奪っていく。

「名前はなんといったかな……、醜いオーク族の戦士よ」
 挑発の意味もこめて聞いているのだろうか。
 騎士はにやりとしながら、剣を構えてじりじりと間合いを詰めてくる。
 彼はその間、ぶつぶつと呪いの言葉を唱えていた。
「……! デモアール、そいつの詠唱をとめて! エンチャントする気よ」
 黒魔道士がそれに気づき、慌てて騎士に指示を飛ばした。
 ようやく騎士もそれに気づいて、左手で持った盾でオークの顔を殴りつけようとした。
 が、盾はオークの腕を叩くだけで終わってしまった。
 受けとめた彼の太い腕に、ごうごうと燃える炎がまとわりついた。エンファイアと呼ばれる、魔力付与の魔法だ。
 騎士の顔から、余裕が駆け足で逃げていく。

691 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 02:02 [ pRW6EBng ]

「覚えておけ。俺の名前は、≪燃えた手のグバッツガッツ≫だ」
 彼――グバッツガッツは共通語でそういうと、文字通り“燃えた手”を振り上げた。

→続く

 うぅ、すこし長かったです。
 しかも題名忘れてるΣ(;゚口゚)
 題名は「慈悲を」でございまする。

 にしても、勢いで書いてしまった……んー、なるようになれっ(ぉ

692 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/09(水) 02:14 [ EFSvTdy6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「おはようにゃ!」
「あ、おはよう。」

にゅぅにゅぅ。
今日はお天気、アタシはお元気なのにゃ。

「あにゃ?それ、なにかにゃ?」
「あ、これ?タルロットカード、だよ。」

「タルロットカード・・・にゃ?」
「うん。あのね、このカードは占いに使うの。」

「占い・・・にゃ?」
「うん。あのね、このカード、いろんな種類があるでしょ?
これはね、それぞれのカードに、ちゃんと意味があるの。
それでね、カードの関係と意味から、いろんなことを占えるんだよ。」

「ふにゃ?どんなことが占えるのにゃ?」
「えとね、今日の運勢とか、恋愛運、金運、健康運とか・・・。」

693 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/09(水) 02:15 [ EFSvTdy6 ]
「にゃ?!恋愛運にゃ?!」
「あ、うん。恋愛運も、占えるよ。」

「アタシ、恋愛運、占って欲しいにゃ!」
「うん。イイよ。」

にゅぅにゅぅ。
アタシも女の子なのにゃ。恋愛運は気になるのにゃ。
アタシ、どんな人を好きになるのかにゃ?
やっぱり、素敵なナイト様かにゃ?
それとも、知識豊富な魔導士様かにゃ?
それとも、それとも、魔界幻士様かにゃ?

「えと、それじゃあ、カードを好きな回数だけ、混ぜて下さい。」
「はいにゃ。うにゃ、うにゃ、うにゃ。これくらいかにゃ?」

「あ、うん。それじゃあ、カードをまとめて・・・。」
「にゃ。」

「こうやって、並べて・・・。」
「にゃ。」

「はい。これで準備完了です。」
「にゃ!」

694 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/09(水) 02:16 [ EFSvTdy6 ]
「では、この一番上のカードをめくってみて下さい。」
「はいにゃ。」

ぺら。

「・・・。」
「にゃ?」

「・・・・・・。」
「どうしたのにゃ?占いの結果、教えて欲しいにゃ。」

「えと・・・。あ、ごめんなさい!
私、このカードの意味、ド忘れしちゃった。
ごめんね。また、今度、占うね。」
「そんにゃ〜。」

「ホント、ごめんね・・・。」
「にゃ・・・。しょうがないのにゃ。
でも、次は、ちゃんと占って欲しいのにゃ・・・。」

「うん。次は、ちゃんと占うね。」
「あ、でも、さっきのカードは、なんていうカードにゃ?
カードの名前くらいは、教えて欲しいにゃ。」

「あ、うん。えと・・・『オポオポ』・・・。」

695 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 03:14 [ mTA3ztQ. ]
カコイイオークキターーーーー!!!
オポオポキターーーーーーーーーーーー!!!

696 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 09:38 [ mOLdjkMQ ]
『空に奏でる君の歌』まだー?
首がダルメルのようにのびてます。

697 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/09(水) 12:39 [ i4Zvemh2 ]
>696さん
 『空に奏でる君の歌』作者さんは発表の場を変更されました
 >242さんの所のURLに飛んで、そこの画像upBBSにある、
 『空に奏でる君の歌』作者さんの書き込みに行き先が書いてあります。

698 名前: 空に奏でるの人 投稿日: 2003/07/09(水) 23:00 [ kS5Xda52 ]
お返事のみですが、ちまっとスレお借りします。

>>676
私宛だよなあ……解読不可、ごめ。
>>677
了解しますた。控えめに連絡させて頂きます。ご意見ありがとう。
>>696
ごごごごめ。伸びてもエル程度で済むようにがんがる。
>>697
ご配慮&誘導ありがとう。
ということで、http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/3161/
で続き書いていきます。でも今日は更新ありません。

では、失礼しました。

699 名前: 戦死45才痛風持ち(0wwwwwww) 投稿日: 2003/07/09(水) 23:53 [ 1eBO4XWQ ]
あげま

700 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 00:58 [ a0mCMvfM ]
700(σ゚д゚)σゲッツ

701 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/10(木) 02:01 [ OxF1M7fM ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「はやく、はやくにゃ。」
「あ、あん。待ってよぉ。」

「はやくしないと、お昼休み、終わっちゃうのにゃ。」
「あ、うん。でも、ちょっと待ってよぉ・・・。」

「はやくしないと、ドッジボールの場所、無くなっちゃうのにゃ。」
「はぁはぁ・・・。う、うん。でも、ちょっと・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今、学校ではドッジボールが大流行なのにゃ。
猫も杓子もドッジボールなのにゃ。

「あにゃ・・・。もう、ドッジボールの場所、空いてないのにゃ・・・。」
「はぁはぁ・・・。ご、ごめんね。私が遅れちゃったから・・・。」

「ううん、そんなことないのにゃ。アタシも急かして、ごめんにゃ。」
「あ、うん・・・。でも、どうしようか?」

702 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/10(木) 02:02 [ OxF1M7fM ]
「遊びはドッジボールだけじゃないのにゃ。
ほかの場所で、なにか別のことして遊べばイイのにゃ。」
「うん、そうだね。そうしようか。」

にゅぅにゅぅ。
ひとつのことに、こだわらなくてもイイのにゃ。
冒険者は、周りの変化に柔軟に対応できるものなのにゃ。

「にゃ。アソコが空いてるのにゃ。アソコで遊ぶにゃ。」
「うん。」

「にゃ〜。なにして遊ぼうかにゃ?」
「そうだね・・・。あ、そういえば、知ってる?」

「にゃ?なんのことにゃ?」
「『ドッジ』って、古代ジラート語で
『死神に魅入られた』って意味なんだって。」

「にゃ?そうなのにゃ?」
「うん。あのね・・・。」

703 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/10(木) 02:03 [ OxF1M7fM ]
ドッジボールは古代ジラートの宗教儀式が起源とされている。
その儀式では、相手が倒れるまで鉄球を投げ合ったという。
そして倒れた相手は、その場で心臓をえぐられ、
大地の神ガイアへの生贄とされた。

今でも捕球を失敗した相手のことを外野というのは、
この故事からきていることはいうまでもない。

また、『どちらかが、死んでも神の暴走を止める』という
言葉がなまって、ドッジボールとなったという説もある。

ミンメイ書房刊「ジラートの幻影と宗教」より抜粋

「にゃ!知らなかったのにゃ!」
「くす。」

「にゃ〜。もう、怖くてドッジボール、できないのにゃ・・・。」
「くすくす。」

「にゃ?なんで笑ってるのにゃ?怖くないのにゃ?」
「うん、あのね・・・。今の話は・・・嘘!」

「にゃ!ひどいにゃ〜。信じちゃったのにゃ〜。」
「くす。ごめんね。」

704 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 08:57 [ Fd4YWBv6 ]
民明書房かyp!

705 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 09:42 [ UOBguYbs ]
いや、椎名百貨店で読んだな、このネタ

706 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 10:05 [ Qg4ey6f2 ]
>>705
いや、思いっきり男塾の民明書房の解説そのままなんだが。
椎名百貨店のは忘れたけど、どっちにしろ元ネタは民明書房だよ。

707 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 10:38 [ yPyb2cUo ]
ミンメイ書房キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!

708 名前: w 投稿日: 2003/07/10(木) 15:39 [ Qby5T0s6 ]
厨房くさいスレだな

709 名前: 北の炎 西の風 投稿日: 2003/07/10(木) 16:24 [ bQT5zXLw ]
第九話 落書きノース

 天晶堂の一店員として働き始め、雑用などにも慣れはじめたノース
だったが、えもいわれぬ不安に常に苛まれるようになっていた。
旅団にいた頃は親兄弟のような仲間がいたし、毎日忙しく、
また仕事は無くとも危険な旅が多かったため、気にする暇も
無かったが、今は生活が落ち着き、色々と考える時間が出来て
しまった結果である。
 そう、自分の過去、のことだ。
気にはなる。気にはなるが、自分を拾ってくれた人間はもうこの世にはいない。
「今となっちゃ、もう手がかりといえば…」
くい、と襟元を引っ張り、自分の胸元を覗き込む。
そこには赤黒い色で、湾曲した細い線の集合体が見える。
痣とも刺青とも見えるそれは、まるで、猛る火炎の様にも見えた。

天晶堂は会員制の珍品などを扱う店として、ジュノでは有る程度の
知名度と、立場を有していた。
責任者のアルドのことが苦手なノースではあったが、嫌いではなかったし、
この店で働く事に嫌気が差したわけではないが、どうしても落ち着かない。

(なにかが起こるような気がしてならない)

710 名前: 北の炎 西の風 投稿日: 2003/07/10(木) 16:25 [ bQT5zXLw ]
ジュノに来てから少し感じていた感覚。
心の中にできものができたような不安。
時とともにそれは、まるで偉大な預言者の語る未来の真実のように
彼女の思考に来るべきモノとして存在するようになる。


きっかけはいつも突然だ。
あいにくの雨がロランベリー耕地を激しく叩くその夜、一人の男が
天晶堂へ訪れた。
「いらっしゃいませ。」
こんな日のこんな時間に珍しい、と思いながら接客するノースをみて、
その男は一瞬はっと固まり、すこし考え込むと、叫んだ。
「ひょっとしてノースちゃんかい?」
「…え?」
「いや、君はまだ小さかったから忘れちゃったかな。」
「えー…っと…」
「ちぇっ。…あー、そうだ、これで思い出してもらえるかな…?」
男は雨にぬれたチュニックのフードをバサリ、とおろす。
「あ!」

以前、まだウェストと出合う前、まだノースが旅団に入りたての頃、
実家を継ぐ為に団を抜けた男がいた。
それから団長とは少し手紙のやり取りはあったようだが、ノースは
その内容まではしらないのだが、ただ、うすぼんやりと憶えていることは──

「シングさん?!」

711 名前: 北の炎 西の風 投稿日: 2003/07/10(木) 16:27 [ bQT5zXLw ]
まゆが薄く眼つきがきつく、頭は剃り上げたうえに奇怪な刺青まで
入った、初めて見た子供は泣き出しそうなその風体でありながら、
団の誰よりも子供が好きで、よくノースも遊んでもらっていた男だった。

「思い出したか、『落書きノース』。」
「その呼び方は…あの頃はわたしも子供だったから。」
「子供でも、人の頭に落書きはしないぞ。」
「皆に聞こえます…」
「7作目のグゥーブーは名作だった。」
「あれはタルタルだと何度言えば!!」

その会話を聞いた傍の店員がつい噴き出す。
それをきっかけに、久しぶりに大声でノースは笑った。
だが彼女の感じた不安、焦燥は、いままさに、彼女の体に
その姿を晒そうとしていた。

712 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 16:56 [ Fd4YWBv6 ]
一番乗り?

713 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/10(木) 17:59 [ EBv0PQyI ]
北炎キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!
西風にも期待sage

714 名前: 空に奏でるの人 投稿日: 2003/07/10(木) 19:11 [ kS5Xda52 ]
26話書きますた。>>698からどぞー。

ってそんなことより、
ヤグ侍、いや落書きノースきたああああ!⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 嬉しくて悶絶。

715 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:13 [ tQlyA6lY ]
3国を結ぶ橋の上に聳え立つ都市国家・ジュノ。
各国からの観光客、商人、要人、そして冒険者といった様々な人々が集い、常に活気に満ちている。
特にその下層は競売所があるせいか、昼夜を問わず喧騒が絶えない。
ここは下層の一角に位置する「吟遊詩人の酒場」
――各地を旅する人々が一時の憩いを得、見聞した物語たちが交錯する場所

先刻も人気の詩の続きが詠われ、大好評でした。
それも今は間奏曲に入り、ゆったりとした、それでいて興奮冷め遣らぬ雰囲気がそこかしこに漂っています。
素晴らしい先達の詩に触発されて、私も一つ詠ってみよう。
今思えば恥ずかしい事この上ないことだが、そのときは自分も詩人の端くれ、人の心を揺り動かしてやる。と本気で考えていました。

716 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:15 [ tQlyA6lY ]
「とある白魔道士の狂気」
詩人の酒場。その奥のカウンタで二人の男女が杯を交わしていた。
二人とも周囲の旅人とは違った、しかしジュノではそう珍しくも無い雰囲気を持っていた。
そう、冒険者である。
柔らかな、そしてしなやかな肢体の女はやや足元が覚束ないようだ。冒険者を見て、それを詩にしてきた私の見立てによると、男は赤魔道士、女は白魔道士のようだった。

男はカウンタに向かって一心不乱に何かに集中している。
「エン…エンってばぁっ!」
女はもう大分出来上がっているようだ。
ばしばしと、男の肩を叩く。白魔道士という職業がそう思わせるのか、その手は白く、美しかった。

717 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:17 [ tQlyA6lY ]
「さっきの詩、聞いてたぁ? 感動的だったわよね〜」
エンと呼ばれた男は無視して綺麗に魚の塩焼きの身をほぐして口に運ぶのに忙しそうだった。
が、女の顔が険悪になっていく様を見て、箸を置いた。
「両手剣戦士が仲間をかばって独り残るんだよな。俺だったらそんなことはさせないね。全員が生き残ってこその退却だ。独り犠牲になれば、なんて許せん」
骨だけになった魚の皿を満足そうに脇にやりながら、憤懣やるかたない、といった表情で男は言う。
「も〜〜、エンはろうしてお話を楽しめないかな〜〜〜。
夕日が落ちていくベドー、そこに佇むもう動かなくなった戦士の背中・・・感動じゃにゃいのよっ」
酔っ払っているためか、動きがやたら大袈裟になっている。端からみても危なっかしいことこの上ない。
自棄酒なのだろうか。

718 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:18 [ tQlyA6lY ]
「でも次回にレイズで蘇生するんだろ?」
分かってないな、とこめかみを抑えながら諭すように女は告げる。
「それらおはらしの緊張感ってものが損なわれるれしょ〜」
舌も覚束なくなったようだ。

と、照明の加減で表情が読み取れないが女が俯いて、震え始めた。
「お、おい。大丈夫か? 飲みすぎるから・・・」
「ん、っく、そうじゃないの・・・。
お話の中では人を生き返らせることは出来ないのに、現実としてあたし達は蘇生の魔法を使えるのよね。・・・おかしな話・・・」
顔をあげ、男に微笑みかける。
だが、男はその場で硬直してしまった。
長年付き合ってきた女の目じりに浮かぶそれを見逃すはずが無かったのだ。

「…まるで、現実の方が出来の悪い物語みたい」

719 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:20 [ tQlyA6lY ]
「エルナ・・・やっぱりレイズは使いたくないか?」
「・・・うん」
男は女の背中に手を当てる。そのまま優しく撫で、
「レイズしないと、記憶や経験が失われるんだ。エルナもその辛さは知っているだろう?」
エンはエルナがただ単調な回復魔法に嫌気がさしているわけではない事は分かっていた。
回復し蘇生するとは、大事な人が削られる様を観察し、崩れていく肉体を癒し、甦らせ、再び戦いの渦へと叩き込む作業だ。

720 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:21 [ tQlyA6lY ]
さらに、この世界にはレイズという蘇生魔法がある。
余程死体に損傷が無ければ、文字通り甦らせることができるのだ。
無論万能というわけではなく、蘇生しても何らかの記憶、経験とでも
呼ぶべきものが欠落していることが往々にして見られた。
先日も女は恋人であるナイトを自ら甦らせたのだ。
そして、ナイトの何らかの記憶は失われた。
大したことでは無かったらしいが、いつか二人にとってかけがえのない想い出が欠落するのではないか、もし自分のことを忘却してしまったら……
何とも言えない暗い澱のようなものが、確実に狂気へと彼女の心を蝕んでいた。
このままでは、エルナの精神は長くもたないな…、とエンは分析した。

「いつまで続くのかな…」

721 名前: 間奏曲 投稿日: 2003/07/10(木) 20:22 [ tQlyA6lY ]
――この話は、ここまでです。長く続けた割に、何とも救いの無い話になってしまいました。
私は彼らの今後を知っていますが、そろそろ間奏曲も終わりに近づいたようなので、
ここらで我らが詩人の先達にバトンタッチとします。
続き? それは私の腕がもう少しマトモになったらという事で勘弁してください。
そうですね、もし次があるなら「とある暗黒騎士の懊悩」とでも題しておきましょうか。
さぁ、間奏曲も終わります。
私の稚拙な詩ではなく、先達の素晴らしい物語達をお楽しみください。
それでは

722 名前: 戦死45才痛風持ち(0wwwwwww) 投稿日: 2003/07/10(木) 22:17 [ 6dLhtHdA ]
あげま

723 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/10(木) 23:16 [ wBO8wdRk ]
【騎士を目指す愛弟子に送る旅の手記】

第2話(1/3)

まるでゼラチンに刃を叩きつけているかのようだった。
ぬめりとした感触が剣を伝い、メディアの背筋を凍らせる。
切り裂くことはかなわない。
だからといって、死霊の急所を突くこともままならぬ。そのようなものがあればだが。
習熟した白魔道士であれば、その祈りの力で死霊を天に還すことが出来るかもしれない。
黒魔道士であれば、紅蓮の炎をもって死霊を焼き尽くすことが出来るかもしれない。
騎士であれば、聖なる護りの力で死霊を寄せ付けずにいられるかもしれない。
しかし、メディアは死霊を相手にするには、まだ未熟な戦士であった。

724 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/10(木) 23:17 [ wBO8wdRk ]
第2話(2/3)


死霊の瞳が明滅する。哂っているのだろうか。
汗が目に入りそうだ。冷たい汗。少年の息遣いが聞こえる。
そうだ、少年を護らねば。何から?死霊からだ。
メディアの思考がぐるぐると回り続ける。

───死者を滅ぼすことなど、出来はしない。

メディアの瞳がゆっくりと色を無くしていく。
死霊の暗く濁った手がメディアの心の臓をわしづかみにしていたのだ。
乾いた音を立てて、メディアの手からスパタがこぼれ落ちた。
メディアの瞳はもう何も映すことはなかった。
ただ、闇より暗い光の明滅を照り返すだけの、ガラス玉に過ぎない。
死霊の手がメディアの後ろで硬直している
少年の首筋に伸びるのに、そう時間はかからなかった。

725 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/10(木) 23:20 [ wBO8wdRk ]
第2話(3/3)

また、繰り返すというのか。
時の円環の中で、どれだけこの旅を繰り返したのだろうか。
もう僕は覚えていない。それに、数えることなど出来はしないのだ。
再び時の円環が回り始めれば、僕は始めの僕に戻ってしまう。
思い出せるのは、僕がここに留まっている短い間だけ。

彼女は意気盛んな女戦士だった。
とび色の目が美しかった。手の荒れを気にしていたっけ。
彼女の前はタルタルの黒魔道士だった。
彼は子供のようだったが強大な魔法力を持っていた。
彼の前は、ガルカの暗黒騎士だった。
僕には彼のくれた生肉は食べられなかった。
彼の前は、タルタルのモンクだった。
彼女の前は、ヒュームの白魔道士だった。
彼の前は、タルタルの赤魔道士だった。
彼女の前は、彼女の友人の竜騎士だった。
彼の前は、ヒュームの獣使いだった。
彼女の前は、ヒュームの狩人だった。
彼の前は、ヒュームの戦士だった。
彼の前は、ヒュームの盗賊だった。
彼の前は…。
それとも彼女だっただろうか。

思い出せなくなってきた。とても、とても疲れた…。
かあさん…。

─そのうち続く─

726 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/10(木) 23:25 [ wBO8wdRk ]
いろいろキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ヤグの話の続きが来て非常に嬉しいです。

ていうか自分の話、師父まだ出てきてないwwwwwwwwwww

727 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/11(金) 01:33 [ z0hNobkI ]
最近ガシガシ来て読み応えあるね

もっとキテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

728 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/11(金) 02:11 [ lWxZEDwI ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「こんにちは!」
「にゃ!いらっしゃいにゃ〜。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達をご招待にゃ。
お家で一緒に遊ぶのにゃ。

「遠慮しなくてイイのにゃ。はやく上がるのにゃ。」
「あ、うん。お邪魔します。」

とんとんとん。てむてむてむ。

「にゃ〜。それにしても、今日は暑いのにゃ〜。」
「ふぅ〜。うん、そうだね。ちょっと、汗かいちゃった。」

「にゃ。それじゃ、今、冷たい飲み物もってくるのにゃ。
ちょっと待っててにゃ。」
「あ、うん。ありがとう。」

とんとんとん。

729 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/11(金) 02:12 [ lWxZEDwI ]
「あにゃ?ジュース、もうなかったのにゃ・・・。
困ったにゃ・・・。あ、そうにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
ないなら、作ればイイのにゃ。
こんな時のために、合成スキルを上げてきたのにゃ。
さあ、今こそ、鍛えた腕の見せ所なのにゃ!

「にゃ。それじゃ、オレンジジュースを作ってみるのにゃ。」

「えっと、たしか材料は、サルタオレンジと水クリスタルなのにゃ。」

「あったにゃ。」

「にゃ。それでは・・・れっつ、合成にゃ!」

「えいにゃ!」

ぐちゃ!

「えいにゃ!えいにゃ!えいにゃ!」

ぐちゃ!ぐちゃ!ぐちゃ!

「ふにゃ〜。これぐらいで、イイかにゃ?」

730 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/11(金) 02:13 [ lWxZEDwI ]
「あ、クリスタル、忘れてたにゃ。」

カラン!

「うにゃ〜!
キンキンに冷やしたクリスタル、
ジュースに浮かべて、完成にゃ!」

とんとんとん。

「お待たせにゃ〜。」
「あ、ううん。そんなことないよ。」

「はいにゃ。冷たいうちに飲んでにゃ。」
「うん、ありがとう。いただきます。」

「どうかにゃ?」
「うん。冷たくて、美味しい。」

にゅぅにゅぅ。
合成、大成功なのにゃ。
やっぱりジュースは、絞りたてが一番なのにゃ。

731 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/11(金) 02:53 [ tTJmjK2M ]
>>687-691
うあー最高。
獣人の話、公式設定もきちんとあるのにいままで余りなかったから。
続くのだよね?
楽しみにしてるさ。

732 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/11(金) 09:27 [ vzdpXD5I ]
ヤグ、空奏、騎士、どれも卒がないな。面白い。
オークと間奏曲の続きもキボンヌ

733 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/11(金) 10:18 [ zPSifTqQ ]
アプルル氏のHP,老エルヴァーンの日記とか消えてません?
更新止まっちゃったからかな?

734 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/11(金) 20:38 [ maTNdk8k ]
>733
Recollection ←これの中にエルヴァン日記入ってるよ。

続きはUPBBSにあるぞ

735 名前: 戦死45才痛風持ち(0wwwwwww) 投稿日: 2003/07/11(金) 21:26 [ 6dLhtHdA ]
ネタもないのにage

すまんね

736 名前: 空に奏でる君の歌27 投稿日: 2003/07/11(金) 23:01 [ 461oVhYg ]
お呼びじゃないとこ、すみません。
27話書きますたので
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/3161/ からどぞ。

737 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/12(土) 02:01 [ Xh3jYq3g ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「くすくす。」
「にゃ!今度こそ、当てるにゃ。だから、クイズだしてにゃ!」

にゅぅにゅぅ。
今、友達とクイズやってるのにゃ。
でもこれは、遊びじゃないのにゃ。
これは、アタシと彼女の、生死を賭けた頭脳バトルなのにゃ!

「はい、それではクイズです。」
「はいにゃ!」

「それは、体の一部です。」
「にゃ!」

「それは、とても熱いです。」
「にゃ。」

「それは、びくん、びくんって感じです。」
「にゃ?」

738 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/12(土) 02:02 [ Xh3jYq3g ]
「それは、外に出ると硬くなります。」
「にゃ・・・?」

「さて、なんでしょう?」
「ふにゃ・・・。もうちょっと、ヒント欲しいにゃ・・・。」

「はい。それではヒントです。
それは、ち、で始まる3文字の言葉です。」
「わかったにゃ!それは、ち○○にゃ!」

「残念、不正解です。答えは、血潮(ちしお)でした。」
「ふにゃ〜。」

「くすくす。」
「にゃ!今度こそ、絶対、当てるにゃ。だから、クイズだしてにゃ!」

「はい、それでは最後のクイズです。」
「はいにゃ!」

「それは、体の一部です。」
「にゃ!」

「それは、とてもデリケートです。」
「にゃ。」

739 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/12(土) 02:03 [ Xh3jYq3g ]
「それは、開いたり、閉じたりします。」
「にゃ?」

「それは、刺激をあたえると、液体を出します。」
「にゃ・・・?」

「さて、なんでしょう?」
「ふにゃ・・・。もうちょっと、ヒント欲しいにゃ・・・。」

「はい。それではヒントです。
それは、ま、で始まる3文字の言葉です。」
「にゃ?!あ、でも、もうちょっと、ヒント欲しいにゃ。」

「はい。それでは最後のヒントです。
それは、こ、で終わる3文字の言葉です。」

「わかったにゃ!それは、ま○こにゃ!」

「残念、不正解です。答えは、眼(まなこ)でした。」
「ふにゃ〜。」

にゅぅにゅぅ。
負けちゃったにゃ・・・。
しっぽ、だらーんで、元気でないにゃ・・・。

「くす。じゃ、私の勝ち。」
「にゃ。もう、クイズはコリゴリなのにゃ。」

740 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 05:08 [ 22Iwln9. ]
そろそろ う○くなってきますた

741 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 10:15 [ Fd4YWBv6 ]
>>470
正解は「疎く」だ

742 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 14:43 [ 78cWuGYk ]
>>740
http://www.zoumouweb.jp/
http://www.kami2323.com/zoumou/

743 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 19:02 [ KjfIB8Ao ]
>>742
「薄い」のかYo!

>>740
言いたい事はよく分かる。確かにう○い。

744 名前: 戦死45才痛風持ち(0wwwwwww) 投稿日: 2003/07/12(土) 19:27 [ 6dLhtHdA ]
今日は土曜だ、週末の神降臨期待age

745 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 21:14 [ Fd4YWBv6 ]
「上手い」かもしれん。

さぁ、正解はどれだ

746 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/12(土) 21:40 [ gih8z5o. ]
タル戦のひとまじでラグ鯖いるんでつか?
サチコメにそれらしいこと書いてる倉庫キャラみたんですが・・・・

747 名前: 戦死45才痛風持ち(0wwwwwww) 投稿日: 2003/07/12(土) 21:52 [ 6dLhtHdA ]
>>746

748 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:18 [ pRW6EBng ]
「慈悲を」

 第2話「癒しを、慈悲を」

 (1/4)

「どうしよう、どうしよう」

 白魔道士として経験を積み、
 此度のゲルスバ遠征軍の後衛部隊として配属されたはずの彼女は、
 どういう訳か部隊の仲間とはぐれていた。

 周囲を見回しても、仲間どころかオーク族の姿さえ見えない。
 遠くを見ても、立ち昇る炎が天を焦がす様は見えるが、それ以外は何も見えない。
 両手で握り締めた杖を、より強く握り締め、
 誰もいない広場でひとりのエルヴァーンの女性が怯えていた。

749 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:19 [ pRW6EBng ]
 (2/4)

 白魔道士は他者を癒す能力を所有している。
 一般的にそれは白魔法と呼ばれ、
 本来ひとが持っている再生能力を高め、
 瞬時にして傷を癒すという魔法を扱うことができるのだ。

 その反面、敵に接近されればあっという間に生命を奪われかねない。

 それ故、戦いの際には後衛に位置し、
 仲間へのサポートという形で動くことが基本ではあるが、
 仲間がいなければその動きもできない。
 身を守るのは、自分の腕だけにかかっているのだ。

 彼女の緊張がだんだんと高まり、胸の鼓動が早鐘を鳴らしている。
「みんな、どこ行ったのかな……。私、はぐれるようなことしたかな……。どうしよう、どうしよう」
 彼女は軽いパニックをおこしていた。
 額から流れ出た汗にも気づかず、きょろきょろと無駄に周囲に視線を送っている。
 その様子を見ていると、おどおどと怯える彼女が、
 本当にエルヴァーンなのかと疑ってしまうほどだ。

750 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:20 [ pRW6EBng ]
 (3/4)

 突然、ガサリと背中から音がした。
 心臓がどきりと跳ね上がったのが、実感できた。

 ――まずい、やばい、だめ、無理。
 頭の中に、絶望的な言葉がどんどんと浮かびあがる。
 嫌な予感がしながらも、音のした方向へと視線をむける。
 そこに、思ったとおりオークの姿があった。
 負傷しているのだろうか。
 全身に傷を負い、腕は炎にでも巻かれたのか、黒々と焦げている。

「ひっ」
 短く悲鳴をあげ、彼女は思わず後退った。
 オークは何かをぶつぶつとつぶやきながら、こちらへとゆっくり近づいてくる。
 両腕をだらんと垂らし、目は何処か遠いところを見つめており、
 その様はまるで不死者のようでもある。

 オークが一歩動くたび、彼女も一歩下がる。
 これが三度ほど続いたところで、変化があった。
 突然、がくりと支えを失い、オークがどうと地面に倒れ伏したのだ。
 しばらくしても、指先ひとつぴくりとも動かない。

751 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:21 [ pRW6EBng ]
 (4/4)

「死んじゃった……の?」
 恐る恐る近づき、杖の先端でオークの身体を小突いてみる。
 反応は、ない。

「酷い傷……、早く癒しの魔法を――」
 そこまで言って、彼女はハッとした。
 自分は今なにを考えていた? 忌まわしい獣人に女神の慈悲を与えようというのか?
 でも、しかし――。

 ――彼だって、私たちと同じ生ある者よ。

 白魔道士は万物に慈悲を与える。
 生ある者へは癒しを。死して立つ者には眠りを。

「私は、白魔道士……!」
 そう言って、彼女――白魔道士のシルエラは決意した。

 →続く

752 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:30 [ 71bls8qY ]
〜ジュノの休日〜

熟練の冒険者が闊歩し、商人や職人の威勢の良い掛け声が聞こえる。
各国の大使館もあり、世界中の物資が集うここはジュノ大公国―――。
いかにも『都会』といった喧騒の中で、一際賑わう上層の酒場。


「っめ〜〜! やっぱひ、ここの酒は最高らな!!」
カウンターに座る長身の影。お気に入りのカクテルに舌鼓を打ち、上機嫌のようだ。

流れるような銀色の直髪。整った顔立ちに切れ長の目。誇りや忠義を重んじる騎士の国の民、エルヴァーンだ。

まあ、その表現はこの場合に限って言えば、少々間違っているわけだが。
顔は真っ赤、目じりは下がり、ニヤニヤと笑っている。すでに“できあがっている”ようだ。

「もう、ちょっとユダぁ、キミ飲みすぎだよっ!」

横に座る膨れっ面のヒュームの女性。エレナだ。
こちらもかなり綺麗な顔立ちをしているが、相当虫の居所が悪いようだ。

753 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:31 [ 71bls8qY ]
「まだ誰も来てないのにそんなに酔っ払って!」
「だ〜いじょうぶらよ、そんなに飲んれね〜し酔っ払っれね〜っれ!w」
「こんな真昼間から酒呑んで絡んでくるなんて、最悪!! ぶっ叩くわよ!!?」

―――ゴゥンッ!!!!

「グフッ! ……もう殴っれるひゃんかぁ………。」


「―――やれやれ。また夫婦喧嘩か? 相変わらず仲がよろしいようで。」
眼鏡を掛けた、タルタルの少年が泥酔したエロヴァーンをぶん殴っているエレナの横にちょこんと腰掛けた。

「メリーズミルクを。いつものジョッキで。大盛りね。」

「ちょっ、コルク!? 誰が夫婦喧嘩よ!!? 変な事言うのやめてよ!」
「お〜コウクぅ、久しうりぃ〜!w 会いらかったよ〜〜wwww」
ガバッと抱きつきグリグリとほお擦り。

754 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:32 [ 71bls8qY ]
「…まったく。少々“水”が必要みたいだね?」
ゴゴゴゴ………とコルクの周囲に魔力が渦巻き始める。

「あんたねぇ…こんなとこで黒魔法を使うつもり?」
「アヒャヒャヒャ! 水かぁ〜。オウ、くれくれ!www」
「……おもいっきり、殺ッちゃって。」

「それりしても、お前相変わらずチビらな!w」
「―――な ん だ と ! ! ?」

コルクが詠唱をピタリと止めた。
そして、ゆっくりとエレナの方へ顔を向けた。ギリギリと音が鳴りそうだ。
それから、にっっこりと、微笑んだ。…顔は微笑んでいるが、額に青筋が立っている。

「…おもいっきり、だったネ。」
ニタァ、と笑うコルクの表情に不安を感じるエレナ。
「え、あ、あのね、あれは言葉のあやって奴でね…」

755 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:33 [ 71bls8qY ]
 『世界に―――する――よ、汝が主の―――――を以って―――……


心臓を鷲掴みにするような圧迫感。先程とは桁違いの魔力がその小さな体に収束していく。
「こ、古代魔法!!? こ、コルクちゃ〜ん? ちょっとそれシャレになってな…」


  …―汝が業を解き放ちて――我が名のもとに――――を討て………フラッド!!!!』


“だ〜れが、ウルトラスーパー・豆・粒・どチビか〜〜!!!”
“ギャ〜!! 誰もそこまで言ってね〜〜!!!!”
…何か声が聞こえたのは気のせいだろうか。

凄まじい量の水が渦を巻き、激流となってユダをドアごと酒場の外まで吹き飛ばした。

「…あれ? やっぱり古代魔法は加減が少し難しいな。う〜ん、大丈夫かな……ドア。」

エレナは口をパクパクさせながら壁にへばり付いている。ずぶ濡れだ。
あまりの事に声も出ないようだ。

756 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:34 [ 71bls8qY ]
「…今日はまったく妙な天気だな。大雨のち首長族、か。」

ドアの無くなった入り口から大柄なガルカが酒場に入ってきた。背中には気絶したユダを背負っている。
そして―――こちらも全身ずぶ濡れだ。もろに魔法に巻き込まれたのだろう。

「こんなとこで古代魔法とは…。 コルク、どういう神経してるんだ、お前は……。」
ドサっと無造作にユダを床に投げ捨てつつぼやく。

「や。おっさん、お久しぶり。」
「うわ! おっさんおっさん言うな!! ガイバンって名があるんだからな!! それに、わしはまぁだ花の30代前半だ!!!」
「10代の僕から見れば十分おっさんさ! それにさ…その一人称絶対間違ってるだろう。“わし”っていったい…」
「グゥ………まったく、相変わらずのようだな」
「アハハ。そっちも。元気そうで良かったよ。」
「もう、話勝手に進めないでよ。どうすんのよぉ、これ…」
「あ、そっか。…おい、起きろ首長。」

バリバリバリッ!!

「きゃああっ!!!!?」
間抜けな叫び声を上げてユダが跳ね上がった。

757 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:35 [ 71bls8qY ]
「……目、覚めたか?」
「うっわ〜、鬼だわ、この子…」

「ん? …ところで、キリトはどうした? 今日は皆、あいつを祝ってやるために集まったんだろう?」
「ん〜…、まだみたいね。『アーティファクトコンプした』ってあんなに喜んでたのにねぇ。」

「――あれ? コルク、そういえばさ、ポララちゃんも来るって言ってなかったっけ?」
「え? ああ、忘れてた。」
「やっぱあんた鬼ね……」
「あ〜アレなら大丈夫だよ。というか、あんな格好では……このまま来ないでほしいような……」

「へ?」
「どういうことだ?」


「っ到〜〜〜着!!! もう、コルクちゃん、置いてくなんて酷いよっ!!! 」

後ろにペットの兎、トトを従えて派手に登場したのはタルタルの女の子。
名前はポララ。コルクの幼馴染だ。
タルタルなのに、魔法よりも殴る蹴るの方が得意なお転婆娘だ。

「出た……」
「キャ〜!? か〜わ〜い〜い〜!!!!」
「ほう、獣使いのアーティファクトか……見事な物だな。」
「えへへ〜。これ、良いでしょ。お気に入りなの〜」

758 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:36 [ 71bls8qY ]
…ただでさえ愛くるしいタルタルが、
モコモコした獣使いのアーティファクトを着たらどれ程かわいくなるか。
その格好のままで、“かわいい物大好き!なピチピチギャル(自称)”に見つかったらどうなるか。

それは、エレナと酒場にいた女性達が、親切にも実際に実演してみせてくれた。
ギリギリと抱きしめたり、引っ張り合ったり、ほっぺたにチューしたり―――もうメッチャクチャだ。

「ウ、ワ、ァ…ちょ…みんな、そんな力入れたら苦し……グフッ!」
「だからあんなん着るなって言ったのに…言ったのに…言ったのに……」


「ちょ、ちょっと。誰かモンブロー先生呼んで……誰か…あの………」



「やっほ〜。みんな、ひさしぶり〜w」

道行く人が皆振り向くような巨大な長弓を背負ったエルヴァーンの青年が、
ニコニコと笑いながら酒場に入ってきた。
年上のオネーサンに人気が出そうな童顔だ。これでも一応成人している。

――本人はそれなりに悩んでいるそうだが。

759 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:38 [ 71bls8qY ]
「おお! リュート、久しぶりじゃないか。ふむ、ずいぶん腕も上がったようだな。」

背中の長弓に目をやり、ガイバンが満足そうに頷く。

「ええ、おかげさまで。師匠もお元気そうで何よりです。」
「おいおい、わしはモンクだぞ。いいかげん、その師匠ってのはやめんかい!」
「はい、師匠。今後気を付けますw コルク君もほんとに久しぶりだね〜。 アレ? 背、ちょっと伸びたんじゃない?w」
「ほ、ほんとか!?」

ものすんごく嬉しそうにパタパタと手を振リ回すところを見ると、まだまだ子供だ。


「「「ところで、キリト見なかった?」」」

コルク、エレナ、ガイバンの声が重なる。ポララはオネーサン方から逃げ回るのに必死で、
ユダはまだ床に這いつくばっている。

760 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:39 [ 71bls8qY ]
「っえ〜? まだ来てないの!? おっかしーなー。さっきモグハウス前で見かけたけど……」
「え? 会ったの?」
「うん。なんかブツブツ呟いてたよ。『やべぇ、笑いものにされる…』とかなんとか。」
「はあ? なんだそりゃ。」

「とりあえず、モグハウスまでわしが迎えに行ってみよう。皆はここで待っててくれ。」
「ほ〜い。」
「了解〜」
「オッケー、待ってるね〜。」

「…ったく、皆を待たせてなんだってんだ…」
「ね〜」
「ま、キリトだからね〜」
「キリトだからな〜」
「ハハハハ………(汗)」


「あの、誰かモンブロー先生を……えっと……もう誰でも良いから……医者呼んでぇ……」

                                     後編へ続く

761 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 00:43 [ 71bls8qY ]
管理サイトにうpした奴の誤字脱字修正版をうpします〜(・ω・)ノシ


…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい 
カキコ制限されてんのを忘れてうpしちゃいましたTT
ああああ9レスも使っちまったよ(つД`)
でも後に引けなくなっちゃって(汗)

762 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 01:56 [ XYy3RDn. ]
こらこら、うざいなんて言わないの

763 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/13(日) 02:03 [ /afL8ggM ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「大変なのにゃ!」
「え?!あ、おはよう・・・。」

「あ、おはようにゃ。いにゃ、違うのにゃ。大変なのにゃ!事件なのにゃ!」
「えと・・・。事件って、なんのこと?」

「そうにゃ!じっちゃんのナニかけて、犯人をみつけてヤルのにゃ!」

ど〜ん!

「はい?」

「にゃ。事件の発端は、コレにゃ!」
「え?これって・・・手紙・・・?」

「ただの手紙じゃないのにゃ。よく観てにゃ。」
「あ、うん・・・。あ、この手紙、宛名も差出人の名前も書いてないよ。」

「そうにゃ。この手紙は昨日の放課後、
被害者の下駄箱に入れられていたものなのにゃ。」
「あ、えっと、被害者って・・・?」

「そうにゃ。被害者、ここでは仮に『Aちゃん』としておくのにゃ。
『Aちゃん』は、昨日の放課後、自分の下駄箱で、この手紙を発見したのにゃ!」
「あ、そうなんだ・・・。」

764 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/13(日) 02:04 [ /afL8ggM ]
「『Aちゃん』は、この手紙を発見したとき、どう考えたと思うにゃ?」
「あ、えと・・・。下駄箱に、差出人の書いてない手紙だよね?
あ、もしかして・・・!」

「そうにゃ。誰もがその状況では、この手紙を恋文だと思うはずなのにゃ!」
「あ、うん。そうかも・・・。」

「そうなのにゃ!『Aちゃん』は、この手紙をもって、
ドキドキしながら、急いでお家に帰ったのにゃ。」
「あ、そうなんだ。あ、それで昨日、なぜか慌ててたんだ。ふぅ〜ん。」

「にゃ?!とにかく『Aちゃん』は、お家に帰って、
ひとりお部屋でドキドキしながら、この手紙を開いてみたのにゃ。」
「ね、ね、それで誰からの手紙だったの?
あん、気になる、気になる!教えて、教えて!」

「にゃ・・・。その手紙、読んでみるにゃ。」
「え?!いいの?!わ、わぁ、遠慮しないよ!読んじゃうね!」

「それが、悲劇の始まりだったのにゃ・・・。」
「え?何かイッた?ドキドキ・・・。」

765 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/13(日) 02:05 [ /afL8ggM ]
この手紙は、△の手紙です。
この手紙を受け取ってから、□日以内に○人に、
同じ内容の手紙を送って下さい。
このことを守らなかったサンドリアの×さんは、
事故で△に遭いました。

「にゃ・・・。」
「これって・・・。」

「そうにゃ!このことで『Aちゃん』の乙女心は、酷く傷ついたのにゃ!」
「あ、そうだね・・・。ちょっと酷いかも・・・。」

「そうなのにゃ!だから、アタシは『Aちゃん』のためにも、
犯人をみつけてヤルのにゃ!」
「あ、でも、犯人をみつけてどうするの?」

「にゃ。とりあえず、口では言えないような、
素晴らしいお仕置きを考えてるのにゃ。
乙女心をもてあそんだ恨みは、恐ろしいのにゃ!」
「あ、そうなんだ・・・。」

「犯人は、この中にいるにゃ!」

どぅ、どぅ、どぅ、どぅ〜ん!

「え?!そ、そうなの?」

「にゃ。そういえば、昨日、授業中に手紙、書いてなかったかにゃ?」
「え?あ、えっと、何のことかな?ドキドキ・・・。」

766 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 02:20 [ Fz49ryus ]
○

767 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 05:36 [ D4Pg531g ]
>>762
はーい

768 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 11:56 [ wBO8wdRk ]
第3話は以前の話を読んでいただいた方は、
読まなくていい内容だったりします。
一応、独立させて読むことが出来るようにというだけなので。


【騎士を目指す愛弟子に送る旅の手記】

第3話(1/3)

タロンギ大渓谷。
砂嵐が絶えず、サルタバルタ平原から繋がるミンダルシアの難所だ。
タルタル族が『コルシュシュ』と名づけた地方の外縁にあたる。
かつてコルシュシュが豊富な水で満たされていたことの名残が、
この曲がりくねった川底の跡から見て取れる。
今では旅人の通る街道として使われており、
水が行き交う場所から人が行き交う場所へとなっていた。
街道沿いの道標はクリスタル戦争の折に再建され、
絶えて久しかった旅人を導いていた。
アーロファゴ峠の地層が、悠久の時を経て太陽の光を浴びている。

峠の外縁を走る入り組んだ道を抜け、
クロヴィスはタロンギ大峡谷の全貌が一望に出来る場所へと辿り着いた。
取り立てて目的の場所があるわけではなかった。
今回の出立は計画的なものではなく、夜逃げ同然のものであったからだ。

769 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 11:57 [ wBO8wdRk ]
第3話(2/3)

クロヴィスのまとうサーコートが強い風に煽られ、鎧の輝きを顕にした。
クロヴィスはエルヴァーンの騎士であった。
ヴァナ・ディールで騎士と言えば、クォン大陸に居をなす
エルヴァーンたちの王国、サンドリアに仕える戦士たちの事である。
法と正義と王国とに剣を捧げ、弱者のために盾をかざす誇り高き勇者。
襲い来る獣人たちを打ち払う、輝ける槍。

クリスタル戦争の終戦から10年が過ぎようとしていた。
騎士たちが自身をどうあるべきかを問い直す時代が近づいていた。
何をもって騎士の支えとするか。
そして、クロヴィスは自らの信じる『何か』のために
王国に背を向け、旅に出たのである。
その代償が王国から追われる事であったのは皮肉なことだった。

クロヴィスは旅の途中、タルタル族の魔法が司るウィンダス連邦にて、
一人のタルタルの少女と稀有な出会いを果たす。
少女は騎士を目指していたのだ。
道標すらない旅だ。寄り道も悪くない。
クロヴィスはそれに応え、少女に騎士たる者の技と心とを伝えていった。
奇しくもそれはやがて、クロヴィスが探していた何かと繋がることとなった。

770 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 11:58 [ wBO8wdRk ]
第3話(3/3)


少女を師事して4年が過ぎた頃、クロヴィスの居所を突き止めた
サンドリアの追っ手から逃れるために、彼はウィンダスを後にした。
少女との間に、神聖なる再会の誓いを立てて。

『まだ、彼女には教えてあげたいことがあったのだが…。』

チョコボの羽にのった砂塵を軽く払いながら、長身痩躯のエルヴァーンは一人ごちた。
基礎は教えてある。そしてそれをどう生かすかはそれぞれの問題だ。
自らの手で掴み取らねばならないものもある。
少女の修行はその段階に至っていた。
これ以上、自らの手の内で少女を育てることは、
飛び立とうとする少女の、その羽を切ることになるのではないか。
羽を使うことを忘れさせてしまうのではなかっただろうか…。
そう思えば、今回の出立は天佑であったのかもしれない。
クロヴィス自身も久しく忘れていたのだ。自らの羽で羽ばたく事を。

771 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 11:59 [ wBO8wdRk ]
第4話


不思議な日だった。
タロンギの砂嵐はメリファト山地から吹き降ろす風が
アーロファゴ峠にぶつかり、乾いたタロンギの砂を巻き起こすことで生じる。
つまり、北からの風がタロンギを襲うことで、
初めて砂嵐の洗礼を受けることになるのだが、
この日はなぜか南からの風が強かった。
まるで風がクロヴィスを追い立てるように。
北へと。

クロヴィスの駆るチョコボの羽は、黄色い砂塵が舞う間に色あせていった。
チョコボは千里を駆けると言われているが、無限に走り続けることは出来ない。
生き物である以上、休息が必要だ。
クロヴィスの目には、白い巨石が映っていた。
『メアの岩』
そう呼ばれる、謎の先史文明の遺跡である。
ヴァナ・ディールを駆ける力の奔流、クリスタルラインの要と言われているが、
その正体はまだ明らかになってはいない。
世界の謎を巡る旅の再開を記念する場所として、
これ以上に相応しいものはなかった。
クロヴィスはメアの岩へと、チョコボの歩を進めた。
風は更に強くなる。
北へと。


─そのうち続く─

772 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 12:05 [ wBO8wdRk ]
>769
>第3話(2/3)
>クリスタル戦争の終戦から10年が〜
14年の間違いです。

カチャ
  ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
  \/| y |)

773 名前: 騎士手紙を書いた人 投稿日: 2003/07/13(日) 12:08 [ wBO8wdRk ]
>772
合ってました…。
自分の文章の文脈くらいよく読みましょう。

カチャ
  ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
  \/| y |)

774 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 15:18 [ mpUQ4k5s ]
>>762 (´Д⊂)

775 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 16:14 [ 6iATpnJ6 ]
>>762はあんたあてじゃない。

776 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 16:57 [ mpUQ4k5s ]
へ……? 
ああああ、タイミングばっちりだったから心臓止まりそうに……(´Д`;)

777 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 17:55 [ PfFUjRjs ]
というか、うざいなんて煽りがよく使う言葉なんだから、いちいち気にしてたら書いていられなくなるよ。

778 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/13(日) 19:28 [ M0d1IbwU ]
…ですね。
それじゃあもう(・∀・)キニシナイ!

779 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 19:56 [ 7XwZjjy. ]
作者様達ガンガレ!!
応援sage

780 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/13(日) 22:29 [ D4Pg531g ]
age

781 名前: 空に奏でる君の歌28 投稿日: 2003/07/13(日) 23:53 [ 461oVhYg ]
28話更新しました。→ http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/3161/
お邪魔しました。

782 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:37 [ pRW6EBng ]
「慈悲を」

 第3話「分かり合えない生命」

 (1/6)

 暗い洞窟の中で、彼は目を覚ました。
 茸のお化けが、彼の顔を覗き込むようにして、傍らに立っている。
 やがて、化け茸は彼に飽きたようで、どこかへと行ってしまった。
 茸には四本の足が生えており、
 まるで蛙のようにぴょこぴょこと跳ねながら移動している。

「――っ!」
 身体を起こそうとして、彼の全身に痛みが走った。
 無理に起きようとはせずに、再び寝るような姿勢に戻す。

「確か、俺はエルヴァーンの奴と戦って……」
 両腕を持ち上げ、掌から二の腕までじっと見つめた。
 魔力付与の魔法を直にかけたのだ。
 いくら屈強なオーク族とはいえ、
 素手に炎をまとわせようものなら、大火傷をすることになる。
 そんな荒技を好んで使うことから、彼は仲間内では≪燃えた手≫と呼ばれている。
 もっとも、今となっては仲間内だけでなく、敵にも知れ渡っているようだが。

783 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:38 [ pRW6EBng ]
 (2/6)

「何があった? 奴との勝負には――負けた筈だ」
 グバッツガッツは、顔面に掌を押し当てながら恥じた。
 勝負は互角だった。
 騎士の補助として、あの黒魔道士さえいなければ。
 最初にかけられたバイオの魔法は、
 彼のもっとも得意な能力――力を奪っていた。
 一時的とはいえ、衰えた筋力から繰り出される攻撃など、熟練した騎士の前では赤子も同然。

 騎士の剣は容赦なくグバッツガッツの身体を切り刻み、
 やがて黒魔道士が放った炎が傷口を焦がした。
 グバッツガッツの、初めての敗北だった。

「なぜだ、なぜ……俺は生きている?」
 騎士は当然、彼の首を狙っていただろう。
 名のある怪物の首を持っていけば、国からは多大な褒美が得られる。
 それと同時に、怪物の所持品を奪い取り、
 自分の物にして換金するなり自分で使うなり、その使い道は様々な筈だ。
 だのに、彼の持ち物はすべてそのまま。
 もちろん、首もそのままである。
 持ち物をいれた袋や中身などは、焼け焦げてはいたが。
 傷口は痛みこそするが、もがき苦しむほどではない。

784 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:39 [ pRW6EBng ]
 (3/6)

「…………」
 突然、彼は掌に握り拳程度の火の玉を生み出した。
 上半身を起こし、振り返ってそれを奥の暗闇へと投げる。

「ひっ」
 ひとの声がした直後、火の玉はボウッと壁に当たって跡形もなくなった。
「誰だ、そこにいるのは」
 今までとは打って変わって、とても低い声になる。
 威圧感のある、オーク特有の声だ。

「わ、わわ、私は……」
 暗闇から、人影が現れた。
 とても背が高く、すらっとした細身の人影は、
 長く横に伸びた耳を頼りなくだらんと垂らしていた。
 眼前のそれ――エルヴァーン族のシルエラは、ひどく怯えていた。

「エルヴァーン族……フンッ、俺にとどめでも刺しにきたか」
「そんな! 私は――」
 そこまで言ったところで、突然グバッツガッツが苦しみだした。
「大変、あんな魔法使ったから!」
 シルエラは慌てて駆け寄り、腕の傷口に両の掌をのせる。

785 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:40 [ pRW6EBng ]
 (4/6)

 ぶつぶつと祈りの言葉を唱え――気がついた。

「……魔法じゃダメなんだ」
 負傷者の消毒用にと携帯していた薬箱を開け、いくつかの薬品を取り出す。
 広がった傷口から、外へ出ようと血が流れ始める。
 濡れた布で血を拭い、消毒薬で湿らせた別の布で傷口を封じた。
 薬箱から真新しい包帯を取り出して、
 腕にぐるぐると巻き、やがてグバッツガッツの腕が真っ白いものになった。
「これで大丈夫」
 ふぅ、と一息ついて、シルエラは腰を落としてその場にしゃがみこむ。

「貴様……何様のつもりだ」
 グバッツガッツの声色は変わらず、睨みつけるような目でシルエラを見る。
「何様もなにも、ああでもしないと傷が悪化して、そのうち死んじゃうじゃない」
「死んで結構。負けて生き恥じを晒すより、この首を掻っ切ってくれた方が、何倍もマシだ」
「な――」
 なにを言っているの、と口から出そうになって、その言葉を飲み込んだ。

 ――彼の目は、本気だ。

786 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:41 [ pRW6EBng ]
 (5/6)

 シルエラは、到底理解できないその言葉に、動揺を隠せなかった。
「死んだらそこでお終いじゃない! 一度戦いに負けたからって、それがなによ。また挑めばいいじゃない」
 自分で言ってて、可笑しくなってきた。
 今、自分と話している相手はオーク族なのだ。
 彼女の種族・エルヴァーン族が長年対立してきている、言わば敵だ。
 自分はその敵に説教しようとしているのだ。

「ふざけるな! 我らオーク族は武を重んじる種族。勝利こそが生への抜け道。敗北は終わりを意味する。情けを与えられることは、我らにとっての最大の侮辱。情けを与えられるのなら、我らは潔き死を選ぶ」
 そこまで言ってから、二人は押し黙ってしまった。
「貴様ら人間には、我らの考えなど一生涯かけてもわかるわけがない」
 ボソリと言ったグバッツガッツの一言に、シルエラは傷ついた。

787 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:42 [ pRW6EBng ]
 (6/6)

 所詮、二人は別の種族。
 しかも、それぞれ男神プロマシアと女神アルタナの民なのだ。
 女神の慈悲は彼には届かず、男神の怒りが彼女を貫くのみ。

 決して、分かり合えるはずがない。

 静寂が場を支配するなか、
 剣戟の音がすぐそこまで近づいていることを、
 二人はこの時、知る由はなかった。

→続く

788 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 00:47 [ 3VIp1fRM ]
もうね。騎士手紙を読んでみたのよ。
ええ、今まで読んでなかったさ。ごめんなさい
そしたらさ、もうなんかね。感動しちゃってさ
カコイイ!とか思っちゃって。
つまりはさ。また書こうかなって思っちゃったの
え?俺が何書いたって?
えと・・ホラ、あれよ
合成の話・・・
知らないよね。ごめんね。マイナーで
アハハハ
・・・こんな俺でも、書いていい?

789 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 01:22 [ 7MEMybvY ]
>>788
覚えてるよー!是非おながいします!

790 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 01:22 [ 6QMgT57I ]
しれっちガンバレ。漏れは好きだぞ。

791 名前: 剣と、そして想いとを書いているお馬鹿 投稿日: 2003/07/14(月) 02:01 [ D8binj0. ]
カモン!

私も続き書かなきゃ…1ヶ月放置中。
リアルが忙しいのも確かだけど、それ以上に出した物は完結させねば、と思ってます。
中間テストで2点取っちゃぁやばすぎですね…
もう高専生活暗礁に乗り上げてます。
宇宙ヤバイに書きこみしようかと思うぐらいヤバイ。

792 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/14(月) 02:12 [ IfxYwmCA ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ずっと黄身色思い、今が変わらない・・・。」

にゅぅにゅぅ。
アタシは今、大ピンチなのですにゃ。

「一生に七度目の不覚なのにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
後先考えずに行動した結果なのだけど、
どうしたものかにゃ。

「敗因は、状況確認を怠ったからにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
ちょっと、慌ててたのにゃ。
それで、周りが見えなかったのにゃ。
冒険者として、恥ずかしいにゃ。

793 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/14(月) 02:13 [ IfxYwmCA ]
「これから、どうすればイイのかにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
ここでグチクチしてても、しょうがないのにゃ。
ちゃんと前を見て、これからのことを考えるベキなのにゃ。

「なにか、策はないかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
落ち着いて、考えるのにゃ。
いろいろな可能性を見つけるのにゃ。
そして、ベストなルートをトレースするのにゃ。

「このまま、強行突破かにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
それは、できないのにゃ。
今、アタシは動けないのにゃ。
それに、アタシは女の子なのにゃ。
この状況で動くことは、死を意味するのにゃ。

794 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/14(月) 02:14 [ IfxYwmCA ]
「それとも、エスケプかにゃ?」

にゅぅにゅぅ。
これも、できないのにゃ。
強行突破と、同じ結果になるのにゃ。
前にも進めない、後ろにも下がれないのにゃ。

「やっぱり、ここは救援要請しかないのにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
できれば、救援要請はだしたくないのにゃ。
でも、自分の未熟さを認めなければ、
アタシは冒険者として成長できないのにゃ。
大事なのは、失敗を繰り返さないことなのにゃ。
それに、失いたくないモノ、捨てちゃダメなモノ、たくさんあるのにゃ。
だから、ここは、恥を忍んで救援要請をだすのにゃ。

/shout 誰か、助けて下さい。 <pos> で、カミがなくて困っています。

にゅぅにゅぅ。
恥ずかしいにゃ。叫んじゃったにゃ。
誰でもよくないケド、はやく助けて欲しいのにゃ。

「Oh〜、カミさま。アタシに・・・。」

795 名前: 水月 投稿日: 2003/07/14(月) 04:54 [ g3ySdPbE ]
ここの小説をいつも楽しみにしている者です。
いや〜・・・・皆さん上手ですごいです。
私の書いている小説なんかまだまだで(^^;
新作、期待しています(^_^)

796 名前: 733 投稿日: 2003/07/14(月) 09:28 [ Z.qQWJRY ]
>>734
ありがとうございまつ。
一回見たはずなのに忘れてる漏れは・・・・・・
もう連携とMBしか覚えられません。
逝ってくる。

797 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/14(月) 13:50 [ NrgZt/Q2 ]
697さんありがとうございました。
おかげでチリリたんとビアナナたんの冒険が見られます・・・

798 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:03 [ eLUnciY6 ]
 ねぇ、フランシア。
 どうして世界には争いが絶えないのかな。
 いや、そりゃ分かってるんだ。何かを護るためには闘わなくちゃいけない。
 だけど、きっといつか・・・人間同士だけでなく、獣人達とも分かり合える日が来るんじゃないかな。それがいつになるか、
あるいは実現しようのない夢物語なのかは分からないけど。
 それでもそんな日が来ることを信じて、目の前にある悲しみや嘆きを少しでも減らすことができたら。
 俺にできることは、何なんだろう・・・

799 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:05 [ eLUnciY6 ]
−護る者、護られる者−
「近頃、港で破廉恥な人物が噂になっているらしいな・・・」
「ふむ。なんでもぱんつも穿かずにサブリガを顔に被っているとか・・・」
「・・・それで悪事の一つでも働いてくれれば取り締まることもできるのだが、義賊じみた働きをするので町での評判は悪くな
いようだ」
「それがいかんのだ! そのせいで先日も幼い女の子があの格好を真似するという事態が起きた! 更に真似をして遊ぶ子供が
増えるのも時間の問題だ。これは我が国の品位と健全な風俗を損なってしまうぞ!」
「・・・子ミスラタンハァハァ・・・」
「そんな大人がいるから!」
「まぁ、落ち着け。何にせよ、我々の意志としては、サブリガ仮面(仮)をこのまま放置しておくわけにはいかないということだ。
早急に議会に対して手を打つとしよう・・・」

800 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:07 [ eLUnciY6 ]
「それはそうと、最初に発言したのはあなただったかな?」
「そうだが、何か?」
「どうでもよいが『港で噂』ではなく『巷で噂』の間違いではないのか?」
「・・・どうでもよいことだな」
「・・・そう、どうでもよいことだ」
「・・・まったくどうでもよいことですな」
「・・・・・(なんでみんな「間」があるんだよ!)」

801 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:38 [ 1GfY0GXg ]
「くそっ、頭の固いご老人どもが!」
 憤懣やるかたないといった表情で、ミスリル銃士隊の隊長、フォルカーが詰め所に帰ってきた。
 ミスリル、黄金、鋼鉄の各銃士隊、更に警備隊の隊長級による定例会議があったのだが、今日の議題はどうやら彼の機嫌を損ね
るような内容だったらしい。
「サブリガ仮面(仮)を指名手配するらしいぞ? 議会からの圧力だそうだ。馬鹿か? 阿呆か? 俺たちがなんでそんなことに
かり出されなきゃならん? だいたいあいつは獣人に襲われてる民間人の救出しかしてないだろう。そりゃ格好は突飛だが、それ
が指名手配の原因になるか!?」
「で、罪名は何なんです?」
「猥褻物陳列罪だ」
「・・・文句言えませんよね・・・」
「・・・文句は言えんな・・・」

802 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:39 [ 1GfY0GXg ]
「つーわけだ。しばらく大人しくしていてくれ。サンドリアの温泉にでも行って来るといい」

 と言うわけでサンドリア

「・・・最近、バストゥークにサブリガを被った義賊が現れるらしいぞ?」
「・・・なんでサブリガなんか被ってるんだ?」
「・・・さぁ? 石堀の考えることは分からんよ」

「・・・奥さま、ヒュームってサブリガを被るらしいですわよ?」
「・・・まぁ、何を考えてるんざましょ。近づいてほしくないですわね」

 えーっと、どーしてここの人達はバス人というかヒュームに聞こえるようにそう言うことを言うのかなぁ。まぁ、当の本人な訳
だけど・・・

803 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:42 [ 1GfY0GXg ]
 お、ここだここだ。
 今回の旅はあくまで旅行と言うことなのでモグハウスは使わない。もちろん使えない訳じゃないけど、居住区にある宿屋に滞在
するつもりだ。
 宿屋と言っても、居住区の中にある民宿みたいなところ。
 女将に案内されて入った部屋は思いのほか小綺麗で、木目の美しい調度品や壁が、サンドリアの優れた木工技術と美的センスを
感じさせる。やはり彼らは森の民なのだ。
 隣家はどうやらパーティをやっているらしい。聞き耳を立てるのも悪趣味ではあるが、聞こえるものは仕方あるまい・・・
 旅の疲れは瞼の錘となり、この日は早々に寝た。
 翌日、よく晴れた空。朝市でも見ようと宿から出たら、昨日パーティをやっていた家から一行が出てくるところだった。何とも
にぎやかな団体。これからナイトの試練を受けるんだ! と息巻いているモンクらしきタルタルと、彼をなだめているミスラ。彼
らをからかいながら魔導士とおぼしき少年と戦士装束のタルタル。それにエルヴァーンの少女。何ともにぎやかなことだ。そうや
って語り合える仲間がいるというのは、なんと羨ましいことだろう。
 つい、自分の身と比べてしまうのは悪い癖。

804 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:43 [ 1GfY0GXg ]

 そんなことを考えつつ、町の人に聞いて温泉までやってきた。

 しかし・・・

 確か俺は余暇で、温泉でゆっくり休むために来たんだよな。

 なんでサンドリアの方々はこんな場所を教えてくれるかな・・・・
 なんで温泉に行く道にオークさんがウロウロしてるのかな? もしかして、俺、だまされてる? サンドリアの方々って、マジ
ヒュームとか他国人を嫌ってますか? 嫌がらせっすか?

 うー、こうなったら自棄だ。行くところまでいったる! 無理矢理にでも温泉につかって、すっきりした顔で女将さんに「いやー、
さすがサンドリアっすねー、いい温泉っすよー、気持ちよかった〜」って言ってやる! 幸い地図を買っておいたおかげで温泉の場所
は分かるからな。覚えてろよ首!

805 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:45 [ 1GfY0GXg ]
 途中、なんどかオークとかち合ったりもしたが幸い絡まれることもなく、温泉のわく岩屋に到着。
 どうもこの温泉付近にはオークもモンスターも寄りつかないようで、静かなものだ。まぁ、帰りのことを考えると少々うんざりもす
るが。
 そんな静かな温泉。ゆっくり浸かると実に気持ちがいい。
「道中の危険がなきゃ、間違いなくいい温泉だよなぁ・・・」
 と、そのとき。
 激しい剣戟の音と悲鳴。そして断末魔の声。
 ええい、糞っ。せっかくいい気分で温泉に浸かってるのに!
・・・・・なんて言ってる場合じゃない!

806 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 20:46 [ 1GfY0GXg ]

 温泉のある洞窟の隣の岩窟で、数人の冒険者がオークの群れに囲まれている。そこそこの腕のあるパーティらしく、すでに数体の
オークが倒れていたが、それでもまだ数匹のオークが彼らを囲む。彼らは見たところ3人。対してオークは10匹以上いる。力の差
で押し切るかと思って見ていたが、さすがに多勢に無勢。
 すでに白魔導士の少年は魔法力を使い果たして肩で息をしながらうずくまっている。戦っているのは珍しいタルタルの戦士とモン
クだった。タルタルの戦士とモンク・・・民宿の隣の一行か!? 何という偶然。
 オークは更に数を減らしてはいるが白魔導士の回復術を期待できない状況ではダメージは累積するばかり。このままでは危険だ。

807 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/14(月) 20:53 [ 9zqV95nc ]
ただいまキリト編をバンバン書いております!
もうちょっとでまとめてうpします。
(もちろん管理ページの方にですね^^;)



え?本編?………………((((((((((((;´・ω・)コソコソ

808 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/14(月) 20:55 [ 9zqV95nc ]
あ、ジュノの休日の後編もね。お楽しみに〜(・ω・)ノシ

809 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 21:04 [ p1Wt/ra2 ]
 大人しくしていろとの命令だったが・・・ 俺はもう、目の前で人が死ぬのは嫌だ!

「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっっ・・・・・・・」

 雄叫び。その声に反応したオーク達がいっせいに俺に向かって突進してくる。だが、俺からすれば、じゃれつく子供のような程度。
魔法を唱えるオークを詠唱中に葬り、振り下ろされる斧は額のサブリガで受け止め腕ごと切りとばす。
 ほんの数分の戦闘で、辺りのオークは壊滅した。

「大丈夫か?」
「あ、ありがとう・・・」
 最初に答えたのは、魔法力を使い果たして休んでいた少年だった。2人のタルタルはまさに今、力を使い果たしてのびている。
「例には及ばんよ。私もたまたまここに来ていただけだ」

810 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 21:08 [ uklNWc.o ]
 サンドリアに帰る途中、彼らから話を聞いた。
 タルタルの戦士と魔導士の少年はバストゥークからやってきたこと、タルタルのモンクは途中で合流した仲間だということ、そして
彼はこれからナイトの試練を受けるということ。腕試しを兼ねて、温泉の水をくんでくる依頼を受け手あそこにいたということ。タル
タルがナイトを目指すと言うことであちこちで馬鹿にされたこと。大切な人を守りきれず、悔しかったこと。だからこそ、ナイトの試
練を乗り越えたいという決意。だけど、サブリガを穿く気もまして被る気もないということ。

 サンドリアに到着して、門を入ろうとしたとき、一行の仲間のミスラとエルヴァーンの少女がこちらに向かって走ってきた。3人は
、彼女らにこっぴどく叱られていた。よほど心配だったに違いない。そうして無事を確認すると、2人の少女は一行と同行してきた俺
を見つめ次の瞬間、エルヴァーンの少女は視線を泳がし、ミスラの少女は悲鳴を上げて失神した。
 そして、その悲鳴を聞きつけてやってきた神殿騎士団の隊員に、俺は捕らえられた。

811 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/14(月) 21:10 [ uklNWc.o ]
 翌日、どういう外交取引があったのかは知らないが、俺の身柄はバストゥーク領事館にあった。
 そのころバストゥーク。
「なぁ、隊長。俺、あのおっさんの引き取り担当なんすか?」
「・・・アヤメに行かせるわけにはいかんだろ・・・」
「うぃっす・・・」


〜〜〜服、全部温泉に置いてきてしまったんじゃないの?〜〜〜

 遠くから、フランシアの声が聞こえたような気がした。

「最初から着て行かなかったんだ・・・」


-fin-

812 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/15(火) 00:41 [ T2ya3idw ]
>闇を背負うもの(仮題)
フランシア・・・・゚・(ノД`)・゚・
いつもまともに突っ込むが、もう居ないこと以上に哀れかもとか思ったw
雄たけびとか懐かしくって好きなんだけどね。

813 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/15(火) 01:06 [ xB0WhSXw ]
「最初から着て行かなかったんだ・・・」

裸で宿から温泉まで行ったのかw

814 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/15(火) 02:04 [ dVgroaVs ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ふにゃ・・・。」
「ほら、大丈夫だから。ね?」

「気が進まないのにゃ・・・。」
「でも、このままでイイの?」

「イヤなのにゃ・・・。」
「でしょう?だったら、ほら。」

「でもにゃ・・・。」
「あん、もう・・・。
このままじゃ、ずっと苦しいままだよ。
それとも、痛くないの?」

「にゃ・・・。
ずきん、ずきんって・・・の奥がイタイのにゃ。
せつないのにゃ・・・。苦しいのにゃ・・・。」
「だったら、ほら。はやく、ね?」

815 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/15(火) 02:05 [ dVgroaVs ]
「でもにゃ、怖いのにゃ・・・。」
「大丈夫だよ。私がついててあげるから、ね。」

「にゃ・・・。」
「だから、ほら。勇気だして、いこうよ。」

「でもにゃ、ほら、今日は仏滅なのにゃ。
それに、明日は大安なのにゃ。
だから、明日とかじゃ、ダメかにゃ?」
「こういうのは、早いほうがイイの。
大丈夫、大丈夫。私も応援するから、ね?」

「でもにゃ、でもにゃ・・・。」
「あ〜ん、もう!」

「にゃ?」
「つべこべいわないの!はやく治してもらうの!」

ずるずるずる。

「イヤにゃー!怖いにゃー!」
「先生!お願いします!」

どん!ばたん!

816 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/15(火) 02:06 [ dVgroaVs ]
「イタイのイヤにゃ!助けてにゃ!」
「大丈夫!スグ済むから!ほら、観念しなさい!」

がば。ちゅぃ〜ん。ぐぼ。ちゅちゅちゅぃ〜ん。ぐぼ〜。

「ひぎぃ、ひにゃ!かぁ、はにゃ!あぅ、うにゃー!」
「あ、うわぁ・・・。痛そう・・・。」

にゅぅにゅぅ。
スゴイ、痛かったのにゃ。
いきなりこじ開けられて、管、入れられたのにゃ。
苦しかったのにゃ。
あと、削られたとき、ゴリゴリって、イヤな音がしたのにゃ。
直接脳に響くような、とってもイヤな音なのにゃ。

「ふにゃ・・・。」
「くす。虫歯、治って良かったね。」

「歯医者さん、キライにゃ・・・。」
「そうだね。じゃあ、ちゃんと歯磨きしなきゃね。」

「うにゃ・・・。」

817 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/15(火) 08:47 [ MRUOrZ9k ]
「ミスラ譚!」よくネタが続くな〜と感心
明日も楽しみ〜

818 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/15(火) 08:54 [ cN7pgq0A ]
子ミスラ・・・最近さっぱり冒険者とか関係無い気g(ry
作者がんばれ、超がんばれ
でもできれば初期のノリに戻って欲しい

819 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/15(火) 13:33 [ I5qsN5Uo ]
>>798
ミスラ譚の次はタル戦かyp

次はどの話にサブリガ一丁で登場するのだろうか。
むちゃむちゃ楽しみにしている漏れがいる。

820 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/16(水) 02:03 [ .gaYO0xo ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「釣れないにゃ・・・。」
「釣れないね・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達と一緒に釣りなのにゃ。
でも、これは遊びじゃないのにゃ。クエストなのにゃ。
港の奥様に頼まれたのにゃ。
夕方までに、でっかいバストアサーディンを釣り揚げるのにゃ!

「アタシ、餌、変えてみるにゃ。」
「あ、それ、イイかもしれないね。」

ごそごそ。ちゃぽん。

「今度こそ、釣れるかにゃ?」
「そうだね。釣れるとイイね。」

ぴくん!

「にゃ!来たにゃ!アタリにゃ!」
「あ、やったね!がんばって!慎重にね!」

ざばん!

821 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/16(水) 02:04 [ .gaYO0xo ]
「長靴なのにゃ・・・。」
「あ、錆びたレギンス・・・。」

にゃあ、にゃあ。

「ふにゃ・・・。ウミネコが鳴いてるのにゃ。」
「そうだね・・・。私、仕掛け、変えてみるね。」

がさがさ。ちゃぽん。

「どうかにゃ?」
「うん、まだ、わかんない。でも、釣れるとイイなぁ。」

ぴくん!

「にゃ?!入れ食いにゃ?!」
「うん!来たの!おっきいかも!」

ざばん!

「お魚、違うのにゃ・・・。」
「あ、キュス・・・。」

にゃあ、にゃあ。

「ふにゃ・・・。ウミネコが鳴いてるのにゃ。」
「そうだね・・・。でも、釣れないから、鳴かれても困るよね・・・。」

822 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/16(水) 02:05 [ .gaYO0xo ]
「にゃ。」
「ん?どうかした?」

「お魚、釣れないケド、釣れなくてもイイのかもしれないにゃ。」
「え?」

「確かに、お魚釣れないと、クエスト終わらないのにゃ。」
「あ、うん。」

「でも、クエスト、急いで終わらせなくてもイイと思うのにゃ。
たまには、こんな風にのんびりするのもイイと思うのにゃ。」
「うん、そうだね。私達、最近、余裕がなかったかもしれないね。
うん、そうだよね。たまには、のんびりしなきゃダメだよね。」

にゅぅにゅぅ。
潮風が気持ちイイのにゃ。
夕日で火照った頬を、優しくなでてくれるのにゃ。
潮騒が心地イイのにゃ。
波紋が体中に広がって、心に響くのにゃ。

「にゃ・・・。タイムアップなのにゃ。」
「うん・・・。残念だけど、また今度チャレンジだね。」

「そうにゃ。今度こそ、でっかいお魚、釣り揚げるのにゃ!」
「うん!」

823 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 02:29 [ 3VIp1fRM ]
サーディン→イワシ→30センチないと思うけど・・・
まあいいや!

824 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 07:09 [ vzeGf4tg ]
>>823
ヴァナのイワシは土左衛門になった冒険者喰ってるから
デカいんだよw

825 名前: 空に奏でる君の歌29 投稿日: 2003/07/16(水) 08:43 [ a4IHWdNU ]
こんな時間にこんにちは。
29話書きますた。→http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/3161/

826 名前: 空に奏でるの人 投稿日: 2003/07/16(水) 09:10 [ a4IHWdNU ]
ふと気がついて調べたら、思いっきり間違ってること書いてた。前回から。
もうどうしようもないので架空設定で通します。
連携なんてキライヨ・゚・(ノД`)・゚・

……ちょっとした言い訳ですた。失礼しますた。

827 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 16:12 [ TUlZE.Kg ]
>826
丼舞

修正しちゃえyp・・・・・( ̄。 ̄ )ボソボソ

828 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 16:31 [ f3f5gEQ2 ]
>>「慈悲を」
ちょっぴり遅レスだけど、なんか思わぬ展開で、

ステキ。

829 名前: あの空へ〜を書いてた人 投稿日: 2003/07/16(水) 17:44 [ 0JVIPepY ]
お久しぶりです。……え?アンタ誰だ、って?

うはwwwwwお(ry

えーと、あの空へ〜は2話以降のエピソードを書き直しております。
ので、2話は脳内で消去して下さい。
あと、妄想戦争スレで書いてた作品の続きを
画像UPBBSの方にUPさせてもらいましたです。

それじゃ、ヴァナで臼姫プレイしてきま〜

830 名前: 空に奏でる君の歌30 投稿日: 2003/07/16(水) 19:05 [ a4IHWdNU ]
欝で氏脳かと思ったのですが、勢いで続き書きました。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/3161/

>>827
うはwwwマンドクセwwwwww
ってことで、そのままにしちゃった。あんがと。

831 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 19:33 [ 7XwZjjy. ]
あげておきます

832 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/07/16(水) 23:37 [ pAKE5FTc ]
あい、白き〜の21話目をあぷるる氏のサイトの画像UP板にあげまちた。

http://f12.aaacafe.ne.jp/~apururu/

闇を背負う者(仮題)と慈悲を、が今かなり続き待ちしている作品でつ。
ミスラたんはエロかったりマッタリだったりで、すごいなあと思う。もっとやって(・∀・)
タル戦、空奏も非常に楽しく読ませてもらってますぜ!

ほなー

833 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/16(水) 23:39 [ 2M/noQz6 ]
自分のHPのアドレス書いてる奴きもい 売名行為失せろ

834 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/17(木) 00:08 [ CXyOXM5. ]
売名って……あのさ、きもいと思うんならこのスレ見なきゃ良いだろ。

↑のは作者さんのHPじゃなくて保管ページのアドレスだよ。
空に奏でる〜のHPは作品の量が多くなったから、作者さんが別に立てただけだろ。

知らなかっただけ? それともただの荒らし?

835 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 00:38 [ Bxi1AH/g ]
うぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーー!!!

白き探求者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

今回はかんがえされられまつね。
正義ってむずかしいよなぁ・・・

836 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 00:57 [ B5mRdvJU ]
タル戦こないね;;
明日キャップ外れるし、またしばらくお預けかなぁ
でも、マターリ待って鱒

837 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/17(木) 02:24 [ iFPGfmz. ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「売れないにゃ・・・。」
「売れないね・・・。」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達と一緒にバザーなのにゃ。
バザーの売り上げは、恵まれない冒険者の懐に寄付されるのにゃ。
でも、全然、売れなくて困ってるのにゃ。

「ふにゃ。なんで売れないのかにゃ?」
「う〜ん。値段がボッタクリプライスだからかな?」

「値段下げれば、売れるかにゃ?」
「う〜ん。どうかな?最近は不景気で、財布の紐が堅いから。」

「ふにゃ。宣伝が足りないのかにゃ?」
「う〜ん。そうかもしれないね。人はいるから、宣伝すれば売れるかも。」

「そうにゃ!そういえば、まえにバザーしてるおねいさんがイッてたのにゃ!」
「え?なにを?」

「下着姿で動かないでいれば、たくさんの人にじっとみつめられるってイッてたのにゃ!」
「あ、でも、それ、宣伝じゃないと思うよ。」

「そうかにゃ?試しにスカート、脱いでみるにゃ?」
「ヤダ。」

「冗談にゃ。」
「もう。」

838 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/17(木) 02:28 [ iFPGfmz. ]
にゅぅにゅぅ。
みんな忙しそうに走っているのにゃ。
そんなに急いで、どこイクのにゃ?

「売れないにゃ・・・。」
「売れないね・・・。」

「困ったにゃ・・・。」
「うん。じゃあ、恥ずかしいケド、私、宣伝してみるね。」

「にゃ?!スカート脱ぐにゃ?」
「脱ぎません!」

すく!

「さぁ〜さぁ〜、お立会い!御用とお急ぎのない方は、ゆっくりと聞いていらっしゃい!

さぁ〜、お立会い!手前が取り出しましたは、ポーション!でも、ただのポーションじゃあない!
なにが違うって、その材料のトカゲが違う!

これより南、南グスタの荒野!おんばこという露草を食べて育った四六のトカゲ!
四六五六はどこで見分けるのか?前足の指が四本、後足の指が六本!足を合わせて四六のトカゲ!
荒野を駈けずりまわって捕まえたこのトカゲ、その尻尾をポーンとはねる。
イキがいいから、はねた尻尾は二十一日の間、ピクリピクリと動いてる!他のトカゲじゃこうはいかない!
その尻尾を用いて合成したのが、このポーション!

839 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/17(木) 02:30 [ iFPGfmz. ]
このポーションの効能は、打ち身、切り傷、火傷に虫刺され。
はては、水虫、痔や虫歯の痛みもピタリと止まる!
しかし、口上だけでは分からない!そこで、この効能、その目でとくとご覧あれ!

取り出しましたは、この刀!天下の名刀、マサムネブレード!
ここに一枚の懐紙がある!これからこの刀の切れ味をご覧あれ!

一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚、十六枚が三十と二枚、三十と二枚が六十と四枚!
はい!ふっと散らせは、乱れ雪月花の如しなり!

さぁ〜、お立会い!これ程切れる天下の名刀、これを手前の腕に押し当てて、軽く引く!
紅い血がタラリタラリと流れ出ますが、心配無用!
このポーションを一飲みすれば、ほれ、この通り血はピタリと止まる!
これでこのポーションの効能はお分かり頂けましたか?

さて、いつもは一つ××××Gですが、今日は特別に破格の値段!
男は度胸、女は愛嬌、天の塔から飛び降りた思いで半額と致します!
さぁ〜さぁ〜、買って頂戴!買って頂戴!」

わいわい!がやがや!

840 名前: 3/3+1 投稿日: 2003/07/17(木) 02:31 [ iFPGfmz. ]
にゅぅにゅぅ。
大盛況なのにゃ!大繁盛なのにゃ!
目の回る忙しさなのにゃ!猫の手も借りたいのにゃ!

「うにゃ!完売なのにゃ!」
「うん!やったね!」

「にゃ!そういえば、腕、大丈夫にゃ?痛くないにゃ?」
「あ、あれ、ホントは切ってないから、大丈夫だよ。」

「騙されたにゃ・・・。」

841 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 07:10 [ VJ4uRalQ ]
やたらと饒舌な小ヒュム♀たん萌えwwwwwwww

842 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 08:30 [ MRUOrZ9k ]
素直すぎる小ミスラたんも萌えwwwwwwwww

843 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 15:12 [ nkC.5UzA ]
だが、脱げば追加注文だな
「お持ちかえりで、いくらですか?wwwwww」
ってな感じで。で、赤い鎧を着た変なの登場

844 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/17(木) 16:24 [ nuZrFw0E ]
ageげてみる。

845 名前: 空に奏でる君の歌31 投稿日: 2003/07/17(木) 18:41 [ a4IHWdNU ]
31話書きましたのでー。>>830からどぞ。

846 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:38 [ QoVDYlSk ]
 ねぇ、フランシア。離ればなれになった恋人達の思いは、いつかは通じるはずだよね。
 たとえ今は一緒にいられなくても。
 そんな恋がこの世界にはきっとたくさんあるんだろう。
 その一つ一つが引き裂かれることなく成就するといいな。
 僕たちだって、いつか、きっと・・・・
 君のところに僕が行く日まで、待っていてくれるかな?

847 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:39 [ QoVDYlSk ]
−恋人達−

「こんにちは。これ、ちょっと作りすぎたんですけどよかったら召し上がりますか? お口に合うかどうか、あまり自信は
 ないんだけど・・・」
「いやいや、大喜びでいただきます。なんせ男の一人暮らしだと、ろくなものを食べてないですから」
「よかった。それじゃ、また何か作ったら持ってきますね。一人分だけ作るより二人分の方が作りやすいですし」
 バストゥーク鉱山区にある居住区でのやりとり。
 最近、俺の部屋の隣に若い女性が入居してきた。調理ギルドのメンバーだそうで、調理ギルドを目指して旅をしていたら
しいが、しばらくバストゥークに滞在するらしい。
 あまり女性の人間関係を詮索するのはいい趣味とは言い難いが、何でも恋人の帰りを待っているのだとか。彼女が隣に
やってきた日、数人の仲間とともに訪れた彼女は絶望に打ちひしがれていた。その恋人が行方不明だったらしい。が、先日
彼の無事が知らされたようだ。人事とはいえ、うれしいことだ。恋人を失うつらさは俺自身もよく知っているから・・・

848 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:41 [ QoVDYlSk ]
「と言うわけで、この手紙を鋼鉄銃士隊の非公式エージェントに届けてほしい」
「どういうわけかはえらく省略されてて全く分かりませんが」
「細かい奴だな。機密性の高い連絡にリンクシェルを使うわけにはいかん。おまけに先方も銃士隊員とはいえ非公式のエー
 ジェントなんでおおっぴらな連絡をするわけにもいかん。で、ちょうどうまい具合にうち(ミスリル銃士隊)にも非公式
 も非公式もいいとこ非公式なメンバーがいるんで、こう言うところで活用しよう、と。そういうわけだ」
「なんか微妙に便利に使われてるだけって気もしますが、了解しました。行ってきます。で、どこの誰に渡せばいいんです?」
「場所はコンシュタット高地のデム岩。相手の名は俺も聞かされていない。白魔導士の男女ペアだ。男の方は真っ白いらしい
 からすぐに分かるはずだ。合い言葉は『風呂場で話そう』『バストーク』だ」
「一つ言っていいですか?」
「うむ」
「あほみたいな合い言葉ですね」
「うむ」

849 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:42 [ QoVDYlSk ]
 で、コンシュタット高地。
 今日は風も穏やかでよく晴れている。こんな気候の時のここは本当に気持ちがいい。
 大羊も気持ちよささげに昼寝などしてる。
 とっとと用務をこなして、俺も昼寝でもするかな。せっかくこんないい天気なんだ。ちょっとくらい昼寝してもばちは
あたるまい。と、言うようなことを考えながらぽてぽてと歩いていると、突然後ろから地響き。トレマーラムか? そう
考えて振り向いて背筋が凍り付いた。ランページングラム!? 暴れ羊! 俺でも襲われたら、負けないまでも無事では
すまない暴れ大羊! こんなところでお目にかかるとは。
 幸い彼は俺には気づかず通り過ぎていったが、昼寝してるときに襲われたらと考えたらそれだけで冷や汗ものだ。
 やはり、とっとと手紙を渡して帰ろう。

850 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:43 [ QoVDYlSk ]
 デム岩まで来ると、すでに彼らは到着していた。
 なるほど、男の方は髪の毛と言い眉といい、真っ白だ。
「風呂場で話そう」
「バストーク」
「ミスリル銃士隊のエージェントですね」
「これが預かってきた手紙です」
「お疲れ様」
「それにしても・・・・」
「ん?」
「あほみたいな合い言葉よね」
「ですね」

851 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:44 [ QoVDYlSk ]
「それじゃ、確かに手紙は渡しました。私はバストゥークに帰りますが、何か伝えることはありますか?」
「任務としてはありません。ですが・・・」
「ご遠慮なく」
「これを鉱山区に住む女性に渡してもらえますか? 住所はそこに書いてあるとおりです」
 といって渡された手紙には、私の部屋の隣の住所と、先日引っ越してきた女性の名が書いてある。
 そうか。無事だった恋人というのは彼のことだったのか・・・
「任務外の仕事を頼んでほんとに申し訳ないんだけど、お願いできるかな。もちろん報酬は渡すよ。このサブリガ・・・
 知人の赤魔導士のものなんだけど、かなりよいものらしい。結構自慢してたからね。僕はこれは装備できないし、君に
 報酬として差し上げよう」
「ありがたく頂こう。そしてこの手紙は、間違いなく渡すよ」
「ありがとう」

852 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:46 [ QoVDYlSk ]
 そう言ってその場を去ろうとしたとき。
 向こうの方から助けを求める声が聞こえた。
 嫌な予感。地響きのような音。
 奴だ! ランページングラム!
 襲われているのはまだ駆け出し程度の冒険者。このままでは皆殺しは時間の問題。
 助けに行こうと走り出した瞬間。
 俺よりも先に、白魔導士が棍を構えて駆けだしていた。
「ヒュー、好戦的な白さんだ!」
「ああっ、もう! その性格のせいでこの間は死にかけたっていうのに!」
 さすがに暴れ羊は強い。
 やはり俺一人では負けないまでも無傷というわけにはいかないだろう。
 だが、腕の立つ白魔導士が2人。
 勝てる!

853 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:47 [ QoVDYlSk ]
「白魔導士! 思いっきり振り抜け! アースクラッシャーくらい使えるだろ!?」
「はい!」
「繋げるぞ!」
「行っけーーーーーー!!!」
 白魔導士の両手棍から技が炸裂する。そして次の瞬間。

 さっきもらったばかりのサブリガを(顔に)装着!
 そして着ている服を一気に脱ぎ去る!!
「ふぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!! ヌゥゥゥゥゥゥド! フェェェェェェンシィングゥゥゥゥ!!」(by 安永航一郎)
 /ja ブラッドチャージ (筆者注:固有武器「腰の槍」に血流を集中させ攻撃力UP)
「「え?」」
「究極奥義! 光速の腰ィィィィィィィィ!!!!」(by 安永航一郎)
【アースクラッシャー(炸裂)→光速の腰(貫通or振動or収縮)==→重力】

854 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:48 [ QoVDYlSk ]
 暴れ大羊といえどもこの技の前にはひとたまりもなく、地響きをたてながら地に屍を横たえた。

「あ、あ、あ、あ、あ、あんたががががが みみみみ港で噂のさささささぶさぶさぶりりりが仮面だったのか!?」
「港で噂ではない。巷で噂、だ。ここで見たことはすぐに忘れろ。ただし、君の手紙は間違いなく届けておく。さらばだ!」

「・・・・おーい、そのかっこでバスまで走る気なの?」
「あのかっこを見て、案外冷静なんだな・・・」
「え?」(赤面)

855 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 21:50 [ QoVDYlSk ]
 ところ変わってバストゥーク。

 こんこん
 扉をノックする音。奥から走ってくる足音。
「どなたですか?」
「手紙をお届けに上がりました」
「はい、今開けますね」
 がちゃり
「あ! あの人からの手紙!? どこから持ってきてくれたんで・・・・す?」
 と言いながら、俺と目があった瞬間、失神した。よほど彼の手紙がうれしかったんだろう。一瞬、下の方に視線が移動したのは
気のせいだと思う。

856 名前: 闇を背負うもの(仮題) 投稿日: 2003/07/17(木) 22:07 [ Ujgyhoeg ]
 そして、次の瞬間、駆けつけてきた鋼鉄銃士の皆さんに捕らえられた。
 俺を捕まえた銃士隊の赤魔導士が「そのサブリガ俺んじゃねーか!?」とか言ってたような気がするが、どうでもいいことだ。


〜〜〜今回は別に裸にならなくてよかったんじゃないの?〜〜〜

遠くからフランシアの声が聞こえたような気がした。

「だって、あんまり天気がよかったから・・・」

−fin−

857 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/18(金) 00:13 [ kzkOF2RA ]
またまたコラボキタ―――(・∀・)―(・∀)―( )―(∀・)―(・∀・)―――!!!!!

もうあなた天才。腹イテェwwwwwwww

858 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/18(金) 02:01 [ 4CPWA8JU ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「きらめく星座が、アタシを呼んでいるのにゃ。」
「くす。それは、選ばれた戦士の証かも?」

にゅぅにゅぅ。
今日は友達と一緒に、星の観察なのにゃ。
クエスト・・・じゃなくて、学校の宿題なのにゃ。
学校のグランド、芝生の上に寝転がって空を見てるのにゃ。
ときどき夜風が、芝生の匂いを届けてくれるのにゃ。
涼しい夏の匂いなのにゃ。

「にゃ。あの星、真紅に輝いているのにゃ。」
「うん。きれい。アンタレスっていう星だよ。」

「じゃあ、あの星座がミロにゃ?」
「うん。そうだよ。黄道十二星座のうちのひとつ、
スカーレットニードルのミロ。」

「黄道十二星座にゃ?」
「うん。北天に二十九、南天に四十七の星座があるの。
そして北天と南天をわける黄道、つまり太陽の軌跡にある十二の星座。
それが、黄道十二星座と呼ばれているの。
その十二の星座こそ、全部で八十八ある星座の最高位なの。」

859 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/18(金) 02:02 [ 4CPWA8JU ]
「星座って、そんなにあるのにゃ?知らなかったにゃ。」
「うん。それでね、それぞれの星座には、それぞれのお話があるんだよ。」

「どんなお話があるのにゃ?」
「う〜ん。えとね。ペガサス座には流星や彗星が降るお話。
ドラゴン座には竜が滝を登るお話。あと、王道十二星座には黄金伝説かな?」

「すごいにゃ!よく知ってるのにゃ!」
「あ、ううん。そんなことないよ。」

「にゃ!流れ星にゃ!」
「あ、ホントだ。きれい。」

「ふにゃ〜。速くて、お願いごと、言えなかったにゃ。」
「うん。私も言えなかった・・・。」

「にゃ。」
「くす。」

860 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/18(金) 02:03 [ 4CPWA8JU ]
にゅぅにゅぅ。
いつみても、星はきれいなのにゃ。
じっとみつめると、星のまたたきが聞こえてくるのにゃ。
透きとおる音、聞こえてくるのにゃ。

「アタシ、思うのにゃ。」
「ん?なに?」

「星って、お空にたくさんあるのにゃ。」
「あ、うん。そうだね。」

「きっと、みんなの夢の数だけ星があるのにゃ。」
「うん。そうかもしれないね。」

「そして、夢と同じようにキラキラ輝いているのにゃ。」
「うん。そうだね。」

「こうして手を伸ばせば、届きそうなのにゃ。でも、届かないのにゃ。」
「うん。」

「でも、いつかあの星を、この手でつかむにゃ。」
「そうだね。きっと、つかめる。だから、つかもう。」

「にゃ?星、一緒につかんでくれるのにゃ?」
「うん!私達の星、一緒につかもう!」

「にゃ!約束にゃ!」
「うん!約束だよ!」

861 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/18(金) 07:58 [ CuuY1Rqc ]
>「ふぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!! ヌゥゥゥゥゥゥド! フェェェェェェンシィングゥゥゥゥ!!」(by 安永航一郎)
> /ja ブラッドチャージ (筆者注:固有武器「腰の槍」に血流を集中させ攻撃力UP)

ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!


( ̄u ̄;)ハァハァゼェゼェ… ク、クルシイ

862 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/18(金) 08:49 [ MRUOrZ9k ]
聖闘士☆星矢キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

863 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/07/18(金) 20:48 [ wtKqdD6E ]
うは…、ハ、ハラ痛え。まさか白きのコラボが見れるとは思わなかったよ。
ありがとう闇〜の作者さん!


「……クラウ、彼に手紙を託して良かったと思うか?」
俺は全裸にサブリガのみ(しかも本来在るべき場所に装備していない)の彼の、キュっと締まったケツを
見送って呟く。

「大丈夫よ、きっと。それよりあのアホな合言葉は誰が考えたのかしら…」
クラウディアが腕組をして、ニヤニヤしながら呟いた。

「…俺たちの事を知っている人…アレだ、補佐官だ」

「ルシウスかYO!」
クラウディアが俺に激しいツッコミを入れた。64のダメージを受けた。


「それにしてもブラッドチャージか…すごい技だ」
そう呟くと、俺の股間に目をやるクラウ。

「あなたでも出来るんじゃない?」
「断固断るよ」

「じゃあ、私が…」
「やめれ。女性では槍どころか石つぶてにもならないぞ」
「それもそうね…」


コンシュタットに吹き付けるオーディーン風が、俺たちの髪を撫でた。
さあ、メアに戻ろうか。

願わくば、あの手紙が、無事にマリアに届きますように…


完

864 名前: 闇を(仮 の作者 投稿日: 2003/07/18(金) 21:37 [ hEirLUos ]
>863
きゃー、白き〜の作者様から直々に声かけてもらったよ!?
ありがとう、なんて言われたら大喜びやら気恥ずかしいやら・・・
「俺のキャラを下ネタに使うんじゃねー!」とか言われても文句を言えないこと
してるのに〜。
 それにしても、サブリガ仮面がこんなに受けるとは思わなかったよ。思いつきで書いた
冗談から始まったのに・・・

865 名前: 闇を(仮 の作者 投稿日: 2003/07/18(金) 21:39 [ hEirLUos ]
あぁっ、舞い上がってあげてしもた。
ごめんなさいm(_ _)m

866 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/18(金) 21:43 [ l4R9Dz6k ]
>>864
すげえどうでもいいけど某星さんのBBSにも
応援メッセあったよwwwwwwwwwwwwwwww

867 名前: 闇を(仮 の作者 投稿日: 2003/07/19(土) 01:30 [ hEirLUos ]
>>866
マジ!? 私、某星さんのファンなんだよ〜

868 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/19(土) 02:03 [ Y/7SYVK6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ふにゃ〜。算数、苦手なのにゃ〜。」
「くす。」

にゅぅにゅぅ。
とうとうこの時が来てしまったのにゃ。
ミッション・・・じゃなくて、算数のテストなのにゃ。
自信ないのにゃ。

「ふにゃ〜。点数が悪いと、ママのお仕置きなのにゃ。」
「あ、そうなんだ。どんなお仕置きなの?」

「クチではいえない、酷いお仕置きなのにゃ・・・。」
「あ・・・そうなんだ。テスト、がんばろうね。」

「ふにゃ〜。先生の心が読めれば、テストなんて楽勝なのににゃ〜。」
「くす。それだとテストにならないよ。あ、でも・・・。」

「にゃ?どうかしたにゃ?」
「実は・・・私、他人の心が読めるの・・・。」

869 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/19(土) 02:04 [ Y/7SYVK6 ]
「にゃ?!ホントにゃ?」
「うん。」

「ホントに、ホントに、ホントにゃ?」
「うん。あ、じゃあ、試してみる?」

「にゃ!もちろん、試すにゃ!真実はひとつにゃ!」
「くす。」

たららたらら〜。たららたらてら〜。たらたたらら〜・・・。

「はい。それでは、心の中で1〜9の間で、好きな数を選んで下さい。」
「はいにゃ。選んだにゃ。」

「はい。それでは、選んだ数に9を掛けて下さい。」
「はいにゃ。・・・カケたにゃ。」

「はい。それでは、その答えの一の位と十の位を足して下さい。」
「はいにゃ。・・・足したにゃ。」

「はい。それでは、その答えを3で割って下さい。」
「はいにゃ。・・・ワレたにゃ。」

「はい。それでは、最後にその答えから1を引いて下さい。」
「はいにゃ。・・・引いたにゃ。」

「はい。これで準備完了です。」
「にゃ?」

870 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/19(土) 02:06 [ Y/7SYVK6 ]
「はい。いま、あなたに好きな数を選んでもらいました。
そして、その数をモトに、適当な計算をしてもらいました。
当然、その答えを知っているのは、あなただけです。」
「はいにゃ。そうですにゃ。」

「はい。それでは、いまからあなたの心を読んで、
その答えを当てようと思います。」
「にゃ?!そんなことできるのにゃ?」

「はい。できます。それでは心の中で、
答えを強くイメージして下さい。」
「はいにゃ・・・。」

「・・・はい。読めました。」
「にゃ?!ホントにゃ?」

「はい。」
「ホントに、ホントに、ホントにゃ?」

「はい。それでは、あなたのイメージした答えは・・・。」
「にゃ・・・。」

「2です!」
「違うにゃ・・・。アタシの答えは1なのにゃ。」

「あ・・・。ホントに算数、苦手なんだね。くすん。」
「にゃ?どうしたのにゃ?なんで、泣いてるのにゃ?」

871 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/19(土) 02:50 [ 3VIp1fRM ]
合成の話・・・一気に全部書く根性無いからちょっとずつ出しますわ
まあほとんどの方は読み飛ばしちゃうでしょうけどな

北サンドリア


「こんちはあ」
そろそろ太陽が眩しくなってきた午前10時頃、一人のミスラが木工ギルドを訪れた。
「あ、いらっしゃいロナッサ。彼氏なら今から南に行っちゃうけど?」
丁度近くにいたエルヴァーンの女性が彼女の応対に出た。
「いや、そんなんじゃないんだけどさ。仕事中だし」
しっぽをしゅんとさせて照れながらそう言った。
「えとね。昨日刀打ったから柄と鞘作ってもらえないかなあ。と思いまして」
右手に持っている不器用に巻かれた布の包みを掲げるとそう言った。
「なんだ。ヤッパリ彼氏か・・・柄と鞘は彼の仕事だから。」

872 名前: 多重書き込みです!がウザイな・・・ 投稿日: 2003/07/19(土) 02:51 [ 3VIp1fRM ]
「え、そなの?」
「うん。って今まで知らなかったわけ?」
「全然。ずっと違う人がやってたものと・・・」
「職人同士なのにその辺のこと全然話さないのね・・」
「というか向こうが自分の仕事のこと全然話そうとしないのさ」
「あら・・・大変ね。奥さんも」
「そうなのよ・・・。ってなんでこんな話になってるのさ。アイツ呼んで来てよ」
「んー。さっきも言ったけど彼、今から南に行くらしいから。後で言っとくよ」
「(´・ω・`)・・・それじゃこれ渡しとくから、合うやつ適当に作れって言っといて」
ハァ、と溜息をついて布に包まれたそれを渡すと、彼女は木工ギルドから出て行った。

873 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/19(土) 02:53 [ 3VIp1fRM ]
      大工房


「ん〜あ〜♪バストアの海〜越えて〜ゆけ〜♪海の男よぉ〜」
ぐぇーんぐぇーん
ガルカの巨大な右手に握られた黒鉄製のハンマーが真っ赤に熱された長大な金属の塊を
軽々と変形させていく。
「おーうおうおお〜う」
一方彼・・・ボイリングブラッド・・・ボイルと呼ばれている。はここ、鉄鋼大国バストゥークの鍛冶屋である。
彼は、サンドリアには存在し得ないミスリル、ダーク等のレアメタルを加工して
位の高い銃士隊や、熟練の冒険者向けの両手武器を主に作っているという
ギルドでも結構な地位の人間・・・
「波止場ぁ〜のぉ〜乙女ぇよ〜♪」
であるが、ハンマーのリズムに合わせて歌う彼の演歌はあまり人が聴くようなものではない。と同僚は口をそろえて言う。
「毎度毎度だけどボイルうるさい」
そしていつもの様に同じ人間から静止の言葉が入る
「ああ〜〜〜〜らなみを〜〜〜〜〜♪」
そして彼はやめる気配を見せない(というか聞こえてない)
「進めっ! 進めっ! すすめ〜〜♪海のおおおおおおお!・・・」
ベキっ

874 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/19(土) 02:54 [ 3VIp1fRM ]
「だってうるさいんだもん(´・ω・`)」
「今更カワイコぶっても遅いわ!」
涙が浮かぶ右目をつぶりながら、彼の後頭部を襲ったハンマーの持ち主・・・華奢な体をしたヒュームの女の方を向いた。
「みんなうるさくて迷惑してるから私が止めたんでしょ!なんでキレるの!」
「止め方ってもんがあるだろうがよ!女らしく止めてみろ!」
「女らしくって何!性差別!?サイテー!」
そうしてまた彼女が手に持ったハンマーを振りかぶった。力の無いものでも十分な打撃を加えられるように出来たハンマーである。
さっきのは冗談で済んだが、今回の一撃が頭に直撃すればガルカな彼でも存分に転生できてしまうだろう。
「うお!ハンマーはやめろ!本気でやばい。死ぬって!」
「てや!」
横薙ぎに眉間を狙った鋭い打撃が彼を襲う!
「まじか!」
プロ並の彼女の『フェイクの攻撃』をとっさに左手で防いだ彼は賞賛されるべきではあるが
まさか下から股間の急所を狙った蹴撃が襲ってきている事など露ほども知らず・・・
げいん!
「うぉ・・う・・・ここは・・・反則でしょ・・・」

875 名前: あ、抜けた・・・やり直し_| ̄|○ 投稿日: 2003/07/19(土) 02:56 [ 3VIp1fRM ]
食肉用の牛の頭を一発で打ち砕いて殺す時のような、そんな生々しい音が・・・した。マジで
「痛ってええええええええええええええええええええええ!!」
突然の激痛に、ボイルはハンマーを落として両手で頭を抱えながらその場にうずくまった。
「いてぇ・・・何すんだよいきなり!」
「だってうるさいんだもん(´・ω・`)」
「今更カワイコぶっても遅いわ!」
涙が浮かぶ右目をつぶりながら、彼の後頭部を襲ったハンマーの持ち主・・・華奢な体をしたヒュームの女の方を向いた。
「みんなうるさくて迷惑してるから私が止めたんでしょ!なんでキレるの!」
「止め方ってもんがあるだろうがよ!女らしく止めてみろ!」
「女らしくって何!性差別!?サイテー!」
そうしてまた彼女が手に持ったハンマーを振りかぶった。力の無いものでも十分な打撃を加えられるように出来たハンマーである。
さっきのは冗談で済んだが、今回の一撃が頭に直撃すればガルカな彼でも存分に転生できてしまうだろう。
「うお!ハンマーはやめろ!本気でやばい。死ぬって!」
「てや!」
横薙ぎに眉間を狙った鋭い打撃が彼を襲う!
「まじか!」

876 名前: 文字数制限きつくなってませんか先輩・・・ 投稿日: 2003/07/19(土) 02:57 [ 3VIp1fRM ]
プロ並の彼女の『フェイクの攻撃』をとっさに左手で防いだ彼は賞賛されるべきではあるが
まさか下から股間の急所を狙った蹴撃が襲ってきている事など露ほども知らず・・・
げいん!
「うぉ・・う・・・ここは・・・反則でしょ・・・」
ばたむ
その場で股間を両手で押さえて失神した。
「あ・・・ガルカって付いてたんだ。知らなかったぁ、ゴメンゴメン」
と言うと、彼女は物言わぬガルカを放置したままその場を去っていった。


鉄は熱いうちに打てという言葉がある。
彼が完成させようとしていた両手剣は、次の日にはただのミスリルの延べ棒として生まれ変わった。



       合成の話 2nd 序章「Yeah!めっちゃ獣」


       ・・・松浦好きじゃないけどね(´・ω・`)

877 名前: 闇を(仮 の作者でない、一ファン 投稿日: 2003/07/19(土) 15:57 [ yPyb2cUo ]
サブリガ仮面のテーマ

(セリフ)「丸出しでもおk!!!フオォォォォォ!!!」
顔面にサブリガ
港で噂のサブリガ
俺の魂が熱いから
モリモリ フオォォォォォォォ!!

(間奏&セリフ)
「レっくん。スーパーブラッドチャーーージ!!」(サブリガ サブリガ)
「行くぞ!サブリガの舞!フオォォォォォ!!!」(サブリガ サブリガ)
「説明しよう!サブリガ仮面はサブリガの舞を踊ることによって
空気中のサブリガンエネルギーを吸収し、よりエキサイティングな男に変身するのだ!!」

アグレッシブサブリガ
サブリガンにもよろしく
俺の血潮が熱いから
モサモサ フオォォォォォォォ!!


「よろしく仮面のテーマ」の替歌ですが、ちょっと合ってないです。
もっと上手いこと直せる人いたら直して欲しいくらいです(´・ω・`)
読んでいるときにちょうどBGMで流れたものでツイ…
大変笑わせてくれた作者の人ありがとう。

878 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/19(土) 16:41 [ 7XwZjjy. ]
マサルさんのCD持ってたよw今はどっかに消えたけどw
CDに入ってなかったと思うけど
「体育座り」も名曲w

879 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/19(土) 17:22 [ 6dLhtHdA ]
週末の神降臨期待age

880 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/19(土) 21:21 [ .0jedZBA ]
もう少しでキリトの続きができそうなんだけど、、、、、、
うpしてもいい?(・∀・)
う p し て も い い ? ( ・ ∀ ・ )




あ〜…明日模試でテンパってまつ。ってか胃が痛ぇ(´・ω・`)

881 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 00:42 [ s/TEYjvc ]
>>880
いちいち聞くなうっとおしい。
自分語りがすぎるぞ。物語を語れ。

882 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 00:47 [ 7XwZjjy. ]
>>881
物語を語れ。には同意するが、
そんなキツイ言い方せんでも・・・

883 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 01:02 [ pRW6EBng ]
「慈悲を」

 第4話「血の臭い」

 (1/4)

「……ねぇ」
 静寂の中でお互いに背中を向け合いながら、シルエラは訊ねた。
 その声が、やけに響く。
「あなた、名前はなんていうの? 私はシルエラっていうの」
「それを聞いてどうする」
 低い声が答えた。興味がない、といった口調だ。

「別に、どうもしないけれど……」
 むすっとした表情をして、シルエラは口を閉じた。
 再び、静寂が二人を包み込む。

 ――せっかく、話せると思ったのに。

 シルエラは、すぐ後ろにいるオークに、いつの間にか興味を持っていた。
 こんなに間近でオークと会話する機会なんて、滅多に――否、一生ない。
 もしかしたら、オークと言葉を交わしたエルヴァーンは、
 自分が初めてなんじゃないかと思ってしまう。

 実際、そんな話は聞いたこともない。

884 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 01:03 [ pRW6EBng ]
 (2/4)

 ――そりゃあ、もちろん恐いけど。

 恐怖がまったくないわけではない。
 いつ真後ろにいるオークが牙をむいて襲ってくるとも限らない。
 それでも、彼女はそのままでいた。そのままでいたかった。

「――グバッツガッツ」
「え?」
 ボソリと、声が不意をついた。
「名前を、知りたかったのだろう」
 声の主は、今までとは打って変わって、随分と控えめな口調だった。
「ね、もしかして、照れてる?」
 振り返って、彼の顔を確認しようとしたところで、
「こっちを向いたら、容赦なくお前を食うぞ」
 警告が訪れた。
 ちぇっ、と舌打ちしながら、シルエラは再び正面を向いた。
「で、名前はなんて?」
「二度は言わん」
 ふぅ、と溜め息をつきながら、グバッツガッツは白い腕で頭を掻いた。

「グバッツガッツ、ね……」
 すぐ後ろにいるオークにも聞こえないような小さな声で、
 彼女はそう言ってにっこりと微笑んだ。

885 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 01:04 [ pRW6EBng ]
 (3/4)

 ◇◇◇

 キィィ、キィィ!
 金属を擦り合わせたような騒音が洞窟内を包み込んだのは、突然のことだった。

「なに、この音……!」
 思わず耳を塞いで、周囲をきょろきょろと見回した。
 見れば、先程まで洞窟のそこらをうろついていた化け茸が、
 口のようなところを小刻みに震わせていた。
 おそらく、そこからあのやかましい音を出しているのだろう。

「≪毒茸(トードストゥール)≫たちがこの音を鳴らすのは、決まって近くで血の臭いがしている時だ」
 いつの間にか立ち上がっていたグバッツガッツが、
 そう言って洞窟の出入り口まで足を動かしていた。
 慌てて、シルエラも後を追う。

886 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 01:05 [ pRW6EBng ]
 (4/4)


 洞窟の外では、戦いが続いていた。
 だが、どうやらオーク族たちの方が不利らしく、じょじょに後退しつつの攻撃を繰り返している。
「今こそ、サンドリアの威光を示す時。猛き騎士たちよ、進め!」
 手斧を持ったオークを切り捨てた青い鎧を着たエルヴァーンが、そう言って続く騎士たちを鼓舞した。
 鬨の声をあげ、呼応したように次々とオークを薙ぎ倒していく騎士たちは、
 まさに無敵の騎士団と呼ぶに相応しい戦い振りであった。


「状況は悪い、か……」
 グバッツガッツは目の前で仲間が倒れていく様を、
 ただじっと見つめていることしかできず、歯がゆい気持ちでいっぱいだった。

「ちょ、ちょっと、どこへ行く気!?」
 洞窟を出ようとするグバッツガッツを見て、シルエラは慌てた。
「決まっている。戦場に出る」
「馬鹿言わないで。あなた、その傷であそこへ行っても死んでしまうだけよ!」
「構わん」
 包帯が巻かれた腕にしがみついて
 洞窟の中へと引き戻そうとするが、怪我中とはいえオークの力に女が勝てるわけもない。

 やがて、西の空に昇る太陽が二人を照らした。

→続く

887 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/20(日) 02:01 [ 48HSgXRk ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「イクにゃ!えいにゃ!」
「あ、うん!う、わっと!」

にゅぅにゅぅ。
もうすぐ学校の球技大会なのにゃ。
だから友達と一緒にドッジボールの練習なのにゃ。

「今年は優勝すのにゃ!えいにゃ!」
「あ、うん!わ、おっと!」

「じゃあ、ちょっと強いのイクにゃ!えいにゃ!」
「え、うん!あ、きゃあ!」

どっぎゃぁぁーん!

「にゃ?!ごめんにゃ!大丈夫にゃ?」
「う・・・ん・・・。」

「にゃ?にゃ?にゃー?」
「・・・。」

「しっかりするにゃ!スグ、保健室、連れてイクにゃ!」
「・・・。」

ぴーぽー、ぴーぽー。

にゅぅにゅぅ。
ボール、ちょっと強く投げすぎたのにゃ。
保険の先生は、大丈夫ってイッてたケド、心配なのにゃ。
はやく目を覚まして欲しいのにゃ。
はやくあやまりたいのにゃ。ごめんにゃ・・・。

888 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/20(日) 02:02 [ 48HSgXRk ]
「う・・・ん・・・。」
「にゃ?!気が付いたにゃ?」

「あ・・・。う・・・。ここは・・・?」
「にゃ。保健室なのにゃ。気を失って倒れたのにゃ。」

「保健室・・・?あれ・・・?あなた・・・誰・・・?」
「にゃ?!どうしたのにゃ?アタシなのにゃ?」

「わからない・・・。思い出せない・・・。」
「そんにゃ!アタシのこと、忘れちゃったのにゃ?」

「う・・・。頭が痛いの・・・。」
「にゃ・・・。なにか覚えてることはないのにゃ?」

「あ・・・。夢を見たの・・・。空から冷凍サバが落ちてくる夢・・・。」

さ、さば落ちにゃ!

「う・・・。それで、サバが落ちる前のこと、思い出せない・・・。」

き、記憶の巻き戻りにゃ!

「そ、そんにゃ・・・。」

にゅぅにゅぅ。
そんなの嘘にゃ。信じられないのにゃ。
アタシ、どうすればイイのにゃ。
神様、助けてにゃ!彼女の記憶を返してにゃ!

「えぐ・・・ぐすん。ごめんにゃ・・・。」
「え・・・?」

889 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/20(日) 02:03 [ 48HSgXRk ]
「アタシが、無理に練習に付き合わせたからなのにゃ・・・。
ひぎ・・・ぐす。ごめんにゃ・・・。」
「あ・・・う・・・。」

「うう・・・ずず。ごめんにゃ・・・。
アタシ、ちょっと風に当たってくるにゃ・・・。」
「え・・・あ・・・。」

がらがら、ぴしゃん。

「どうしよう・・・。冗談のつもりだったんだけど・・・。」

がらがら!ぴしゃん!

「そうにゃ!」
「え?!あ、えっと、なに?」

「もう一度、おなじ衝撃を与えれば、記憶が戻るかもしれないのにゃ!」
「あ・・・。そうきましたか・・・。」

「だから、アタシのボール、受けて欲しいのにゃ!」
「あ、うん・・・。痛いのはヤだけど、
それで話がまるく収まるなら・・・。くすん」

「にゃ?どうしたのにゃ?どこか痛いのにゃ?」
「あ、うん。なんでもないから・・・。さぁ、こい!」

「それじゃ、全力でイクにゃ!えいにゃ!」
「あ、やっぱり、ちょっと・・・。あ・・・。」

ごおおおぅぅぉおおう!どばばばば!どっがぁぁぁん!

890 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 02:22 [ J/.qYaPg ]
>さ、さば落ちにゃ!

うはwwwリアルタイムな話題wwww

891 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 16:17 [ J4/VJsEI ]
>871-876
合成ッつか職人の話だァね。
俺は好きさァ。


サブリガ仮面笑えすぎww
ジェイクさんのサブリガのあたりが小技が効いててイイww

892 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/20(日) 18:20 [ B/27UkCw ]
下がって下がってあげまつ(・∀・)

893 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:04 [ S/jOoE2M ]
>>880-881 ごめん。今後自粛します(;´・ω・)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 キリト編-4-


「そ、そんな…バカな………」
驚愕の声をあげたのは壮年のヒュームの男。装備から見て獣使いだろう。

―――サーチで“番犬”と思っていたのは“番虎”だった。
まあ、どっちにしろ結果は同じだが。
だが驚くべきことに、三十匹近い虎達を操っていたのは、たった一人の獣使いだった。

「クッ……北の地の虎だぞ………!!」

彼の周りには、ほんの数秒前までは虎だった肉塊――――。
辺りは数十匹分の獣の血で地面が赤く染まり、咽るような悪臭が漂う。

「…ハッ、どこの虎だろうが、何匹束になったところで俺の相手じゃねーよ…」
そう呟きつつ、震えながらも健気に飛び掛ってきた最後の一匹に一閃。

ジキリ――――。

鈍い感触と音を残し、白目を剥いた虎の首が宙に舞う。

894 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:05 [ S/jOoE2M ]
「これだけの数を同時に操るとは結構な腕みたいだが……相手が悪かったな。」

闘気に気圧され、警備員とは名ばかりの傭兵崩れどもが後ずさりする。
…やれやれ。まともなのはこの獣使いだけのようだ――――ガキまでいる。

「〜〜〜ッ!! 化け物め!!!」
「ああ……よく言われるよ。」

獣使いが両手に片手斧を構えて打ち込んできた。
サポートジョブは忍者のようだ。
右の斧を切っ先で、左の斧を柄の端で受け止める。

リーダー格の獣使いに合わせて、他の奴らも得物を手に雄叫びをあげつつ突っ込んでくる。

「お〜お〜…、熱いねぇ諸君。命はもっと大事にするもんだぞ。」

「クッ、ふざけやがって―――!!!!」
「貴様みたいな暗殺者が今更何を――!!!!」

「それになぁ……」


“…なぜ、俺が暗殺者だと知っている……?”


「…どの道、お前らじゃあ俺には勝てねぇよ。」

895 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:06 [ S/jOoE2M ]

―――ザルカバード・朧支部・保管庫


「クククククク……今日こそ、待ち焦がれた我が“名”を取り戻すとき―――」

重い音を立てて、何重にも封印された巨大な金庫が開く。
差し込んだ月の明かりで浮かび上がった物、それは波打った刃を持つ漆黒の大剣。

「…待っていろよぉ、“闇夜の魔人”さんよぉぉぉ……クククク…クク……アハハハハハハハハ!!!!!」

狂気を帯びた笑い声が、淀んだ空気に鳴り響いた。

896 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:08 [ S/jOoE2M ]
――――サク。

羊か何かの毛皮を用いた鎧。高位の獣使いのみが装備を許される鎧。
そしてそれから“生えた”黒い刃―――。

「……?」

余りに唐突すぎて、自分の体に何が起こったのか理解できないようだ。
何かを呟こうとしたが、それはもう声にはならない。

ゴボリ、と変わりに口をついて出たのは血塊。
人の良さそうな獣使いの眼から光が徐々に消えていく。
そして、糸の切れたマリオネットのように体を弛緩させて崩れ落ちる。

「バ、バルトーさん!!」
一人残ったガキが串刺しになった獣使いを見て愕然とし、声をあげる。

バルトー……? こいつが?………所詮、こいつもこの程度か。

周りには傭兵崩れどもの死骸が転がっている。
恐らく、大半は自分がいつ死んだかさえ自覚できなかっただろう。
ある物は心臓を貫かれ、ある物は首を刎ね飛ばされて、ある物は内臓をぶちまけて、
ある物は頭頂部から股にかけて縦に切り裂かれて、死んでいる。

897 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:09 [ S/jOoE2M ]
「貴様!! よくも、よくもバルトーさんを! 覚悟しろ!!」

そう言って、背中に背負っていた両手持ちの斧を構え、こちらに向ける。
ご丁寧にも、手袋を投げてきた。決闘をしろ、という意味だろう。

戦場で自分から装備を投げ捨てるとは……愚かな。

「…戦場で敵討ち宣言か? そんな暇あったら不意打ちの一つでも仕掛けて来たらどうだ?」
「僕は誇り高き騎士の国の民、エルヴァーンだ! 敵は正面から堂々と打ち倒す!!!」
「…今のお前で俺に勝てそうか?」
「そ、そんな事は関係ない! どんな理由があろうと姑息な手は使わない! 僕は誇り高き―――」
「誇り高き―――なんだ? 一対一の決闘を申し込むために仲間が死ぬのを指を銜えて待ってたのか?」
「なんだと―――!」

まだ幼さの残る整った顔立ちが顔が凍りつく。

「戦場でそんなヌルい考え方するから、テメエの仲間はこうして無様な屍晒してるんだろうが!!!!!!!」

「―――!」

「そのデカい大斧は飾りか!!!? ああ!!!!?」
「ウ、ウウウ………」


――何故だ。感情が抑えられない。それ以前に、感情など、既に無くした筈なのに。

898 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:10 [ S/jOoE2M ]
「生き延びようとは思わなかったのか!!? 貴様の命の重みはそんな物か!!!!!」
「ぼ、僕は………」


俺は何を言ってるんだ。やめろ。余計な事を考えるな。
たった一瞬の気の緩みが死を招く。それで死んだ奴を何人も見てきたじゃないか。
殺らなきゃこっちが殺られるんだ……


「誇り、絆、約束…そんな物は戦場にあっては無駄に命を削るだけだ。
…知らなかったのか? 知ろうとしなかったのか?
――――命よりも誇りが大事なら、さっさと仲間の元へ逝くがいい!!!!!!!」

「ウ……ウワァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
斧を両手で握り締め、突進してくる―――全体重を乗せた、遠心力を利用した攻撃。筋は良い。
だが、しかし……

「…ここで……俺に会わなければ………良い斧使いになれただろうにな。」

青白い月を背に二つの影が交錯し――――紅い血飛沫が上がる。

「母…さん……」
ボソリと呟きながら、小さな影が崩れ落ちる。

「――――!」
ああ、そうか。そうだったのか。
俺は――――。

899 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:12 [ S/jOoE2M ]

光を失い、ぼんやりと開いた目に手を添えて瞼を閉じてやる。
頬に一筋の涙がツ、と流れ落ちた。
胸にズキリと痛みが走る。
もちろん“作られた兵器”の自分に病気の可能性などは皆無だ。

――――こんな事は今まで一度だって無かったのに。

「―――クソッ!! 俺は…一体何を………」
苛立ちに任せて壁を殴る。腐った木のようにボロリと崩れ落ちる。

奪うことしかできない。何も明るい物を生みはしない。全てを壊すチカラ。
なんで、俺は生まれてきてしまったのか。なぜ、生きているのか。

「…今日は調子がおかしい……さっさと終わらせて帰るか。」


そうして一つの影が屋敷の方へ向かった。
その影は、心なしか肩を落としているように見えた。

                       続く

900 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 21:13 [ S/jOoE2M ]
最初、sage忘れてました。ゴメソ。
5話もできてるんで、後でうpします。

901 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:30 [ S/jOoE2M ]
続き行きます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 「誓いの詩」 外伝 キリト編-5-

「…やっと屋敷の玄関か。いったい門から何ヤルムあるんだ……」
さすがは闇の武器商人、この屋敷、異常な馬鹿でかさだ。
一応、正面玄関の前でサーチを行ってみる。応援を呼ばれると色々と面倒だ。

―――生命反応は、3人…? 
   データによれば家族構成は当人と妻と娘のはずだが、使用人は全員帰っているのか…?
   いったいこれは……

とりあえず、ドアを押してみる――鍵が掛かっていない。
警戒しながらもドアを開け、中に入る。

「これは……!?」

使用人達はそこに“いた”―――全員、死んでいる。
血の跡を見ると、苦しみぬいて死んだのがわかる。即死ではない。

しかし、一番苦しむ殺し方法。

相当の腕を持った者でなければこんな芸当は不可能だ。

902 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:31 [ S/jOoE2M ]
「これは……いったい……」
嫌な予感がして、生命反応を感知した部屋の方へと走る。
そして、部屋のドアの前まで来て、答えがわかった。
ドアなど軽く貫通してチリチリと刺すような殺気が俺に向けられている。

――――――この感覚。 “奴”だ。

ドアを押し開け、中に入る。
ターゲットの闇の武器商人はそこにいた。全身を滅多切りにされて。
目を見開き舌をダラリとぶら下げて、恐怖に歪んだ表情をその顔に貼り付けて。

ベッドの上で震えているのは、ターゲットの妻だろう。目は見開かれ、表情は恐怖に歪みきっている。



「やあ、キリト君、こんばんわ。…早かったねぇ。」



場違いなほど落ち着き払った穏やかな声が響く。

「―――! う……ああ………」
女が目を見開き、金魚のようにパクパクと口をさせる。

「……やっぱりテメェか。能面野郎。」

女の首に紅い筋が入り、ごろりと首が落ちる。
一時して、忘れていたように首から血飛沫を上げ、体が倒れる。
痙攣する女の体の影から現れたのは―――

903 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:33 [ S/jOoE2M ]
いつもと同じ、のっぺりとした顔立ち。だが今日は目に光が灯っている。
狂気という名の、激しい光が。

「…バルトーに会ったよ。さっき、すぐそこでな。」
「それは奇遇だねぇ……」
線のような細い目が更に細くなり、余計に無表情になる。

「……貴様が仕向けたのか?」
「フフ…まさかぁ。僕はただの管理官だ。私用で兵器を使ったりできないよ…。」

紫の生地に金色の刺繍をあしらった派手なコートを羽織り、肩に担いでいるのは波打った刃を持つ巨大な両手剣。
斬るというよりも、引きちぎる為の刃だ。
そして能面のような色白の中性的な顔立ち。

「思い出したぞ。“ラ・スパーダ”………」
「おやぁ? 光栄だねぇ。かの“闇夜の魔人”が僕なんかの名前を覚えてくれてるなんて。」
「…いったいどうしてお前がここに―――!」
「“カルマ”の意思さぁ。」
「なんだと!? 今、なんて……」
「フフフフ………実はねぇぇぇ…キミのその“闇夜の魔人”って通り名さぁぁ……僕のだったんだよねぇぇぇ………」
「おい、いったい何の話を……」

904 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:34 [ S/jOoE2M ]


「―――――返してよ。それ。」


轟音と共に背後の壁が弾ける。残ったのはブスブスと煙を上げる小さなクレーター。

「グッ!?」

間一髪だ。頬に鋭い痛みを感じる。太刀筋が見えなかった。
俺の身長ほどの大剣を、片腕で、あのスピードで、あの威力で。
背中に寒気が走り、首筋が泡立つ。

「アハハハハハァ!!! どうしたんだい? 本気を出しておくれよぉぉぉ!!!!」

波打った刃が唐突に視界を覆う。
筋力で強引に跳躍し、同時に右後方に鎌を突き出し、肉迫する刃を弾き返す。
いちいち目で確認する暇は無い。
全身の神経を張り詰め、五感全てを酷使して直感で動く。
さっきの雑魚とはレベルが違いすぎる。第一線を退いてもSSクラスの実力は健在か。

「避けてばっかりじゃあ、僕には勝てないよぉぉぉ!!!!!」

弾き、いなし、避ける―――追いつかない。速すぎる。
直撃は避けても肉は削り取られ、血があたりに飛び散る。

――こうなったらもう手段は一つ。

905 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:35 [ S/jOoE2M ]
「……手加減はできねぇ。悪く思うなよ。」
「はぁぁぁぁ? 何を―――!」


――――ボトリ。


「えぇぇ……???」
鈍い音を伴って、血を撒き散らしながら床に落ちたのは、紫の袖を纏った腕。

「ヘイストって魔法、知ってるか?」
「グゥ……バカなぁ…詠唱する暇などどこにも……」
「貴様ら組織が、俺に何をしたか。…もう忘れたってのか?」
「な、んだと………“能力”…か? だがあれはまだ実験段階のはず――!」
「……お前みたいな下っ端じゃ知らなかったようだな。」
「北の地で採取した悪魔の血液で、魔方陣を直接体に刻む……まさか完成していようとは…」

「凄えだろ? 嬉しいと思ったことなんざ無いがな。
――――冥土の土産に見せてやるよ。喜んで死ね。」

背中に掘り込まれたタトゥーに意識を集中させる。異常な高揚感が体を包む。
周囲の空間から魔力が収束され、“翼”の形状を作り出してゆく。

「“闇夜の魔人”……そういう事だったのか…」
かつての“闇夜の魔人”が膝を突き、愕然と呟く。

906 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:36 [ S/jOoE2M ]
収束された魔力の塊―――蝙蝠のような巨大な翼。
黒いオーラを纏った、圧倒的な存在感。

これを展開している間、詠唱の時間無しで無限に魔法を放てる。
一瞬で“ヘイストを何十回も重ねがけ”するぐらい朝飯前だ。
もちろん強力な力には必ず『リスク』が存在するが。

ケアルを同時に多重発動させる。神々しい光が何重にも連なり、全身の傷を一瞬で癒す。

「化け物め――――!」
「奇遇だな。さっきも同じ事を言われたよ。」

闇夜の色を宿した鎌と剣が音を立ててぶつかり合う。

「片腕じゃあ力半減だな、変態野郎。」
「――何を生意気な……!!!」

バイオ、ポイズン、スロウ、ブライン、ラスプ、チョーク、フロスト、バーン、ドラウン…
どんどんと魔力が紫の影に纏わりつき、動きを縛っていく。

プロテス、ヘイスト、ブリンク、リジェネ、ストンスキン、ブレイズスパイク、ショックスパイク…
魔力の鎧が黒い影を覆い、動きを加速させていく。

「そろそろ終わりだぞ? 言い残すことは無いか?」
「チィ………化け物が……」
「ハッ、二度目だな!」

907 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:38 [ S/jOoE2M ]
首筋に振り下ろした鎌が黒剣に遮られる。

「次は……必ず……てやる…」
「あ? 何だ?」
「次は、必ず……殺してやる…」
「あ〜…、次なんか無いようだが?」

「フフフ……“魔行符ってアイテム、知ってるか?”」

「…人の口真似をするなんて、余裕だな。紙屑なんて振り回して…とうとう狂ったか?」
「フン…やはり知らないかぁ……吼えていろ、雑魚がぁ!!」

紙切れを振りかざしたと思った途端、空間が歪む。

「な………!?」
突然発生した衝撃波で吹き飛ばされ、背中から壁に激突する。
紫色の渦のような物が、ゆっくりとラ・スパーダを飲み込んでいく。

「ウ、アァ……!………!!!」
背中を強打し、肺から強制的に空気が締め出される。
手足が痺れ、体が思うように動かない。

「デジョンって魔法ぐらいは知ってるだろう! その魔法を呪符に込めたのさぁ!」
「貴様………!!」

908 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/20(日) 22:46 [ S/jOoE2M ]
足を振り上げてその反動で跳ね起き、散歩で距離を消す。
そのままの勢いに気迫を込め、鎌を渦にめがけて叩き込む。

魔力を帯びて刃が光る。そしてそれを追うように闇属性の衝撃波。
――両手鎌のウエポンスキル、シャドウ・オブ・デス。

紫の奔流の中で突っ立ているだけの奴に、それは完璧に入った。
――ように見えた。

盛り上がった闇に、弾き返される。
「……は?……覚醒状態でのTP300パーセントのウエポンスキルだぞ……」
「無駄さぁ!!! 詠唱なしで即発動する魔法が止まるわけが無いだろう!!!」

「さよならだ、闇夜の魔人!!! そしてぇ…必ず名前は返してもらうぞぉ!!!!」

そう言い残し、片腕を失くした紫の狂人は、紫の渦に飲み込まれていった。



                             続く

909 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 00:53 [ nRB.ky0Y ]
読み応えあり過ぎwwwwwwwwww
明日読むわ(;´Д`)

910 名前: 星のもとに誇る翼(1) 投稿日: 2003/07/21(月) 02:34 [ QsyJnvxQ ]
お初です。
このスレ読んでたら自分も書きたくなって
勢いで1本・・・駄文ですが・・・

  -------
ここはミンダルシア大陸のウィンダス連邦。
星の大樹を中心として4つの区から形成された、主にタルタル族やミスラ族が住んでいる国だ。
そして、この魔法都市には他国では考えられないような特徴がある。
―――そう、ウィンダス周辺を闊歩する獣人ヤグードと協定を結んでいるのだ。
そんな国で冒険者としてのスタートを切った、新米白魔道士の小さな話――


さっき書き込もうとしたら「長すぎる」ではじかれたからここでブツリ
短くてすいません
続くってヤツですな・・・

911 名前: 星のもとに誇る翼(2) 投稿日: 2003/07/21(月) 02:49 [ QsyJnvxQ ]
続きってヤツですな・・・

  --------
「はぁぁ・・・」
やっぱり嘘なのだろうか?
獣人との協定だなんて。

彼女はタルタル族の白魔道士。
まだケアルしかできないような初心者であるが、ちゃんとした冒険者である。
よって、あたりまえのことだが冒険をする。
冒険者として認定された日、彼女は早速外、サルタバルタへ出てみた。


初めての、外。
高まる胸の鼓動とともに、サルタバルタの草原へと足を踏み出した。
「・・・・・!」
雄大な緑と優しい風が、彼女を迎えた。
(すごい・・・・・これがサルタバルタ!)
そのまま見たことのなかった世界へと彼女は飛び出した。
草を踏みしめる自分の足音。
風になびくローブ。
悠々と動き回る見たことのない生き物達。
なにもかもが初めてで、新鮮で、その感覚は彼女をどんどん興奮させ、
その興奮に導かれるがままに、彼女はどんどん歩を進めた。


  続く?

912 名前: 星のもとに誇る翼(3) 投稿日: 2003/07/21(月) 03:09 [ QsyJnvxQ ]
つ、続き・・・

  --------
「・・・あれ・・・・・」
気づいた時には、既にウィンダスの出入り口は見えなくなっていて・・・・・
大分遠くに来てしまったらしい。
(どうしよう・・・・帰り道分かんない・・・・・)
少し外に出るつもりだったのがこんなことに。
空を見ればもう日が地平線へと消えていこうとしている。
先程までの高揚はどこかえいってしまって、残ったのは不安。
楽園のようにしか見えていなかった世界も・・・
(・・・・どうしよう・・・怖い・・・)
陽の光を浴びることのなくなった草や木が、攻めてくる怪物のように感じてしまう。
"地図"というものの存在も忘れて立ち往生。
その時。
途方に暮れている彼女の耳に、突然音が飛び込んだ。
      ・・・・ガサッ
「ひゃっ!?」
小さな体が飛び上がる。
恐る恐る音のした方を振り返ってみる。
草むらの影になっていて、音の正体は見えない。
「あの〜・・・すいません・・・・」


続いてしまってスイマセン

913 名前: 星のもとに誇る翼(4) 投稿日: 2003/07/21(月) 03:37 [ QsyJnvxQ ]
ホントに続いてしまってスイマセン
何気にみすってるし・・・鬱 コジつけます汗

  --------
人だったらいいなと思い、期待を込めて草むらに話し掛けてみる。
   ・・・・ガサッガサッ
あっちも驚いたのだろうか。大きな音がして、パッタリ静かになる。
返事は、無い。
(・・・・・・?)
また不安が襲う。
いつまでもここに突っ立ってるワケにもいかない。
彼女は行動に出ることにした。草むらをそっと掻き分ける。
「・・・わっ!?」
そこにいたのは、ヒュームでもタルタルでもミスラでも・・・アルタナの民ではなかった。
―――獣人ヤグード
聞いた事はあった。鳥毛に覆われた身体、鋭い嘴、鋭い爪のある手。
(だ、大丈夫だよね・・・)
ヤグードとの協定。彼女は知っていた。
「あの、すいませ・・・・・」
ヤグードと目が合った。目にこもっていたのは―――殺意。
ヤグードは振り向くいた瞬間、その拳を彼女に向かって振り上げた。
「ひっ」
ワケが分からず、彼女は逃げ出した。
(なんでなんでなんで!?)


・・・長すぎる悪寒。続きます

914 名前: 星のもとに誇る翼(5) 投稿日: 2003/07/21(月) 03:53 [ QsyJnvxQ ]
あああ・・・初めてでこんな・・・

  --------
自分の走る足音が、静かな夜の草原に響く。
後ろからは、同じく走る足音。
この事態・・・彼女の混乱と恐怖でいっぱいだった。
「ど、どうして追いかけるんですか!?」
走りながら後ろに呼びかけるも、足音は止まることなく、場に満たされるのは殺気。
(怖い・・・怖い、怖い!)
ただがむしゃらに走る彼女に、救いの光が見えた。
「あっ!」
―――ウィンダスの、灯り。
死に物狂いで門の中に飛び込んだ。


「やっぱり・・・仲良くなんて出来ないのかな・・・」
出るときとは違う鼓動の早さ。
彼女はなんとかウィンダスに逃げ込めた。
安全な、ウィンダス。危険な、外。
(すごく・・・怖かった)
彼女は、安堵と恐怖と・・・悲しみの中、その場にうずくまった。


いちおうこれ前置きになってんのかなぁ?
長すぎだコンチクショー

915 名前: 星のもとに誇る翼(6) 投稿日: 2003/07/21(月) 04:23 [ QsyJnvxQ ]
もうヤケだ!!

  --------
鼓動も大分収まり、体力も気力も回復したようだ。
立ち上がり、空を眺める。たくさんの星が瞬いていた。
やるせない気持ちのまま、彼女はしばらくそのままでいた。

(・・・話あえないかな?)
ふ、と彼女は思い立った。
(そうだよ、きっとあっちだって混乱してたんだ・・・きっと)
暗い気持ちを追い払い、再び外へ出る。

昼間とは違い、風も結構冷たくなってきた。
先程のヤグードは門の前にはいなかった。
(もう奥の方行っちゃったかな・・・)
足を踏み出す。今度は、慎重に。

少し進んだ先に、2つの影があった。
間違いない、ヤグードだ。・・・しかし、様子がおかしい。
勇気を振り絞って近づいてみる。
一体は先程のヤグード(だと思う)。
(・・・うずくまってる?)
もう1体は杖を持っている。
魔法の詠唱をしているようだ。
うずくまっている方のヤグードが光に包まれる。見覚えがある魔法・・・
(あれは・・・ケアル?・・・・・と、いうことは怪我!?)
「あ、あのっ大丈夫ですか!?」


     続く(泣

916 名前: 星のもとに誇る翼(7) 投稿日: 2003/07/21(月) 04:37 [ QsyJnvxQ ]
続いたっ

  --------
突然の声に驚いたのか、魔道士のヤグードは逃げ出した。
仲間を置いて。
(・・・・・・あら?)
残されたのは、彼女と手負いのヤグード。
刺すような視線を感じる。
顔を見れば、やはり先程のヤグード。
目にはやはり殺意。精一杯威嚇してるのだろう。しかし、とても弱弱しかった。
とりあえず、近づく。
深い斬撃の跡が見えた。冒険者がやったのだろうか・・・というかそれしかない・・・
先程のケアルだけでは塞ぎ切れなかったのだろう、まだ血は止まっていない。
「ひどい・・・・・・」
傷に触ろうとした瞬間、ヤグードはその持ち前の鋭い爪で彼女の手を引っかいた。
そのまま戦闘態勢に移ろうとするが、またうずくまってしまう。
「・・・・そうだよね・・・・」
(この人を傷つけたのは冒険者、私も――冒険者)
「でもね」
ヤグードの目を見つめて彼女は強く言う。
(怖くなんか、ない・・・!)
「私は白魔道士。人を、助ける者よ」


   続いてしまう・・・

917 名前: 星のもとに誇る翼(8) 投稿日: 2003/07/21(月) 04:57 [ QsyJnvxQ ]
うぁぁ占領してる・・・

  --------
「ううーん・・・!」
夜中の西サルタバルタ。
「よい・・・っしょっ」
奇妙な影が1つ。
「うぅ・・・重い・・・けどもう少し・・・」
手負いのヤグードと、白魔道士の彼女だ。

ヤグードの身体の下に入り込む感じで胸のあたりを持ち上げ、進む。
足の方は地に引きずられてるが、それは彼女の身長上仕方ない。
目指すは、ウィンダス。
「大・・・丈夫・・・だから・・・ね・・・」
(きっと、助けてくれる・・・!)
案の定、敵とされる者にはケアルはかけられない。頼れるのはあの国だけだった。
ヤグードの方は、完全にではないが警戒をといている。警戒したくてもできないのかもしれない。
体力的にもキツイのだろう、ぐったりしている。
「ほ・・・ほら、見えてきた・・・」
ウィンダスの灯り。今度は彼女にとってではなく、彼にとっての救いの光。
門が見えてきた。
「もう少しだから・・・がんばって・・・・!」
ウィンダスのガードが、こちらに向かって来ている。
(助かった・・・・・・・・)


  うがー・・・続く

918 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 05:16 [ z.n7gdVQ ]
ォィォィ、話うpするなら、堂々としなされ!

919 名前: 星のもとに誇る翼(9) 投稿日: 2003/07/21(月) 05:22 [ QsyJnvxQ ]
・・・もう言う事ないyp

  --------
「そこのお前!獣人を連れて何をやっている!?」
驚いた顔でガードが彼女達に呼びかける。
「あ、あの、助けてくれませんか!?彼、ひどい怪我なん・・・・」
安堵とともに、ガードに言う。
「・・・!?何を馬鹿なことを。獣人など助けてやれるわけが無いだろう!」
この言葉に、彼女は言葉をつかまらせた。
(助けてやれない・・・?)
彼女の様子の変化に気づいたのか、彼が低く唸る。
「とっととその背中のモノを置いて来い!さもなくば我が国には入れぬ!」
彼女は頭が真っ白になって、何も考えられなかった。
「え・・・でも・・・協定・・・・・・・」
「あれは獣人を国内で保護することなどではない!第一、獣人を街中に入れたらどうなる?
 国中がパニックに陥るぞ!!」
知っている・・・協定なんてのは気休めでしかないことを・・・獣人は、いつもどこでも恐怖の対象だ。


もう自分でもワケ分からなくなってきた。ゴメンナサイ

920 名前: 星のもとに誇る翼(10) 投稿日: 2003/07/21(月) 05:40 [ QsyJnvxQ ]
・・・あぅ

  --------
街のどこにいったって、出てくる話は友好関係の話ではなく、『恐ろしい獣人』の話。
知っている。でも、希望を持ちたかった。争わなくていい世界、彼女が望む世界。
(・・・でも、どこにもない私だけの理想郷・・・)
何も言い返せない。言い返せるわけが無い。
「・・・・・・・・・」
彼女は無言で、振り返る。彼を背負ったまま。
「・・・・・・ふん」
ガードは、彼女が戻っていくのを確認し、持ち場に戻っていった。

もう手足に力が入らない。
そろそろ限界だった。
「ごめん・・・ね・・・本当・・・に・・・」
背中の彼に呼びかける。
「本当に・・・私・・・何・・・もしてやれ・・・ない・・・」
情けなくて、涙がこぼれた。
自分が情けない。自分の国が情けない。こんな世界が情けない。
「・・・ごめんなさい・・・・・・!」


もうちょいかな・・・続く

921 名前: 星のもとに誇る翼(11) 投稿日: 2003/07/21(月) 05:56 [ QsyJnvxQ ]
も、もう少しお付き合いをば・・・

  --------
軋みはじめてきた手足。
仕方なく、丘の上にあった大木を背もたれにして彼を座らせた。
改めて見ると、傷は塞がる気配は無く、血も止まっていなかった。
振り返って歩いてきた道を見れば、彼の足がつけた跡と、血の跡。点々と、赤黒い花が咲いている。
もう・・・駄目かもしれない。
(・・・・・・・・・・イヤだ!)
彼女は無意識に魔法を詠唱していた。
(お願い・・・・!)
しかし、彼女の唱えた白魔法、ケアルの効果は彼には届かない。
何度も何度も詠唱するが、癒しの光は彼にかかる前に消えてしまう。
「・・・・・・・っ」
何もできない自分。人を助けるために選んだ白魔道士の道。
(なのに・・・なのに・・・)
「女神アルタナよ!!」
空を仰ぐ。涙が、頬を伝う。
「どうか・・・彼に御加護を・・・!」
・・・状況は変わらない。どんどん彼の命は、こぼれ落ちていく。

922 名前: 星のもとに誇る翼(12) 投稿日: 2003/07/21(月) 06:16 [ QsyJnvxQ ]
>>918
す、すいません

  --------
「女神よ・・・結局私は・・・誰も助けられないのですか・・・」
耐え切れず彼女は俯く。はたはたと、涙が地に染みをつくる。
「・・・・・・ごめんなさい・・・」
もう、希望は全て潰えてしまった。
「何もできなくて、ごめんなさい・・・」

その時、頭に重力を感じた。
顔を上げれば、彼の手が、彼女の頭にスッポリ被さっていた。
獲物を引き裂くためにある残忍な手は、とてもあたたかかった。
いつのまにか浮かび上がった青白い光の粒が、彼女らを照らす。
(あ・・・・・『星降る丘』・・・・?)
不思議な光に照らされた彼の顔は、目は、とても、優しかった。

彼は、静かに目を閉じた。
もう、開くことは、無い。

呆然として、彼女は何を見るでもなく空を見上げる。
星が一筋闇夜を走る。
彼の手が、彼女の膝に落ちた。


次ラスト!?

923 名前: 星のもとに誇る翼(13) 投稿日: 2003/07/21(月) 06:33 [ QsyJnvxQ ]
ラストラスト!!

  --------
「うん・・・私、ここに誓う。約束する」

彼に向き直って、彼の手を握って、彼女は言う。

「なんでこんな悲しい事になっているのか、私は知りたい」

「だから・・・だから、私は、立派な冒険者になる」

「きっと、この悲しい世界の真相に近づいてみせる」

涙が、一筋だけこぼれ落ちて、彼の手に落ちた。もう冷たい、手。

「ここは、サルタバルタ・・・『約束の地』の『星降る丘』よ」

「きっと、この誓いは、絶対よ」

「だから・・・見てて。私はあなたを、忘れない」

神秘的な光が消え、星も消え、陽が昇る頃、
大木の元には、1人の白魔道士も1体のヤグードも、いなかった。
誰も知らない、星のもとになされた、誓い。

                         END

お目汚し失礼致しました・・・つーか長すぎですな。
まだバリバリ低レベルなので、間違い等あるかと思います・・・誤字脱字も・・・
ここまで付きあってくれた方、ありがとうございました!

924 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 09:00 [ z.n7gdVQ ]
>>932
なんつか、レスの始めや終わりについてる一言一言は読みにくいからつけないほうがいいyp
謝るくらいならうpすんなって突っ込み入りそうだしね。
あと、これは自分の性格上なのだが、そういうの見ててちょいイライラした。
レスを費やすのは仕方ないことだし、人いないから占領してしまうのは当たり前。
謝り癖あったりとか、自分に自信が無かったりするのだろうけど、も少し堂々うpしてもいいよ。
まぁ、ガンガレ

925 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 10:29 [ THcEw0IM ]
>924
禿同
あやまったり、コメント入れるなら一番最後にまとめてくれ
それから、これだけ長くなって申し訳ないと思うなら
1日に1レスだけで我慢汁
そうすれば続きが楽しみでたまらなくなるのに
偉そうに色々言ったが、とりあえず、おつかれさん

それと924よ。923のまちがいだよな? あげあし取りスマソ

926 名前: 924 投稿日: 2003/07/21(月) 12:15 [ z.n7gdVQ ]
うぉぉぉぉぉ
未来レスシテシマッタァァァァァァ!!!


スマソ(´・ω・`)

927 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 14:17 [ zw39MAQs ]
【風呂場で話そう】涙たちの物語3【バストーク】

928 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/21(月) 14:44 [ SX7xgWzA ]
>>908 散歩で距離を消す。 → 数歩で距離を消す。
    変換ミスです。脳内補完ヨロ。

>>909 そりゃあ、気合入れて書いたからねw
    え? うpしたのが夜だから? うはwwwおkwwwwww

929 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 17:40 [ xgmZtkgQ ]
おそれす

>>837
ガマの油売りだな
アレンジうますぎ

930 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 19:56 [ GDXQ5Mw6 ]
誓いの詩キリト編、面白かったよ〜。
これからも期待しとります。

931 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 20:34 [ 1fuPgcVI ]
>>932に期待age

932 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/21(月) 22:47 [ 6dLhtHdA ]
ageづらいがageて置こう

933 名前: 1/3 投稿日: 2003/07/22(火) 03:22 [ rebq0LP6 ]
にゅぅにゅぅ。
アタシはウインダス生まれのミスラ。
まだ小さいケド、冒険者なのにゃ。

「ふにゃ。」
「ん?どうかしたの?」

「なんでもないにゃ。」
「あ、そんな・・・。水臭いよ。悩みなら相談して欲しいな。」

「ありがとにゃ。」
「うん。それで、どうかしたの?」

「あのですにゃ。じつはもうスグ、ママの誕生日なのにゃ。」
「わ、そうなんだ。おめでとう。」

「ありがとにゃ。それでにゃ。
ママに新しい装備をプレゼントして、喜ばせたいのにゃ。」
「あ、それイイね。きっと喜んでくれると思うよ。」

「でもにゃ。新しい装備を買うには、お金がすこし足りないのにゃ。」
「なるほど・・・。困ったね・・・。」

934 名前: 2/3 投稿日: 2003/07/22(火) 03:24 [ rebq0LP6 ]
「ふにゃ。困ったにゃ。」
「あ、そうだ。じゃあ、また一緒にクエスト・・・アルバイトしようよ!
いまから頑張れば、きっと誕生日までにお金たまるよ。ね?」

「にゃ?!イイのにゃ?」
「モチロン!友達だもん。」

「ありがとにゃ。」
「くす。」

「それじゃあ、なんのクエスト・・・アルバイトやるのにゃ?」
「あ、うん。そうだね・・・。レストランはどうかな?
あそこの制服、可愛かったよね?また、着てみたいなぁ。」

「そうにゃ。メイド服、可愛かったのにゃ。
でもにゃ、お皿を割って、こっぴどく怒られたのにゃ・・・。」
「あ、そういえば、そうだね・・・。
じゃあ、競売所の宅配サービスはどうかな?」

「赤猫トマトは、たくさんお金もらえたのにゃ。
でもにゃ、ハリキリすぎて、次の日、筋肉痛で動けなかったのにゃ・・・。」
「あ、そうだったね・・・。じゃあ、花屋さんはどうかな?」

「お花、きれいなのにゃ。お花、イイ匂いなのにゃ。
お花に囲まれて、幸せだったのにゃ。」
「うん。じゃあ、花屋さんにする?」

「でもにゃ。」
「ん?」

935 名前: 3/3 投稿日: 2003/07/22(火) 03:25 [ rebq0LP6 ]
「できれば、新しいクエストにチャレンジしてみたいのにゃ。
そのほうが、きっと新しい発見があるとおもうのにゃ。
それに、これまでのクエストと同ようにイイ思い出になると思うのにゃ。」
「あ、そうだね。じゃあ、新しいなにか、一緒にさがそう。」

「はいにゃ!」
「くすくす。」

「そうにゃ!さっき、プチ天使っていうチラシを貰ったのにゃ。」
「え?!」

「カッコいいおにいさんと、ごはん食べたり、
カラオケするだけみたいなのにゃ。
えっちKはなしだから安心って書いてあるのにゃ。
これ、どうかにゃ?」
「それはダメ!ゼッタイ!」

「ふにゃ?」

936 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 10:04 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の1 −救援要請−

「たすけてー!」
突然聞こえた悲鳴に、パーティーの全員が瞬時に反応した。
冒険者は助け合うもの。助けを請う声を聞いて無視する者などいない。
たとえ十時のおやつを始めたばかりでも。
ヒュム戦が注がれたばかりのジュースを放り出して立ち上がる。
スラリと剣を抜き、
「行くぞ!」
と号令を掛ける。
バシーン!
その後頭部をミスラがトレイでひっぱたく。
「い゛?」
「食べ物を粗末にするのはいけないにゃ!子の躾の悪さは親の恥にゃ!」
「そんなこと言ってる場合じゃあ…」
「そんなこと言ってる場合にゃ!料理は料理人の命にゃ。ジュースの一滴は血の一滴にゃ!」
びしっと、地に転がるコップを指差すミスラ。
ミスラさんシーフじゃなかったか?と思いつつも口に出してはいえないヒュム戦。

937 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 10:05 [ zToADIUg ]
「後で謝るから。今は襲われてる人を…」
「悲鳴が聞こえてる間は大丈夫にゃ!」
「え゛…」
「死者はレイズで復活できるにゃ。でもこぼれたジュースはコップに戻れないにゃ!覆水は盆に戻れないにゃ!お盆に戻れないとご先祖様は悲しいにゃ!ミスラ族はご先祖様を大切にしてるにゃ!」
「…おボンって?」
ヴァナにそんな地方はない。
ミスラの故郷だろうか。
「そんな事はどうでもいいにゃ!」
ぐっとヒュム戦へ詰め寄るミスラ。
二人の脇で、エル騎士達がソソ〜っと皿やコップを置いて、悲鳴の主を助けるために走り出す。
誰も助け舟は出してくれない。

938 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 10:06 [ zToADIUg ]
「悪い事をしたときはすぐに謝るにゃ。人は素直にゴメンナサイと言える心が大切にゃ!」
猫目がキューっと細くなり、ヒュム戦を睨み上げる。
シャキーン。
物騒な音と共に、ミスラの爪が伸びる。
このままでは顔面升目細工になってしまいそうな気がする。
「ごめんなさい…」
しぶしぶ頭を下げるヒュム戦。
「よろしいにゃ。以後気をつけるにゃ」
満足げな笑顔を見せると、ミスラは踵を返して走り出した。
「なにしてるにゃ。早く助けに行くにゃ!」
猫というのは意外と気まぐれだったりする。
「え…」
結局ヒュム戦が一番最後になった。

−つづく−

939 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 10:07 [ MRUOrZ9k ]
やばいネタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


と思ったら名無しもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
つづく・・・のね

940 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:12 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の2 −タルタルシーフ−

「こっちだ」
とエル騎士が呼ぶ。
少し離れた丘の上に五人が身を伏せてる。
「?」
助けないのか?
不思議に思いつつ駆け付け、向こう側を覗くと。
「誰かたすけてー!」
悲鳴を上げて走るタルタルが一人。
おへそ丸出しの正装シーフ。
右から左へ、左から右へとグルグル回るように逃げ回ってる。
「獣人に襲われてますー!たすけてー!」
その悲鳴の通りに、タルシーフの後を追う獣人が…。
「えーと、イー、アル、サン…」
スパーン!
指さし数え始めたヒュム戦の後頭部を盾でひっぱたくエル騎士。
「ちょとちがうぅ」
冷静に指摘するガル戦。
頭を振りながら、再び指さし数え始めるヒュム戦。
「…アイン、ツヴァイ、ドライ、フィア…」
ガシッ。
その頭を脇に挟み込むエル騎士。
そのまま腕でギリギリと締め上げる。

941 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:14 [ zToADIUg ]
ヘッドロック。それは女性から受けると、男性は幸せになれるという伝説の絞め技。
しかし、
「ぃてててて、鎧の胸は固くてうれしくない〜せめてスコピオハーネスゥ〜」
へんな声を上げてもがくヒュム戦。
ヘッドロック。それは女性の鎧騎士から受けると、ちょっぴり痛いけど、ハーネス系だとなんだか嬉しいという謎伝説の絞め技。
「?ヒュムさんて、なにじん?」
隣のタル黒へ聞くタル白。
「バストゥークだよね?」
「だよねー?」
あの数えは何語だったのだろうと、二人して首を傾げるタル白タル黒。
「ギブギブ」
パンパンとエル騎士の背中を叩くヒュム戦。
ベッドロックを掛けられた時は、この言葉と動作で終わるのが古代からの作法になってる。
「少しは緊張しろ!」
放り出すようにヘッドロックをほどくエル騎士。
追われてるタルシーフへと視線を戻す。
「たぁすけてぇ〜」
まだ無事だ。
シーフだけに足が速いのだろうけど、なんだか余裕があるようにも見える。

942 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:16 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の3 −激戦−

「どうする」
顔を見合わせる六人。
タルシーフを追っかけてる獣人は五匹。
一列に並んだ見事なリンクだ。
獣人五匹相手にこのメンバーだけでは少々つらい。
と、
「「あ」」
同時に声があがる。
追っかけられてるタルシーフと見下ろしてるエル騎士の目と目があったのだ。
「たすけてぇー」
逃げるコースを90度変え、丘を駆け上がってくるタルシーフ。
ピタッ。
追いかけてる姿勢のまま、足を止める獣人達。
クリン。
五つの頭が、いっせいに丘の上を向く。
じ〜〜〜。
大きな耳のあるでっかい頭の、まあるくて大きな黒目。もしかしたらタルタルより可愛いかもしれないそれがエル騎士たちを見つめる。
ピロピロと垂れ耳の先端が揺れる。
タルシーフをぜんぜん見てない。
どうも興味はエル騎士たちのほうへ移ったみたいだ。
じ〜〜〜。
しばらくの見詰め合いの後。
グリン。
回れ右をする獣人たち。
デデデデデー。
そのままいっせいに逃げ出してしまう。

943 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:17 [ zToADIUg ]
「あれ?」
かなわぬまでもと戦うつもりでいたから、ガックリと拍子抜けするエル騎士たち。
「えーっと…」
ポリポリと頭をかくヒュム戦。
そこへタルシーフが泣きながら丘を駆け上がって来る。
「ありがとうございましたぁ〜」
ヒシッとエル騎士へ抱きつくタルシーフ。
「いや、当たり前のことだ」
謙遜しつつ、なんだか釈然としない。
「たすかりましたぁ〜」
さらに次々と抱きついて回るタルシーフ。
「危ないときはお互い様だから」「気にすることないよぉ」「無事でよかったにゃ」「だいじょうぶー?」「けがないー?」
「本当にありがとうございました。もうだめかと思いました」
ペコペコと幾度も頭を下げるタルシーフ。
「気を付けないとダメだよ。この辺はリンクしやすいから」
「はい。ありがとうございました。それではこれで!」
言うなりダッと駆け出すタルシーフ。
あっという間に姿が見えなくなる。
「とんずら?」
首を傾げるヒュム戦。
最初からそれで逃げればいいのに。
「よく判らないタルだね」
ヒュム戦の言葉にうんうんと頷くエル騎士たち。

944 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:19 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の4 −戦闘不能−

「おやつのつづきー」
とタル黒。
そういえば、ミスラの手焼きケーキをまだ食べてない。
ぞろぞろと戻りかけたとき。
ピタッとエル騎士が立ち止まった。
「?」
なんだか顔が赤くなってる。
「どうしたのー?」
見上げるタル白。
「な、なんでもない…」
言いながらも、モジモジと態度が怪しい。
「す、すまん、急用を思い出した…」
「え?」
「すまん!」
ヒュム戦たちが止める間もなく、町の方へ向けて走り去ってしまうエル騎士。
「…」
呆然としてるヒュム戦。
「あのぉ…」
オズオズと手を挙げるミスラ。
やっぱり顔が赤い。
「アタシも急用を思い出したにゃ…」
「えぇ?」
「ごめんにゃ!」
とんずら発動!
一瞬にして姿を消すミスラ。

945 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:22 [ zToADIUg ]
「…あぅ…」
わずかの間に二人の離脱者を出し、ガックリと膝をつくヒュム戦。
「急用」というのは、パーティーを抜けるときによく使われる口実。
その実、
「あ〜コイツダメダメ」
とか
「このパーティーやってらんない」
とかだったりする。
ゲストじゃなくてレギュラーの二人だけに、そのダメージは大きい。
「なんで?なにが〜?」
叫ぶヒュム戦。
「ん〜、ゆっくり考えてみようかぁ」
まったくダメージの無いガル戦。
「おやつたべながらー」
とタル黒。
「ジュースのみながらー」
とタル白。
どうもダメージを受けたのはヒュム戦だけのようだった。
しかし。
休憩場所へ戻ってみると、ケーキもジュースも食べ散らかされてた。
足跡で獣人だと判る。
「あ゛〜」
ガル戦とタル白タル黒がガックリと座り込み、パーティーは戦闘能力を失った。

946 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:24 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の5 −レアアイテム−

「なんでかなぁ…」
まだ日の高い裏通りを安宿へとトボトボ歩いてるヒュム戦。
エル騎士とミスラが抜け、ガル戦とタル白タル黒が戦意を失い、狩りを諦めて町へ戻った。
時間があるので買い物でもしようかと思ったら、財布がなかった。
懐に入れてたはずの皮袋がどこにも見つからない。
幾らか宿に隠してあったからよかったけど、それがなかったら一文無しになるとこだ。
…今日はなんだかついてない。
と、
「お兄さん、お兄さん」
呼び止められた。
振り向くと、タルタルがいた。
あのタルシーフだ。
「元気ないね、お兄さん」
「んーちょっとね」
「ね、ね、元気の出るものいらない?さっき助けてもらったから安くするよ」
と背中の皮袋を下ろすタルシーフ。
体力回復のアイテムか薬草でも売りつけようと言うのだろうか。
しかし、薬草でどうにかなるわけでもない。
「いいよ、金無いし…」
「まあ、見てみてよ特上のレアアイテムだよ」
とタルシーフが取り出したのは、小さな布きれだった。

947 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:26 [ zToADIUg ]
「?」
丸められた白くて薄くて柔らかい布。
何気なく広げて。
「!、!、!、!、!」
大慌てで周囲を見回すヒュム戦。
その顔が真っ赤になってる。
「大丈夫、だれもいないから」
ニヤニヤと、タルタルに不似合いな笑いを浮かべてるタルシーフ。
「…」
おそるおそる、もう一度広げるヒュム戦。
後に穴が開いてる。
「こ、これはミ…」
「こんなのもあるよ」
もう一つ、布を手渡すタルシーフ。
今度は薄いピンク色。見知った場所にハートのワンポイントが入ってる。
「エ、エル騎士のォ?…」
うわずった声を上げるヒュム戦。
「どう?新鮮な逸品だよ」
その言葉に、エル騎士とミスラの「急用」を思い出すヒュム戦。
もしかして、あれは…これ?

948 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:29 [ zToADIUg ]
「どう?いらないなら他の人に…」
「いや、それは…」
「じゃ、買う?」
「でも…金がないんだ…」
「?」
「財布を落としたらしくて…」
「装備やアイテム売れば?」
「うーん…ん?」
ハッと気付くヒュム戦。
コレをスれるぐらいなら、財布ぐらい簡単じゃないのか!?
「おい!」
掴みかかるヒュム戦の手を簡単に避けるタルシーフ。
「あ、バレた?」
悪びれた様子のないタルシーフ。
「じゃ、それあげるよ」
踵を返して逃げ出す。
「あ、待てコラ!」
慌てて追いかけるヒュム戦。
と、タルシーフの逃げる先の角に見知った影が。
エル騎士だ。
「ヒュム戦!どこかで私の財布を…」
「そいつだ!」
逃げるタルシーフを指さすヒュム戦。
「そいつが盗った!」
「!」
タルシーフの行き先を遮るエル騎士。
しかし。
とんずら+絶対回避の発動。
ヒュム戦とエル騎士の間から、タルシーフは易々と逃げ切った。

949 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:32 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の7 −誤解−

「くそっ」
悔しさに地面を蹴飛ばすヒュム戦。
「どういうことだ?」
まだよく飲み込めてないエル騎士。
「あいつが財布をスったんだ。多分、みんなスられてる」
タルシーフの逃げ去った方向を指さすヒュム戦。
「?」
その手にあるモノに気付くエル騎士。
憶えのあるピンク色の薄布を、もっと憶えのあるハートのワンポイントを、エルヴァーンの目は見逃さなかった。
「お゛い゛」
「へ?」
「それはなんだ?」
「へ?」
「それは、な・ん・だ」
「…」
改めて手の中の布を見るヒュム戦。
「いや、これは、あのタルシーフが…買わないかって…」
「ふーん」

950 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:35 [ zToADIUg ]
チロリともう一方の手に視線を送るエル騎士。
そちらの手にはもう一枚の薄布が。
女同士のこと。エル騎士はそれにも見覚えがあった。
「で、そっちは?」
「へ?」
「そ・っ・ち・は?」
「えーっと、これもタルシーフが…買わないかって…」
だんだん小さくなっていくヒュム戦。
「ふーん」
それを、つめたーい視線で見下ろすエル騎士。
「で、両方買ったのか」
「買ったわけじゃなくて…くれたって言うか、置いてったって言うか…ほら、財布スられてるし…金無いし…」
どんどん小さくなっていくヒュム戦。
「ふぅーーーん」
小さくなったヒュム戦をつまみ上げるエル騎士。
「あ、ちょっとまって、ダメ、そっちはダメ。やめて、路地裏はやめて、暗がりはイヤーッ!」

……大惨劇……

951 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 11:46 [ zToADIUg ]
「名無しの話」の7の8 −パーティー−

「あぶなかったぁ」
町の外まで逃げ出して、ほっと一息のタルシーフ。
そこへ、ガサリと現れる獣人五匹。
「やあ」
親しげに挨拶するタルシーフ。
「ケーキは美味しかった?」
コクコクと頷く獣人たち。
「じゃあこれ分け前ね」
小さな皮袋を渡すタルシーフ。
「思ったより貧乏なパーティーでさ、あんまり入ってなかったんだよ。レアアイテムも売りそこなったしね。次はもっとお金持ってるの狙うから」
コクコクと頷く獣人達。
「じゃ、次行こうか」
混成パーティーは次の獲物を求めて狩りに出た。


−本日の戦績−

獲物−財布六個。レアアイテム二枚。
換金−失敗
評価−ブッブー

『って、だれの戦績なんだ、だれの』
ヒュム戦はとっても不満だった。半殺しだけど…。

「名無しの話」の7 −完−

952 名前: 名無しの話の作者 投稿日: 2003/07/22(火) 12:06 [ zToADIUg ]
ごめんなさい、ごめんなさいm(_ _)m
長いです。前より長いです。レス大量消費してます。
反省足りません。技量も足りません。
でも、一気にラストまで流した方が良いかと勝手に思っちゃいました。

あと、某タルシーフちゃん、ナイショの2時間アビ使っちゃいました。
エル姉にばれたらごめんなさい。

953 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 12:37 [ kIG2zXtI ]
>「あ、ちょっとまって、ダメ、そっちはダメ。やめて、路地裏はやめて、暗がりはイヤーッ!」

ワラタ。最高(*´Д`*)

個人的には一気にラストまで流してくれた方がいい。
たまたまうp中に見かけてリロード連打してますた(´Д`)b

954 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 13:11 [ iSU2rr96 ]
こういうタルタルもえぇねー(・∀・)

955 名前: 924 投稿日: 2003/07/22(火) 13:59 [ z.n7gdVQ ]
名無し\キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ヒュム戦に萌えたの漏れだけでつか?(*´д`*)

956 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 14:03 [ z.n7gdVQ ]
ギャァァァァァ
名前いれっぱァァァァァァァァ

957 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 15:21 [ 2t./LLiI ]
950越えたので新スレたてまつた
作家さん移動よろ

涙たちの物語3 『旅の流れ』
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5091&KEY=1058854769&LAST=100

958 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 15:30 [ MRUOrZ9k ]
次スレ、どこまで飽きずに続けるか、チョット楽しみな漏れ



夏なんだな

959 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 16:20 [ iSU2rr96 ]
>>958
意外とあっさり飽きたね。
荒しには放置が効果的ってほんとだね。

960 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 16:43 [ PyqJ.oBc ]
>955
丼舞 (  ̄▽ ̄)ノ”o(*・・*)oヾ( ̄▽ ̄ ) ヨチヨチ

961 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 21:44 [ EBv0PQyI ]
にうにう
うめるにゃ〜
VerUp直後なのに作者さんたくさんでうれしいにゃ

962 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 23:00 [ EBv0PQyI ]
うめにゃ

963 名前: 「誓いの詩」作者 投稿日: 2003/07/22(火) 23:43 [ grsZ4B5I ]
個人的には『北の炎西の風』の続きが楽しみ〜
あと、細い兄弟キボン(・∀・)

964 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/22(火) 23:58 [ T2ya3idw ]
ななしの話がーーーっヾ(・∀・) ノ

ヒュム戦も常識人からちょっと外れてきたかと思う
かなり萌えなんですが(´- `*)

965 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 00:29 [ EBv0PQyI ]
うめにゃ
上げちゃダメにゃ

966 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 03:13 [ qRUFEMs2 ]
ヒュム戦はエル騎士のパンツの柄を見知っていたのか。

967 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:23 [ 6eo2MqWg ]
うめうめ強力〜♪

968 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:26 [ 6eo2MqWg ]
じゃなくて協力〜♪

969 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:27 [ 6eo2MqWg ]
といいつつ協力〜♪

970 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:29 [ 6eo2MqWg ]
のふりして協力〜♪

971 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:30 [ 6eo2MqWg ]
でもって協力〜♪

972 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:33 [ 6eo2MqWg ]
さらに協力〜♪

973 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 06:36 [ 6eo2MqWg ]
あらら息切れ〜♪

974 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 09:46 [ iFpYKJTo ]
埋めるときはやっぱこれだろ。

ねんねこにゃ〜。

975 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 10:04 [ ismVljWQ ]
ねんねこにゃ〜。

976 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 11:20 [ 1Y/pFr3E ]
ねんねこにゃ〜。

977 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 13:38 [ DroS80M2 ]
なんだかにゃ〜。

978 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 13:41 [ MRUOrZ9k ]
ねこねこにゃ〜

979 名前: 埋め 投稿日: 2003/07/23(水) 13:44 [ h.jNGGXU ]
「クリーム!強くなりたいんだったらッ…俺の言うこと、絶対だって…言ったろーがッ!!」

980 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 13:48 [ tfBcZbaI ]
みこみこにゃ〜

981 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 13:51 [ h.jNGGXU ]
「クリーム!言葉変わってきてるだろーが!!」

982 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 13:52 [ MRUOrZ9k ]
みこみこにゃ〜s

983 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 19:01 [ yPyb2cUo ]
にゃ〜す?犬山いn

984 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 20:26 [ EBv0PQyI ]
みこみこなー

985 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 20:40 [ EBv0PQyI ]
生麦生米

986 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 20:42 [ EBv0PQyI ]
カエルぴょこぴょこ

987 名前: 作者様スルーよろw 投稿日: 2003/07/23(水) 21:08 [ EBv0PQyI ]
いい加減に自分で名前のとこに作者とか書いてる厨房ウ○イな。
アプルルさんとこにもうpしてあるのに、だらだら長いと自分でもわかってるのをこっちに貼りにくるなよ。
作者なんてのは一つの作品作りきってから名乗れよ。
だいたいお前の書いてるのは作品と呼べるものなのかとこいちj(ry
読んでないから知らないけど

こんなとこでしか書けない私がDQN
ってかかちゅ使えって?
うはwwwおkwwwww

988 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/07/23(水) 21:16 [ EBv0PQyI ]
ねんねこにゃ〜。

989 名前: @11にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:18 [ EBv0PQyI ]
ねんねこにゃ〜。

990 名前: @10にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:19 [ EBv0PQyI ]
ねんねこにゃ〜。

991 名前: @9にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:20 [ EBv0PQyI ]
ねんねこにゃ〜。
もうちょっとにゃ〜

992 名前: @9にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:21 [ EBv0PQyI ]
ねんねこにゃ〜。
ひとりでも頑張ってうめるにゃ〜。

993 名前: @7にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:22 [ EBv0PQyI ]
にうにう。
名前のとこ書き直すの忘れたにゃ
でも頑張ってうめにゃ

994 名前: @6にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:23 [ EBv0PQyI ]
にうにう。
1000とりなんて初めてだにゃ、
緊張するにゃ。

995 名前: @5にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:24 [ EBv0PQyI ]
でも頑張ってうめるにゃ

996 名前: @4にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:26 [ EBv0PQyI ]
でもやっぱりドキがムネムネなのにゃ

997 名前: @3にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:28 [ EBv0PQyI ]
せー

998 名前: @2にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:29 [ EBv0PQyI ]
のっ!

999 名前: @1にゃ 投稿日: 2003/07/23(水) 21:30 [ EBv0PQyI ]
にうにう。
やっぱり恥ずかしいにゃ、1000はあげるにゃ。

1000 名前: 白き探求者・作者 投稿日: 2003/07/23(水) 21:44 [ unyUlmQE ]
おつかれさまでした。次スレでもみんなでガンバローぜー

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